【🎲⚓️】ダイスと安価で主要キャラが数名決まり、ダイス混じりでストーリーが進むスレ第四章　～絆の予感と逃れ得ぬ命運～

（拙い文章力、学の無さ、そしてほぼ即興気味に出来上がる

　ストーリー構成の都合上、とても質の低いものになると思われます）

当スレッドでは、まずは『主人公の２人を除く、８名の主要人物たちのライバル候補』を募集したうえで、

アンカー機能、ダイス機能を使用し、皆様のライバル候補を主要人物たちに割り当ててまいります。

その後、『５話における主要人物たち』をダイス機能により決定した後、本編をご提供してまいります。

（※当スレッド（四章）では、５話前編（短めです）→短編２の後編→短編３の本編をご提供予定です。

　　また、『８名全てのライバルを決定する』というわけではなく、８名が上限というわけでもございません。

　　その他の伝達事項につきましては、>>2以降の書き込みにてお伝えいたします）

なお、『第２主人公（天堂真理子）やラスボス（エリン）の行動』、『各登場人物への設定付与』等が

アンカー機能＆ダイス機能で決まる機会を時折設けてまいりますので、

ぜひ、皆様も『彼女らが織りなすお話』への介入をお気軽に試みてください。

（ただし、ゴア要素やアダルト要素が大きい場合は大幅な修正を行います（≠不採用）。何卒ご了承ください）

留意事項・遅筆でございます故、更新頻度は（基本的には）１日４回程度となります。

　　　　・＂近年の朝夕アニメを基準とした線引き＂を超える描写、表現には期待せずにご観覧ください。

　　　　・２２時以降から８時前後の間は、ホスト規制により

　　　　　身動きが取れない状況にある危険性が高いこと、予めご了承ください。

↓主要人物のうち５名の原案、１話～３話のあらすじ、４話の序盤から中盤、

　初代スレッド（七種 鈴、エリン、マルグリット（※レス番号１２５）の原案有り）へのリンクは第二章を。

　４話終盤、短編２の前編、短編３のプロローグ部分は第三章をご確認ください。

【🎲⚓️】ダイスと安価で主要キャラが数名決まり、ダイス混じりでストーリーが進むスレ第二章　～女神と新たな主人公～｜あにまん掲示板（拙い文章力、学の無さ、そしてほぼ即興気味に出来上がる　ストーリー構成の都合上、質の低いものになると思われます）本スレッドでは、これより募集いたします『キャラクターの原案（設定表の雛形は後に）』からア…bbs.animanch.com

【🎲⚓️】ダイスと安価で主要キャラが数名決まり、ダイス混じりでストーリーが進むスレ第三章　～戦の終わりと軋轢の始まり～｜あにまん掲示板（拙い文章力、学の無さ、そしてほぼ即興気味に出来上がる　ストーリー構成の都合上、質の低いものになると思われます）当スレッドでは、無印と第二章（前回）に当たるスレッドで皆様より原案をいただきました『計１…bbs.animanch.com

まずは、>>3（ずれる危険性有り）にあるキャラクター表の雛形をもとに、

『ライバル候補』をご提供いただきますよう、皆様にお願い申し上げます。

締め切りは、本日２０日のお昼１４時まで、あるいは７名分のライバル候補を

＂ご提供いただいた時刻から およそ２０分後まで＂を予定しております。

（しかしながら、主要人物ではなく＂主要人物たちのライバル＂ですので、

　締め切り以降にご提供いただいても全く差し支えはございません。お気軽にご投稿ください）

また、申し上げました通り、ライバル候補は『ガラテア』と『天堂真理子』を除いた、

『七種 鈴／エリン／マルグリット・マガリ・ドラクロア／根黒萬 沙夜

　アルチュー・ド・サケスキー／上瑠智 明日美／櫻井 薫／千足 大和』

以上、８名の主要人物が対象となります。

これまでのお話を知らない方々に向けた人物紹介文をご提供したいところ……　でしたが、

情報がアップデートされていない紹介文や、そもそも未登場故に紹介文が無い人物も

存在する都合上、誠に申し訳ございませんが、この場でのご提供は控えさせていただきたく存じます……。

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（※主要人物たちの人物像を把握されたい方々に向けて、過去に頂いた主要人物たちの原案、

　　または（不出来な）人物紹介文があるスレッドと、該当するレス番号を下記に記します。

　七種鈴→初代スレッド（無印）の９番、三章（前回のスレッド）の２５番

　エリン→無印の５番、三章の２１３番

　マルグリット→無印の１２５番、三章の５５７番

　沙夜→二章（前々回のスレッド）の４番、三章の９２０番

　アルチュー→二章の７番、三章の２４番（※未完成版）

　明日美→二章の１１番／薫→二章の１０番／大和→二章の８番）

【名前】　（必須）
【性格】　（必須）
【種族】　（必須（例：地球人、異星人、天使、妖怪、エルフetc．））
【職業】　（必須（例：会社員、高校球児、アイドル、戦士、魔法使いetc．））
───────────────────
【年齢】　（任意）
【性別】　（任意）
【容姿】　（任意）
【好き嫌い】　（任意）
【得手不得手】　（任意）
【主軸となる人間関係】　（任意（未記入の場合は概ね孤独からの始まりになります））
【備考やその他】　（設定を付け足し足りない場合等にどうぞ）
【特に守ってほしい設定】　（任意（１つのみ））
【ライバルとして希望される相手】　（任意（ライバル関係にならない場合も、対象との縁が生まれます）

【名前】ルーシア・フォウ・レステッリ
【性格】杓子定規で生真面目
【種族】エルフ
【職業】メイン:エレメンタルマスター
───────────────────
【年齢】19(人間基準で)
【性別】女性
【容姿】金髪碧眼、身長179㎝ 人間基準でも爆乳　角度きつめのレオタードに白銀の胸当て　
【好き嫌い】嫌い:肉料理と男
【得手不得手】　（任意）
【主軸となる人間関係】両親、弓と魔法の師匠(おじいちゃん)
【備考やその他】魔法メインでの戦闘スタイルだが弓も一流クラスの腕前
【特に守ってほしい設定】　（任意（１つのみ））
【ライバルとして希望される相手】

すいません、今からでもキャラ出すのって大丈夫ですか？

>>6

はい、ぜひともご提供くださればと存じます……！

ですが、まず先にお伝え申し上げたいことがございます……。

予定時刻から大幅に遅刻している点から

お察しになられた方もいらっしゃるでしょうが、

現在、この度の現実を前に、ひどく精神的にまいっている状態にありまして……。

なるべく早く精神を安定させるべく、回復に努める所存ではございますが、

ライバル候補を決定するダイスロールを含め、次回の更新予定を

『翌日２１日の１６時頃』とさせていただきますよう、切にお願い申し上げます……。

【名前】浅田 結子（あさだ ゆうこ）
【性格】陽気でおしゃべり
【種族】元人間　現在幽霊
【職業】元学園教室で現地縛霊　
───────────────────
【年齢】26(享年)
【性別】女性
【容姿】黒髪ロングヘアで片メカクレ　瞳の色は赤　身長140台ながらも中々のスタイル　
【好き嫌い】好き:何かを教える事とおしゃべり　嫌い:グール等のぐちゃぐちゃ系ゾンビ　静寂
【得手不得手】不得手:お経
【主軸となる人間関係】任意
【備考やその他】元数学担当の教師だった
【特に守ってほしい設定】　（任意（１つのみ））
【ライバルとして希望される相手】

【名前】武神　王司(タケガミ　オウジ)
【性格】絵に描いたような武人、幾ら相手が弱かろうと一切の手を抜こうとせず全力を出す
これは別にいいやつじゃないよいう訳ではなく彼自身が如何なる相手にも本気を出すことこそが礼儀と思っているから
それと同時にかなりの戦闘狂だが戦闘以外は割とまとも
【種族】人間
【職業】武闘家
───────────────────
【年齢】　21
【性別】　男
【容姿】　ぼさぼさだが切りそろえられた短髪、二メートルを優に超す身長、裸足、常に道着を身にまとっていて筋骨隆々
【好き嫌い】　好きな物:強い者、強く在ろうとする者、鶏肉
嫌いな者:だらけている者、弱かった頃の自分
【得手不得手】得手:武術全般、戦い
不得手:人間関係
【主軸となる人間関係】師匠の熊(体長６ｍ位のバカでかい熊)
【特に守ってほしい設定】　彼は何に対しても逃げない

【名前】アリー
【性格】一見お調子者で軽い感じを受けるがリスクを嫌う慎重な性分でもある
【種族】ワニ人間
【職業】盗賊
───────────────────
【年齢】30前半(人間基準で)
【性別】男性
【容姿】黄色いワニの頭部と尾を持つ亜人、ボーラーハットを被る
【好き嫌い】好き:金目のもの 嫌い:カエル
【得手不得手】盗みに関するスキル全般が得意、爆弾の知識も深い
【主軸となる人間関係】盗賊団の部下がいる
【備考やその他】真梨子と何度か戦った事もあり因縁浅からぬ仲だがそれでも彼女をどこかで認めている
【特に守ってほしい設定】特になし
【ライバルとして希望される相手】ジョセフ

ごめんよく見なかった
アリーのライバルキャラはサケスキー
サケスキーの持つ高価な酒を盗もうとして戦闘になった事がある

【名前】馬団 射子(まだん いるこ)
【性格】活発でさっぱりしてる
【種族】人間
【職業】猟師
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【年齢】20
【性別】女性
【容姿】黒いロングポニーテールに青い服、ライフルを持つ
【好き嫌い】好き:ジビエ、パイプ煙草 嫌い:炭酸飲料
【得手不得手】射撃が得意
【主軸となる人間関係】以前明日美の船に乗せられた事がある
【備考やその他】元は我々の世界のとある北国に住んでいた猟師であった
【特に守ってほしい設定】
【ライバルとして希望される相手】明日美

>>10

【ライバルとして希望される相手】千足 大和

>>5

なにが面白い？何が楽しい？

俺たちの為に頑張ってるスレ主の気持ちをなんだと思っているんだ

>>16

コイツ二部の最初からずっと粘着してる荒らしだから無視しよう

ただ今より更新を再開していく所存でございますが、

まずは、皆様にお願い申し上げたいことがございます。

私のことを慮ってくださる方がいらっしゃることは、非常に、心より幸甚に存じます。

ですが、私個人としては、>>5自体は あくまでも＂ご指摘＂の範疇であると認識しております。

指摘への ご指摘に起因し、スレッドの雰囲気が悪くなってしまうことを

何よりも望んでおりませんので、その点をご理解いただけますよう お願い申し上げます……。

閲覧者間のコミュニケーションは、喧嘩の類いではなく、

『好感情等の共有』に留めてくださいますよう、切にお願い申し上げます……。

それでは、これより ダイス機能を用いたライバル候補の抽選を行わせていただきます。

ダイスの出目を『８名の主要人物』、＂出目の順番＂を『ライバル候補』とし、

該当する人物同士の間に ライバルとしての縁が（将来的に）生じます。

『例：dice3d3=1 2 3 (6)→鈴＆ルーシア（>>4）／エリン＆結子（>>8）／マルグリット＆王司（>>10）』

（※合計値の部分は含まれません）

はたして、皆様より頂いたキャラクターと８名の主要人物、誰と誰がライバル同士となるのか。

そもそも、主要人物１名に対し、＂２名以上のライバル＂が現れる可能性も 大いにございまして……。

彼女らの運命を決めるダイスロール、その結果や如何に……

『dice8d8=4 4 8 6 5 7 6 3 (43) 』

（※出目の＂順番＂に該当するライバル候補は、以下の通りです。

　　１番目．ルーシア・フォウ・レステッリ（>>4）／２番目．浅田 結子【あさだ ゆうこ】（>>8）

　　３番目．武神 王司【タケガミ オウジ】（>>10）／４番目．アリー（>>12）

　　５番目．馬団 射子【まだん いるこ】（>>14）／６番目．ニジェリー（>>20）

　　７番目．牌呂 万作【ぱいろ まんさく】（>>21）／８番目．又三郎（>>24）

　　出目自体に該当する主要人物は、以下の通りです。

　　１．七種 鈴／２．エリン／３．マルグリット・マガリ・ドラクロア／４．根黒萬 沙夜

　　５．アルチュー・ド・サケスキー／６．上瑠智 明日美／７．櫻井 薫／８．千足 大和　）

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ただ今より、全体のあらすじ、及び ４話（前話）のあらすじを>>43頃（？）まで投稿いたします。

