- 1二次元好きの匿名さん25/06/25(水) 12:28:03
「ああ、アリウスの人間はみな彼女を恐れ、同時に尊敬もしていた」
”尊敬されてたの?”
「彼女は力をもってして、アリウス内戦を終息に向かわせた功労者だったからな」
”内戦を終わらせたのはベアトリーチェって聞いた事があるんだけど”
「それはある意味正しい、でも違う、マダムは彼女よりも強かった、だから彼女を打ち倒し…………〇したんだ。
そしてマダムは私に従わなければこうなるぞと皆を脅し、アリウスを掌握した」
”………そっか、それで、その話を聞かせてくれた理由も聞いていいかな?”
「ああ、むしろここからが本題なんだ」
”本題?”
「彼女はベアトリーチェに頭を何度も殴られて、カタコンベに通じる川捨てられ、流された。
でもそのあと本当に死んだことを確認した者は誰もいなかった。
…………………エデン条約調印の日までは」
”どういうこと?”
「見間違いじゃないのなら………彼女は…あの死神は━━━━」
「クシュン」
「うへ〜、風邪引いた?」
「ん…誰か私の噂をしてる…」
ここだけ元アリウス生徒のシロコ、記憶が無いのはマダムに頭を何度も殴られたからであり、川を通じて偶然にもカタコンベを抜けた結果、アビドスにたどり着いたものとする。
- 2二次元好きの匿名さん25/06/25(水) 12:32:03
- 3二次元好きの匿名さん25/06/25(水) 12:34:05
これにて私は失礼するのであとはよろしく
- 4二次元好きの匿名さん25/06/25(水) 12:34:59
- 5二次元好きの匿名さん25/06/25(水) 12:37:01
- 6二次元好きの匿名さん25/06/25(水) 12:38:07
言ったな?
- 7二次元好きの匿名さん25/06/25(水) 12:38:26
伸ばすしかねぇよなぁ!
- 8二次元好きの匿名さん25/06/25(水) 12:38:43
シロコの体力と技術力の根源は紛争地帯だったがゆえの物だったのか
- 9二次元好きの匿名さん25/06/25(水) 12:38:55
やあああああってやるぜっ!!
- 10二次元好きの匿名さん25/06/25(水) 12:39:25
伸びないわけないんだよなぁ
- 11二次元好きの匿名さん25/06/25(水) 12:39:36
- 12二次元好きの匿名さん25/06/25(水) 12:40:04
- 13二次元好きの匿名さん25/06/25(水) 12:40:44
さて…伸びちゃったねぇ?
- 14二次元好きの匿名さん25/06/25(水) 12:41:51
これだけ素晴らしい概念投下して早々撤退、な訳ないよな?
書けよ!書くんだよ!おら! - 15二次元好きの匿名さん25/06/25(水) 12:42:43
オラッ!書け!
- 16二次元好きの匿名さん25/06/25(水) 12:43:01
- 17二次元好きの匿名さん25/06/25(水) 12:50:43
- 18二次元好きの匿名さん25/06/25(水) 12:51:22
もう助からないゾ♡
- 19二次元好きの匿名さん25/06/25(水) 12:52:51
- 20二次元好きの匿名さん25/06/25(水) 12:55:38
- 21二次元好きの匿名さん25/06/25(水) 12:56:28
大丈夫だ、問題ない
- 22二次元好きの匿名さん25/06/25(水) 12:57:55
(遅くていいから)一番いいのを頼む
- 23二次元好きの匿名さん25/06/25(水) 12:59:08
チビシロコの時点で何歳だった事になる
- 24二次元好きの匿名さん25/06/25(水) 13:41:45
アリウスシロオオカミってことか
- 25二次元好きの匿名さん25/06/25(水) 13:50:37
データキャラ始めちまえ
- 26二次元好きの匿名さん25/06/25(水) 14:06:36
- 27二次元好きの匿名さん25/06/25(水) 14:13:21
- 28二次元好きの匿名さん25/06/25(水) 14:19:45
- 29二次元好きの匿名さん25/06/25(水) 16:00:41
世間的に中学生の頃(12〜14歳?)にアリウスの内戦を終息させた実力者であり功労者。しかしベアトリーチェに始末されたはずが巡り巡ってアビドスの駐輪場でホシノとノノミに発見されて本編ルートに。という感じかな。
