ナ・リーグ優勝決定シリーズで最終回を任され、今やドジャースの守護神となった佐々木朗希投手(23)。ポストシーズンでの活躍までには、右肩の痛みの再発とリハビリの日々があった。7月に行われた「週刊文春」のインタビューでは、右肩の痛みの真相を語っていた――。(初出:「週刊文春 電子版」7月23日配信

「何とかプレーできるように調整するのがプロ」

 佐々木が右肩のインピンジメント症候群で負障者リスト(IL)入りしてから2カ月半。7月16日に3カ月ぶりのインタビューに応じ、これまでの治療経過と復帰への見通しを語った。

©文藝春秋

 佐々木は5月9日のダイヤモンドバックス戦登板後、右肩の痛みを訴え、診断の結果「インピンジメント症候群」と判明。実は痛みの自覚は日本でプレーしていた2023年のセ・パ交流戦頃から続いていたという。

「プロ野球選手は誰しも、多かれ少なかれ痛みを抱えています。常に全員が100%万全の状態でプレーしているわけじゃない」

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 佐々木は日本のプロ野球で学んだ「何とかプレーできるように調整するのがプロフェッショナル」という考え方から、長く痛みを我慢してきた。しかし5月上旬の登板から痛みがパフォーマンスに支障をきたすまでになり、最終的には自ら申し出たという。

「心は割と元気です」

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 リハビリの最中、佐々木は「新たな球種」の練習も開始していることを明かした。これまでのストレート、スライダー、フォークに加え、ツーシームを導入する計画を明かしていた。

「自分のフォームにもあっていて、特徴を生かせそうだなと思って、本格的に取り組んでいます。コーチからは、練習せずに投げても結構いい動きをしていたと言われた」

 怪我による離脱を前向きに捉え、治療と新球種習得に取り組んでいた佐々木はこうも語っている。

「ファンの皆さんにもご心配をおかけしましたが、心は割と元気です」

この続きでは、復帰直前のインタビューとして「球速アップのひらめき」と「妻の合流」を詳しく語っている〉

週刊文春 電子版」では、佐々木朗希を今シーズン6度にわたってインタビューした記事をすべて配信中。ドジャースの“守護神”となるまでにあった、結婚、不調、ケガ、そしてリハビリの日々。10月10日にも本人の思いを丹念に聞いたインタビューの全文は「週刊文春 電子版」で読むことができる。

「サイ・ヤングへの道」過去記事は、以下の通り「週刊文春 電子版」で配信中。

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