本日２１日の２１頃に１～２回分更新いたしますが、本格的な更新のほどは

『翌２２日の朝８時頃』からとなりますこと、予め ご承知おきくださいますよう お願い申し上げます。

あらすじ（全体）
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これは、一京人に及ぶ人々を抱えし世界を舞台にした、神と人との物語。


その世界を創造せし者、《女神テアスラ》。ある時を境に彼女が行方を晦まして以降、
異界の神々に生み出されし《転生者》たちが、欲望のままに《彼女の世界》で幅を利かせていった。

年月を幾重に重ねたその世界に於いても、転生者たちは＂各々の自由な振る舞い＂を見せていた。
ある者は反体制組織の《影の支配者》の立場で。また、ある者たちは《一国の要人》の立場で。
それぞれの欲に忠実な〈彼ら〉の所業は、やがて人々の思想にも影響を及ぼしていく。

そんな世界に生を享けた《狐人の巫女、七種 鈴（さえぐさ りん）》。
彼女は『身内が誘拐された事件』をきっかけに、様々な＂術＂を有する《女神ガラテア》との邂逅を果たす。
巫女は『長女として、家族の幸せを守る為』。女神は『（色々な意味で）愛する人間たちに寄り添い続ける為』。
異界の者たちの思惑が渦巻く世界で『それぞれの願い』を叶える為に、彼女らは日々（？）奮闘中である。


他にも、鈴たちが住む《紅の島国》に鬼神討伐を目的に来航した、《学者 兼 テアスラ教の信徒、エリン》。
七種家の末っ子と女神にその身を救われた、《元・吸血鬼なメイド長、マルグリット・マガリ・ドラクロア》。
攫われた妹を探し求めて、テアスラの世界を冒険する《異世界転移者、天堂真理子（てんどう まりこ）》。
自身が手に掛けた友人。彼の娘の人生を護るべく奔走する《鬼の大男、アルチュー・ド・サケスキー》。

などの人々が、それぞれが抱く願いの先で『様々な試練』に直面する運命にいた。


彼女らの願いの行く末は、神々すらも知らない。

あらすじ（Chapter 4　1/16）
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『自身の家族、及び親しい者たちを』　『純然たる〈テアスラの世界の人々〉を』
強大なる魔の手から皆を護る。鈴とガラテアが意志を固めたその日から、およそ３箇月後。
紅の島国の南西部にある〈火山近くの町〉で、『５日以上に亘り昏眠状態の旅人』の姿を
目撃したガラテアは、鈴の実技修練を兼ね、彼女を連れて旅人の下へと訪れた。

ガラテアが世界各地の巡視を行う中、鈴は意識が戻った旅人との親睦を深めていく。
名を《天堂真理子》とする旅人の正体は、＂巨大な両手＂の襲撃により生き別れとなった
妹の瑠依（るい）との再会、並びに元いた世界への帰還を望む《異世界転移者》だった。

瑠依を攫った存在の手掛かりを探すべく、〈サケスキオーガ〉の女性である《ライラ》の案内を受け、
町の私立図書館へと訪れた真理子たち。そこで出会った、『ネクロマンサーを志す異世界転移者』たる
《根黒萬 沙夜（ねくろまん さよ）》からの情報提供により、真理子は＂しじま＂の存在を知る。

『鈴に親交の誘いを断られ、激昂した沙夜が暴走した一幕』
『図書館長たる《ピリオ・ド・サケスキー》との出会い』
『ガラテアによる〈ヘパイストス特製のパイロキネシス〉の贈与』等の出来事を経た後、
より多くの情報を得るべく、真理子はガラテアたちに同行して〈都〉へと赴いた。


教育長となった《七種葵》を迎えに、彼女の勤務先に当たる《機紅城》に訪れたガラテアたち。
そんな中に現れた《転生者Ｄｒ．》に、真理子は『ある未確認生物の調査依頼』を持ち掛けられる。

突然の話を訝しみながらも、『製作物の提供等で、瑠依の捜索に協力する』と述べる
Ｄｒ．を信用することにした真理子は、彼から貰った『飛翔を可能とする〈羽のアクセサリー〉』を
帽子に取り付け、調査依頼の目的地である《酔の国》へと飛び立つのだった。

あらすじ（Chapter 4　2/16）
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酔の国の街道に到着した真理子は、調査対象を同じくする《マルグリット》と出会う。
調査対象である《発光トカゲ》の捜索を協働で行う真理子たちだが、一向にトカゲが現れる気配はない。
そこで、ガラテアによる〈ヘパイシス（※ヘパイストス特製のパイロキネシス）〉の説明を
思い出した真理子が周囲の＂熱＂を探ってみたところ、程なくトカゲは見つかることとなった。

人懐こいトカゲと戯れる（？）真理子たち。そんな彼女らの下に、武器を携えし〈鬼の集団〉が現れた。
脅し交りにトカゲを要求する彼らに、警戒心を抱く真理子たち。そこに、彼らとは異なる鬼も現れる。
名を《アルチュー・ド・サケスキー》とする鬼の大男は、襲撃者たちを忽ちに殲滅寸前まで追い込んでいく。
そんな中、残り１人となった鬼から〈命懸けの呪力〉が溢れ出し、巨大なドラゴンの姿へと変貌を遂げた。

マルグリットの魔力が犠牲になりながらも、真理子とアルチューによる〈熱風〉を以て、
ドラゴンを模る呪力は消失する。その光景を目撃し、『母の命が奪われた』と思い込んだトカゲ、
もといドラゴンの幼生の誤解を解く為、彼の母を探し出そうと決心する真理子たち。
＂女神＂を頼りに、Ｄｒ．から与えられし〈移動用の筒〉を用いて、３人と１匹は機紅城へと赴いた。


だが、肝心のガラテアが《教育長》として職務に励む身であり、母親ドラゴンの捜索は保留となる。
一時帰途に就くアルチュー、そしてマルグリットと《ヨシオ》（※真理子が命名した、ドラゴンの幼生）。
彼らとの暇乞いを済ませた後、部屋主であるガラテアの勧めに従い、教育長室の寝床に就く真理子だった。


一夜明け、尚も事務作業を終えられずにいるガラテアより、『周辺地域の散策』という提案を受けた
真理子は、依頼主たる転生者Ｄｒ．のことなど忘れ、巡覧を目的に機紅城を後にした。

あらすじ（Chapter 4　3/16）
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機紅城より、都の大通りに通ずる街道を行く真理子。彼女はそこで、道で眠りこけるアルチューを目撃する。
人々の為にアルチューを起こさんとする真理子だが、起床を促す手段に何故か〈ヘパイシス〉を選んでしまう。
手荒い扱いに憤慨するアルチュー。通り掛かった彼の義子、《青陽 瑠璃（せいよう るり）》の諫言により
不和なく事態が収束した後、アルチューとの暇乞いを済ませた真理子は、再び巡覧の途に就くのだった。


『突如出現した島での《父イカ》との出会い』を経て、真理子は七種宅がある《鎮守の森》に訪れた。
《緑の子》と学び舎を繋ぐテレビ。そこに映る児童らを喜ばせる手段として、またもや〈ヘパイシス〉を
選んだ真理子。児童の１人からの挑発に乗ってしまった彼女の手で、学び舎周辺は一時火の海と化した。
自身と鈴、葵の働きで大事には至らずに済むも、２度の失敗を受け、真理子は忸怩たる思いを抱いた。

その後、七種姉妹の励ましを受けて気を取り直した真理子は、職務を終えたガラテアによる監視の下、
かつては反体制組織のアジトが存在した山間の地。葵が作り上げし、〈植物の楽園〉へと訪れた。
そこで出会った《いちご人間２号》との交流を試みる真理子だが、彼の気分を害する結果になってしまう。
３度の＂失敗＂に気落ちする真理子に、呆れを通り越して同情心を抱き始めるガラテアだった。


次なる目的地の〈とある山〉に訪れた真理子たち。そこで、彼女らはアルチューと邂逅する。
幼少期の瑠璃が大切にしていたとする『手鏡』の捜索に協力する真理子。失せ物探しの最中、
真理子が見つけた『マウロの人形』越しに、転生者Ｄｒ．の声が届く。彼から『次の依頼』を
持ち掛けられた真理子は、ガラテアと共に《緑の国》の辺境にある廃教会へと出向いた。

あらすじ（Chapter 4　4/16）
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廃教会に訪れた真理子たちの目に、調査対象、もとい＂討伐対象＂である《鷲頭の異質同体》の姿が映る。
葛藤の末、彼の者を在世させる判断を下す真理子とガラテア。直後、彼女らの前に〈鬼の集団〉が現れる。
依頼を全うすべく、異質同体、並びに女神の討滅を図る鬼たち。そんな彼らに、無数の凶器が襲い掛かる。
ただ１人を除き、失われていく鬼の生命。彼らを手に掛けたのは、呪力が宿る《教会》そのものだった。

鬼族への同情心から、『異質同体を護る為』とする教会を咎める真理子。彼女の言葉で生じた、贖罪の意志。
そして、呪力に呑まれかける自身への憂いにより、教会は『自身の解体』を真理子に要請する。
教会の思いを汲み取った真理子は、〈巨人の力〉と〈神の炎〉を以て、呪われし廃教会を焼失させていった。

その後、自責と重責に苛まれし鬼の《慶龍（よしたつ）》への激励と支援表明を行い、縁を結んだ真理子たち。
ガラテアからの要請で、真理子たちは『異質同体の今後の居場所』を熟考する。だが、異質同体は
そんな彼女らに牙を剥き、攻撃を仕掛ける。『救いの手を拒むような生物の為に、仲間たちの命が奪われた』
慶龍は激昂し、異質同体を終焉に導いた。仇討ちを経て、尚も咽び泣く慶龍に寄り添う真理子たちだった。