アズサが知ってるならスクワットの四人や他の生徒たちにも語り継がれてそう。ただしシロコ自身は記憶喪失と。
- 30二次元好きの匿名さん25/06/25(水) 17:16:17
- 31二次元好きの匿名さん25/06/25(水) 17:17:32
- 32二次元好きの匿名さん25/06/25(水) 17:17:42
発 想 の 勝 利
- 33二次元好きの匿名さん25/06/25(水) 17:18:18
クッソwwwそう来たかwww
- 34二次元好きの匿名さん25/06/25(水) 17:18:45
- 35二次元好きの匿名さん25/06/25(水) 17:18:45
- 36二次元好きの匿名さん25/06/25(水) 17:19:55
- 37二次元好きの匿名さん25/06/25(水) 17:20:03
なwwwんwwwだwwwこwwwいwwwつwww
- 38二次元好きの匿名さん25/06/25(水) 17:20:56
笑いが止まらねぇwwwww
おい、あまりワクワクさせんなよ? - 39二次元好きの匿名さん25/06/25(水) 17:32:33
バケモンおるって
- 40二次元好きの匿名さん25/06/25(水) 18:04:37
鬼才現る
- 41二次元好きの匿名さん25/06/25(水) 18:07:21
そうきたか…!天才め…!
- 42二次元好きの匿名さん25/06/25(水) 18:32:56
- 43二次元好きの匿名さん25/06/25(水) 18:35:03
息してないで書け
- 44二次元好きの匿名さん25/06/25(水) 19:10:44
硝煙の香り、血生臭さ、全身の痛み、高揚感。
今日も誰かを撃って、誰かに撃たれる。
誰かを傷つけ、誰かに傷つけられる。
怒り、祈り、悲しみ、願い、奪い、奪われる。
ぐちゃぐちゃに混ざり合った感情をぶつけ合うだけの空虚な場所。
戦場。
私達はただ、戦い続ける。
………何故?
それって、なんの意味があるの?
私はただ、みんなに━━━ - 45二次元好きの匿名さん25/06/25(水) 19:13:17
「ん…朝……」
ずっと同じ夢を見る、戦場にいて、戦い続ける、それだけの夢…でも…
「…………私は…何を…」
これまではその夢に、その戦場になんの疑問も持たなかった、それがあたりまえだと思っていた。
なのに、今回は確かな疑問を抱いていた、戦い続けてなんの意味がある?と。
「………ん、遅刻する」
考えてもわからないし、時間だけが無駄に過ぎていく、だから今は目の前のことに集中するだけ。
「ん、行ってきます」
誰もいない部屋に挨拶をして、扉の鍵を閉めた。 - 46二次元好きの匿名さん25/06/25(水) 19:24:32
このレスは削除されています
- 47二次元好きの匿名さん25/06/25(水) 20:35:53
「ふぁ…ぁ……みんなおはよ〜」
「ん、おはよう」
「遅いわよ!なにしてたの!?」
「いや〜、ちょっと色々あってね〜?」
「………?」
一瞬、私を見たホシノ先輩の表情が変わった気がする。
「ホシノ先輩、私の顔に何かついてる?」
「髪留めとマフラーかなぁ?」
「ん、お気に入り」
「そういえばシロコ先輩っていつもマフラーつけてますよね、熱くないんですか?」
「平気、ホシノ先輩から貰った宝物だから」
「う、うへぇ〜」
これは本当に大切なもの、誰にも渡せない、それこそ”私”にも渡せない。
「シロコちゃん、髪留めは何処で買ったんですか?」
「髪留めは………?」
何処で買った?いや、そもそもこれは買ったものなの?どこで手に入れたのか、一切記憶がない。
それこそ、ホシノ先輩とノノミと出会ったあの時からずっと付けてた、だとしたら…
「………ん、ごめん、思い出そうとしたけど…わからない」
「わからないって…そういえばシロコ先輩って記憶がないんだっけ?」
「ん…記憶が途切れる寸前……確か、川から上ってきたところではまだ身に付けてた」
「川、ですか?」
「ん、そこまでは覚えてる……でも、流された理由は、その前のことは何もわからない」
「………」 - 48二次元好きの匿名さん25/06/25(水) 21:24:21
保守
- 49二次元好きの匿名さん25/06/25(水) 21:35:45
大丈夫?スレ主プレッシャーで足の小指が爆発してない?
