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【腐向け閲覧注意】足利直義受けスレ part94|あにまん掲示板
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【腐向け閲覧注意】足利直義受けスレ part94

  • 1二次元好きの匿名さん25/06/10(火) 23:06:07

    直義受け専用スレです


    感想・考察・妄想・パロ・創作等、直義受けであればなんでもOK!

    直義受け以外のBL・NLカップリングは禁止

    リバ・直義以外のキャラも受けになるネタや直義受け関連以外の歴史考察はNGです

    性行為・カップリングは一行目に注意書き&ワンクッション置いて下さい

    女体化・グロネタ・パロ・公式NL前提ネタ等人を選ぶ内容も同様にお願いします


    逃げ若以外の足利作品も大歓迎ですがジャンプカテのため基本的に逃げ若中心を各自心がけましょう


    逃げ若以外の作品の場合、最初に何の作品か明記してください


    直リンクは禁止(テレグラフ等を挟むかhttpのhを抜く)、存命中の人物名とその著作物名は伏せ字等で検索避けをして下さい


    ただし当スレ内で作者本人から事前紹介があった同人作品へのリンク・感想は可とします(その旨を一行目に明記して下さい)


    このスレの中の妄想や考察を他のスレに持ち出して迷惑を掛けないようお願いします


    荒らしは通報・スルーを徹底。スレ主さんは可能であればできるだけ荒らしレスの削除をお願いします


    個人の解釈の否定は禁止です


    過度なキャラsageも同様ですが、それらを指摘する際は柔らかく丁寧な言葉遣いでして下さい。受け取る相手への配慮をお願いします


    次スレは>>190付近で立てられる方が立ててくださるようにお願いします


    平和に楽しく直義受けを語りましょう!


    前スレ 【腐向け閲覧注意】足利直義受けスレ part93

    【腐向け閲覧注意】足利直義受けスレ part93|あにまん掲示板直義受け専用スレです感想・考察・妄想・パロ・創作等、直義受けであればなんでもOK!直義受け以外のBL・NLカップリングは禁止リバ・直義以外のキャラも受けになるネタや直義受け関連以外の歴史考察はNGです…bbs.animanch.com
  • 2二次元好きの匿名さん25/06/10(火) 23:12:37
  • 3二次元好きの匿名さん25/06/10(火) 23:13:51

    スレ立て乙です!

    しばらくは本誌の話題が尽きなさそうだ

  • 4二次元好きの匿名さん25/06/10(火) 23:18:04

    保守&たておつです!

    まだ期待してもいいですか…?史実や他作品を置き去りにする尊直を…
    (「史実を超える」のハードルが高い)

  • 5二次元好きの匿名さん25/06/10(火) 23:18:31

    ほしゅ

    スレ画の「兄上の意思は既に決定されている」って
    それって兄上本人の意思なのか、鬼の望みなのか……

  • 6二次元好きの匿名さん25/06/10(火) 23:25:46

    ほしゅほしゅ

    兄弟の漢詩
    助け合って 頼む

  • 7二次元好きの匿名さん25/06/10(火) 23:29:54

    ほしゅ

    がたよしほんと好きで好きで

  • 8二次元好きの匿名さん25/06/10(火) 23:32:49

    立て乙です!
    一時期の全く出番がなかった頃に比べたら本誌に直義がちょくちょく出て来てくれて夢のよう
    これからの歴史の流れが怖いけど最後まで見届けるよ

  • 9二次元好きの匿名さん25/06/10(火) 23:35:11

    スレ立て乙です
    ここ最近ずっと月曜日は寝不足だよ
    直義様、罪なお人やで

  • 10二次元好きの匿名さん25/06/10(火) 23:38:08

    ほしゅ


    ここがなかったら怖くて本誌を読めていないと思うので
    ほんとありがたい
    全然消化できてなくて月曜もう来たの!?という感じなんだけれども、連載中の醍醐味だと思って駆け抜けていきたいと思います
    辛いけど楽しい、辛いけど

  • 11二次元好きの匿名さん25/06/11(水) 00:03:35

    立て乙です

    月曜の感想に書き忘れたけど継直?(頼継×直義)も楽しみになりました

  • 12二次元好きの匿名さん25/06/11(水) 00:06:21

    立て乙です


    >>4

    正直なところを言うとブラコン度合ではまだまだ史実や極楽の足元にも及んでないからね…

    いや史実のハードルが高すぎるだけなんですが!!!

    無自覚の極悪度合では群像、訳の分からなさではねこねこという先輩達も控えているので逃げ若の兄上にはぜひ頑張っていただきたい

  • 13二次元好きの匿名さん25/06/11(水) 00:06:45

    スレ立て乙です!
    ほしゅがてらの憲直 大好きネタをこすり倒したい



    幼少期から
    「直義様は勉学に熱心で覚えも早くて素晴らしいですねぇ大好きです」
    「直義様の瞳は澄んだ翡翠のようにうつくしゅうございますねぇとても大好きです」
    「ええ特別な武芸の才がなくてもいいのですよ。出来る者にさせればいいのです。そういう直義様も大好きです」
    と言い続けてきた憲顕
    しかし直義は立場があるから褒めてくれているのだろう憲顕は他の者にも大好きと言うのだろうと全然伝わってなかった
    最近になってそういえば憲顕がほかの者に大好きと言うところなど見たことないと気づいたり

    または別パターンで憲顕から愛されてるの自覚してる末っ子気質もあり
    「憲顕は私のことを愛しているからな」
    「ええ大好きです♡」

  • 14二次元好きの匿名さん25/06/11(水) 01:35:17

    TSHパロ 
    主要人物:直義・足利千寿王・岩松経家
    ~1334年11月 前征夷大将軍の配流#15~

    鎌倉で、政務がおわった直義は、4歳の甥(千寿王)をひざの上にのせていた。平仄のあかりのもと、甥は、まだぷくぷくした手で、『蘭亭序』の本をひらいている。
    「この段はなんとよむのだったかな。千寿王。もういちど、この叔父にきかせておくれ」
    叔父は、甥にやさしく促してやる。その言葉に奮起したのか、甥は、澄んだかわいらしい声をはりあげる。
    「永和9年、歳は癸丑(きちゅう)に在(あ)り。暮春(ぼしゅん)の初(はじめ)……」
    だが、すぐ自信がなさそうに、その言葉がつっかえてしまった。なんと読むのか、忘れてしまったのだろう。
    「け、け」
    直義は、甥に助け船をだしてやる。
    「禊事(けいじ)を」
    「禊事を修する也(なり)」
    直義は、甥のこどもらしくまろい頬に、白い顔をすりよせる。
    「もうそんなによめるようになったのだな。ほんとうに、兄上に似て、頭のよい子だ」
    叔父の誉め言葉に、甥は照れくさくはあるが、うれしそうな顔になった。そこに、低い男の声がした。
    「お勉強ですかい」
    叔父と甥は、声のしたほうをみあげた。それは、筋骨たくましい飛騨守護(岩松経家)だった。
    よく参った。と、直義は、関東庇番の二番組筆頭に声をかける。だが、めずらしく、いまは、若くみえるだけの美女たちを引き連れていない。
    ふたりの前で膝をおり、「学びすぎると、目も頭も悪くなりますぜ。坊ちゃん」とからかってきた。その腕のなかのものを大きな手に抱え、ひょい、と甥にわたしてくる。
    「カナ!」
    甥ははしゃぐ。半年以上前に、禁制の商いに関わった寺から譲り受けた子猫だった。いまはすっかり成猫になっている。
    直義は、甥にやさしくほほ笑む。
    「わたしは、しばらく飛騨守護と話がある。あちらで、その仔といっしょに遊んでいなさい」

    甥が猫と立ち去ったあと、酒肴の用意をさせた直義は、さて。と、褐色の肌をした男にむかって向きを変える。
    「おまえを呼び出した理由は、わかっていよう」
    足利と新田の共同作戦の件ですかね。と言い、男は、にやり。と笑う。

    ★単行本派なのでよくわかりませんが、本誌でも憲直(?)のようで、嬉しいです!

  • 15二次元好きの匿名さん25/06/11(水) 07:57:41

    >>199

    本誌 にょいまるくん



    今回のにょいまる君の死が兄弟決別の決定打になってしまうのかな…まだ兄上が関連していると決まったわけではないけど

    直義様には兄上と幸せになってほしいけど、子どもより何より兄上を優先する直義様が見たいかというと違う!という難儀なオタク状態です。子を失って後に引けなくなってる可能性もあるよね…ほんとに来週が楽しみで恐ろしい!

  • 16二次元好きの匿名さん25/06/11(水) 14:39:08

    若「聞いてくれ皆!上杉殿が直義のことを好きらしい!皆で密かに助太刀しよう!」

  • 17二次元好きの匿名さん25/06/11(水) 14:50:14

    本誌 憲直

    数値的にはそれほど忠義高くない憲顕がはたから見たら忠臣のような動きをするのは『大好きな人が主君だったから』ということでいいんですか
    大好きな人が主君だからマッドサイエンティストでも忠臣でいられたってことでいいんですか

  • 18二次元好きの匿名さん25/06/11(水) 14:56:28

    他作品話



    信シェフの先生の新作が室町時代の話でワクワクして読んできた
    足利幕府成立から何世代経っても武家が戦闘民族バンド-人のままで吉良さん生えまくった
    あの世から覗いてた弟君が「明国の…正式な接見の場で…なんたる不祥事…」と卒倒してそうだと思った

  • 19二次元好きの匿名さん25/06/11(水) 20:39:30

    >>14

    TSHパロ レス


    久しぶりの仲睦まじい直義と千寿王くんに癒されました

    詰まったら助け舟を出してくれる直義優しい…こんな叔父上大好きになっちゃう

    直義の存在が我が子にあまり関心を向けない兄上の分のフォローにもなってますね

    直義から見ても兄上似の甥っ子は本当に可愛い存在だろうしこの平和な時間ができるだけ長く続いてほしい

    このお話では戦闘以外でも有能そうな岩松が見られるのも嬉しいです

  • 20二次元好きの匿名さん25/06/11(水) 23:44:16

    >>16 憲直


    そういえば若は恋バナ大好きっ子だったw

    密かにと言いつつ北条党全体に知れ渡ってしまう憲直の噂

    ダークエルフは慌てず騒がず「皆様のご厚意まことにありがたく。でも直義様には常日頃から大好きな気持ちをお伝えしていますので大丈夫ですよ」

    とか何とかはんなり微笑んでいてほしい

  • 21二次元好きの匿名さん25/06/12(木) 01:46:43

    TSHパロ レス へのレス

    >>19


    「仲睦まじい直義と千寿王くんに癒されました」とおっしゃっていただき、嬉しいです。

    両親の愛に恵まれているとは言いにくいTSH千寿王くんなので、なおさら直義に夢中になっているのかもしれません。

    この叔父と甥の関係は、『中先代の乱』の後、兄上と直義が足利軍を率いて、みやこに向けて進軍するまで、続きます。なのであと1~2年くらいでしょうか。案外長いですね。

    そして、「戦闘以外でも有能そうな岩松」どのにも注目いただいてよかったです。おなご好きで、けっして善人ではないのですが、有能であり、人間としてはバランスのとれた、けっこう苦労人の大人の男です。

    新田と足利の混血の家に生まれた、彼の立ち位置がもたらすものかもしれません。両方の勢力に顔つなぎできる利点はありますが、コウモリ的というか、どちらの一族にも、心底からは信用されない、という微妙な位置からうまれた性格だと思います。

    このパロでは、岩松どのは、思いがけない形での、重要なキーパーソンとなります。それをこれから書く予定です。お楽しみに!