暫くして、『残されし一族の下』へと慶龍を送り届けたガラテアたちは、『母親ドラゴンの捜索』を再開すべく、
ヨシオとマルグリットが居る〈リサ邸〉を訪ねた。だが、呼び鈴を鳴らすも誰一人現れる気配がない。
不審がるガラテアが〈空間転移の術〉で屋敷の内部を探ったところ、そこには、悲嘆に暮れるメイドたち。
そして、非常に強力な術の影響で＂覚めない眠り＂に就く、マルグリットの姿があった。

葵と鈴の神通力でもマルグリットの覚醒には至らず、周囲は鎮痛な雰囲気に包まれる。
そんな状況下で、転生者Ｄｒ．は『次の依頼』を真理子に持ち掛ける。
ただ、目的地が〈夢の世界〉であり、『マルグリットを眠らせた犯人が
判明するかもしれない』とする彼の依頼は、真理子たちにとって渡りに船でもあった。

Ｄｒ．の提案に乗り、鈴と沙夜を加えた４人組となった真理子たちは、足早に夢の世界へと赴くのだった。

あらすじ（Chapter 4　5/16）
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転生者Ｄｒ．による３度目の依頼は、『悪夢を生み出す者の調査、もしくは征伐』。
Ｄｒ．が告げる特徴から、真理子は『かつて自身が戦った《夢魔丸【ムママル】》が正体だ』と確信する。

ガラテアの導きで、夢の世界に訪れた真理子たち。悪夢に苛まれるマルグリットを救うべく、
真理子たちは〈機械仕掛けの城〉へと直行する。〈平保党〉に属する無数の忍者を捌きながら、
城の中枢部に辿り着いた真理子たちは、調査対象であり＂征伐対象＂たる夢魔丸との対面を果たした。

強大なる火の玉や蘇生術を駆使し、更に攻撃を物ともせぬ夢魔丸を前に、窮地に立たされる真理子たち。
夢の世界に訪れて以降、上の空なガラテアを不安がるも、自信を示す彼女を信じて真理子たちは離脱する。
彼女らの信頼に応える為。そして、親友を苛む魔物を虐げる為。ガラテアは、夢魔丸の舌を喪失させる。
女神の脅しを以て、忽ちに崩壊する平保党。残るは、党首たる夢魔丸を葬り去るのみとなった。

ところが、突如として大いなる力が備わりし夢魔丸の〈勝色の舌〉を以て、ガラテアは捕らえられてしまう。
続け様に〈勝色の炎〉が襲い、絶体絶命の状況に陥るガラテア。だが、脳裏に浮かぶ真理子の話から
『魚介類が弱点』という事実に辿り着き、メガロドンへの変身を以て危機を脱することに成功する。
形勢を覆し、魔物に悪夢を見せんとするガラテア。だがその直後、〈勝色の光〉が辺りを覆い尽くしていく。

城と共に消失した夢魔丸に懸念を抱きながらも、真理子たちが待つ場所へと舞い戻ったガラテア。
彼女から『テアスラの世界への帰還が不可能な状態』だと告げられ、狼狽する真理子と沙夜、涙を流す鈴。

そこに、全てを見ていたとする《至上神ゼウス》が現れた。ゼウスは、帰還への助力を表明するとともに、
『現在発生している、ある種族への粛清に通ずる＂騒動＂』を真理子たちに知らせる。
望まぬ事態への進展を防ぐべく、ゼウスの協力の下、真理子たちはテアスラの世界へと帰還する。

あらすじ（Chapter 4　6/16）
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緑の国の首都である〈アスピテア・ポリ〉に送られた真理子たちは、そこで、人々を襲う鬼の集団を目撃する。
ガラテアの要請を受けた『葵、七種父、教え子、給仕その１、烏賊人の少年、いちご人間２号』を加えた
総勢１０名の働きを以て、街の人々の避難、並びに襲撃者たちの無力化が果たされた直後、
真理子は『襲撃に及んだ理由』を鬼たちに尋ねた。鬼の１人が告げる事情に、真理子たちは衝撃を受ける。

『攫われし〈鬼の児童ら〉の奪還、並びに廃教会での一件に於ける
　元凶とされる人物たる《緑の代主長》への復讐を志す、慶龍への協力』
狼狽する真理子たち。そして、自国の首脳を糾弾する鬼たちに、歴史に基づく非難の言葉を送る《教え子》。
一触即発な状況下で、更に〈機械兵士〉２３体を連れ立つ、〈代主長直属の配下たち〉が現れる。

鬼の集団に砲門を向ける、機械兵士たち。だが、『みんなの幸せ』を願う葵による神通力を以て、
全ての機械兵士が＂待機状態＂へと移行していった。襲撃者たちを含む、〈全て〉を護ろうとする葵の姿。
そして、七種父による説得を受けた人々は、次第に敵愾心を失い始めていた。

人々が和平の実現に希望を見出す中、街の南方より〈不穏な力〉を感知するガラテア。
〈神の目〉を以て、『６１頭もの異質同体を従えるピリオと、彼に追従する様子の慶龍の姿』を捉えた彼女は、
『配下たちの避難誘導』、並びに『街の防衛、及び異質同体の対処』の協力を真理子たちに要請する。
いちご人間２号を除いた全員が快諾の意を示し、為すべき役目を実行に移していった。

ガラテアは、攫われた鬼の児童らの捜索に。葵と七種父は、機械兵士を連れて周辺の警邏に。
教え子は、緑の代主長の出迎えに。給仕その１と烏賊人の少年は、南の街道の監視、及び防備に当たる中、
街の中心で異質同体の群れによる襲撃を待ち構える、真理子と鈴、沙夜の３人。
そんな彼女らの下に、３７頭に及ぶ〈空を征く異質同体〉が襲来する。

葵の為を想い、加減を試みる真理子たち。無論、容赦なく迫り来る異質同体の群れ。
〈闇を操る力〉を前に、真理子は覚悟を固める。ところが、異質同体の群れは突如として
力なく墜落していった。異質同体を無力化させた者の正体は、隠れた実力者たる緑の代主長だった。

あらすじ（Chapter 4　7/16）
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緑の代主長に感謝の意を示すも束の間、鬼の児童らの掠取を認める彼の姿に、真理子たちは動揺する。
そんな代主長を糾弾し、自身の非を猛省し、鬼族に歩み寄ろうとする教え子の姿を前に、
鬼の集団は一切の闘争心を失った。無論、〈彼ら以外の襲撃者〉による攻撃が止むはずもない。
上空に広がる＂無数の恒星＂を目にした真理子は、すぐさま南の街道へと急行した。

《羊頭の異質同体》の魔力による星々を、忽ちに無力化してみせた真理子。
彼女を目掛けて猛進する、異質同体。だが、烏賊人の少年の〈墨〉を受けて、敢え無く倒れ込んでしまう。
異質同体に騎乗していた慶龍も、真理子と給仕その１によって拘束される次第となった。

一連の状況を説明し、慶龍への説得を試みる真理子だったが、疑念に満ちた彼の心に言葉は届かなかった。
真理子の対応を＂決別＂と捉えた慶龍。そんな彼の身に宿る〈勝色の光〉が、宿主に強大なる力を与えた。
身の丈２千尺 に及ぶ《紺青の鬼神》と化した慶龍が、街へと侵攻する。目的の１つ、鬼の児童らの奪還を
果たした鬼神は、アスピテア・ポリの破壊、並びに緑の代主長の討滅を目的として、立て続けに暴れ始める。

自身が宿す〈神通力〉を以て、街を護る代主長。彼を護るべく立ち回る、無敵の巨人と化した真理子。
捜索の甲斐なく帰還したガラテアは、＂勝色の力＂に呑まれし慶龍を抑制すべく、手立てを思案する。

そこに突如、紅の島国に於ける首脳たる《転生者Ｐｒｅｓ．》と、＂彼の娘＂とする青陽瑠璃が現れる。
鬼神の力を一瞬にして鎮めた、Ｐｒｅｓ．。憩いの場所の提供に代表される、
『心に寄り添う説得』を行う瑠璃。そして、ガラテアが呼び出したライラたちの活躍により（？）、
猜疑心に駆られていたはずの慶龍は一転して好意的になり、一連の騒動は収束を迎えた……　とはならず。

行方を晦ましたいちご人間２号に、一抹の不安を覚えるガラテア。
＂心強い人々＂の脳活動を除いた、『世界中全ての動き』を制止して聞き込みを行うガラテアだが、

彼女らの下に、神術に縛られずにいるピリオ・ド・サケスキーが現れる。

あらすじ（Chapter 4　8/16）
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Ｐｒｅｓ．の術による避難を以て、『真理子、ガラテア、鈴、葵、沙夜、瑠璃、ライラ』
対敵たるピリオを除く人影が消失した、アスピテア・ポリ。街へと迫る、羊頭の異質同体、
並びに２２頭に及ぶ〈牛頭の異質同体〉。みんなの幸せを望む葵は、そんな彼の者たちにも対話を試みる。

対話に応じた異質同体たちより、『異質同体が人々に生み出された生物』であること、
『にも拘らず、即座に異質同体を消そうとする人々が存在する』事実が告げられ、真理子たちは驚愕する。
＂ヒト＂には見えない葵に忠告する姿や、劣等感を刺激されて泣き崩れる葵に寄り添う姿を目にして、
異質同体への認識が変容していく真理子たち。そんな中、突如としてアルチューが姿を現した。

襲撃者を殲滅せんとするアルチューだが、葵と真理子の制止を受けて踏み止まる。
心優しい少女への理解と共に、人々を怨む異質同体たちへの懸念を示すアルチュー。
葵が提示した２つの答えは、『自身の神通力による、異質同体たちの力の抑制』
そして、『彼女自身も体験した〈夢幻の水鏡〉による、＂成りたい自分＂への変貌』だった。

力なく倒れ込む空を征く異質同体たちを含めて、次々に術を施していく葵とガラテア。
それにより、牛頭の異質同体たちは〈羊人間〉に。羊頭の異質同体は〈ただの虎〉に。
空を征く異質同体たちは、体躯を除いて差異の少ない〈トビウシ〉に変貌を遂げた。

すぐさま飛び去ったトビウシたちを含めた、全ての異質同体より感謝を受ける葵。
斯くして、人間社会を脅かした一連の騒動は収束を迎えた……　はずもなく。


突如としてアスピテア・ポリに現れた《イチゴの怪物》が、人々に襲い掛かる。
イチゴの怪物を含む＂みんな＂を護るべく、〈不思議な膜〉で各々を包み込む葵。
だが、首謀者たるピリオの力を以て、不思議な膜は忽ちに消滅してしまう。
イチゴの怪物は人々の油断を衝き、沙夜とライラ、虎、羊人間たちを取り込んでいった。

あらすじ（Chapter 4　9/16）
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無関係な人々を苛んでまで『理想』の実現を志す父親を前に、義憤を露わにするアルチュー。
彼はすかさず『瓢箪の中身』を大量に取り込み、〈１２億相当もの神通力〉を我が物とした。
だが、酔態にある彼は目標を見誤り、熱気による猛攻を鈴に仕掛けてしまう。幸いにして、
真理子のヘパイシスで大事には至らずにいるものの、彼女の集中力の都合上、惨劇も時間の問題だった。