- 50二次元好きの匿名さん25/06/25(水) 22:05:25
「それじゃ、今日の活動報告しよっか〜」
「ん、ホシノ先輩がサボって寝てた」
「ちょ、ちょっとシロコちゃん!?」
「じゃあ次は私、新しくバイト始めるつもり、内容は新薬の治験……確か、ゲマなんたらっていう組織の人が━━━」
「却下」
「なんで!?一回辺り500万円の超高額バイトなのよ?!」
「………直接会ったりはした?」
「え?うん、なんかこう…全身黒くてひび割れた肌の━━━」
「なおのこと却下」
「だからなんでよ!?」
「おじさんの知り合いだからだよ」
「知り合いなの?なら良いじゃん!」
「悪い意味での知り合いだよ、信用できないという事実が一番信じられる存在、だから却下」
「セリカ、ホシノ先輩がそこまで言うならやめるべき」
「そうですよ、セリカちゃんはよく詐欺に合いかけたりするんですから」
「ちょ、ちょっと!」
「あ、あはは…」 - 51二次元好きの匿名さん25/06/25(水) 22:06:28
- 52二次元好きの匿名さん25/06/25(水) 22:10:23
👍
- 53二次元好きの匿名さん25/06/25(水) 22:11:47
その調子で明日からもよろしくお願いします。
- 54二次元好きの匿名さん25/06/25(水) 22:26:39
おもろいな
続きたのしみや - 55二次元好きの匿名さん25/06/25(水) 23:01:32
2が描かれてて爆笑したわ
- 56二次元好きの匿名さん25/06/26(木) 08:43:48
あぶね
- 57二次元好きの匿名さん25/06/26(木) 12:10:03
続きを待機
- 58二次元好きの匿名さん25/06/26(木) 16:53:00
”ん…ああ………やっと終わった…”
目の前の書類の束、その最後の1枚が片付いたことへの達成感を堪能しながら背を伸ばしていると、モモトークが鳴った。
”お相手は…ホシノか”
「…もしもし〜?先生〜?」
”こんばんは、ホシノ”
「うへ〜、こんばんは」
”ホシノの方から連絡ってことは何か困りごと?”
「違うよ〜?今回連絡したのは昼に話してもらったことの報告」
昼間の話…ということは、アズサから聞いたあの件だろう。
”展開が早いね?何かわかったの?”
「うん、例の”死神”の遺体は川に放り込まれたんだよね?」
”そうだね、私はそう聞いてるよ”
「………シロコちゃん、川から上ってきたところまでは覚えてるみたいなんだけど、それより前は覚えてないって言っててさ〜」
”話したの!?”
流石に予定外にも程がある、まだ真偽不明な情報だし、直接確かめたあと違いました、となればあの子は落ち込むかもしれない。
失った過去を、記憶を、それらを辿る糸口というのはそれだけの希望が詰まっている。
「違うよ〜?色々あって、髪留めの話をした時に、その髪留めどこで買ったんですか?ってノノミちゃんが質問したら、シロコちゃんが記憶が途切れてる川のところではまだ身に付けてた、って」
ただし、それは知りたくもない、ずっと忘れていたかった絶望へと通じているかもしれない。 - 59二次元好きの匿名さん25/06/26(木) 16:54:23
”……髪留め、あの十字の青い髪留めだよね?”
「そうだねぇ………どうする?もう少し踏み込んでみる?」
”ううん、こっちで調べてみるよ、できればシロコの過去の写真なんかがあれば送ってほしいかな”
「それなら入学式の写真があるよ、後で送っておくね」
”ありがとう、ホシノ ”
「あ、別件なんだけどもう1つ良いかな?」
ホシノの声色が若干変化し、別案件ながらも重要なことだと伝わってくる。
”何かな?”
「黒服がまた動き出したかもしれない」 - 60二次元好きの匿名さん25/06/26(木) 17:44:25
髪留め誰が作ったんだ?