  • 22二次元好きの匿名さん25/06/12(木) 01:58:58

    TSHパロ 
    主要人物:直義・岩松経家
    ~1334年11月 前征夷大将軍の配流#16~

    この男は、昨年の7月19日に飛騨守護となっていた。倒幕戦での主役を演じた兄や、男の同族の新田義貞より、1か月も早い任官だった。それにみあうだけの大功をたてた。と、兄が認めたのだ。でなければ、兄が推薦するはずがない。
    表向きの理由としては、同じ源氏でありながら、必ずしも仲がよいとはいえない足利と新田、両方に属する立場の岩松家が、いくさが円滑にいくよう、仲介の労をとったため。ということになっている。しかし、ひとつの国を『守護』として手に入れる代償が、単なる仲介であるわけがない。
    「兄上からおまえへの密書。なにが書かれていたのだ」
    ご存じないんですかい。と、男は、すこし意外そうな顔になる。武家にしてはまれなほど、仲のよい兄弟だときいていたが。という表情だった。
    男の盃に、酒をついでやった直義は、わずかに苦笑する。
    「兄上のされることを、すべてわたしが知っているというわけではない」
    いくさに関わることでは、とくにそうだ。また、知らないからといって、いままでは聞く必要性もなかった。兄が弟に、悪しきことをするはずがないからだ。
    すでにおわったことですがね。と前置きし、「大きくは3つ」と、男は話し始めた。

    新田一族は、はじめ、旧幕府とことを構える気まではなかった。それを、臨時の戦時税の額を、10倍以上の6万貫文(1貫文=5万円としても約30億円相当になる)に水増しして、一族の怒りをあおりたてたのだ。
    だが、そもそも、払えない額を課したところで、旧幕府には何の意味もない。課されたほんとうの税額は、生活はますますきびしくなるが、土地を担保に、東国中の富裕層から借金しまくれば、まかなえなくはないていどだ。
    そのあと、死人には口なし。とばかりに、旧幕府の徴税吏を、暴発した新田一族が消すようにしむけさせたことも含まれている。

    ふたつめは、若君(千寿王)にも関係してくることだ。と男は言った。
    倒幕に加わった武士たちは、後日の恩賞の査定に影響してくる、『着到状』の上申を行った。だが、彼らがこぞって申告したのは、足利の総大将である、当時3歳の甥だった。現地の最高司令官だった上野介(新田義貞)ではない。それまで無位無官だった上野介と、兄とでは、じっさいに恩賞がもらえるかどうかの信用度が段違いなのである。

  • 23二次元好きの匿名さん25/06/12(木) 08:05:02

    本誌の引退後尊直

    直義様を見てると、可愛い弟である才能とヒモ男製造機の才能って両立できるんだなという新たな発見がある。いや弟のヒモやってる兄が容易に想像できる兄上側にも素質があるんだけど。しかもこの兄上、おそらく自分で稼ごうと思えばがっぽがっぽと稼いでくるのがスゲーよ
    現パロでワーカホリック気味の直義様を家で甘やかす兄上や時には休息も必要!って高級リゾートや海外への旅行を楽しむ尊直がいて欲しい

  • 24二次元好きの匿名さん25/06/12(木) 17:45:52

    このレスは削除されています

  • 25二次元好きの匿名さん25/06/12(木) 17:47:16

    現パロ グレてしまった直義

    モロちゃんから衝撃の報告を受ける兄上
    「直義様がグレてしまわれました」
    「どういうことだ!?」
    「先ほど私をお呼び出しになり、変形学生服をオーダーメイドしたいがどのようなデザインにしたらよいかとご相談を。
    俺の勧めで、純白の長ランの胸側には白椿と蛇、背中側には二つ引き紋の刺繍を施し『多堕夜死』の名入れをするデザインに決定しました」
    「お前もなんで普通にアドバイスしてるんだ!?」
    「師泰が見た時はヤンキー座りの練習をしながらYouTubeの動画を参考にフーセンガムを膨らませようとなさっていたそうです」
    「そんな…!」
    そこへモッチが心配そうな顔をしてやってきた
    「兄者ちょっといい?さっき直義様のお部屋を覗いたら、子供時代のぬいぐるみを段ボールから抱き上げてタオルをかけてやりながら
    『お前もひとりぼっちなのか?』って優しく語りかけてらしたんだけど…大丈夫かな」
    「重症ですな」
    「ああああ!!直義~~~~~~!!」
    グレても形から入る真面目な直義
    常人のグレ方しかできないからきっとすぐ熱が冷めるから大丈夫…多分

  • 26二次元好きの匿名さん25/06/12(木) 19:19:02

    本誌

    引っかかっているのが、次回論功の時に尊氏が神力でフラァを発動した場合
    直義様は一緒にフラァされてしまうのか、それともひっかからないで周りの変化に呆然とするのか
    もし後者だった場合、直義様と護良親王は同じ性質(立場)であることになる

    フラァを発動させるのかどうかもわからないけれど
    今週護良親王の夢を見たとわざわざ言った意味が太平記のにょいちゃん関連だけなのかどうか
    続きが全然読めないわ…

  • 27二次元好きの匿名さん25/06/12(木) 20:22:18

    >>26

    あっ…兄上と書くところが尊氏となっていた💦

    ごめん兄上!


    でも来週は手加減してください…

  • 28二次元好きの匿名さん25/06/12(木) 21:45:08

    TSHパロ 
    主要人物:直義・岩松経家
    ~1334年11月 前征夷大将軍の配流#17~

    だが、血を流し、汗をかいた新田一族は、当然おもしろくなかった。その不満は甥に向くことになる。その身に危険がおよぶ恐れがあったため、新田一族でもある男は、穏健派の長老(船田入道)に働きかけ、『異心異図をさしはさまず候』と、誓紙をさしださせたのである。『家宰』でもある長老が書いたのだ。総領とはいえ、上野介も書かざるをえなかった。甥のほうが立場が上ということになる。それに反感を抱くものも多かった。
    ここに、鉄の団結を誇った新田一族にも、わずかなひび割れがうまれてきていたのである。

    ここから先を、自分は知る覚悟があるのか。闇から黒い手がのびてくるのを感じる。いや、知らなければならない。

    3つめは、鎌倉が滅びた日、北条一族、とくに得宗家が逃亡できぬよう、岩松水軍を率いて海上を封鎖したことだ。陸の上では、上野介率いる陸軍が、蟻のはいでる隙間もないほどだった。北条一族もよく防戦していたが、しだいにその包囲は狭められ、虐殺の様相を呈しつつあった。

    そして、鎌倉の復興にたずさわってきた直義は、違和感に気づいていた。
    『あまりにも、きれいに、焼けていすぎる』のだ。
    住宅の密集地や貧民街など、人が多く、不衛生で、権利関係が複雑な場所ほど、徹底的に焼き尽くされていた。
    「火のまわりに、不自然なところはなかったか」
    男は、つねに余裕を失わない目を、数度、瞬かせた。だが、とぼけもできない。と悟ったのだろう。

    海上で、戦場を俯瞰する形で眺めていた男がみたのは『すでに戦闘がおわったか、戦闘とは関係のない場所』から、火が次々にあがっていっている情景だ。
    こんな指示を上野介はくだしていない。戦後の統治がむずかしくなるからだ。
    かといって、北条一族でもない。炎に取り巻かれては、逃げようにも逃げられなくなる。
    では、だれが火をつけたのか。それを命じる立場にあるものは。
    ーーー新田でも、北条でもない。なら、残るは、足利だけだ。
    絶望した北条一族は、東勝寺に駆け込み、壮絶な集団自害においこまれた。それは、近江 番場の宿での、六波羅探題たちの凄惨な最期とあまりに似ていた。
    日の本の東西でおきた、そっくり同じ末路。そこまで彼らを追い込み、それを演出したのはだれなのか。

    「命じたのは、『坊ちゃんではない』ですぜ」

  • 29二次元好きの匿名さん25/06/12(木) 22:09:24

    養子に出した子ですがちょっと里帰りいただいて


    「上杉、あれは…能憲と憲将か。どうしたというのか、あの様に荒れて…」

    直義の視線の先に、若の両肩にガブガブと噛み付いている二人の姿がある。

    「いつもはとても畏まった、礼儀正しい、大人しい子達だというのに…」

    (それは直義様に対してだけです)

    道中こちらもガブガブ噛まれまくった毒という言葉だけでは生温い程の毒親ダークエルフ憲顕が、どうしたものかと瞳を伏せ視線を逸らした。

    「…能憲、憲将、こちらへ」

    呼び掛ける直義の声に、能憲と憲将は若の肩を噛んでいた顔をバッと上げ直義を見る。

    「直義様!」

    危険ですと、狼に育てさせた張本人で全く懐かれる事の無い実父のダークエルフ憲顕が叫んだ。

    能憲と憲将は四つ足で駆け寄ると、普段とは違う荒んだ顔つきの直義を見上げ戸惑う。

    いつもの直義サマではない、でも母上の優しい匂いがする。

    おかしいと警戒し、咽喉を鳴らす二人の様子に、険しかった直義の表情が歪んだ。

    「…私が不甲斐ないばかりに、お前達の父を守れなかった。すまない」

    噛み付くなら私を噛めば良いと、直義は能憲と憲将の肩に両腕を廻し抱き寄せる。

    「…ガゥ、直義サマ」

    いつもの優しい直義の声、安心できる優しい匂いに包まれ、無意識に能憲と憲将の手が直義の鎧に包まれた胸元を這った。

    カリカリと、能憲と憲将の指が直義の鎧の胸元を掻く音が聞こえてくる。

    ((良い匂い、母上の匂い、母上、お乳、お乳))


    「何だ、アレ?」

    「…なんか直義の胸?揉もうとしてねぇか?」

    「何してるんだろう、アレ」

    遠巻きにヒソヒソする若達。

    直義の後ろで、どうしようチーンとなって冷や汗かきつつも、私はわかってますよ顔して後方理解者ヅラをしているダークエルフ憲顕。

    子犬は母犬のお乳が出ない時に足で揉む仕草をするそうです。もみもみ。


    最新号での妄想

    重能が「これ」しか言ってない | Writening直義に待望の嫡男・如意丸が生まれ、重能は能憲・憲将兄弟を連れ、祝いを述べに三条邸へと赴いた。 如意丸の誕生に、執事である師直を筆頭とした荒らくれ者の婆娑羅共との政での不穏も忘れて、邸の中は明るく…writening.net
  • 30二次元好きの匿名さん25/06/12(木) 23:50:12

    >>29

    最新号での妄想 レス


    幸せな思い出の一コマをありがとうございます!

    狼兄弟と母上と思われてる直義と乳臭くて可愛いおとうとの如意丸くん

    疑似家族のように寄り添う4人の描写が幸福感に溢れていてめっちゃ好きです

    実父や若のことはガジガジしちゃう兄弟だけど、生まれたばかりの小さなまたいとこを守るべき存在と感じてるの尊い…

    重能が亡くなった後、直義の見た目や雰囲気が大きく変わってしまっても狼兄弟から見れば変わらない匂いと優しさを持つ存在なんだなというのもほろっと来ました

  • 31二次元好きの匿名さん25/06/13(金) 07:49:13

    本誌 来週への願望


    今週も直義にとってつらい展開だったのに、おそらく来週もつらい展開になるのがわかっていてこっちもつらい
    憲顕の理由はわからないけどめちゃくちゃ強固な愛が確かめられたのはよかった。でもその憲顕も関東に戻っちゃうし(関東を抑えるのも直義の助けになるのはわかっている)🐺兄弟は流罪だし、直冬が史実突破して会いに来る可能性は低そうだし、基氏とも離れ離れどころかここまで絡みなし
    頼子様は悲しみを分かち合うことはできても政治的な支えにはなれないし自分もつらいだろう
    だから来週の直義派の面々には頑張ってほしい…モブはともかくネームドはフラァに負けないで…何なら石塔弟や斯波父が加勢に来て
    兄上は少しくらい弟のBIG LOVEに報いて…このままじゃ憲直ルートだよ(史実から目を逸らし)

  • 32二次元好きの匿名さん25/06/13(金) 17:31:36

    現パロ ポメガバース 尊直

    何かあるとすぐポメ上にしまわれてしまうポメ義だったが最近良い避難場所を見つけた
    それはリビングに置かれた脚つきソファの下の隙間部分
    小さなポメ義は簡単に潜り込めるがBIGポメ上の大きな身体では入れないため、
    ポメ義がそこに逃げ込んでしまうとポメ上は鼻先を入れてクゥ~ンクゥ~ンと切なげに鳴くことしかできない
    手の届かない場所に行ってしまったポメ義を取り戻したい、一つになりたい…そんなポメ上の一途な思いが奇跡を生んだ
    「クゥ~ンクゥ~ン…フンッ!」
    力が…満ちる
    ポメ上が気合いを入れるとポメ義を隠していたソファがぐぐぐ…と空中に浮きあがった
    そう、ポメ義への愛によって前世でのコツを思い出した(?)ポメ上は念動力に目覚めたのだ…
    「!?!?!?!?!?」
    覆うものがなくなった床の上で愕然としているポメ義をご機嫌な笑顔でサッとお腹の下に収納するポメ上
    うん、調子が良いワン

  • 33二次元好きの匿名さん25/06/13(金) 20:26:05

    大阪の国宝展に駆け込みで行ってきました!神護寺三像初めて生で見たけど思ってた以上に大きい!
    それぞれ →向き・←向き・←向き で展示の並びは伝源頼朝・伝平重盛・伝藤原光能だったけど
    確かに向かって左に伝源頼朝を、向かって右に伝平重盛・伝藤原光能を配置するのが自然に納まるなと
    頼朝公だったら下座(向かって左)に配置するようには描かないんじゃないの?という素人考えもあるけど
    やっぱ足利兄弟&義詮じゃないかな~と思いながら鑑賞しました
    直義(仮)は保存状態の良さもすごいけど切れ長の瞳が涼やかなイケメンっぷりがすごくて圧倒的一番人気

    逃げ若だと兄上の清水寺願文は最悪の回収されたけど直義の神護寺願文はどうなるかな…スルーならスルーでいいけど
    史実直義が来世でも兄弟良縁を結ぶことを願ってこの肖像画を奉納したのかなと思うとやっぱ弟も相当ブラコンだな?
    いやちゃんと仏教的な意義があるのは知ってるけどそれはそれとして肖像画の出来が良すぎて凄みすらあるというか

    あと特別展用のミュージアムショップにキャラグッズ(違)としてはクリアファイルとポストカードがありました
    あと1回500円のガチャがあったのでダメ元で回したら一発で直義(仮)のピンバッチが出て来てガッツポーズしました

  • 34二次元好きの匿名さん25/06/13(金) 23:27:35

    直義(仮)・尊氏(仮)・義詮(仮)のクリアファイル3枚買ってしまった
    ああ、アニメでも足利兄弟クリアファイル作ってほしい🙏
    直義様単品も喜んでお布施するよ