そんな中、イチゴの怪物に取り込まれしライラより、ガラテアは『神通力の贈与』を切望される。
サケスキー親子を止める為。何より、イチゴの怪物となった《いちご人間２号》を説得する為。
＂今後の彼女＂を思い躊躇するガラテアだったが、意を決して神通力の贈与（増幅）を実行する。
葵の協力を以て〈３７０億以上の神通力〉を得たライラは、すぐさま自身の力を発現した。

悲嘆の元たるサケスキー親子、いちご人間２号より〈力〉を取り上げてみせたライラは、
続け様にいちご人間２号の説得を試みた。携帯端末、〈ドクテレホン〉を通じて彼に送られる、人々の好意。
それを受け、いちご人間２号が改心を表明したことで、事態は一件落着とはならなかった。

勝色の光の導きで、再びライラを取り込むいちご人間２号。２つの大いなる力を以て
《苺の鬼神》と化した彼は、自身が何よりも怨みを抱く、生みの親の《葵》を目掛けて猛攻を仕掛けた。
鬼神の力を前に、無敵の力が備わるはずの真理子、負傷中ながらも女神たるガラテアの両名による
太刀打ちも叶わず、Ｐｒｅｓ．の力が宿る＂半機械の少女＂、瑠璃に委ねざるを得ない状況に陥る。

危機的状況下、またもガラテアにライラの思念が届く。ガラテアと同様、説得は不可能と直感した
ライラは、『いちご人間２号を＂終わらせる＂為の作戦』への協力要請を真理子たちに持ち掛ける。
作戦の前準備として、葵はガラテアに連れられて、鎮守の森へと帰還させられていった。


『真理子、アルチュー、鈴、沙夜、瑠璃』、苺の鬼神とライラのみとなったアスピテア・ポリにて、
ライラの神通力により〈大いなる力〉を得た真理子とアルチュー、両名の支援に務めんとする鈴と沙夜は、
いちご人間２号を含む全ての人々を救うべく、＂決戦＂に身を投じるのだった。

あらすじ（Chapter 4　10/16）
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強大な神通力を得た２人、真理子とアルチューの攻撃により、右脚を一時喪失する苺の鬼神。
直後、鬼神の頭部よりこぼれ落ちた『夥しい種子（痩果）』が、次々と〈勝色のいちご人間〉に変貌する。
葵の神通力が宿る苺の鬼神、及び彼の者の半身たちには〈無限の再生力〉が備わっており、ヘパイシス、
並びに瑠璃の攻撃を物ともせずに突き進むいちご人間たちを前に、鈴と沙夜が危機に瀕してしまう。

ところが、真理子、アルチュー、苺の鬼神たちに宿る神通力の減少と引き換えに、突如として鈴と沙夜に
〈強大な神通力〉が備わることとなった。その現象を『ライラの意思によるもの』と推測する鬼の親子、
並びに鬼神の対応に追われる真理子の隙を突き、再び鈴と沙夜に襲い掛からんとするいちご人間たち。
だが、彼らを超える神通力の持ち主となった鈴の〈抑制の力〉を以て、立ち所に無力と化したのだった。

鈴と沙夜の無事を確認し、鬼神退治を再会する真理子たち。だが、一時の安堵も束の間、鈴の身体に宿る
『２つの神通力』が突如として消失してしまう。不測の事態に呆然とする鈴と、彼女を気に掛ける真理子たち。
そんな窮地に思える状況下に於いて、いちご人間たちは微動だにせず立ち尽くしていた。
鈴とは異なり、神通力が失われずにいる沙夜の魔法を以て、一挙手一投足を支配されているためである。

自身の支配下にあるいちご人間たちを取り込ませ、鬼神の身動きをほぼ完全に制御してみせる沙夜だが、
神通力とは異なる＂精神由来の力＂の抑制、及びライラの排出までは叶えられぬままとなっていた。
難局を脱するべく、〈Perio Dream〉の書物に記されし女傑たる竜人、《エルドラ》を尋ねることにした
真理子は、自身の意向をアルチューたちに伝えた後、エルドラの所在地とされる《凍原の国》へと向かった。


〈エルドラの古美術商店 兼 私邸〉に辿り着いた真理子だが、店主であり家主のエルドラは不在だった。
それを知った真理子が取った行動は、周辺での捜索や別の手段の模索ではなく、＂私邸の探索＂。
内なる冒険心に抗えず、真理子は無人の店に上がり込んでしまう。１時間４０分にも及ぶ滞在の末、
ついには地下室に足を踏み入れた真理子は、そこで、夥しいほどの〈不死にまつわる書物〉を目撃する。

あらすじ（Chapter 4　11/16）
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真理子が目撃した書物には、＂昨日、沙夜の魔法により消失した＂〈Perio Dream〉の書物も含まれていた。
異様且つ不審な光景を前に、緊張感が高まる真理子。だが同時に、『ライラの救出』という
当初の目的を失念し、無人の店に長時間滞在していた事実を以て自責の念を覚えた真理子は、
内に生じた懸念と疑念を抑え込みながら、ライラを救う方法を求めるべく、エルドラの私邸を後にした。

当てなき道を行く真理子の前に、身の丈が十二尺に及ぶ大男が現れる。＂沙夜の後見人＂であり、
＂ガラテアの間接的な上司＂とする彼は、『〈恐怖の力に抗う為の力〉の生成』を真理子に提案する。
大男の手により、突如として１５６兆相当もの神通力、〈勇者の力〉が宿る身となった真理子は、
大男への感謝と暇乞いも程々に、ライラたちが待つアスピテア・ポリへの帰路に就いた。


勇者の力を以て、見事ライラを救出してみせた真理子。まるで深く眠っているように
微動だにしないライラをアルチューに託した真理子は、人々の平穏を脅かす争いを、
そして《いちご人間２号》が抱える苦悩を終わらせるべく、鬼神にヘパイシスを差し向けんとする。
だがその直後、東の上空より現れし《黒きドラゴン》が、真理子に襲い掛かってきたのだった。

姿形から『ヨシオの母親』だと推測した真理子は、ドラゴンを押さえ込み、宥めるべく語り掛けていく。
一方、尚も猛り狂うドラゴンが生み出す〈黒い霧〉により、鈴とアルチューが深い眠りに落ちてしまった。
鈴、アルチュー、ライラ。無防備な状態にある３名と、母親ドラゴン。生命が関わる決断を迫られ、
逡巡に陥る真理子。だがそこに、リサ邸のメイドの１人である《リコ》が、ヨシオを抱えながら現れる。

再会を果たすとともに、罪悪感を以て大人しくなるドラゴンの親子。まさに一件落着となった一方、
呪力を扱う者として『呪力の性質』を知るリコの発言により、真理子たちはひどく動揺する。

『ライラは現在、自身の呪力に苦しめられている』　鬼神の力を衰弱させ、真理子たちを、人々を、
いちご人間２号の心を救う＂願いを叶える為＂、ライラは自身に〈永続的な呪い〉を掛けてしまったのだ。

あらすじ（Chapter 4　12/16）
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沙夜の呼び掛けを受けて我に返り、改めて苺の鬼神にヘパイシスを差し向けんとする真理子だったが、
母親ドラゴンの背中に乗っていた《ふくよかな少女》が見当たらないことに気づき、胸騒ぎを覚える。
虫の知らせは的中し、真理子が苺の鬼神の体内に＂少女を示す熱源＂を感知した直後、
沙夜の支配下にあるはずの鬼神が立ち上がり、更には母親ドラゴンを操り始めたのだった。

〈４０００億もの神通力〉をその身に宿す少女、《銅鑼厳 沙萌奈【どらごん さもな】》。
彼女を取り込んだ苺の鬼神を前には、沙夜とリコ、活動限界が迫る瑠璃の３名は些末な存在と化してしまう。
一方の真理子は、鬼神を優に超える力の持ち主でこそあるものの、『少女を救う』『母親ドラゴンを救う』
『沙夜たちを護りきる』『街を護りきる』４つの目標全てを果たす手段までは持ち合わせていなかった。

そんな危機的状況下の中、西の上空より飛行船を操縦（？）する《転生者Ｄｒ．》が現れる。
『加勢に来た』とする彼は、すかさず飛行船より〈青白い光〉を放出し、街全体へと行き渡らせていった。
青白い光の影響により、苺の鬼神の攻撃を以てしても無傷のままで在り続ける構造物群、及び植物たち。
街の無事が保障された後、Ｄｒ．は更に『鬼神討伐に於ける人手』となる３名を真理子に紹介した。

巨大な触腕を以て、苺の鬼神と母親ドラゴンを拘束してみせる、巨大イカこと《烏賊義【いかよし】》
サーベルと魔法を以て、苺の鬼神に圧倒的な力を見せつける、真理子と出身世界を同じくする《ジョセフ》
沙夜や鬼神を遥かに超える〈支配の力〉を以て、母親ドラゴンを制御してみせる、熊人の少女こと《リズ》
彼ら３名の活躍と、苺の鬼神の＂自滅行為＂を経て、アスピテア・ポリに一時の平和が訪れた。


その一方、先ほどとは異なり、苺の鬼神の体内に潜り込めずにいる真理子。更に、リズの力を以てしても
鬼神の体内より少女を排出させることは叶わず、真理子はまたしても難題に直面することとなった。

Ｄｒ．の提案に従い、ガラテアに救援を求めるべく、〈移動用の筒〉を用いて紅の島国を訪ねる真理子。
夜も更けた紅の島国に到着した真理子は、そこで、交戦状態にあるガラテアと《エリン》たちの姿を目撃する。

あらすじ（Chapter 4　13/16）
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昏眠状態から覚めるや否や、教え子の《クリスタリア》に『鬼神（ガラテア）の討滅』を指示するエリン。
ガラテアの身と、絆が芽生えている様子のクリスタリアの心を護るべく、真理子はエリンに説得を試みる。
すると、エリンは特に言い返すことなく承諾の意を示し、騒動は忽ちに収束を迎えることとなった。その後、
互いの事情を共有したガラテアと真理子は、エリンたちとの暇乞いを済ませ、戦地へと舞い戻ったのだった。


そんな戦地、アスピテア・ポリで真理子たちの帰還を待つ者も、リズとジョセフ、ヨシオのみとなっていた。
烏賊義は、Ｄｒ．の＂褒美＂に連れられ空の彼方へ。　当のＤｒ．、並びに瑠璃と、母親ドラゴンの霧に
眠らされてしまった者たちは、覚醒の条件である『朝日』を浴びるべく、東の空へと向かった次第である。

自身が得意とする〈周囲全体に及ぶ精神感応〉を以て、『鬼神の体内にいる沙萌奈との対話』を期待される
ガラテアだったが、期待に反して沙萌奈の思念を捉えることは叶わず、またしても手詰まりとなってしまう。
苦心する者、諦めが窺える者、強硬手段を提言する者。次第に悪化する雰囲気の中、街にある者が現れる。
かつて、真理子たちの世界を脅かした侵略者集団、〈アジオー親衛隊〉を従えし元首、《アジオー》である。


『食欲を満たす』という目的の下、苺の鬼神を一刀両断にするアジオー。予測した光景から目を逸らす
真理子とリズだが、当の沙萌奈は〈謎のエネルギー〉に包まれながら、傷ひとつ無く宙を漂っていた。