- 61二次元好きの匿名さん25/06/26(木) 17:48:45
髪留め作った子はもう〇んでて、シロコにとっては形見だから手放せないんだよね。
でも〇んだことすら覚えてないなら失くしちゃっても痛くないから売るね。 - 62二次元好きの匿名さん25/06/26(木) 22:03:13
ホシノとの連絡を終えた私は、アズサへとモモトークで質問を送る。
”死神は十字の髪留めを付けていたの?”
返事はない、時間が時間なので仕方ないことなのだが、すごく気になってしまってはやく知りたいと好奇心が急かしてくる。
10分、20分と時間が流れ、ソシャゲなどをしながらもモモトークの画面を何度も開いて確かめてしまう。
そうこうしていると、結局2時間程が経ち、そろそろ就寝するかとスマホの画面を消そうとした時、返事が届いた。
”……………なるほど”
返事は簡潔なもので、こう書かれていた。
”付けていた…ね………明日、直接話せる?……と”
直ぐに返事を送ると、向こうからも直ぐに返事があり、明日の予定が2つ決まった。 - 63二次元好きの匿名さん25/06/26(木) 22:27:13
- 64二次元好きの匿名さん25/06/26(木) 22:36:15
- 65二次元好きの匿名さん25/06/26(木) 23:07:51
- 66二次元好きの匿名さん25/06/26(木) 23:09:52
お労しやスレ主
- 67二次元好きの匿名さん25/06/26(木) 23:15:35
- 68二次元好きの匿名さん25/06/26(木) 23:16:49
翌日、私は喫茶店でアズサと待ち合わせ、真相を確かめることにした。
「先生」
”こんにちは、アズサ”
「話というのは昨日のことで良いんだな?」
”そうだね、例の”死神”についてだよ”
アリウスの死神、アズサが話してくれたかつての英雄。
アリウス内戦を力を持ってして終息に向かわせた功労者。
恐ろしく強く、そして誰よりも優しかった少女、その正体は…
「アビドスの生徒、砂狼シロコに確認したのか?」
”まだだよ、シロコには過去の記憶が無いから”
死神とシロコの外見的な特徴はいくつか存在する、とはいえ他人の空似という可能性も残っている以上、まだ慎重に調べる必要があったのだが。
青い十字の髪留めという物品的な特徴まで一致したとなれば、空似では済まなくなる。
あの髪留めは、どこにも売っていない個人制作の物だから。 - 69二次元好きの匿名さん25/06/26(木) 23:19:39
「…あの髪留めはアツコが作ったものだ」
”アツコが?”
「ああ、他にもいくつかアクセサリーを作ってる、ミサキのピアス、ヒヨリの帽子のピンバッジ…私の頭についてるリボン、これもそうだな」
アズサの頭の左側にある黒いリボンだが、よく見ると少し模様が入っている。
アリウスという極限環境で長い間身に付けていたことでくすんだのだろう。
「元々は紺色のリボンで、廃墟と化したアリウスの校舎にあったボロボロのカーテンを素材にしている。
まぁ、戦場では血と煤で汚れるし、まともに洗濯できる環境がなくてこうなったが」
”それでも、今も身に付けてるんだね?”
「ああ、宝物だからな、ヒフミに貰ったスカルマンの人形、みんなで海に行った時の写真と同じくらい大事にしてるつもりだ」
”…トリニティなら修復できる技師もいると思うけど”
「このままでいい…いや、このままが良いんだ、この汚れもあの日々の想い出だから」
そう言って、アズサはリボンを撫でた。
「話が反れた、あの髪留めはアツコから死神に送られたものだ」
”送った経緯は?”
「さぁ?そこまではわからない、死神は基本的に一人で行動してた、弱みを作れば付け込まれるって言ってた。
それこそ、自分の名前さえ伏せてた」
”なのに、アツコからの贈り物は受け取ったと”
「あの死神と唯一まともに会話できたのはアツコくらいで、他は一言二言だった………でも、正直、有言不実行だったと思う」
アズサは語ってくれた、あの日々の記憶を、自身が見た、死神という存在を。 - 70二次元好きの匿名さん25/06/26(木) 23:21:14
ごめんて
- 71二次元好きの匿名さん25/06/26(木) 23:29:06
あなたはよく頑張っています。これからも無理せずスレが落ちない程度によろしくお願いします。