  • 35二次元好きの匿名さん25/06/14(土) 07:14:19

    恵源様のいがぐり頭なでなで

  • 36二次元好きの匿名さん25/06/14(土) 07:15:13

    大好きな人のおひげさわさわ

  • 37二次元好きの匿名さん25/06/14(土) 08:22:39

    TSHパロ 
    主要人物:直義・岩松経家
    ~1334年11月 前征夷大将軍の配流#18~

    男は、墓場までもっていくつもりだった秘密を、遠回しに伝えてくれていた。
    それは、兄のもっとも得意とする戦術。完全なる包囲殲滅だ。しかし、北条一族の最期は武門のならいといえる。武家にうまれた以上、その責任のとりかたは、子供であっても、覚悟し、うけいれざるをえないのだ。
    だが、兄は無駄なことはしない男だ。戦闘に関係のない場や、人さえも焼き尽くしたのは、鎌倉という都市の衛生環境が悪くなりすぎたからだ。
    長い政治の混乱で、職もなく食い詰めたものたちは、鎌倉に流れ込んできていた。しかし、ひとつの都市に人間が集まりすぎれば、処理能力の限界を超え、病気が広がり、生きていくには欠かせない飲み水(真水)すら汚れるのである。
    炎はその最後の仕上げだったのだ。
    だがその非情な決断を行うのは、足利の長たる兄であっては、ならなかった。
    「ご苦労だった」

    はげしい頭痛がする。目の奥が痛む。ひどい眩暈が直義をとらえた。そのほそい体がよろめく。手をつくが、力がはいらない。
    くずれおちる直義の体を、たくましい褐色の腕に抱きとめた男の、めずらしくあわてた声。駆け寄ってきた甥の悲鳴。「お匙を」と医師を呼ぶ郎党たちの声。
    直義の意識はとおくなり、闇の中に沈んでいった。黒い腕が何本ものびてきて、直義をとらえてきた。
    直義は、かぎりない、安心と信頼をもたらしてくれる、公家の男の名を呼ぶ。
    ーーーーーああ、いとこどの。

    幼いころからそばにあり、その大きな翼のもとで弟を守ってくれていた、兄という天つ日(太陽)のような光は、星のように瞬き、遠くなり、消えていった。
    いま、直義がいるのは、底。黒い沼の底。灯りのひとつもみえない。無明の闇。
    そこに、一瞬、差し込む、あたたかい光。やわらかい感触。
    その光に導かれるように、直義の意識は、暗い水底から浮上していった。
    「お気がつかれたんですかい」
    気分はどうか。と飛騨守護が訊ねてくる。
    「悪くはない」
    たんなる過労だ。しばらく休み、安静にして、養生につとめればよい。と、若くみえるだけの医師が告げてくる。
    そこで直義は、自分の単衣の胸に顔をうめるようにして、眠り込んでいる幼い甥に気づいた。その、あたたかい、ちいさな、やわらかい感触。
    ーーーーーああ、あの光は、おまえだったのか。

  • 38二次元好きの匿名さん25/06/14(土) 09:14:47

    >>36


    ダークエルフさんは関東に帰ったんじゃなかったの!?ずっと大好きな人のそばにいてくれてもいいんだよ…😂

  • 39二次元好きの匿名さん25/06/14(土) 12:45:18
  • 40二次元好きの匿名さん25/06/14(土) 19:21:43

    本誌 尊直 ちょっとR

    直義様の理想だと兄上に引退してもらいダラダラと自堕落な日々を送るのを養い(?)ながら自分はせっせとお仕事をするという生活のようだけど、そんな兄上でも自分が家事や仕事で疲れてても、兄上に求められたら喜んで抱かれるんだろうなと思うとうるっときますね
    普段のふにゃ〜とした雰囲気のまま兄上に「た〜だ〜よ〜し〜♡」ってお胸に甘えられて、「もう。仕方ないですね」っていいながらも内心きゅんきゅんしちゃってるんだ。いつもはふにゃふにゃとやる気なく庇護欲を掻き立てられるのに自分を抱くときにはかつて戦場で見せたようなギラギラした瞳・表情もしてくる兄上に惚れ直しちゃうんだ。甘々引退イチャラブ尊直はなんぼあってもいいですからね…

  • 41二次元好きの匿名さん25/06/14(土) 23:52:34

    >>37

    TSHパロ レス


    あ~三つ目の情報はきついですね…倒幕の際に鎌倉が意図的に焼かれていてそれを命じたのは兄上、

    しかもそれが復興を進める中で直義も抱いた違和感との答え合わせになってしまっているという…

    一度焼いたことでその後の復興がスムーズに進んだ面もあるのかもしれないけど直義にしたらショックは大きいよなあ

    太陽のようだった兄上の光が遠ざかって消えてしまう描写が悲しい…兄上もあえてこのことは直義に伝えなかったのかな

    千寿王くんというもう一つの温かい光が側にいてくれることが救いですね

    本人はまだ非力な幼子だけどそこに存在するだけで直義の心の支えになれる甥っ子パワーがすごい

  • 42二次元好きの匿名さん25/06/15(日) 00:14:35

    >>39

    黒猫の後ろ姿みたいで可愛い

    撫で撫で

  • 43二次元好きの匿名さん25/06/15(日) 09:14:17

    >>29

    最新号での妄想へのレス


    能憲くんの里帰りのお話、癒されました。上杉の狼兄弟、根はとてもやさしい子たちです。

    そして母犬のおっぱいもみもみ…しようとしたけど鎧に阻まれてしまったみたいです。でもチャンスはある!…と思っていいんですよね?TSHパロでもいつか書きたいのですが、能憲くんの再登場が中先代の乱の後になる予定ですから、だいぶ先になってしまいます。楽しみに待っております。


    >>33

    私も国宝展に行ってきました。神護寺三像を3つ揃って、しかも、『伝 源頼朝像』を見たのが初めてだったので、感動しました!(以前、『伝 平重盛』『伝 藤原光能』像は、それぞれ見たことがあります)

    実際の人間の座ったサイズに近いので、大きいですよね。

    この3つの像が同時期に描かれたとすれば、年齢的に上から『伝 平重盛』→『伝 源頼朝像』→『伝 藤原光能』かな?

    まあ、イケメンっぷりでは『伝 源頼朝像』が際立っていますけれども!やっぱり、ほかのお客様もイケメンには弱いのか、『伝 源頼朝像』ばかり見ておられました💦

    逃〇若でも、この3像がモデルでは、という兄弟のコマがありますが、並び順では、今回の国宝展と同じです。松〇先生は気を配って描かれているな、と思いました。


    >>41

    TSHパロ レスへのレス

    やっと過去作からのフラグが回収できました。いかがでしょうか。

    兄上がしたのは、権力者の非情な判断ともいえますが、広く愛情深い直義に、この情報はショックだったと思います。

    兄上はあえて黙っていたようですね。だって弟に怒られるもんね…我、怒られたくないもん💦

    そして直義は、愛する者がそばにいれば強くなれるのです。今回はそれが千寿王くんです。

    次回は、兄弟の再会となります。お楽しみに!

  • 44二次元好きの匿名さん25/06/15(日) 09:17:30

    混ぜるな危険 プ◯キ◯ア

    今期の◯リ◯ュ◯に姉さま大好きヤンデレ枠がいるから
    もうえげんさまがキ◯アキ◯スになって兄上が◯ュ◯ズ◯ュ◯ンになればいいと思った
    ステージで歌えば謎の神力みたいなやつも集まってるし……
    もうやってた……(アニメED)

  • 45二次元好きの匿名さん25/06/15(日) 09:22:53

    TSHパロ 
    主要人物:直義・尊氏・足利千寿王
    ~1334年11月 前征夷大将軍の配流#19~

    お部屋に戻って寝まれるようにお伝えしましたが、若君は、どうしても、と、おそばを離れようとなさらないのです。と昔なじみの後家の美女が口添えしてくる。
    直義は、甥に、やさしくほほ笑む。
    ーーーーーこの子を守っているつもりだった。この幼い甥が、わたしをもとめている以上に、いつのまにか、わたしが、この子を必要としていたのだ。この子を、こころの支えとしていたのは、わたしのほうだった。

    数日して直義は床をあげた。執権としてなすべき仕事が山積していた。だが、それまでの直義とは違っていた。
    側仕えの郎党たちは、いかつい顔に愁眉をよせあった。もともと、ものしずかなかたであられるが、あまりに寡黙にすぎたからだ。だが、あまり性質が複雑でないかれらは、まだ体調がお悪いのか。と思うくらいだった。それでも、病の悪い気をよせつけぬよう、邸内を埃ひとつ残さず清掃するなど、彼らにできることをしていた。

    そんなある日。直義は、新築なった『二階堂御所』に足をむけた。以前からみやこに発注していた品が届いたのだ。御所の調度や、親王将軍のお手許使いの品々だ。どれも親王にふさわしい格式を、と需めた品ばかりである。御殿の外からではあったが、品をどこに置くかなど、絵図面をみて直義は細かく指示をだしていく。
    「ご休憩を」
    郎党に促され、直義は、庭先に設置されていた幔幕のなかに入ろうと、踵をかえした。
    「直義」
    空耳か。と思った。兄上が鎌倉におられるはずがないのだから。それでも、そこで足をとめた。
    「直義」
    いつも兄上を気にかけているものだから、幻の声がきこえるようになってしまったのか。と直義は、ふりかえった。
    馬の悲鳴があがる。竹笠をかぶったたくましい男が、門前で、馬からとびおりるように下馬するところだった。馬は、泡をふき、胸をはげしく波打たせ、横転する。
    男は、顎のしたの竹笠の紐をもどかしげにはずす。竹笠が地面におち、束ねあげた髪が広い背中におちた。
    「直義!」
    最愛の弟の名をよび、兄の厚めの唇がうごく。
    はじめて兄に会った、幼い日。その唇をみて、情愛がふかそうだ。と、弟は思ったのだ。
    兄は、長い足で大地を蹴り、走り、まっしぐらに弟のもとへ駆けてきた。長い髪が、風に翻った。
    「直義、ああ、直義、直義、直義!」

  • 46二次元好きの匿名さん25/06/15(日) 11:44:13

    >>45

    TSHパロ レス


    直義が千寿王くんや郎党たちから慕われていて、直義もそれに支えられていてよかった

    しかし兄上が鎌倉の民にやったことを知った直後に兄上が来ちゃったか…

    この直義は兄上を問い詰めるのでしょうか。だとしても、兄上は「直義に怒られちゃった😢」とは思っても良心の呵責は感じなさそうで…逆に、あれは必要なことだった、と言いくるめられてしまうのでしょうか。

    というか直義のよしよしヾ(・ω・`)が欲しくてすっ飛んできたところに否定的な態度を取られたらひどいことになりそう。でも直義は甘えん坊兄上に甘いんだよねえ

  • 47二次元好きの匿名さん25/06/15(日) 17:12:17

    >>30

    >>43

    レスありがとうございます。

    この子達は成長しても、直義の側で匂いを嗅いでると心の中で子供帰りしてしまいます。

    直義の前では重能の教育もあって、大人しく良い子に出来ているので、直義はふたりが狼に育てられたことには知らないです。

    如意丸は生まれた小さいコマの次は遺体てま登場と、どんな子だったのかと思います。

    直義との再会後は、如意丸が狼兄弟の背中に乗って無邪気なお馬さんごっこして遊んであげるとこまでは妄想してました。

    そして、…チャ、チャンスは無いかなぁ〜?

    こちらも二人の再登場を楽しみに待っております。

  • 48二次元好きの匿名さん25/06/15(日) 18:07:02

    次の本誌怖いのでお祈りしとくわ
    中先代の乱における金鬼直義の姿を阿弥陀如来(鎌倉大仏で有名)ではなくわざわざ大日如来(足利家の守本尊)にしたのは必ず意味があるって信じてますから!!ずっと直義様のこと信じてますからァ!!!!

  • 49二次元好きの匿名さん25/06/15(日) 19:52:54

    >>48

    金鬼直義


    金鬼直義が御仏っぽい見た目だった伏線、心から回収して欲しいー!アニメで御仏が鬼(?)に食われるイメージが強まったから期待してしまう

  • 50二次元好きの匿名さん25/06/15(日) 20:02:53

    ウワーッもう時間ない本誌怖いー
    無双エンパで直義様(えげんのすがた)
    とりあえず今日中に出したいのでとりあえず

  • 51二次元好きの匿名さん25/06/15(日) 21:23:44

    明日の朝には死んでいるのが確実なので今のうちにケンカする幼少期尊直を置いて逝く


    「兄上!問題です。『い』、『ろ』、『は』其々に一から九何れかの数が当てはまり、『いい』、『ろろ』、『はは』の合計が『いろい』の時、『い』、『ろ』、『は』には何の数字が入りますか?」
    「お前はまたよく難しいことを考えるなあ〜」
    「難しいですか?うふふ。手がかりが必要ですか?一の位の『い』が……」
    「うーん……一二一から三三を引くと八八で合ってるか?」
    「………………なぜ」
    「ん!なんかぞろ目がいっぱいあるから、一二一になりそうな気がしたのだ!だとすると『い』が一で『ろ』が二だから、あとは一二一から三三を引いて……な、何故だ!何故泣く!!今回は兄はちゃんと考えたぞ!!」
    「『なんか』『気がした』は考えた内に入りませぬ!!」

  • 52二次元好きの匿名さん25/06/15(日) 21:34:00

    もう207話はこのままDJとラッパーで兄弟で余興に徹してほしい🙏
    怖い…怖い…

  • 53二次元好きの匿名さん25/06/15(日) 22:34:20

    TSHパロ ※R18です。今までになく直接的な描写かもしれません。苦手な方は回れ右!よろしいでしょうか。警告しました!