予期せぬ光景に愕然とする一同をよそに、沙萌奈の身柄を確保するガラテア。拠り所を失った鬼神は、
瞬く間に元の《いちご人間２号》の姿となる。そして間もなく、ガラテアからの要請を受けた
真理子は、＂いちご人間２号の心を救うべく、ヘパイシスを以て終焉へと導く＂覚悟を決める。

ところが、今度は沙萌奈からの哀願の言葉を受け、またしても決意が空振りに終わる形になってしまう。
〈ドラゴンを操る力〉の獲得を目当てに、ガラテアたちにいちご人間２号の助命を懇願する沙萌奈だが、
食欲に忠実なアジオーが耳を貸すはずもなく、いちご人間２号を目指して歩を進め始めるのだった。

あらすじ（Chapter 4　14/16）
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沙萌奈の要求を一蹴し、頭部のみの姿と化した《いちご人間２号》の下に訪れたアジオー。
そのまま手中に収めんとするアジオーだったが、真っ二つのまま道端に転がっていた
いちご人間２号が突如として復活（？）を果たし、流れるように逃走を始めた。否、正確には
沙萌奈の説得を受けて感化された《リズ》が、いちご人間２号の行動を操っているにすぎなかった。

リズの介入に勘付いたアジオーは、標的をリズへと変更し、魔法攻撃を仕掛けんとする。だがその時、
〈移動用の筒〉より姿を現した真理子が、アジオーの口内を目掛けて『生のにんにく』を投げつけた。
食材を武器とする突飛且つ無作法な行為に激昂した後、〈魔法瓶（ポット）の姿〉へと変身するアジオー。
彼はどのような了見か、頭部より放出されし＂味付きの液体＂を用いる魔法、〈原液がぶがぶ〉を発動した。

のだが、＂水を司る女神＂たるガラテアに魔法の制御権を奪われてしまい、更には女神が生み出した
『地球の海水のおよそ６００万倍相当の水』を合わせた〈濃縮還元ジュース〉を味わわされる羽目に陥ってしまう。
責苦を受けるアジオーの姿に、満面の笑みを浮かべるガラテア。そんな彼女に、真理子は苦言を呈した。
『先ほどの魔法は、こちらを苦しめる目的ではなかったはず（※要約）』真理子の言葉に、ガラテアは困惑する。


ガラテアたちの意識が逸れる中で、忽然と姿を消していたアジオー。彼に行った重罰じみた所業を
淡く反省しながら、ガラテアは＂虚空＂へと怒りをぶつける。そんな中、女神を励ます真理子と、
《テアスラ無き世界》で女神の務めを果たさんとするガラテアの視界に、虚な顔をした《リズ》の姿が映った。

沙萌奈の下へと向かうリズの様子を受け、『リズはいちご人間２号に乗っ取られている』と推測したガラテアが
〈導きの激流〉で沙萌奈を退避させた直後、リズを騙るいちご人間２号が肥大化し、《クマイチゴ》へと変貌した。
ドラゴンの親子を支配し、更には宿主であるリズの願い、『身体能力の向上』を実現させたクマイチゴは、
真理子やガラテアを翻弄しながら、青白い光の影響が消失した＂幾つかの建造物＂を破壊していったのだった。

あらすじ（Chapter 4　15/16）
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アスピテア・ポリの被害を抑えるべく、ガラテアは『クマイチゴの焼失』を真理子に指示する。
リズが犠牲になる手段への不服を唱える真理子に、ガラテアは声を荒げ、必死に説得を試みる。
『＂疑わしき＂者と、一国の中心都市。真に護るべきものはどちらか』真理子が逡巡に陥る一方、
アスピテア・ポリ近傍の小丘には、〈ドラゴンサモナー〉の夢に固執する沙萌奈の姿があった。

彼女の異世界転移を実現させた《ある者》より、＂〈召喚術〉の発動に必要な力のみ＂を与えられている
沙萌奈は、『いちご人間２号の消失に伴い、〈ドラゴンを使役する手段〉が失われる事態』を恐れていた。
いちご人間２号を救出する方法として、『いちご人間２号を自身の下に召喚する』という手段を試みた
沙萌奈だが、彼女の眼前に現れたのはいちご人間２号ではなく、彼の心を蝕む〈勝色の力〉そのものだった。


大いなる力の喪失に伴い、クマイチゴは宿主であるリズを放出し、元の〈いちご人間〉の姿となった。
世界に抗う手段を失ったことによる諦念、並びに人々を脅かした自責の念を以て、女神に神罰を希求する
いちご人間２号だが、女神は彼の望みを聞き入れなかった。彼女がその決断に至った、４つの理由。

『一連の事件を経て、何一つとして命は奪っていないため』『飽くまで、首謀者に唆されただけにすぎないため』
『他を脅かす力が失われているため』『心底にある＂生への執着＂により、リズの行動体力が犠牲になったため』

巨人と化した真理子の手のひらに沈むリズの姿を捉え、いちご人間２号は狼狽する。未だ彼の身に宿る
〈葵の力〉が、ジョセフの攻撃により失われた体を、リズの行動体力と引き換えに蘇らせてしまった次第である。

自身が引き起こした事件により、ライラ、鈴、リズが犠牲となった事実に向き合い、人間社会への順応、
並びに贖罪を〈いちご人間〉の姿のまま行う決意を固めた、いちご人間２号改め《フレーズ》。
すっかりと沙萌奈の存在を忘却する一方、いつの間にか姿を消していたドラゴンの親子に対する
寂寥感を覚えながらも、真理子、ガラテア、リズ、フレーズの４名は《紅の島国》への帰路に就くのだった。

あらすじ（Chapter 4　16/16）
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紅の島国に、朝日が昇り始める頃。リズを家族の下へと送り届けた真理子たちは、＂半不法侵入＂を行った
一件を謝罪したいとする真理子の申し出に応じ、〈エルドラの私邸〉を訪ねることとなった。
目的地に到着した真理子たちの視界に、凍原の国の捜査関係者、並びに幾人かの官僚たちの姿が映る。
その内の１人である《凍原の大統領》伝手に、真理子たちは不死にまつわる書物が＂焼失＂したことを知る。

監視カメラの映像を基に、凍原の大統領は真理子を容疑者と看做していた。当然、身に覚えのない犯行を
強く否定する真理子たちの下に、店主兼家主、及び盗難被害者に当たる《エルドラ》が姿を現した。

不法侵入の追及、並びに書物焼失事件の嫌疑を掛けることもなく、ただ真理子と話がしたいとするエルドラ。
一方、まるで自身とフレーズを追い出すかの如く、『《星の大国》で発生中の事件の対応に当たれ』と告げる
エルドラを警戒するガラテアだったが、通信機越しに転生者Ｄｒ．が伝える現場の状況、『瑠璃が防衛隊から
攻撃されている』という説明を受け、一抹の不安を覚えつつも、フレーズを連れて現場へと急行するのだった。

捜査関係者、官僚たち、そしてガラテアとフレーズが去り、エルドラと2人切りになった真理子。
エルドラに『情報共有を旨とした話し合い』を持ち掛けられた真理子は、すぐさま快諾の意を示した。
その後、話し合いの過程で『瑠依の居場所を探り当てる』約束を交わしたエルドラと真理子、これまた
話し合いの過程で同席することになった《キョンシーの少女》を含めた３名は、地下室に向かうこととなった。


失せ人探しの魔術を発現すべく、力を大きく消費している様子のエルドラに、自身の力を貸与する真理子。
そんな中、突如としてキョンシーの少女が真理子に攻撃を仕掛ける。罠だったのかと推測する真理子だが、
一方、家主たるエルドラはひどく疲弊した様子を見せていた。彼女を救うべく、自身の力を更に与えていく
真理子に、感謝を示すエルドラ。だがその直後、真理子は背後より《何者か》の奇襲を受けて気絶してしまう。

朦朧とした意識の中、大切な人の声、そして＂聞き覚えのある声＂を耳にするも束の間、
自身を包む〈勝色の光〉に抗えず、真理子は再び意識を失ってしまった。

>>26

さすがに わかりづらいものとなっておりますが、結果は以下の通りです。

マルグリットのライバル→又三郎

沙夜のライバル→ルーシア・フォウ・レステッリ、浅田 結子

アルチューのライバル→馬団 射子

明日美のライバル→アリー、牌呂 万作

薫のライバル→ニジェリー

大和のライバル→武神 王司

>>45

そちらのサービスを検討したことはございますが、

『当掲示板における外部サイトの利用』を管理人の方が どのようにお考えなのかが不明な点と、

どこかのスレッド（※スレッド名は忘却しております……）で見かけた

過去の事例を鑑みた結果、外部サイトへのリンクを貼る行為に ためらいがございまして……。

ただ、そちらのサービスを利用されていらっしゃるスレッドも

確認した限り 数多くありますので、

次回のスレッド（五章）以降の利用は検討いたしますね。

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天堂真理子の意識が失われてから、およそdice1d180=121 (121) 分後。

《凍原の国》と称される地域の一画にある、〈エルドラの私邸〉の地下室にて。

エルドラ

「……　しかし、どうしたものかな……。　天堂真理子の力を得て、我の体も

　調子を取り戻してきておるが、尚も＂忌々しい術＂の効力が 抜け切らんとは……」

ピリオ

「しばらくの間は、どうぞ ご静養なさってください。

　今後の〈計画〉は、私と キョンシー娘……　そして、＂彼ら＂を中心に進めておきますので」

キョンシーの少女

（…………　真理子、大丈夫だよー……。　真理子に出番が回ってくる前に、

　私たちで計画を完遂させるから…………　真理子の手は、絶対に汚させないから…………）

〔聞け、キサマラ。　これより、＂次に為すべきこと＂を指示する。

　ピリオ。キサマは此度の一件で、世界中に その名が知れ渡ることだろう。

　所謂、表社会での活動は控え、＂闇に身を置く者共＂の勧誘に務めるが良い〕

ピリオ→仲間内

〔はい。謹んで承ります〕

〔次はキサマだ、キョンシー娘。　キサマには、《ある者》の下へと向かってもらう〕

キョンシーの少女→仲間内

〔ある者、ですか……？〕

登場人物たち　その１　※省略版
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エルドラ

凍原の国で古美術商を営む、真っ白な竜人……　は 仮の姿で、正体は〈純白のドラゴン〉たる存在。
《凍原の国》の２割に及ぶ地域を管轄する地方長官だが、名前が気に入らないのか、本人は大地主としている。
テアスラの世界に於いて絶滅したとされる〈ドラゴンたち〉の姿を求め、各地を散策するのが日課らしい。

未曾有の脅威に見舞われていた『かつての凍原の国』を救って以来、救国の女傑として、凍原の国を始めとする
人々から慕われている彼女だが、現在は〈世界を＂恐怖＂で支配する計画〉に加担する身となっている。

──────────

ピリオ・ド・サケスキー

〈火山近くの町〉の 一画にある私立図書館、〈Perio Dream〉の設立者であり、元・館長たる 鬼の大男。
《アルチュー・ド・サケスキー》の父親。息子と同様に酒を嗜むそうだが、彼ほどではないらしい。
人類学者として専門の機関に身を置きながら、学び舎で教鞭を取っていた過去を持つ。

