ブックライブでは、JavaScriptがOFFになっているとご利用いただけない機能があります。JavaScriptを有効にしてご利用ください。
無料マンガ・ラノベなど、豊富なラインナップで100万冊以上配信中!
来店pt
閲覧履歴
My本棚
カート
フォロー
クーポン
Myページ
11pt
沈みゆく列島で、“界隈”は沸騰する――。 あるアイドルグループの運営に参画することになった、家族と離れて暮らす男。内向的で繊細な気質ゆえ積み重なる心労を癒やしたい大学生。仲間と楽しく舞台俳優を応援していたが、とある報道で状況が一変する女。ファンダム経済を仕掛ける側、のめり込む側、かつてのめり込んでいた側――世代も立場も異なる3つの視点から、人の心を動かす“物語”の功罪を炙り出す。 「神がいないこの国で人を操るには、“物語”を使うのが一番いいんですよ」
アプリ試し読みはこちら
※アプリの閲覧環境は最新バージョンのものです。
Posted by ブクログ
全く情報を持たずに読みました。 最初タイトルも意味がわからないし、今度の朝井リョウは何を書いてくるのか。 登場人物の中で、道哉の言っている事が響きました。 最近の日本人の推し文化を異様に持ち上げているこの時代にしか書けない。 朝井リョウ すごいね。
何かを信仰し、視野を狭めて生きる。 「視野を狭める」そう聞くと、特に多様性や視野を広げること、成長することをよしとする現代では、まるで悪いことのように感じてしまうが、今作を読んだ後では、果たして本当にそうなのかと考えてしまう。良かった。
面白いなんて言葉じゃ片付けられない凄さだった。もはやちょっと怖い。『桐島』や『何者』を映画で観て、どちらも精神的に凄い喰らってしまい、怖くて今までずっと朝井リョウ作品を気にしつつも読めてなかったんだけど今回扱ってるテーマが「推し活」「ファンダム経済」に関するものだと聞いて、それは興味深すぎる、と初め...続きを読むて朝井リョウ作品を読みました。 結果、めちゃくちゃ喰らってる。当初、聞いていたあらすじに間違いはなかったんだけど、そんなところに収まらない現代社会の地獄がミルフィーユみたいに何層にも折り重なって、主に3人の視点で描かれている話なのにどんな読者層も他人事にさせないいろんなパターンの地獄があるので「逃げられない!」って気持ちにさせられる。でも章を進めるたびに驚かされて読む手が止まらず、本を読むのがめちゃくちゃ遅い自分も土日で一気に読み終えてしまった。 言いたいことがありすぎて、とても書けないけどとりあえず作者の過去作全部読んでみようと思いました。
あらすじを知ってからずっと読みたかった作品。こわかった。おもしろかった。 朝井リョウさんは二作目だけど、今回もくらった…って感覚で、読み終えた今ベッドでクールダウンしてる。 メディアでのトークがおもしろいのに、おもしろいからこそ?もの凄くえぐってくる。触られたくないところを握り潰される感。自分の醜...続きを読むさとかやらかした過去を突きつけられてて動悸がする。笑 普段小説にはほぼしない派だけど、朝井リョウさんの作品は付箋だらけですごい見た目になってる。今日は安眠できなそうだけど、読めてよかった!!