    主要人物:直義・尊氏

    ~1334年11月 前征夷大将軍の配流#20~


    ここにいるはずのない兄に、直義の思考がとまった。なにも考えられない。棒立ちになってしまった。からだが固まる。

    あっという間に目の前にやってきた兄は、弟を一瞬きつく抱きしめ、たくましい両腕に抱き上げた。弟の両足が、宙に浮く。土と埃と汗のにおいがした。

    いつもなら、上機嫌な兄が、抱き上げた弟とともに、くるくると回るところである。だが、この日の兄は違っていた。そのままひろい肩に、米俵のように、弟を担ぎ上げた。

    「…あ、……兄上、兄上っ」

    体勢がくずれ、不安定な姿勢になった弟は、振り落とされまいと、兄の肩と背中にしがみつく。

    お待ちください、殿。殿っ。という郎党の制止にもかまわず、兄は、そのまま大股に歩きだした。その目指す先は、庭先に張られた幔幕だった。


    (★ここからは直接的な描写のため、隠させていただきます。ご注意ください。)


    1334年11月 前征夷大将軍の配流#20 | WriteningTSHパロ ※R18です。今までになく直接的な描写かもしれません。苦手な方は回れ右! 主要人物:直義・尊氏 ~1334年11月 前征夷大将軍の配流#20~ 走るように幔幕のなかに入った兄は、弟を抱き…writening.net

    >>46

    ええっと、こんな甘えん坊兄上になってしまいました。

    明日の本誌はつらいことになりそうなので、一足お先にUPさせていただきます…。いろいろきつい描写ですが、Rがだめでなければ、甘えん坊征夷大将軍(※親王ではないのでご注意)を楽しんでくださいね。

  • 54二次元好きの匿名さん25/06/15(日) 23:42:40

    >>53

    TSHパロ レス


    展開が…展開が早い…!兄上がどれだけ逸る心で直義のもとに駆けつけたのか伝わってきます

    そして宇宙猫顔で押し倒される直義の姿が目に見えるようです

    直義はやっぱり兄上に子供っぽさを感じると弱いんだなあ

    あと御舎弟が傷つかないように気を利かせてくれた郎党と上杉党の医師が凄くGJ…!

    直義も確認したいことは色々あるかもしれませんが、とりあえず兄上の飢えが収まって落ち着いてからでないと無理そうですね

  • 55二次元好きの匿名さん25/06/16(月) 03:10:18

    本誌

    直義様に救いを…
    吉良がフラァしなかった&兄上に気圧されても上杉兄弟を護った直義良かったよ…

  • 56二次元好きの匿名さん25/06/16(月) 07:31:52

    本誌

    ここまでされても神力フラァと顔芸はしないんだね直義様…(ホロリ)

  • 57二次元好きの匿名さん25/06/16(月) 08:07:35

    本誌

    怯え震えて兄上に(恩賞権を)好き勝手にされる直義様が可哀想で鬱…になりつつ、心の中のtntnがいきりたってしまう!ごめんなさい直義様
    でっかい鬼上×小さな直義様や小さな兄上×でっかい金鬼直義様はありだと思いました

  • 58二次元好きの匿名さん25/06/16(月) 08:50:36

    本誌 今週はダメージ少なかった気がする(当社比)

    ブヒィ川さん尻でかいなと思ったらページを捲った先の直義様も尻がでかかったありがとうございました
    なんか……直義様がなすがままでえっちだった 夜もこんな感じなんですかそっか〜🤗
    先週まで兄をソフト監禁しようとしていた弟の姿か?これが……

  • 59二次元好きの匿名さん25/06/16(月) 08:53:56

    尊氏に怯えていても上杉ーズを守る直義に涙
    どこまでも清廉なままなの安心したよ

    今回の本誌でなんか尊氏にとって直義はいつまでも「幼い(か弱い)弟」なのかな?と
    擾乱round1も「ん〜?なんだ我が構ってあげられてないから拗ねたのか〜??」くらいの認識なのだろうか

  • 60二次元好きの匿名さん25/06/16(月) 08:57:06

    本誌 尊直


    直義史上最大に怯えている直義を可哀想だと思いつつも、おっきい兄上の指でちっちゃい直義が頭ぐりぐりされてるコマで新たな性癖の扉が開いてしまった気がする
    さっきまで勝って強気になってたのに兄上に圧をかけられたら逆らえないのがすごく尊直の力関係って感じがする!
    いやこれは兄上であって兄上でない?鬼上…神上…?
    本来の優しい兄上が今は完全に神の支配下にあって身体を乗っ取られているんだとしたら
    可愛がっていた弟が自分に対してこんなに恐怖しているのを見てどう思うんだろう
    神上と兄上と直義の三角関係とかもいいなとちょっと思ってしまったよ

  • 61二次元好きの匿名さん25/06/16(月) 12:36:50

    >>35

    いがぐり頭なでなで🥹

  • 62二次元好きの匿名さん25/06/16(月) 17:27:02

    本誌読んだ
    わけがわからないよ

    直義様の行く末だけが気がかり

  • 63二次元好きの匿名さん25/06/16(月) 17:32:14

    >>61

    拙者もこれやりたい(地獄から甦ったモロちゃん)

  • 64二次元好きの匿名さん25/06/16(月) 20:01:47
  • 65二次元好きの匿名さん25/06/16(月) 23:40:33

    >>61 グッズ妄想


    無理だろうけどこういうグッズ出たら欲しい~~

    座ってる直義の人形で赤べこみたいに首がゆらゆらするタイプのやつ

    「ゆれる!うなずく!直義人形 君も兄上になって直義をあやまらせよう!」みたいなキャッチコピーで

  • 66二次元好きの匿名さん25/06/16(月) 23:45:05

    本誌

    吉良の反応からして生粋の直義派はフラァに耐えられる&直義には神力は効かない…のは確定でいいのかな
    兄上大好きなのに兄上の絶好調の神力が効かない直義ってやっぱり特別な何かがあるのでは?
    ほんまごめん怯える直義はかわいい。かわいいけどさすがに不憫すぎるので👹兄上に何らかのダメージ入れてほしい
    期待させてくれ擾乱2回戦
    その上で、直義の最愛の「優しい兄上」を取り戻してほしい

  • 67二次元好きの匿名さん25/06/17(火) 06:17:03

    TSHパロ ※R18ではありますが、直接的な表現はありません。ですが、暴力的かも?ですので、一部隠させていただきます。

    主要人物:直義・尊氏

    ~1334年11月 前征夷大将軍の配流#21~


    うすく意識がもどってくる。仰向けになった弟の目に入ってくるのは、星空だ。黒絹に、宝石をちりばめたような、いちめんの星。

    ーーーーーもう、ずいぶんと、星をみたことなどなかったような気がする。

    その夜空に漕ぎいでる、天(あま)ゆく月船。その船にのっていってしまいたい。そのさきには、やさしい父上が、微笑んでまっておられる。

    あまりに強烈な誘惑が、弟をとらえた。だが、おいていかないで。と、すがりつく声がする。


    直義。我を遺して逝くな。

    おじうえ、ずっと、ずっと、我のそばにいてね。

    わたしがいなくなったら、あの子はひとりになってしまう。


    拒絶する光が、目の前ではじける。混沌の地上に、その魂はひきもどされた。とおくから、郎党たちの声がきこえてくる。

    「殿。殿っ。どうかそれ以上は」

    「危険な状態です。おやめください」

    地に額をすりつけ、懇願する声。声。声。


    1334年11月 前征夷大将軍の配流#21 | WriteningTSHパロ ※R18ではありますが、直接的な表現はありません。ですが、暴力的かも?ですので、一部隠させていただきます。 主要人物:直義・尊氏 ~1334年11月 前征夷大将軍の配流#21~ 空になっ…writening.net

    兄弟のあいだに、郎党たちが一気にわりこんでくる。焦りをおさえつけた医師が、意識のない体を清拭し、手当をし、状態をたしかめ、やっと安堵の息をついた。

    兄も、汚れをおとされ、用意された清潔な着物をまとい、帯をしめる。だが、その目はあいかわらず、ぎらぎらとかがやいていた。尋常ではない状態がまだつづいている。と悟り、郎党たちにおびえがはしる。

    だが、なにかをふるいおとすように首をふった兄は、弟の体を両腕に抱き上げ、立ち上がり、命じる。王者の声だった。

    「宿舎に案内(あない)せよ」


    >>54

    これまで説明的で退屈でしたが、兄上がでてきたら展開が早くなります。また、子供っぽい兄上に弱い弟ですが、兄上に対する気持ちもだんだん明らかになってきたかな、と思います。そして、上杉党の医師には今後も活躍してもらう予定です。患者や被験者への特段な思い入れはないのですが、それはそれとして、結果がよいものであるように努力はする、という感じでしょうか。なお、兄上が『宿舎』といっているのは、倒幕前までの足利の鎌倉邸はすでに焼けているためです。いまのところ、兄弟には自宅がない状況です。

  • 68二次元好きの匿名さん25/06/17(火) 12:16:58

    少し遅い父の日ネタ 現パロ

    重能「直義様、今朝は心なしかお顔が明るいような。何かよいことでもございましたか」
    直義「実は、父の日だというので息子たちがこのネクタイと手書きのカードをくれてな…」
    隠し切れないメロメロ顔で胸元のネクタイと待ち受けにしているカードを見せる直義
    重能「これはこれは、父親冥利に尽きますね。ネクタイも直義様のお好きな青系統でよくお似合いです」
    直義「うむ、皆で慣れない紳士物売り場まで足を運んで選んでくれたようだ。大切にしなければ」
    重能「便乗するわけではありませんが、我が家の息子たちも今朝こんな手紙をくれまして…」
    直義「おお、似顔絵つきか!お前と子供たちが手を繋いで幸せそうに笑っている。周りに描かれているのは本とサッカーボールか。いい絵だ」
    重能「息子たちの勉強を見る合間に皆でボール遊びなどしていますので、それを描いてくれたようです。
    それと今朝から私が使っているこの扇子も同時に貰ったプレゼントでして」
    直義「ああ道理で、今日はそこまで気温が高くもないのにやたらとパタパタあおいでいると思った。密かに見せつけていたな?重能」
    重能「そういうわけでは。でも嬉しくてつい…」
    直義「わかるぞ。私もしみじみと、あの子たちの親になれた喜びを噛み締めている」
    父の日トークで盛り上がる二人の側には、会話に入っていけず「エッヘヘ…」みたいな顔をする憲顕がいた
    憲顕「あっでも!私もシャーレの中の細胞たちは大切に育てておりますよ!」
    重能「それは培養だろう、弟よ…」
    直義(憲顕は私に対しては良き兄のような存在なのに、何故我が子との関係はああなのだろう…?)

  • 69二次元好きの匿名さん25/06/17(火) 12:58:53

    本誌

    一日たっても大きい大きい鬼上×小さな直義様のことで頭がいっぱいだよ〜!
    大きな兄上の手のひらの上で正座で震える直義様、首根っこ咥えられた子猫の如くヒョイっとつまみ上げられる直義様…
    けど宇宙の真理、母なる大地のような包容力で包み込む金鬼直義様も好きなんです。手のひらの上の兄上を慈愛の眼差しで見つめるドデカ金鬼様…ママ…

  • 70二次元好きの匿名さん25/06/17(火) 13:06:53

    >>68

    ほっこりしてたら憲顕ィ!

    エッへへとか解像度高くてめちゃくちゃ笑っちゃった

  • 71二次元好きの匿名さん25/06/17(火) 16:31:22

    >>67

    TSHパロ レス



    あ、あの…直義が早くも人生に疲れて逃れたがっているような描写があるんですけど…いいんすかこれ

    それでも自分が楽になるより、自分を頼りとする人たちに手を差し伸べる方を選ぶ御仏の如き直義が尊い

    ngwkもそうなんだけど、この兄上も直義に先立たれたらどうなってしまうのでしょうね

    しかも毒殺の噂まで流れてしまうというね…直義の死は嫌だけどその先にある遺された兄上(はじめ甥s&従兄弟&直義派の皆さん)の反応は楽しみなんです…

  • 72二次元好きの匿名さん25/06/17(火) 17:10:17

    本誌


    吉良さん今回は耐えられたけど史実的にいつかアウトになる…?

    直義様しどろもどろで上杉兄弟を兄上から守ったのしゅき次の桃井の時は気丈にNOと言う前フリだと思ってるよ

  • 73二次元好きの匿名さん25/06/17(火) 20:28:01

    >>72

    本誌


    いいね

    憲顕もいつか戻ってくれると信じるって言ってたし桃井を庇う時にでもまた背筋の伸びた直義様にお目にかかれるといいな

    ついでに目の下のクマもなんとかしてくれ最近エロより「#直義寝ろ」が先に来てしまういやアレはアレでエロいけども

  • 74二次元好きの匿名さん25/06/17(火) 21:43:11

    >>71

    TSHパロ レスのレス


    わかりにくくてすみません💦

    この直義は、人生に疲れて逃げたがっているというわけではないですが、過去作で書いたように、『父上の眠る鎌倉の地を守りたい』というのが、原動力のひとつでもあるわけです。なので、鎌倉の地=そこに生きる人々、も、直義の守りたいものなわけですが、それを、かわいく思っている兄上に踏みにじられてしまったのです。

    精神的にショックで倒れるほどだったところを、なんとか甥っ子パワーで復活した直後に、兄上によるアレコレです。

    肉体的にもいろいろ重なって、限界だったということです。上杉党の医師の薬で間一髪でしたが。

    そもそも、この直義は兄上を、自分の男だ、という意味で、想っているわけではないようです。

    (ダークエルフさんとのいちゃいちゃシーンの、うぶな乙女みたいな反応と、兄上とのシーンでのそれを比べたら…)


    そして今回、後年の兄上の言葉が挟まっていますが、話の進行度にあわせて、兄弟の結末が徐々に明らかになっていきます。この直義の死因は、過去作で推測されるとおりですが、それが兄上のせい、みたいになるのは確実です。状況的にも、ふつうは「あいつが100%あやしい」と思われますよね。

    私も、逃〇若での兄上の反応を楽しみにしています。でも、執事の名前を忘れてるっぽいような本誌の兄上が気になります。若くみえるとはいえ、少し早いけど、そろそろ老化による健忘症を疑われてもしかたないですよ。中身の鬼さん!