世界を支配する〈天上者たち〉を討つべく、襲撃事件を企てるほどの過激気味な思想の持ち主。
４億相当もの〈神通力〉を有しており、羽ペンを〈ジャベリン〉に変貌させて戦う。

──────────

キョンシーの少女

天堂真理子と出身世界を同じくする、異世界転移者たる〈キョンシー〉の少女。所謂『パンダ目』。
かつては＂紫色の怪物＂の支配下にあったが、真理子の活躍を以て目が覚めたとのこと。
真理子との再会を喜んでいた様子だが、そんな彼女も〈勝色の力〉に呑まれているようで……

〔奴は 我らの計画、並びに 女神を騙りし者……

　《ガラテア》に＂良からぬ影響＂を及ぼす危険性が有る。

　早急に 迅速な始末、或いは 懐柔を試みるべきだ。　その任を、キサマに託してやろう〕

キョンシーの少女→仲間内

〔え……！？　す、すっごい大役…………！　　でも、私なんかで いいんですかー……？？

　私、『頑丈さ』しか取り柄ないよー……？　他の人の方がー……

〔鬼人は悪名が知れ渡り、ドラゴンと黒鉄は負傷し、カエルの軍団は 余りに役立たず。

　残るは、キサマを含む 物分かりが良い者共と、不敬にも＂二足のワラジを履く者共＂。

　『物分かりが良い者』の括りでは、最も強靭な存在に当たる《キサマ》に委ねざるを得なくてな〕

キョンシーの少女→仲間内

〔そ、そっかー……　　はい……　頑張ります…………

　あ、あの…………　そう言えば、結局＂ある者＂って……？？〕

〔……　名は、《dice1d10=2 (2) 》。

＂至極、煩わしい存在＂の加護を享けし者……　　奴もまた、忌々しき存在だ〕

───────────────────

２．マタサブロウ（ガラテア、マルグリット、又三郎が５話の主要人物に）

４．ネクロマン・サヨ（ガラテア、沙夜、沙萌奈、ルーシア、結子が５話の主要人物に）

６．アルチュー・ド・サケスキー（ガラテア、アルチュー、リクウ、射子が５話の主要人物に）

８．マンサク・パイロ（ガラテア、明日美、アリー、万作が５話の主要人物に）

１０．カオル・サクライ（ガラテア、薫、ニジェリーが５話の主要人物（？）に）

奇数．ヤマト・チアシ（大和、王司、《>>51 or >>52 or >>53 or >>54 より２～４名》が５話の主要人物に）

───────────────────
１１時台直前でのご報告となり、大変申し訳ございません……。
過去のお話の振り返りに時間を費やし、就寝時刻が大幅にズレてしまいました結果、
現在、猛烈な眠気に苛まれている状態にありまして……。

本日の更新時刻が『１５時頃、１８時頃、２１時頃』と
通常より遅くなりますこと、深くお詫び申し上げます……。
───────────────────

キョンシーの少女→仲間内

〔またさぶろう…………　またさぶろう…………

　はい……！　しっかりと記憶しました……！〕

〔フン……　態々、記憶に留める必要は無い。

　欲を見せず、ただ《このオレ》の指示に従い続ければ、全ての望みは叶えられる。

　＂この言葉の意味＂を、まさか 忘れたわけではあるまい？〕

キョンシーの少女→仲間内

〔う…………　は、はい……

　『全ては、＂シジマ＂の思し召しのままに』……　です……〕

〔それで良い。　これより、キサマは＂シジマの導き＂を以て、

　dice1d3=3 (3) へと辿り着くことになる。　その後も、このオレの指示に従い続けろ。

　さすれば、キサマが望む『《マッシェア・ワールド》の恒久なる安寧』は、無事 叶えられることだろう〕

（※１．紅の島国／２．酔の国／３．緑の国）

キョンシーの少女→仲間内

〔はい…………〕

（そうだよ…………　真理子たちの為……　真理子への恩返しの為に…………

　いつも争いが絶えない《私たちの世界》を……　ずっと平和な世界にする為に…………）

全ては恩人の為。勝色の光と、勝色の力に身を委ねる覚悟を固める キョンシーの少女。

彼女の未来に待ち受けるものは、独りよがりな安寧か、あるいは…………

一方、視点は《ある盗人》のものへと移る。

狸盗人

（へへっ……　なんだか知らねえが、物の見事に もぬけの殻じゃねえか……！

　だったら、袋に詰め込めるだけ 詰め込んでやるまでさ…………！）

この空き巣犯は、表向きは〈旅芸人〉を装いながら、

各地の宝という宝を求めて盗みを働き続ける盗人、《又三郎（>>24）》である。

以前 ガラテアが語った、『＂この世界に由来する人々＂は善人ばかり（※要約）』という言説から

些か逸しているように見受けられるが、一応は 彼にも彼なり事情があり……

又三郎

（物色を始める前に、まずは＂腹ごしらえ＂をしないとな……！

　家主が誰かは知らねえが、ありがたく頂戴させてもらうぜ〜……？）

……　否、少なくとも 現在の彼は、歴とした悪党である。

又三郎

（…………　んん……？？　なんでえ、dice1d4=1 (1) ばっかりじゃねえか……？

　選り好みせず、ちゃんと 多種多様な栄養価のあるものをだな…………

少女の声

「あ、あのー……　盗みは駄目ですよー……？」

又三郎

「うわああっっ！！！？　　だ、誰だ、おめえ…………！！！」

───────────────────

１．野菜類／２．果物類／３．肉類／４．魚類

キョンシーの少女

「あ、はいー……！　私、《>>59 or >>60 or >>61 or >>62》と申しますー……！

　ここ、〈アスピテア・ポリ〉っていう街なんですけど、

　どうやら 数時間前に襲撃事件が起こったみたいでしてー……」

（※落選となった お名前も、リサ邸の給仕の２人と、後に登場する《狸人の友達》のお名前になります）

又三郎

「襲撃事件……？！　　はー……　だから、人っ子一人もいねえのか……？」

キョンシーの少女

「確か、紅の島国の教育長……　《ガラテア》さん、でしたかね……？

　彼女を始めとする方々のおかげで、街のみなさんは 無事に避難できたみたいです。

　ただ、避難先が 件の《紅の島国》っていう、はるか東にある国で、

　その国では ちょうど七時頃……　たぶん、眠られている方々も 多いはずです……。

　おそらく、みなさんの帰還も『dice1d7=4 (4) 時間後』とかになりますので……

　あなたのような『〈空き巣犯〉からの被害を防ぐように』と、お偉いさんに お願いされましてー……」

又三郎

「へえ……？　まだ若そうな嬢ちゃんだってのに、立派なもんだねぇ…………

　……　いや、そんじゃ 何かい……？！！　　おらを しょっ引くつもりだってのかい……？！

　まさか、＂とっちめる＂ってんじゃあねえだろうな……！！？　　だったら……！！

キョンシーの少女

「あ、いえ……！！　　……　えっと、返答次第ではありますが…………

　あの……　まずは、お名前を伺ってもよろしいですか……？」

又三郎

「あ……？？　ああ、おらは《dice1d6=1 (1) 》ってんだ」

───────────────────

奇数．又三郎／２．またぞろ／４．信楽／６．つづみ

紫蘭(シラン)

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１．雪龍【チーロン】（>>59）

２．ライチ（>>60）

３．紫蘭【しらん】（>>61）

４．紫苑（>>62）

真理子と自身の出身世界、《マッシェア・ワールド》に安寧をもたらすべく、

テアスラの世界を＂恐怖の＂支配下とする計画に加担する、キョンシーの少女。

そんな 彼女の名前は……　《dice1d4=3 (3) 》

───────────────────

>>58にて申し上げました通り、その他の お名前も

給仕その１、給仕その３、狸人の友達（七種 葵の友人）の名前として、５話中に採用してまいりますが、先に お伝え申し上げたいことがございます……。

昨日２１時から現在時刻まで、私は眠らずに待ち続けておりました……。

ですが、特に指定のない『名前』の募集に これほどまで時間がかかった点と、

前スレッドから本スレッドにかけてのハートの数（本編開始以降）の減少を鑑みますと、

明らかに需要が消失しかかっている状況と言わざるを得ません……。

そういった現実を前に、決して大袈裟ではなく 打ちひしがれておりまして……。

本日１日分、つまり『翌２４日の朝８時頃』まで休息をいただいた後、当スレッドを継続させるべきか否かについて

検討させていただきますこと、何卒ご理解賜りますよう お願い申し上げます……。

───────────────────

>>63

お疲れ様です

言い訳がましいようですが多忙と他スレも見て回ってるのもありこちらに来られず申し訳ありませんでした

毎日楽しく当スレを読ませていただいてるので続行していただけると幸いです

>>63

ごゆっくりとお休み下さい

真梨子の冒険や新キャラのタヌキ君の可愛いらしい姿をまだ読みたいのでスレを存続して頂けると有り難いです

───────────────────
皆様からのご声援と ご期待のお言葉、幸甚に存じます……！
皆様から頂いたキャラクターたち、及び 設定詰めにご協力いただいている
サブキャラクターたちが織り成す お話をご提供し続けるべく尽力してまいりますので、
ご感想の投稿や 安価募集のお付き合い等、今後とも よろしくお願い申し上げます……！


（皆様にとっては ご察しの通りかと存じますが、私は いわゆる豆腐メンタルでございます……。
　度々頂く厳しいご意見等は むしろありがたい限りですが、
　『誰にも見てもらえていないのでは』という懸念より生じる不安には、とても弱いです……。

　無論、皆様にもご都合があるはずで、それを束縛するような要求などは 決していたしません。
　ですが、皆様がご多忙となり、当スレッドの閲覧が難しくなりそうだと感じられた際には、
　誠に恐れ入りますが、予め その旨をお伝えいただけますと 精神的にありがたく存じます……。
　（※当然ながら、急用等の やむを得ないご事情の場合は、その限りではございません））
───────────────────