9/25に行われた綿矢りささんとの対談会で頂いたサイン本! 視野が拡がりすぎてると何をしたら良いのか分からず何も行動に移せなかったけど、何かのオタクになれば推しに貢献するという一つの道筋によって簡単に達成感を味わうことができる。さらに、視野が狭まることでこれまで気にしていた他人の物差しがどうでもよく...続きを読むなるという澄香の流れはなるほどと思った。 「ずっと我に返ったまま生きるにはこの世界は殺伐としすぎているし、人間の寿命は長すぎる。」という文章が印象に残った。 推し活の闇や陰謀論、男同士の交友関係の話と幅広くて、私も相手との共通項がないと雑談とか苦手だから将来に少し焦りを感じた。 父娘のビデオ通話で、画面映りが明らかに変わった父親をみて母娘が笑い合う場面が微笑ましかった。 色んなジャンルのものをほどほどに、広く浅く楽しめば、属するコミニュティも増えるし視野狭窄に陥ることもなくて孤立対策になるのでは?と思った。
推し活を軸に、三者の視点からそれぞれの感情、行動が繊細に描かれていた。多角的に物事を捉えることの出来る朝井さんてすごすぎる!と改めて感じる一冊。
朝井リョウさん新作「イン・ザ・メガチャーチ」やばいから一刻も早く読んで欲しい。 ファンダム経済を題材に『仕掛ける側』『のめり込む側』『かつてのめり込んだ側』をリアルすぎるほどに描いてる。 朝井リョウさん、何故こんなにも毎度時代を鋭く切り取り、かつひとりじゃなく複数の登場人物のそれぞれをリアルに書け...続きを読むるのか本当に天才。 推し活題材は、アイドル側の「武道館」、推す側の「推し燃ゆ」、両者の「推しの子」等あるけど、徹底的にリアルでかつ「仕掛ける側」というのがエンタメ業界にいる人は読むべきものなんだと思う。 いつの間にかこの視点だけで考えていませんか?ということを見つめ直させられる。 自分は小学生のときの純粋に追いかけて推していた頃から、いつの間にか作る側の視点に移っているし、それの善し悪しはあるとて、忘れていたことを思い出させられる。そしてそれがビジネス書でもなく、noteでもなく、講演会でもなくいち小説というすごさね。フィクションのはずなのに、ノンフィクション。
・無宗教の人が増えたアメリカでは神の力が弱まってて、そのかわりになるストーリーが必要で、そのストーリーをコミュニティと一緒に提供できるのがメガチャーチ ・何が本当に対象のためになるのかとか、何が今もっとの本質的な行為なのかという問いは、”視野を拡げて考えてみると”というじゅもんを唱えさえすれば、その...続きを読む答えを永遠に反転させられる。つまり、どこの角度から見ても間違いなく本質的に正しい答えなんてどこにもない。どこかで、”この視野で、ある程度の確率で、間違う”と覚悟を決めるしかないのだ ・ある一つの物事を信じ切るという行為自体に輝きが宿るんです。何もかもがゆらぎやすい今、確固たる信仰対象があり、それに対して自分を使い切っている姿そのものに希少価値が生まれるんです。その対象が社会通念的に無価値だったり、いっそ人類存続に不都合なものであっても、客観性を伴わない猪突猛進さこそ、今の時代に機能しうる唯一の物差しなんです
SNS・共感・視野狭窄・推し活・物語(ストーリー)。「情報の取り方」次第で無限の「物語」が作りだされる。自分が今見ている物語は何に影響されたものだろう。 とにかく、、面白すぎました。
朝井さん自身が言っていたように、この本は「文化保存」するべきであると実感できた。10年後とかに読んだら、また新たな感想を抱くと思う。 オチの内容は中盤辺りから想像がついたが、その最後の表現の仕方にスピード感があり、オチがわかっているのにドキドキした。 あぁ、面白かった!!!!!
レビューをもっと見る
新刊やセール情報をお知らせします。
イン・ザ・メガチャーチ
新刊情報をお知らせします。
朝井リョウ
フォロー機能について
「日本経済新聞出版」の最新刊一覧へ
「小説」無料一覧へ
「小説」ランキングの一覧へ
正欲(新潮文庫)
そして誰もゆとらなくなった
何者
公式トリビュートブック 『チ。 -地球の運動について-』 第Q集
風と共にゆとりぬ
スペードの3
世にも奇妙な君物語
時をかけるゆとり
「朝井リョウ」のこれもおすすめ一覧へ
一覧 >>
▲イン・ザ・メガチャーチ ページトップヘ