    また、今回、TSH兄上が鎌倉にきたということは、兄上と、もうひとりの血縁者との再会もあるわけです。お楽しみに!

  • 75二次元好きの匿名さん25/06/17(火) 23:08:54

    このレスは削除されています

  • 76二次元好きの匿名さん25/06/17(火) 23:10:46

    今週の直義様のお髭と汗と目の隈と眉間の皺などを消してみました
    うん…やっぱちゃんと寝て目の隈を取ってからだよ、直義様🙏

  • 77二次元好きの匿名さん25/06/18(水) 00:00:54

    >>76

    歯医者さんに行った時の直義様

  • 78二次元好きの匿名さん25/06/18(水) 00:46:29

    >>77

    歯医者さんで思い出したけど最近『風歯』という小説を読みました

    これが「将軍尊氏の虫歯を治すよう命じられ娘を人質に取られた医者の苦悩とその治療」というユニークな内容で

    かつ擾乱2回戦の後という南北朝ものでもダイジェストで流されがちな時期が舞台という面白い作品でした

    この本の兄上は弟を毒殺するタイプの兄上なので直義は故人だけど主人公が回想する虫歯治療中の姿が可愛い

    そして「骨の髄まで腐った人間だから実弟殺しができた、と将軍は言いたかったのだ」の一文にヒエッってなりました

    弟を手にかけるパターンでもやっぱり自分も深く傷付いてる兄上が多い気がしますね…

  • 79二次元好きの匿名さん25/06/18(水) 08:09:51

    >>76

    びっくりしたり怯えたりしてる顔、兄上に似てるよね。直義は恐怖が全面に見て取れて、兄上はちょっと情けない雰囲気出てるの好き

  • 80二次元好きの匿名さん25/06/18(水) 12:25:17

    TSHパロ
    主要人物:尊氏・足利千寿王
    ~1334年11月 前征夷大将軍の配流#22~

    「おじうえ、おそいね」
    庭先の縁先に座り、膝小僧をまるめた幼い甥は、猫にささやく。夕餉をともにしてくださるといっていたのに。と、実父によく似た厚めの唇をとがらせた。郎党にも、関東庇番衆たちにも、おのれの内心はもらせない。懐に抱えた猫しかいなかったのだ。
    同じ年齢のものが側におらず、大人ばかりに囲まれている甥の育ちを、叔父は気にしていたが、復興途上の鎌倉にいる身の上では、しかたのないことだった。
    一番近い年齢のものといえば、斯波家の孫次郎しかいない。しかし、一門でも、宗家に並ぶほど高い家格を誇り、かつ、早熟で賢い孫次郎のほうで、甥をまったく相手にしていなかったのだ。しかし、武家の男子として、未熟な言動がめだつ甥ではあるものの、父ゆずりの勘はするどい。大好きな叔父になにかあったのでは。と、不吉な予感がした。
    甥に愛撫された猫が、みゃおぅーんと鳴く。
    甥と猫のまえにひろがるのは、若くみえるだけの庭師にみごとに手入れされた苑だ。松と紅葉が映える庭。緑したたる苔に、血のように朱い紅葉が、ぽたり、と落ちた。
    そのとき、門前で、郎党たちのざわめきがおこる。
    「おじうえがかえってきたよ!」
    幼い甥は、顔をあかるくして、草履をちいさな足につっかけ、ぱっと駆け出す。おじうえは、やさしくほほ笑んで、我をだっこしてくださるはずだ。と思った。
    そこに、猫がまた鳴く。ひらひらと、不吉に紅葉が舞いおちる。くずれゆく天上の苑。
    ーーーーー叔父と甥の、だれにも侵せないはずの花園は、崩壊にむかっていく。

    おじうえ。おじうえ、我のもとにかえってきてくれた。と、甥は叔父にとびつこうとする。
    だが、そこで足をとめる。いつもと違っていたからだ。松明をかがけた郎党たちが、両側にずらりと並んでいた。
    「殿。こちらへ」
    闇の奥から、きわめて背の高い男があらわれる。黒い獣のようだ。こわい。ちいさな足がすくんだ。本能的な、根源的な恐怖を感じた。仔犬なら尻尾は丸まり、尻の下に巻き込まれていただろう。
    男のたくましい両腕にだいすきなおじうえが抱かれている。その白い顔は、ますます白くなり青ざめていた。おじうえ。と甥は駆け寄り、ねばりつくように重い口をひらく。母と慕う叔父への心配のきもちが、おびえにまさったのだ。
    「なんだ。『これ』は」

  • 81二次元好きの匿名さん25/06/18(水) 21:53:55

    恵源様のいがぐり頭なでなでなでなでなでなでなで

  • 82二次元好きの匿名さん25/06/18(水) 21:57:55

    >>80

    TSHパロ レス


    あぁ兄上の到着によって全てが変わってしまいつつある…

    猫ちゃんだけに心を明かしながら健気に直義の帰りを待っていた千寿王くん

    孫二郎のような天才性はなくても子供らしく純真で直義の癒しでもあった彼がこれからどんなに傷つくことになるのか、考えるだけで胸が痛みます

    最後のセリフは千寿王くんを見た兄上かなぁ…せめて息子のことは憶えていてほしいですが…

  • 83二次元好きの匿名さん25/06/18(水) 23:26:58

    >>81

    消滅したアゴヒゲさわさわ

  • 84二次元好きの匿名さん25/06/18(水) 23:50:41

    >>83

    そういえば今週は顎髭消えてた!

    前に口髭が消えてるコマもあったよね

    恵源様のお髭はランダムで生えたり消えたりするんだ…

  • 85二次元好きの匿名さん25/06/18(水) 23:51:44

    本誌


    現実逃避入った話をするんだけど、今回負けた兄上のお言葉待ちしてる時の表情を見ると
    直義って勝負事で勝ったら結構調子に乗るタイプかもしれないと思った
    現パロだったら兄上やモロちゃんずと梨鉄とかして1位になった時めっちゃ偉そうにエッヘン!してる直義がいたら可愛い
    多分普段はかけっことかで兄上たちにどうやっても勝てない反動も入ってる
    転生後は戦とか関係なくそういう平和な勝負で競い合いながら仲良く暮らして…

  • 86二次元好きの匿名さん25/06/18(水) 23:58:40
  • 87二次元好きの匿名さん25/06/19(木) 08:04:23

    >>85

    本誌


    普段なかなか勝てない兄たちに買った時には調子に乗っちゃう直義かわいい

    もしかして直義、兄上に口で完全にやり込められ負けを認めさせられたのはじめてだった説も考えてしまった。いつも口論やちょっとした言い争いの喧嘩なんかも最終的には兄上が折れて「すまん〜🙏」てしてたんじゃないかと。兄上の圧と今までのようにはいかなかったショックであの怯えようだったのかなぁと

  • 88二次元好きの匿名さん25/06/19(木) 08:05:22

    富士山は今も美しい
    直義様は今も美しい

  • 89二次元好きの匿名さん25/06/19(木) 10:20:39

    本誌


    207話の巨大化兄上と直義様のシーン
    アニメ6話の護良親王と兄上の恐怖脅しシーンでの護良親王の最初のドヤ顔から恐怖への変化と
    対比になってるかも(神上の前では人物が小物化して見えてしまう、でも他の武将に比べたらまだ対抗できている)

    アニメOPで何故護良親王と直義様が同じようなカットでセット扱いなのか不思議だったけど、これも意味がある❓
    直義様はゆっくりを顔をあげて、護良親王は頷くように顔を下に向けていくんだよね

    護良親王の後を嗣ぐ形になるのなら、IF若との共闘を夢で見たのもつながっていく形になるし
    護良親王はその後はとてもカッコよく描かれていたので、直義様もそういう展開が待っているのかと
    ちょっと期待している(アニメ10話の演出が変更されたのも気になってるんよ あれもホラー味が増してたから)

  • 90二次元好きの匿名さん25/06/19(木) 19:44:24

    本誌しんどいけど尊直の力関係をまざまざと見せつけられて喜ぶ自分もいる
    やはり攻めはつよつよであるべき
    つよつよってレベルじゃない?それはそう

  • 91二次元好きの匿名さん25/06/19(木) 21:29:59

    史実

    逃げ若だとこの時代の天変地異は尊氏が神力を吸い上げてるから起きているとされたけど、史実では凶事が起きると死後の直義(や後醍醐天皇)が怨霊となって祟っているのではと尊氏やその子孫たちは考えてた(だから何度も法要を行い祀った)ってことでいいのかな?
    尊氏の体調は直義の死後にどんどん悪化していくし、愛娘も直義の死後数年で亡くなるんだよね?
    世間的にも個人的にも辛いこと起きすぎだよね そのたびに直義の死が尊氏やその子たちの頭をよぎっていたと思うと、その存在感の大きさにすごいなとなりつつもどれだけ最期は憐れを誘う姿だったんだろうとなる

  • 92二次元好きの匿名さん25/06/19(木) 21:34:52

    >>82

    TSHパロ レスのレス


    コメントいただき、ありがとうございます。

    父上はおいておくとしても、兄上は、弟以外の血縁者との関係や相性がきわめてよくないことがわかりました。

    そして、TSH千寿王くんを気に入ってくださっているようでうれしいです。尻尾を丸めながらも必死に兄上に向かっていく様子は、ポメガバースのポメ詮くんをイメージしていただければと思います。

    孫次郎のように目から鼻にぬける賢さはないのですが、良家の坊ちゃんらしくおっとりしています。彼は、兄上というよりは、どちらかといえば、貞氏パパに似ているのかもしれません。そして、同年代の子供が鎌倉にいないわけではないのですが、いずれもあまりに身分が違いすぎて…。

    最も近い年齢といえば、親王将軍ですが、こちらは、千寿王くんでも足元に及ばないほど、隔絶したお育ちなわけです。直義も心配はしているのですが、結局、取り越し苦労になると思います。まもなく、千寿王くんだけの女神が鎌倉にやってきますから。

    では、これからも健気な千寿王くんをお楽しみに!

  • 93二次元好きの匿名さん25/06/19(木) 23:13:35

    >>86


    えげん様、他のコマでも金カムの🎏少尉ばりのハイライトなし黒塗り瞳にすると

    隈と眉間の皺が酷い状態でもやたらとイケメソ度が上がるので

    ちょっとお手元のえげん様で試してみてください🥳


    これがママや女王様のような清廉潔白な直義様の場合はいつもの方が似合うけど

    この違いは何だろう

  • 94二次元好きの匿名さん25/06/19(木) 23:42:13

    現パロ 俳優ネタ ドラマの番宣で盛高殿の冠番組に出演した尊直

    盛高「話題沸騰中の官能の情乱!今日は私生活でも兄弟のお二人にお話を伺います。まずは尊氏さん!
    先日の論功行賞の演技は圧巻でした」
    兄上「ありがとうございます。あそこは我の神がかりがピークに達するシーンということで、凄みのある演技を求められました」
    盛高「喋り出す前に目が光って次週に続く演出も話題を呼びました。あれはCGなどで光らせているんですか?」
    兄上「監督はその予定だったみたいですけど、我がやってみたら出来たので一発撮りで採用になりました!」
    盛高「えっ?やってみたら出来…?」
    兄上「こんな風に」
    目からカッ!と放射状の光を放つ兄上
    盛高「わっ、これは凄い!光れるものなんですね、演技で。一方の直義さんは、随分やつれてらしたので
    視聴者の皆さんも心配したようです。でもこうしてスタジオで拝見すると…」
    直義「はい、健康体です!役作りで減量はしましたが、目の下の隈などは特殊メイクでしたので」
    盛高「安心しました。撮影中は他の演者さんとも交流があるようですね」
    若役の若のSNSにアップされた直義との休憩中ツーショが画面に映る
    盛高「時行くんは直義さんを敬愛する先輩として挙げています」
    直義「彼とは十数年ぶりの共演ですが、再会した時憶えていてくれて嬉しかったですね。
    前に共演した時の彼はまだ小学生でしたので、大きくなったなあとしみじみしたりして」
    盛高「尊氏さんの楽屋裏ショットも届いています」
    カメラ目線のモロちゃんと蝶々でコントロールされる兄上が画面に映る
    兄上「アハハ。撮影中は時間が空きがちなので、師直と暇を潰すことも多いですね~」
    盛高「楽しそうな撮影現場ですが、『尊氏』の圧に『直義』が屈するシーンは見ているこちらまで
    クラクラきそうな迫力でした!特に『尊氏』が大きくなるあの演出」
    兄上「あのシーンは撮影前に家で直義と練習したんですよ!まず我が大きくなって~」
    盛高「まず我が大きくなっ…?」
    兄上「それで、大きい我に怯える直義があんまり可愛かったものですから。ついそのまま…フフフ」
    直義「ちょっ…兄上!それは外では言わない約束です!」
    兄上「あっすまんすまん!許してくれ直義~!」
    盛高「ああっと、気になるお話が出てきた所でそろそろお時間が!ドラマの後半も楽しみです!お二人ともありがとうございました~!」