紫蘭（※キョンシーの少女）

「またさぶろうさん……　私たちの計画、〈天上査直【てんじょうさじき】〉に 協力してくれませんか……！？」

又三郎

「あﾞ？？　＂てんじょうさじき＂……　って 何だい、そりゃあ……？？」

紫蘭

「またさぶろうさんは、《天上者》をご存知でしょうかー……？」

又三郎

「天上者？　もちろん 知ってるぜ。　それこそ、おらの故郷は 紅の島国にあるんだけどよ？

　病を患らってしまわれた《御天道様》……　ああ、紅の島国の＂本来の統治者様＂な？　そのお方に代わって、

　おらたちの国を治めてくださってんのが、他でもない天上者の一人で有らせられる、《ぶれす様》なのさ。

　他にも、《どく》や《くろ》……　つい最近までは、《みず》ってやつも いたな。

　よその国は知らねえが、おらたちの国では とびっきり有名なやつらだぜ？」

紫蘭

「あ、はいー……　『その 天上者の方々を、失脚させよう』って計画が、天上査直でしてー……！」

又三郎

「あﾞあﾞ？？！　おめえら、まさか『一揆』みてえなことを やろうとしてんのかい……？！

　しかも、ぶれす様たちを相手に……？？！　正気の沙汰じゃねえぜ、嬢ちゃん……！！？」

紫蘭

「た、確かに、にわかには 受け入れ難い話かもしれませんが……　でも、やらなきゃいけないことなんです……！

　先ほど説明した 襲撃事件も、原因は『天上者と称される方々の所業』にあるらしいとのことでして……！

　襲撃事件の張本人こそ別ですが、彼らの振る舞いを正さない限り、また 事件が起こるかもしれません……！

　今回は この街でしたが……　それこそ、〈またさぶろうさんの ご家族〉が危険な目にあう危険性だって……！！

又三郎

（か、家族…………　家族か…………）

又三郎は身内に当たる ある少女、《dice1d3=1 (1) 》に思いを馳せる。

（※１．雪龍【チーロン】（>>59）／２．ライチ（>>60）／３．紫苑（>>62））

結構雅な名前やな

なるほど矢張り根は悪人(悪狸？)じゃないんだな
それと御姉妹も彼に負けず劣らずなかなか可愛い

そんなことよりまたは三郎さんどうするよ…

作戦名は天井桟敷の捩りかな
彼にしては中々風情のあるネーミングだ

戻ってしてくれて有り難う

又三郎のdice1d8=5 (5) である雪龍【チーロン】は、自身の出自を疎んでいる。（※画像参照）

（※１．娘／２．妹／３．姪っ子／４．いとこ／５．はとこ／６．孫／７．曽孫／８．姪孫）

数百年もの昔、当時の一族の代表が為した＂ある罪＂の報いとして、

元は 裕福だった〈又三郎たちの先祖たち〉は、忽ちにして 貧しい身の上となってしまう。

彼らより続く家系の子孫に当たる 雪龍だが、＂およそ３箇月前＂までは、

出自に不満を覚えることも、苛まれることもなく、友人たちとの交流を重ねる日々を謳歌していた。

だが、出自を理由に〈交流会（※３話参照）〉への出席を断られて以来、雪龍は自身の家系に、

何より『＂物珍しい品＂を土産に帰省する又三郎』に対し、激しい嫌悪の念を抱くようになってしまう。

そんな 彼女の心情を知りながら、又三郎は 尚も盗みを働き続けている。

自身が抱く＂ある夢＂を叶える為……というのも誤りではないが、元より幼少期より続く『窃盗癖』、

並びに 自身の行為を正当化せんとする精神性が、彼を盗人たらしめている次第である。

又三郎

「……　にしたって、何で《おら》なんかを誘うんだい……？？　嬢ちゃんの口振りから察するに、

　元々は おらを とっ捕まえるつもりだったんだろ……？　　そんな おらに、計画に協力しろなんて……」

紫蘭

「那、那个…………　　　…………そ、そうです、『大道芸』……！！　またさぶろうって名前から、

　dice1d6=4 (4) を得意とする《旅芸人・またさぶろう》その人だって 気がつきましてー……！

　ものすっごく器用な またさぶろうさんでしたら、心強い味方になってくださるかとー……♪」

又三郎

「ああ、そういうことかい？　だったら、納得……

（…………　ん……？？　　なんか、おかしい……　いや、気のせいか…………？）

───────────────────

２．傘回し／３．曲ごま／４．火と油を使った奇術／５．曲芸演舞

１ｏｒ６．>>77 or >>78 or >>79（※多すぎない程度でしたら、複数挙げていただいて問題ございません）

又三郎に悲しい過去……

紫蘭

「……　それでは、改めて お願いします、またさぶろうさん……！

　私たちの計画、〈天上査直【てんじょうさじき】〉に 協力してください……！」

又三郎

「んー…………　しかし、間違いなく ぶれす様たちに目ぇ付けられるだろぉ……？？

　さすがに、命知らずにも程があるってえか……　そんな計画には 乗りづれえってえか……

紫蘭

「お気持ちは わかりますが、《この世界》の為にも 果たさなければいけない計画なんです……！

　『真っ当な為政者たちが治める世界』にしないと、また 襲撃事件が起こっちゃうかもしれないんですよ……！

　今回の襲撃事件を起こした方々ですが、どうやら『紅の島国への移住』が決定したみたいなんです……！

　天上者たちの振る舞い次第では、またさぶろうさんのご家族が 襲撃に巻き込まれるかもしれませんよ……！？」

又三郎

「ま、まじなのか、その話……！！？　　だったら、おらも…………

　いや、だが そもそも《みず》と《どく》以外の御二方は、一つも悪事を働いてねえはずで……

紫蘭

「それは、表立ってないだけなんです……！　《青陽瑠璃》さんはご存知ですよね……！？

　ブレス様のご息女とされている彼女ですが、元々は『ある襲撃者の娘さん』だったとか……！

　七年前に〈都〉で起こったとされる襲撃事件も、原因は＂天上者の振る舞い＂にあったそうです……！

　それを、武力を以て制圧したそうで…………　そんな方々なんて、信用してはいけません……！！」

又三郎

「い、いや……　しかし、にわかには 信じられねえってえか…………

（そもそも、《この嬢ちゃん》を信用していいのか…………？

　嬢ちゃんか、ぶれす様か……　おらの決断次第では、故郷のみんなが…………）

紫蘭を不審に思いながらも、親族が危険にさらされる恐れにより

逡巡に陥る又三郎。　はたして、彼が下す決断は……　dice1d2=1 (1)

───────────────────

１．懇請に応じた（一時的にシジマ側の人物となる）／２．不審に思い、断った（ガラテア側（？）の人物となる）

向こう側についたか又三郎さん
ただまぁ言うても家族の命には代えられないか……

みんな家族大事だものね……

───────────────────
誠に申し訳ございませんが、１２時頃から先ほどまで
うたた寝（居眠り？）をしてしまい、１４時台の更新に間に合いそうにありません……。
次回の更新が本日１７時頃となりますこと、
予めご承知おきくださいますようお願い申し上げます……。
───────────────────

又三郎

「…………　わかったぜ、嬢ちゃん。　おらも、〈てんじょうさじき〉ってやつに 協力してやるさ」

紫蘭

「！！　あ、ありがとうございます……！！　

　お引き受けいただきましたこと、心より お礼申し上げます……！」

又三郎

「で、おらは いったい何をすればいいんだい？　　『天上者を失脚させる』って話だが、

　それを実現できるような権威や人脈なんて 持ち合わせてねえぜ……？？」

紫蘭

「えっ！！？　那、那个…………　す、少し お待ちください…………！！」

そう告げるや否や、＂虚空＂を見つめながら黙り込む紫蘭。

dice1d3=1 (1) 0秒ほどの沈黙の末、紫蘭が紡ぎ始める言葉は……

紫蘭

「……　は、はい……！　それでは、まずはdice1d10=3 (3) に向かいましょう……！」

───────────────────

１．紅の島国の政庁の役割を担う建物……　《機紅城【きこうじょう】》

２．ここより西に位置する《酔の国》の、ある製薬会社

４．紅の島国の〈都〉にいる、《ある女の子》のもと

５．ここより西に位置する《酔の国》の、あるお屋敷

７．私たちの計画を妨げようとするかもしれない、《ガラテア》さんのもと

８．ここより西に位置する《酔の国》の政庁

１０．腹ごしらえを目的に、あるお店

３の倍数．>>84 or >>85 or >>86 （※どのような目的地でも問題ございません（オリジナルも可））

紫蘭の家

───────────────────

１．ガラテアさんのもと（>>84）

２．アジオー配下の武将、《マクドヴィッヒ》が開業したハンバーガー屋（>>85）

３．dice1d2=1 (1) （>>86）

　　（※１．真紅の大国にある、紫蘭が住む借家

　　　　２．マッシェア・ワールドにある、紫蘭の実家）

又三郎に〈天上査直【てんじょうさじき】〉なる計画を

持ち掛けた 紫蘭が、『最初の目的地』として 指し示す場所は……　dice1d3=2 (2)

───────────────────

※抽選の結果によらず、『マクドヴィッヒと、彼が開業したハンバーガー店』

　並びに『紫蘭の家』は、いずれ登場させてまいります。

───────────────────

又三郎

「ま、＂まくどびっひ＂ってのは 聞き馴染みがねえが、

　『はんばーがー』ってのは、確か 食い物だったよな？！！　嬢ちゃん、奢ってくれるのかい？！」

紫蘭

「はいー♪　　またさぶろうさん、冷蔵庫を物色していたのは、お腹が空いてるからですよねー？

　そんな状態でお手伝してもらうなんて、忍びないですからー！　私が ごちそうしちゃいますよー♪」

そんな申し出を口にした 紫蘭の背後、

民家内の大気中に、突如として〈禍々しい穴〉が顕現する。

紫蘭

「それではー、dice1d12=6 (6) にある〈マクドヴィッヒ〉へ向かいましょー♪

　……　見た目は 少し悍ましいですが、安全な〈移動魔法〉ですので、飛び込んできてくださーい……！」

（※１．星の大国／２．紅の島国／３．酔の国／４．真紅の大国／５．活の国／６．貴の島国

　　７．気の国／８．砂の国／９．凍原の国／１０．碧の国／１１．祝祭の国／１２．成の国 ）

又三郎

「な、なんだか、明らかに異様な空間だが…………　大丈夫なのか、これは…………？？」

（し、しかし、『やっぱりやめた』なんて言やあ、

　はんばーがーを奢っちゃもらえねえ……　覚悟を決めろ、又三郎……っ！！）

確かな胸騒ぎを覚えながらも、禍々しい穴へと飛び込んでいく又三郎。

はたして、この先で……　＂彼が進む道の先＂で 待ち受けるものや如何に……

さて、ここからの視点は……　dice1d3=3 (3)

───────────────────

１．引き続き、又三郎のまま／２．ガラテアのものへと移る／３．リサ邸の人々のものへと移る

又三郎さんはんばーがー口に合えばいいけど

普段は分裂しながら働いてるのかな？

───────────────────

時刻は、又三郎たちが ハンバーガー店へと

出発した時刻である ０時３０分頃より、およそdice1d120=42 (42) 分後。

緑の国より 遠く西北西に位置する《酔の国》の一画に、

製薬会社〈Médecin Âge〉の現・代表取締役、《リサ》の邸宅がある。

その邸宅の一室に、非常に強力な術による支配を受け、

字義通りの 覚めない眠りに就く不死人、《マルグリット・マガリ・ドラクロア》

そして、彼女への恩愛の情を抱くが故に、深い悲しみに苛まれている２人。

当主たる《リサ》と、家事使用人の１人である《dice1d2=1 (1) （※給仕その３）》の姿があった。

（※１．ライチ（>>60）／２．紫苑（>>62））

給仕その３

「リサ様……　お仕事があるんですから、そろそろ 眠った方がいいですよー……？」

リサ

「いや、さすがに 君１人に《ルリ》を任せるのは、忍びないからね。

　明日は休暇を取ることにしたよ。　……　君こそ、もう 眠った方が良いと思うよ」

給仕その３

「…………　眠れませんから…………　マル様が、こんな状態になって…………

　いつ 目覚めてくださるのかも わからない状況で…………　寝付けるわけ…………」

リサ

（マルグリット様…………　　いったい、誰が マルグリット様を……ッ！！）

登場人物たち　その２
────────────────────

マルグリット・マガリ・ドラクロア

６００年以上に亘り、ある聖人を先祖に持つ一族への忠誠を誓う元・吸血鬼な女性。
コウモリのそれに酷似した翼を背に携えている（出し入れ自由）。料理がド下手。
テアスラの世界に於いては＂最強の存在＂（なのだが、神々や転生者、神の加護を享ける者を前に霞みがち）。
怖がりな上、些か内向的な性格だが、『配信活動』を通じて変わろうとしているらしい。