  • 95二次元好きの匿名さん25/06/20(金) 06:49:55

    TSHパロ ※暴力シーンあり。ご注意ください。
    主要人物:尊氏・足利千寿王
    ~1334年11月 前征夷大将軍の配流#23~

    名目上とはいえ、鎌倉では、あらゆるものに尊重されるはずのおのれを、ただの虫けら、としか思っていない声音だ。
    ひるみそうになる心を叱咤し、甥は、男の脚に両手両足でしがみつく。
    黒い獣のような男は、甥に、邪魔なものをみるまなざしをむけた。夜で暗く、その顔が影になる。まだ4歳の身からは、必死にふり仰いでも、背の高い男の顔がよくみえない。
    男は、苛立ったように舌打ちをした。おじうえを両腕に抱いているため、手が使えないためだ。異常にぎらぎらとかがやいた目で、そのまま歩き出す。その目は、おじうえしかみていない。男が歩を進めるたびに、甥の体が上下にゆれ、手がぶるぶる震える。このままでは、やがて力尽きて手をはなしてしまう。必死にちいさな爪をたてても、男には何の衝撃もあたえていないようだ。
    ーーーーーお具合いのわるそうなおじうえを連れていかせるものか!
    おのれのもつ有効な武器はこれしかない。と、口を大きくあけ、目の前の脚にかみつく!
    さすがに男の脚がとまった。こうるさい虫めが。という声がもれ、長い脚がふられた。体が大きく吹っ飛び、顔から地面に突っ込んで倒れる。鼻から、鉄さびに似た味の液体が流れる。衝撃に、ちいさな体は動かなくなった。
    「殿っ」と、郎党が、親子の間に割って入る。
    親から子への体罰は珍しくもない時代だが、さすがにやりすぎだ。という表情だった。ましてあるじには、嫡子(あととり)となるべき男子が、いまはこの幼子だけしかいないのだから。
    「若君。ご無事ですか!」と甥を助け起こし、「お父上にさからってはなりませぬ」と忠告する。

    男は、そういえばそのようなものもいたのだったか。と、表情をわずかに動かしたが、すぐに無関心な目になった。
    いつもの男であれば、嫡男に関心のあるふりはしてやっていただろう。しかし、弟の意識もないいまは、『敵の血をひく息子すらも大切にする、慈しみ深い父親』という面をつける必要性はなかったのだ。

    鼻血を流した甥は、おおきな目をみひらいて、顔すらとうに忘れた父を、呆然とみあげた。その顔は、おのれによく似ていた。
    ーーーーーこの、黒い『獣』が、我の父上だというのか。

  • 96二次元好きの匿名さん25/06/20(金) 15:19:29

    >>95

    TSHパロ レス


    うおお兄上の長いおみ足に必死で食らいつく子犬のような千寿王くんが見えてつらい

    なんか怖い雰囲気の獣っぽい人から大好きな叔父上を守りたかったんだね…

    その優しさや自分より強いものを前にしても怯まない心の強さは直義にも通じるところがある気がしますね

    兄上一応息子の存在を覚えてはいたけど愛情も関心もないのが丸わかりで、久しぶりの親子の対面がこんなものになってしまうなんて

    大型犬のような強くて可愛い兄上と子犬のような可愛い千寿王くんに囲まれて直義が幸せに過ごせる未来はないのか(なさそう!)

  • 97二次元好きの匿名さん25/06/20(金) 22:54:26

    尊直 大きい兄上ネタ ちょっと小泉⑧雲の「貉」パロ

    「直義、顔色が良くないぞ。具合でも悪いのか?我が看病してやろうか?一緒にねんねするか?」
    「兄上…大丈夫です。昨夜少し奇妙な夢を見て、寝不足なだけですので」
    「寝不足か。どんな夢だったのだ?」
    「夢の中で私は兄上と向かい合ってお話をしていました。するとどうしたことでしょう、兄上のお姿が急にどんどん大きくなって…
    ついには見上げるほどの、まるで大仏様のような大きさになられました。驚いて腰を抜かしてしまった私を
    大きな兄上はじっと見据えられたかと思うと、御手を伸ばしてその指でうりうりと頭を撫でてこられたのです。
    ふふ、兄上とは子供の頃から毎年背比べをして育った仲だというのにこんな夢を見るなんて…おかしいですよね」
    「ほう、ほう。で、その大きな我というのは…こんな我だったか?…………あっ、直義!すまない、
    ちょっと茶目っ気を起こして大きくなってみただけなのだ!直義、目を覚ましてくれ!直義~!!」
    目の前で突然巨大化した兄上に度肝を抜かれて気絶してしまった直義
    あまりにショックが大きかったためか、意識が戻った時には夢のことも兄上が巨大化したことも全て忘れていたという…

  • 98二次元好きの匿名さん25/06/21(土) 07:52:48

    いつの間にか次の本誌まであと少し
    次こそイチャイチャ仲良し尊直が見られますように(望み薄)

  • 99二次元好きの匿名さん25/06/21(土) 09:41:22

    >>96

    TSHパロ レスのレス


    「必死で食らいつく子犬のような千寿王くんが見えてつらい」とおっしゃっていただき、嬉しいです。

    平凡にみえますが、かっこ悪くても、だいすきなおじうえを守るためなら、勇気を奮い起こし、立ち向かえる千寿王くんです。

    だから、後年、煮ても焼いても食えない高経パパ(一門では、兄上を除けば最大の実力者です)ともなんとか交渉できたのかもしれないですね。まあ、いろいろ失敗もしますが…君には、たのもしい未来の奥様(過去作でちらっと名前だけは出しました)が横についている!がんばれ!

    兄上は、息子は一応覚えていますが…愛情も関心もないのは、過去作からなんとなくわかっておられたと思います。

    中先代の乱の後、直義と、兄上親子は、つぎのいくさに備えて、しばらくともに暮らすことになりますが、どうなるんでしょうね。

    そして、この話は、『後年の…』という地の文で、少しずつネタバレしていくスタイルです。

    次にUPする話では、(いまの時点ではまだうまれていませんが)ある人が登場します。お楽しみに!

  • 100二次元好きの匿名さん25/06/21(土) 09:55:59

    TSHパロ ※暴力シーンあり。ご注意ください。
    主要人物:尊氏・足利千寿王・足利基氏
    ~1334年11月 前征夷大将軍の配流#24~

    それは、幼い心で夢見がちに想像していた、どんな父とも、違っていた。
    おまえは、ほんとうに兄上によく似ている。と、叔父のしずかな声が脳裏にうかぶ。父について甥が尋ねるたびに、叔父は、甥を胸にやさしく抱き、いつも言っていた。
    「兄上は、だれよりもおつよく、他人(ひと)を憎むということをしらず、多くの敵すらもお許しになるほど、慈悲深いおかただよ」
    おじうえのあにうえだから、ちちうえは、おじうえによくにておられるのだな。と、甥は、父を想像していたのだ。そのちいさな胸は、誇らしさでいっぱいだったのに。そのあこがれにも似た、父への思慕は、くだけちってしまった。
    気を失ったままの叔父をたいせつそうに抱いたまま、父は、幼い息子を完全に無視して、邸内にあがる。郎党に案内され、叔父の部屋へと入っていった。
    いやじゃ。おじうえをつれていくな!と、甥は泣き叫ぶ。
    顔じゅう血にまみれながら、必死にもがく小さな体を、いかつい郎党がおさえつけた。
    そのとき、幼い身ながらに悟ったのだ。おのれに、ほんとうの意味での父は、もとからいなかったのだ。ということを。
    ーーーーー父が愛しているのは、おじうえだけなのだ。

    だから後年、10数年ぶりに再会した父が、最愛の叔父をおのれだけのものにすべく、叔父を、息子たちを、一門を、天下すらも巻き込み、身勝手に悲劇に突き進んでいく姿をみても、心身ともに成長した甥は、父に、なにも思わなかった。
    ただ、いいかげんにしてくれ。とだけしか、思えなかったのだ。
    それは、いまはまだうまれていない、10歳年下の同母弟(足利基氏)も、おなじだった。
    うまれたときから叔父のもとに引き取られ、その猶子(ゆうし。相続権のない養子のこと)となり、本人からは15歳年上になる異母兄(足利直冬)を父がわりにして、その膝の上で育った少年だった。
    その同母弟とは、この15年後(1349年)、叔父が髪をおろし、政界を引退してからひと月後に、甥は、その生涯でただ一度だけ、会うことになる。
    あまりに強烈な印象の、9歳の同母弟だった。
    「ーーーーー我ら兄弟が、このいくさ絶えぬ世に、幕をひかねばなりますまい」

  • 101二次元好きの匿名さん25/06/21(土) 19:28:45

    直義様の白足袋さすさす

  • 102二次元好きの匿名さん25/06/21(土) 19:41:03

    現パロ ポメガバース

    かかりつけの獣医さんの所にポメ上を連れてやってきた直義
    「次の患者さんは、ポメ氏くんね。今日はどうしたのかな?」
    「先生、実は近頃ポメ上に夜鳴きの癖がついてしまって…防音のしっかりした部屋なのでご近所には漏れていないと思うのですが、
    原因があって鳴いているなら可哀想ですし何とかしてあげたいのです」
    「おやおや、今日はこんなにいい子にしてるのに。夜鳴きしちゃうんだ?ポメ氏くん」
    「クゥ~ン…」
    獣医さんに撫でられ、殊勝な態度を見せるポメ上
    「では色々聞かせて下さい。まず鳴き声ですが、どんな風に鳴いてますか?」
    「クンクンとか、キュゥ~ン、アォ~ンのような何とも言えない悲しげな声です。キャン!キャン!と私を呼んでいるように聞こえる時もあります」
    「ワンちゃんの夜鳴きには色んな原因が考えられますが…一度鳴き始めると一晩中収まらない感じですか?」
    「いいえ。私が可哀想に思ってケージを開け、何度も撫でてあげたりハグしたり、
    『どうしたのですか?大丈夫ですよ。ポメ上はいい子ですね、大好きですよ』などと声かけしながらポメ上に好きなだけ顔を舐めさせて、
    それから子守唄を歌って頬ずりをして体をぽんぽんしながら私のベッドで一緒に寝てあげるとその後は朝まで大人しくしています」
    「それが原因ですね」
    「えっ?」
    「ク、クゥ~ン♡」

  • 103二次元好きの匿名さん25/06/21(土) 21:13:08

    大好きな人の背中なでなで

  • 104二次元好きの匿名さん25/06/21(土) 21:44:45

    このレスは削除されています

  • 105二次元好きの匿名さん25/06/21(土) 21:46:58
  • 106二次元好きの匿名さん25/06/21(土) 23:49:55

    >>100

    TSHパロ レス


    千寿王くんの憧れの父上像を当の父上(兄上)自身が壊しちゃった…

    直義が語り聞かせていた兄上像もかなり贔屓目が入っていたとはいえ、

    父上は聞かされていたような優しいお方ではない・父上は我が子を愛していないという両方を4歳の子が突きつけられるのはしんどいですね

    そしてこの時に感じた断絶が彼の中で後々まで尾を引いていくようなのでこの親子にとっては決定的な出来事になってしまったなぁと思いつつ

    未来の大器を感じさせる賢そうな基氏くんのチラ見せに期待が高まります!

    中先代の後しばらく直義と兄上親子で暮らす展開があるとのことでそちらも楽しみです

  • 107二次元好きの匿名さん25/06/22(日) 09:00:09

    念のため保守
    このスレ時々いつもは後方理解者面してるダークエルフが出現してるね

  • 108二次元好きの匿名さん25/06/22(日) 13:39:12

    >>105 憲直


    もう慣れて疑問にも思わなくなってたけどこうして見ると耳の形状が違いすぎて草

    ショタ直義がこんなこと聞いたら失礼かな?と思いつつも知的好奇心には勝てなくて

    「のりあきの耳はどうしてとがっているの?」と遠慮がちに質問してみた過去とかあって欲しい

    「これは上杉のいちぞくに代々つたわる耳なのですよ。直義さまも我がいちぞくの血を引いていらっしゃいますが

    足利のごとうしゅのごしそくゆえ、そちらの血がつよく出られたのですね」

    「ふうん…」

    それからしばらくして暇を見つけては自分の耳をぐいぐい引っ張っているショタ直義を見かけるようになった憲顕

    「何をなさっているのです?」

    「こうしたらわたしものりあきとおなじ耳になれるかと思って…」

    無邪気な答えに胸を撃ち抜かれた憲顕は愛しさが爆発しながらオタク特有の早口で

    これは遺伝によるものだから後天的に変えられるものではないこと、そもそも遺伝とは何であるかといったことを懇切丁寧に説明して

    のりあきはあたまがいいなあとショ直義に感心されてくれ

  • 109二次元好きの匿名さん25/06/22(日) 14:16:45

    TSHパロ
    主要人物:直義・尊氏
    ~1334年11月 前征夷大将軍の配流#25~

    熱い。暑い。
    兄のたくましい腕が、自分の腰に巻き付いている。こうしていると、幼いころのようだ。と思った。体温の高い兄は、いつも弟とこうして眠りたがっていた。弟の胸に顔をうめている顔は、すでに成人した男のものだが、弟の目からは、まだ少年のようにしかみえない。半日以上も弟をむさぼり食らいつくした獣と同じ人間だとは思えなかった。
    だが、あの獣も、この少年も、どちらも同じ兄なのだ。
    自分にできるのは、この兄のすべてをうけいれ、のぞむすべてを与えてやるだけだ。兄が、どれほど自分を傷つけようとかまわないと思っていた。世間に、災いをもたらさない限りは。

    弟が身動きしたことで、兄も目をあけた。弟を認めた瞬間、その目は明るく澄み、上機嫌にかがやいた。髪にも、肌にも張りが戻ったようだった。
    「ああ、直義、直義、直義!」
    顔を弟の白い頬にすりよせ、こすりつけてくる兄に、お目覚めですか。と、しずかに兄をあやした。
    「お気がすまれましたか。兄上」
    兄は、ご馳走を食べ終え、満腹した犬のような、うっとりした顔になった。
    「おまえは最高だった!」
    それはよろしかったです。と、弟は、兄にやさしくほほ笑む。そして、つづけた。
    「兄上が『焼却』なさった、久方ぶりの鎌倉。いかがでしょうか」
    「以前(まえ)よりもずっとすばらしい。さすがは我の弟だ!参道は広く掃き清められ、食い詰め者もおらん。大通りの建物も整地され、軒が揃い、豪奢なものばかり。これこそ、『足利のための鎌倉』!」
    ーーーーーそれが、兄の答えだった。

    「兄上が、立案されたのですね」
    ああ、そうだ。手間がかからなくて、よかったろう。と、兄は上機嫌に答えた。
    弟は、一瞬、その双眸をとじた。兄と弟は、断崖のそれぞれ両側に立っていた。越えられない裂け目がそこにはある。だが、兄を見捨てるという選択も、見放すという選択も、いまの弟にはなかった。兄の覇道をともに歩む、と、あの雪の日に、兄に誓ったのだから。

    なにもわかっていない兄は、おまえからの書状にあった件。と、興奮して続ける。
    「それに要り用なものをふたつ、手土産にもってきたぞ」
    ふたつ?と首をかしげた弟に、兄は、特大の爆弾を投げ込んできた。
    「ひとつめは、顕氏だ。『雑訴決断所』で、師直にたっぷり『仕込ませた』ぞ」

  • 110二次元好きの匿名さん25/06/22(日) 17:43:02

    イメチェン後の直義と師直を無双工ンパ7で再現

    うすめの尊直、もろただを含みます


    直義ver.

    えげんさまとかjpst.it

    師直ver.

    短髪もろjpst.it
  • 111二次元好きの匿名さん25/06/22(日) 19:11:53

    >>110

    ツルよしとヤケクソ気味だから?で吹きました

    モロちゃんのエディットも格好良くて愛を感じます!

  • 112二次元好きの匿名さん25/06/22(日) 19:40:39

    人生2周目の高家に生まれた直義妄想

    尊直前提の直義総受け?総見守り?

    2周目に何故か師直の長男として生まれてきた直義

    特殊設定の妄想ネタ。

    師直嫁の捏造妄想。

    NL要素は捏造妄想嫁部分です



    高家の三兄弟の茶番 | Writening人生2周目の高家に生まれた直義妄想 尊直前提の直義総受け?総見守り? 2周目に何故か師直の長男として生まれてきた直義 特殊設定の妄想ネタ。 師直嫁の捏造妄想。 NL要素は捏造妄想嫁部分です 赤ち…writening.net

    今後の展開を思い、現実逃避の馬鹿話です。

    小話です

  • 113二次元好きの匿名さん25/06/22(日) 20:19:04

    >>110

    ツルよしにレッツゴー!陰陽師を踊ってほしいと思ってしまった😅

    デカ兄上やモロちゃんと一緒だとなお良し!

  • 114二次元好きの匿名さん25/06/22(日) 22:46:44

    本誌前の今週の尊直妄想

    兄上に圧倒され震えながら謝ってた直義だけど、あの後、夜に閨に呼ばれて一体どんな仕打ちをと思って怯えながら向かったら、「た〜だ〜よ〜し〜!」って昔のような下がり眉ふにゃふにゃ兄上に迎えられ「お前とこうしてまた一緒にいられてうれしいぞ…もう二度と我から離れていかないでくれ」って優しく甘〜く抱かれて、恐怖からの安堵と快感で混乱しながら兄上に依存してしまうみたいな…そういう尊直があってもいい
    「我の本意ではないがこの度のことについてお前に仕置きをせねばならん。分かってくれるな?直義」って予想通り仕置きと称して分からセッ!されるルートでもいい

  • 115二次元好きの匿名さん25/06/23(月) 00:05:39

    >>109

    TSHパロ レス


    小さい千寿王くんを吹っ飛ばしておきながら自分は直義にあやしてもらう兄上よ…

    犬だったら絶対に新入りの子犬を追い払ってご主人様の愛を独り占めしたいタイプのわんこですね

    そして街を焼いても罪悪感ゼロの兄上と直義の間にクレバス級の深い溝が…

    兄上はきっと直義がそういうの嫌ですと言えば、少なくとも直義の目の届く所では同様の行動は繰り返さないんじゃないかと思うのですが

    直義も基本的に兄上の全てを受け入れてしまうタイプの弟だからなぁ


    >>112

    高家の三兄弟の茶番 レス


    茶番劇から生まれた感動!

    ライ○ンキングのあの場面っぽいと思っていたら地の文でもそう言われていて噴き出しました

    どっちかといえばスカ○寄りのキャラ(個人の見解です)なモロちゃんが直義を掲げるポジションなのがいい味出てて好きです

    赤ちゃん直義の成長をモロちゃんヤッスと共に見守れる喜び

    既に何度もつかまり立ちを見ているのにあえて言わずにいたモロちゃん嫁の粋な計らいも素敵です!

  • 116二次元好きの匿名さん25/06/23(月) 00:34:07

    本誌


    結局直義様のアゴヒゲはどうなってるんですか?
    作画ミスなんですか剃ったんですか?正解を教えてください…

  • 117二次元好きの匿名さん25/06/23(月) 00:55:13

    TSHパロ レスのレス

    コメントいただき、ありがとうございます。


    >>106

    4歳の千寿王くんにとっては、あまりにつらい展開になりました。大人なら折り合いをつけられる(可能性が高い)のですが。

    また、4歳の彼に頭を下げる人間は多いのですが、郎党たちを含め、千寿王くんのことを本気で思っている人間はほぼいません。敵の血をひく彼が大事にされているのは、あくまで、「兄上の息子」だから、にすぎません。スペアになる男子が生まれれば、彼の地位は危ないわけです。

    なので、千寿王くんは、父親だけが頼りの身の上なので、余計に兄上を慕っていたのかもしれませんね。それも今回の騒ぎで打ち砕かれますが。

    そして、直義のかなりひいき目が入った言葉ですが、これは元ネタがあります。

    『梅松論』に、夢窓疎石が兄上の人となりを紹介している文があるので、引用しますね。

    「今 征夷大将軍尊氏は、仁徳を兼ねたまううえに、三の大なる徳まします也。(中略)第二に慈悲天性にして、人を悪(にく)み給う事なし。多くの怨敵を寛宥(かんゆう)ある事 一子のごとし」

    なので、直義はウソを言っているわけではありません…。

    世の中のたいていの人に、兄上はこう見えた、ということなんでしょうね。

    もちろん、史実は、そういう人物であった、という可能性はなくもないですが、このTSHパロでは、自己演出にたけた男として、兄上を書いています。では、今後もお楽しみに!


    >>115

    おっしゃるとおり、ポメガバースの世界観でしたら、兄上は、「ご主人様の愛を独り占めしたいタイプのわんこ」だったかもしれません。

    小さな、仔犬のような千寿王くんでさえも邪魔者扱いするのですから、成犬のライバルが現れたときには…。

    直義と兄上の間には深い溝ができてしまいましたが。兄上はまったく気づいていないようです。そして、兄上はわりと誘導尋問やひっかけ問題に弱いタイプなのがわかりました。浮気でもしたらすぐバレると思います💦

    でも浮気を浮気と思っておらず、心は弟ひとすじのいじらしい兄上です。次をお楽しみに!                                                                                                                                  

  • 118二次元好きの匿名さん25/06/23(月) 00:56:13

    本誌

    恵源様の髭はランダム生成されてたんだね
    それとも顎髭生えてる時は精神的に一番荒れてたとか…?

  • 119二次元好きの匿名さん25/06/23(月) 01:00:27

    本誌 光go院×直義


    まあ信頼を損なうよね…と思いつつも悪いやっぱ辛ぇわ…ってなった
    ただ史実だと先に北朝が将軍側に脅されて直義を朝敵認定したので直義が南朝に走ったという背景があったためか
    光go院は直義の復帰をむしろ歓迎して祝ったらしいというエピソードで心を癒している

    それはそれで史実がおかしい

  • 120二次元好きの匿名さん25/06/23(月) 01:17:57

    本誌


    何年も前に時行とちょっと喋っただけの直冬くんは変顔で臭い臭い言われたのに
    喋ったどころか時行への恩賞を出したいと持って来た直義には真顔で却下(焼却)するだけの兄上…
    ときめきより困惑が勝るんで変顔する基準を教えてもらえませんか?気分?
    高兄弟へのえんがちょの時も変顔してたんで時行に限らず自分の邪魔になり得る相手には変顔するってこと?
    じゃあなんで今週は真顔だったの…弟の前では「カッコいい兄上」でいたい兄心が染みついてるの…?

  • 121二次元好きの匿名さん25/06/23(月) 08:50:11

    本誌 もろただ


    直義つらいけど表情が直義っぽく戻ってきてる気がするし久しぶりの烏帽子姿も見れて嬉しい
    僧衣姿も好きだからまた見たいなあ
    それはそうとモロちゃんさえ滅ぼせば理想の政治ができると思ったってことは
    情乱中はたとえ視野が狭まっていたにせよ憎悪にせよモロちゃんへの感情で頭が一杯になっていた時期があったということでよろしいですか?
    失って初めて気づくもろただじゃん…

  • 122二次元好きの匿名さん25/06/23(月) 18:07:33

    今回、大人義詮くんがやっと喋ってくれたけど、既に直義とは深い溝があるね
    直義も(礼儀を重んじているとしても)甥に「義詮殿」ってちょっとよそよそしいし
    史実だと兄上が引退やめさせたり二人の仲を取り持とうとするけどngwkの兄上はどうするのか
    我と直義の深い絆を見せればきっとわかってくれる!と息子を閨に招き入れてドン引きされる兄上
    久しぶりに兄上に優しくしてもらえると思ったら甥に目撃されて愕然とする直義
    叔父がとんでもない女狐だとわかって(誤解)排斥しようとする義詮くん
    うーん…やっぱり関東に逃避行するしかないか

  • 123二次元好きの匿名さん25/06/23(月) 21:19:05

    本誌

    針のむしろ状態の直義様に心が痛む…これはもろちゃんを討てば兄上が元に戻ると信じ若たちの忠告を聞かなかったものの末路、自業自得的な描かれ方なんです?普通に辛いよぉ😂
    けど落ちるところまで落ちたところから立ち上がる直義様が見たくないかといえば見たい、ぜひ見たい!!ここからどうやって兄上が逃げた弟を追う展開になるか固唾を飲んで見守るしかない😂
    けどやっぱり辛いから「俺たちは直義様の味方です」な直義派の描写を一コマでいいので挟んで欲しい…!!

  • 124二次元好きの匿名さん25/06/23(月) 23:44:18

    >>122本誌義詮くんレス



    父上をたぶらかす女狐!これは排斥も残当だし自分まで絡めとられないように逃げるしかないね

    義詮くんと直義が対面するシーンずっと見たかったんだけど、声をかけただけで怯えて逃げられてしまう直義を見て

    ポメガバースのポメ詮になかなか心を開いてもらえない直義を想像してしまった

    この叔父甥が仲良くなるのは南北朝では難しいかもしれないけど転生やパラレルなら仲良くなれる世界線も色々あると信じる

    他の甥っ子との関係を見ても直義は身内愛の強い性格だと思うしngwk義詮くんも本来は素直な子そうだから

  • 125二次元好きの匿名さん25/06/24(火) 00:07:56

    >>115

    レスありがとうございます。

    私も師直はスカ⚪︎ポジションだと思います。

    赤ちゃん直義を囲んだ三兄弟の馬鹿な男子のワチャワチャを考えていたら、直義の成長に感動した師直があのポーズをしたので、そしたらやっぱりあの曲が頭の中に流れますよね。

    誰も脳内に流れる歌に対して、何だこの歌は⁈と突っ込まないで赤ちゃん直義の成長に感動してます。

    そんなアホな三兄弟のノリを、嫁はそっと醒めた目で見ていました。出来た嫁です。

  • 126二次元好きの匿名さん25/06/24(火) 01:26:53

    TSHパロ
    主要人物:直義・尊氏
    ~1334年11月 前征夷大将軍の配流#26~

    新政府の斬新な政策を理解し、咀嚼して、吸収させた。ということだ。みかどと、その側近たちが、みやこの市場を実験場にして、10年以上かけて推敲し練り上げてきた政策案である。未熟とはいえ、工業時代へ脱皮しようとする、新しい時代の要求に応えている部分が大きかった。
    兄は、実務レベルにまで落とし込まれたそれを盗ませたのだ。
    優秀な人材は多いが、いまの足利に、一から立ち上げる実力はまだない。その力がなければ、借りるか、盗むしかないのだ。
    しかし、すでにもととなる新しいソフトウェアはある。それを、新しい鎌倉という都市(ハードウェア)に搭載すればよいだけだ。むろん、西国と東国では、国情が異なり、一律的には適用できない。だが、現場にあわせてプログラムをすこし書き換えることで対処できる。無駄を嫌う兄らしかった。

    ですが、兵部少輔には、一千人の騎兵をつけたはずでは。という弟の疑問は、続く兄の言葉で封じられてしまった。
    「顕氏には、騎兵を率いて、あるおかたを護衛させている。10日もすれば、つくはずだ」
    兄は、得意げな顔になる。それはみごとな大鷹なのだ。我をほめてくれ。直義!と、弟に熱くくちづけてきた。
    また盛り上がろうとした兄をなだめ、おさえた弟は、どなたなのです。と尋ねる。いやな予感がした。いまの、正三位の兄が敬語をつかう相手は、この国に数えるほどしかいないからだ。そのなかでも、兄が能力を認める人間は、かぎられてくる。
    兄は、ききたいか。と、わくわくした顔になる。弟が喜んでくれるものと信じきって、疑っていない笑顔だった。
    「大塔宮親王殿下だ!」
    は。と、弟の切れ長の目が、めずらしく驚きにみひらかれる。聞き間違いであってくれ。と思った。震える声で、兄に尋ねる。
    「前(さき)の、征夷大将軍であられた、殿下でしょうか」
    「そうだ。おまえとの約束通り、『無益な殺生』もしなかったぞ!」
    言葉をなくした弟に、兄は興奮したまま、語りかける。
    「もと天台座主であられ、日の本で最高の学識をもつおかただ。大陸の最新の学問もおさめておられる。その知識は、これからの鎌倉に、そして、おまえの役にたとう」

  • 127二次元好きの匿名さん25/06/24(火) 08:59:49

    >>126

    兄上が完全にご主人様の前におみやげ持ってきてほめられ待ちのわんこ…弟に撫でられたくてヒコーキ耳になってそう

    犬で想像したらすごく可愛いんだけど直義はさすがに何か言うのかこれも自分が兄の覇道と歩むと決めた末の結果と受け止めるのか

    どちらにしてもこの兄弟だと罪悪感は弟の胸にだけ刻み込まれることになりそうですね

  • 128二次元好きの匿名さん25/06/24(火) 09:39:00

    >>110

    無双キャラメイクすごい、楽しそうー!

    逃げわか無双、もとい南北朝無双は夢が広がるよね。兄上やもろちゃんやっすは真っ当にアクションがカッコ良さそうだし、素早くて手数が多い若も使ってみたい

    兄上ルートだと複数回「弟を助けろ!」のミッションがあって直義が敗走すると強制的に自分も敗走になりそうだし、VS足利ルートだと直義がピンチになると馬鹿みたいに強い兄上(無双で言うと呂布)が出陣してくるだろうな…

  • 129二次元好きの匿名さん25/06/24(火) 14:18:41

    本誌

    恩賞申し出てあっさり却下される直義がお労しいんだけど
    ダメ元でも一応言ってみるの律儀というかこれもしかして前に無理だろうなって思いながらも言ってみたらお願いが通ったみたいなこと何回かあったりする?
    根本的なところで逆らえないのにとりあえずお願いしてみたら何とかなるかもみたいな感じなの?
    根っからの弟気質では?

  • 130二次元好きの匿名さん25/06/24(火) 19:05:39

    >>129

    本誌 弟気質直義


    ダメ元で兄上にお願いしちゃう直義の弟気質に萌えながら、数年前に一度会っただけの若の臭いを感じて実子に変顔かましてた兄上が、数日前に若に会ってる(しかもその若の恩賞を願い出る)弟に対して「却下」ですんでることに「愛」を感じたよね…相対的にみてめちゃくちゃ甘い対応されてないですか?神の中の兄上が頑張ってるのかな😂

  • 131二次元好きの匿名さん25/06/24(火) 22:52:53

    重直 現パロ


    またもや憲顕が子供たちをほっといてるため重能が引き取ってシングルパパをしていた
    やんちゃだけど素直で可愛い子供たちと仲良く暮らしているところに、従弟の直義がちょくちょく遊びにきては家事を手伝ったり一緒に遊んだりをしてくれるようになる。直義さんも子どもが好きだからなのだろうと重能は思っていた

    ある日、一緒に皿洗いをしながら来ていただけるのは本当にありがたいけれど無理はなさらないでくださいねを伝えたところ
    「無理していない。私がここに来たくてそうしているんだ」
    「ありがとうございます。能憲も憲将も喜んでいます」
    「……重能はどうだ」
    「えっ」
    「私は、重能に会いたいのもあって来ている。重能は……その、どう思っているんだ」
    「直義さん、それは私とて……」

    ひっっっさしぶりに様子見に来たら子どもたちが重能をパパと呼び、直義をママと呼んでいた時の憲顕の心境やいかに

  • 132二次元好きの匿名さん25/06/25(水) 07:08:36

    TSHパロ

    主要人物:直義・尊氏

    ~1334年11月 前征夷大将軍の配流#27~


    全国的な教育機関のないこの時代、知識は点で存在している。特殊な技術であるほど、とくにそうである。そして比叡山は、この国で最高の教育機関である。しかし、その知識にアクセスできるのは、高い身分で、かつ、僧籍のものに限られている。親王殿下は、その最高位にあった男だ。兄の言うとおり、その頭のなかにある知識は、正直にいって、喉から手が出るほどほしい。

    だが、殿下が、おのれを踏みにじった、最大の政敵である足利に、それを洩らされるはずがないではないか。ひとには、意地と誇りがあるのだ。


    どうだ!満足してくれるか。と、兄は、腕のなかの弟に笑いかけた。その兄の目は、期待と興奮にみちて残酷にかがやいていた。(★>>127様。ここでヒコーキ耳の、尻尾をちぎれるほど振るBIGポメ上をご想像ください)

    ーーーーー兄上は、どこまで本気でおっしゃっておられるのだろうか。

    それとも、すべてが兄の本心なのだろうか。と、弟は思う。ただ、悲しかった。


    最愛の弟が浮かない顔なのをみてとって、兄は、喜んでくれないのか。あの獲物では、不足だったか。と、厚めの唇をとがらせる。

    「おまえが不要なら」と、兄は口にだしかけた。しかし、次につづく「『廃棄』を」という言葉は、弟の、「わたしが、兄上に不満など、あるはずがございません」という、するどい頬への慈愛にみちたくちづけで、どこかに消えてしまった。兄は、すぐに上機嫌になる。

    「ただ、そう。すこしばかり驚いてしまっただけです」

    前に進むしかないのだ。もう、ほかの道は残されていない。と悟った弟は、兄に、しずかにほほ笑む。

    ーーーーー生きて逃れる途(みち)があるとすれば、ひとつだけ。


    単衣の乱れをととのえ、座り直した弟は、白い指をそろえて、兄に頭を下げる。兄からは、弟の表情がみえなくなった。

    「殿下は、鎌倉で、ご身分にふさわしく、丁重にお預かりいたします。兄上は、後顧の憂いなく、お働きください」

    「ああ。『万事よろしく頼んだ』ぞ!」

    その言葉をきいた弟の長い睫がふるえ、ちいさな唇が一瞬わなないたが、兄は、それに気づくことはなかった。

    「…ええ。だれもみたことのない、『新しい鎌倉』のために」

  • 133二次元好きの匿名さん25/06/25(水) 12:59:21

    本誌 尊直

    じょーらんの第2サウンドで兄上を唖然とさせる直義様が見たいんじゃ…ラストがわかっていてもあの兄上を混乱させる展開を期待してしまうんじゃ〜!

  • 134二次元好きの匿名さん25/06/25(水) 21:14:34

    現パロ ポメガバース

    ある日ポメ兄弟がまったりと窓の外の雨を眺めているところへモロちゃんがやってきた
    「ポメ氏様。ポメ義様を少々お借りしてよろしいですか。すぐお返しいたしますので」
    「キャン!」
    「ありがとうございます。失礼」
    軽く断りを入れてモロちゃんがポメ義を両手で持ち上げ、その場に立たせる
    ポメ義が首を傾げているとモロちゃんは懐から何かを取り出し、シャッ…!と鋭い音をさせて平たい紐状のものを引き出した
    「キュッ…!?」
    「動かないで下さい。なに、すぐ終わります。フフ…」
    ポメ義の傍らに膝をつき、含み笑いをしながらその頭部や胴体にぐるりと紐を回していくモロちゃん
    「おや…夏に入って少しお痩せになりましたか。いけませんな、もっと食って肉をつけて頂かねば。ククク…」
    その間ポメ義の小さな頭の中には、ハムの塊のように紐で縛り上げられモロちゃん愛用の磨き込んだお鍋でコトコト調理される己の姿がよぎっていた
    「…ふむ、こんなものでしょう。必要なデータは取れました。ポメ氏様、お返しいたします」
    全金属製になったように固まっているポメ義をポメ上の前に置くと、モロちゃんは部屋を出ていった
    そして翌日…
    「さあポメ氏様、ポメ義様。いかがでしょう、サイズは合っていますか。動きにくくはありませんか」
    「キャン!キャン!」
    元気にお返事をするポメ上の横でポメ義は目をぱちくりとさせていた
    2匹の身体は今、モロちゃんお手製の可愛いレインコートで覆われている
    「梅雨ですので雨の日の散歩でも冷えないようにこういうものを作ってみました。生地の撥水性にこだわり、
    窮屈にならないよう袖は作らずフードとマントのみの構造。お二人の被毛量を計算に入れ、首周りにはゆとりを持たせています」
    「……!」
    キラキラしたお目々でモロちゃんを見上げるポメ義
    「今日の散歩から早速これで出かけてみますか?」
    「キャン!キャンッ!」
    その日からご近所では、傘を差した強面モロちゃんとレインコートを着た可愛いポメ兄弟の仲良くお散歩する姿が度々目撃されるようになったという

  • 135二次元好きの匿名さん25/06/25(水) 21:57:47

    >>134

    現パロ ポメガバース レス



    裏地がメッシュだったり首の後ろにリードを通す穴が開いてたり泥撥ね防止で腹側がエプロンみたいになってるやつだこれ!

    生地は言うまでもなくお揃いか色違いでしょ

    あとポメ義本人(本犬?)じゃなくてポメ上に許可取るモロちゃんが通常運転で好き


    うちのパッパ職場のあだ名が「組長」で満場一致で柄が悪いとかカタギに見えないとか言われる強面オッサンなんだけど

    犬連れて出かけると犬の可愛さで怖さが中和されるらしくて犬好きさんから話しかけられる現象が発生するので

    大小ポメ兄弟連れてお散歩してるモロちゃんも散歩中に限って話しかけられてそうだなと思った

  • 136二次元好きの匿名さん25/06/25(水) 23:40:43

    >>132

    TSHパロ レス


    これ多分兄上は全部本気で言ってるやつ~!

    前に楠木殿に下げ渡された少年に対しても結構あれな扱いでしたし、兄上にとって直義以外の他人は基本的に道具なんでしょうね

    直義が喜んでくれないなら廃棄しちゃおうは人の心が無いけど、これなら直義が喜んでくれると思うぐらい

    殿下のことを立派で見事な獲物だと評価していたのも本心なんだろうなあ

    とんでもないお土産をもらってしまった直義は心も胃も痛いですね…

  • 137二次元好きの匿名さん25/06/26(木) 08:02:33

    >>131

    重直 現パロ レス


    擬似ファミリーからほんとの家族になっていく重直と甥っ子たちに癒されてたら最後憲顕可哀想すぎて笑ってしまった(笑うな)

    重直はほのぼのファミリーとして収まりつつ、私も!私も出来ることがあります!😂って実の息子たちに齧られながら家事をする憲顕が見えました。重能がパパで直義がママで憲顕は…おじさん?

  • 138二次元好きの匿名さん25/06/26(木) 17:21:37

    動物と直義

    ポメ直義もかわいいけど、人間直義と動物の組み合わせも絶対いいよね
    攻めを動物にしてイチャイチャさせるのもいい。兄上ならでっかい柴犬、モロちゃんならドーベルマンとか思いきって(?)虎とか、家長なら鷹とか考えるの楽しい。ダークエルフは既に人外だからわからん
    ショタ直義と子猫の組み合わせも普通にかわいい。弟が庭に迷い込んだ野良猫の世話に夢中になってしまい嫉妬した兄上が対抗して「にゃーん」しか言わなくなった時もあったよね

  • 139二次元好きの匿名さん25/06/26(木) 17:28:56

    本誌 髪型の話


    最近の本誌を読み返して思ったんだけど、直義って着物は元の直垂姿に戻っているのに烏帽子は宮中に伺候する時以外かぶってないんだね
    本来は服装をぴっちりしたいタイプだけど一度烏帽子をかぶらない短髪生活に慣れちゃったら風通しも良くて快適で
    今のスタイルをけっこう気に入ってるんだとしたら可愛いな

  • 140二次元好きの匿名さん25/06/26(木) 17:57:33

    とっても直義様

  • 141二次元好きの匿名さん25/06/26(木) 19:39:11

    >>140

    台所タワシ!?恵源様なでなで

  • 142二次元好きの匿名さん25/06/26(木) 23:51:58

    >>140

    ふいてしまった

    直義が家出してさみしくなった兄上に概念直義として贈ってさしあげたい

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