かつては〈吸血衝動〉に苛まれていたマルグリットだが、《七種葵》の〈奇跡の力〉を以て、
『吸血衝動の自制』が可能となって以来、他者との交流を深める機会を（彼女なりのペースで）作っていた。
出自による呪いから解放され、とても幸せな日々を送っていたマルグリットだったが、
黒い外套に身を隠す《謎の存在》の手により、現在は＂覚めない眠り＂に就く身となってしまっている。

内に秘める神通力は〈３３０１〉。魔力は〈５０２６４〉で、この世界由来の魔法は概ね習得済み。
現在も『吸血鬼としての体質』そのものは変わらないが、
『吸血鬼の弱点となる全て』を努力を経て＂完全克服＂へ漕ぎ着けているとのこと。

※現時点での未回収要素
　『好き：屋敷のお掃除等』　『得手：歌・料理以外の全て』

──────────

リサ／聖人一族の末裔であり、製薬会社〈Médecin Âge〉の現・代表取締役に当たる人物。
　　　《ルリ》という８歳頃の娘を持つ父親。３５歳。　妻とは死別している。

ライチ／ざっくばらんな性格。料理上手。彼女自身はマルグリットを敬愛しており、
　　　　吸血鬼の性質に苦しんでいた彼女に寄り添う優しさを持っているが、
　　　　上述の性格に起因して、マルグリットには些か苦手意識を持たれている。

幸が薄い……

ライチ
「…………　シオンさん（※給仕その１）と リコ、いつ 帰ってくるんでしょうか……」
リサ
「ドク氏に伺ったところ、紫苑の方は 朝方には帰ってくるそうだね。
　リコの方は…………　　『少しだけ、ライラさんのそばにいたい』とのことらしくてね……」
ライチ
「《ライラ》さん……　って、リサ様たちが 交流会で お会いしてから、
　マル様とリコと一緒に、よく『動画配信』を行っている
　鬼の人……　でしたよね？　　何か あったんですか……？」
リサ
「緑の国の首都、〈アスピテア・ポリ〉で襲撃事件が発生したのは 知っているね？
　ライラさん、リコと同じく〈呪力〉の持ち主だったそうなんだ。
　それで……　襲撃事件を終結させる為、自身に＂永遠の呪い＂を掛けてしまったらしくて……」

ライチ
「うあー……　自己犠牲の精神、まるで＂みんな＂みたいですねー……。
　『ウチが力を持ってないから』ってのもあるけど……　絶対 真似できないなー……」
リサ
「いや……　責任を負わせて申し訳ないけど、ルリが 危険な目に逢いそうな時は、
　君にも 体を張ってもらいたいんだけどね……？　　マルグリットは もちろん、
　リコも 精神的に疲弊しているらしい以上、君と紫苑の２人で 頑張ってもらわないとだからさ……」
ライチ
「ｩｸﾞ……　　は、はい……　なるべく 頑張りまーす…………」


リサ
「…………　いや、この際〈 新しい使用人や護衛〉を雇うべきかな……」

ライチ
「おお……！？　ついに、ウチにも 後輩が…………！？」

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１４時台でのご報告となり、大変申し訳ございません……！
先日に引き続き、１２時頃に うたた寝に陥ってしまいまして……。
次回の更新が本日１７時頃となりますこと、誠に申し訳なく存じます……。
───────────────────

リサ
「……　うん、ちょうど良い機会かもしれないね。
　知人の伝手を辿って、新しい使用人候補を探してみることにするよ」
ライチ
「うおー♪　すっごい、楽しみですー♪　　…………　あ、そう言えば ですけど、
　そもそも『ここの使用人』を ウチら４人だけに任せているのって、なぜなんですかね？」

リサ
「あ……　ああ、えっと…………　理由は４つほどあるかな……。
　１つめ、『君たち使用人を除けば、この家には私とルリの２人しかいないため、人手が必要ないから』
　２つめ、『マルグリットが 料理以外は何でもしてくれる上に、全く疲れを見せないから』

　３つめ…………　私が子供だった頃、当時の使用人たちとの間で＂諍い＂を起こしたことがあってね……。
　それが トラウマになって、『《マルグリット様》だけで良い』って思考に 固まってしまったんだよね……」

ライチ
「そ、そうだったんですか…………
　え……　では『ウチら３人』って、リサ様的には邪魔者だったり……？？

リサ
「こら、滅多なことを言わない。　＂君たち４人だけに、使用人の役割を任せていた理由＂。
　４つめ、『君たちを含めた６人だけの空間が、とても居心地が良かったから』

　もちろん、従業員のみんなや、彼らのご家族の方々と 親睦を深める時間も好きなんだけどね？
　まだ幼い頃にマルグリットに拾われて以来、私たちと長年一緒に過ごしてきた君たちは、
　私にとっては 家族同然の存在なんだ。　そんな君たちとの時間は、本当に かけがえのないものなんだ。
　決して、邪魔者なんかではないよ。　ライチ、これからも 私たちと一緒にいてくれないかい？」

ライチ
「え、えへへ…………♪　　はい、これからもよろしくお願いします、リサ様…………♪」

リサ

「まあ、そんな居心地が良い空間に『新しい人』を招く以上、使用人候補は

　しっかりと精査したいところなんだよね…………　時間は掛かるかもしれないけど……」

ライチ

「あのー！　せっかくですから、採用面接を行う際には、

　ウチも面接官として参加させてもらえませんかー？　目利きには自信がありますよー♪」

リサ

「ははっ……♪　　うん、その時が来たら、君たちにも 協力してもらおうかな？

　…………　おや、もう０時２０分（※時差）……　日付も変わっていたのか……。

　ライチ、さすがに もう寝なさい。　明日の家事業務、紫苑１人に 一任するつもりかい？」

ライチ

「ん…………　わ、わかりました……。　ですが、＂マル様の お隣＂で就寝させてもらいますよ……！」

リサ

「えぇ！？　い、いやいや……！！　今日はリコに代わって、君がルリに添い寝する約束のはずだろう……？！」

ライチ

「『明日は休暇を取る』とのことですので、気が変わったんでーす。　ただでさえ、

　ルリ様と一緒にいる機会が 少ないんですから、今日１日くらいは 一緒に寝てあげてくださーい」

リサ

「うぅ……　正直、そこを指摘されると痛いけど…………　　し、しかし、マルグリットの容体が

　急変する危険性もある以上、医学に精通している私こそ、彼女のそばにいるべきで…………！！

『育ての親に添い寝する役目』を巡り、些末な諍いに発展する 主従の２人。

dice1d10=3 (3) 分ほどの口論を経て、マルグリットに付き添うことになったのは……　dice1d2=1 (1)

───────────────────

１．リサ／２．ライチ（※選ばれた人物は、『マルグリットを眠らせた存在』を探す旅に出ることになります）

───────────────────

酔の国に於ける現在の時刻は、日付も変わった０時３０分頃。

不服そうにルリの部屋へと向かう ライチを見送った後、

結局 リサは寝床に就かぬまま、マルグリットを見つめながら 物思いに耽っていた。

リサ

（…………　紫苑 曰く、『襲撃犯は、頭巾の付いた黒い外套を身に付け、

　＂槍のような剣＂…………　おそらく、薙刀か 野太刀辺りを携えていた』……　んだったか……。

　『紅の島国の 国防総長』も、確か そんな見た目だったはずだけど…………

　いやいや……ッ！！　そんな薄い根拠で、＂他国の要人＂を疑ったら駄目だろ…………ッ！！

　普通に、〈鬼の連中〉の仕業である可能性が……　　って、この思考も駄目だって……！！

　確かに、アスピテア・ポリの襲撃事件は、鬼の方々が 引き起こしたものらしいし、

　一昨日、マルグリットたちを襲おうとした（>>29）のも、鬼の集団だったそうだけど……！

　それこそ、マルグリットを救ってくださった ２人のうちの１人も、

　《アルチュー……　なんとかさんっていう、鬼の方だったらしいじゃないか…………！！

　それに、ライラさんだって〈サケスキオーガ〉という 鬼の一族だって話だ……！

　種族で善悪を決めつけるなんて、駄目に決まっているだろ…………！！

　…………　けど、そうなると 判断材料が無くなるのも 事実だ…………。

　鬼族に疑いを持たない方向性で推理すると……　やっぱり、最有力候補は《国防総長》……

「ふむ。どうやら、手掛かりに飢えていらっしゃる ご様子……ですね？」

声の方へと視線を送るリサの視界に、全く以て 見慣れぬ人物が映り込む。

何者だ！？

───────────────────
お話の途中、それも不審者の登場直後で誠に申し訳ございませんが、
本日もまた、猛烈な眠気に苛まれておりまして……。
『根本的な眠気』の払拭を図るべく、本日分の更新はお休みをいただきたく存じます……。
（次回の更新は、『翌２７日の朝８時頃』を予定しております）


ですが、翌日まで ただ保持を目的とした書き込みをしていただく状況も望ましくありませんので、
皆様にはご希望される『今後登場する悪役の種族、あるいは職業』を書き込んでいただけますと幸いに存じます。

注意点として、度々頂いているアジオー等の悪役（？）とは異なり、
＂ただメインキャラクターたちを引き立てる為の存在＂、
１話限りで退場する運命にある『真のかませ犬役』となりますことを ご留意ください。

まあ言い換えますと、『お好みのメインキャラクターたちが引き立つような悪役』の
種族や職業を雑に書き込んでいただければ……というご提案でございます。
また、『当該の悪役と対峙してほしいキャラクター』を同時に添えていただいた場合は、
そちらのマッチアップを確約いたします。どうぞ、お気軽にご投稿くださいませ。
───────────────────

───────────────────
皆様、様々な 引き立て役案をご提供いただき、誠に ありがとうございます……！

５話前編、薫の短編の後編、沙夜と沙萌奈の短編の本編をご提供予定である都合上、
本スレッド（四章）内での登場は難しいところではございますが、
私の心身が限界を迎えない限りは、＂必ずや＂お話に登場させてまいります。
併記していただいた登場人物たちの活躍を含め、ゆるくご期待いただけますと幸いに存じます。


ですが、皆様から頂いた ご案のうち、下記の登場人物たちの要素につきましては
以下の通りに修正させていただきますこと、何卒ご理解賜りますよう お願い申し上げます……。

『モンスターテイマー、クリオマンサー→ライバルではなく、身を滅ぼす決定打となる人物』
『ミノタウロス→下着泥棒ではなく、メイド服泥棒』
───────────────────

リサ

「な……！！？？　　何者ですか、あなたはッ！！？」

緊張を覚え、リサは ポケットの通信端末に手を伸ばす。

？？？？

「おっと、警戒なさらず。　私は 斯様な見て呉れに反し、決して 怪しい者ではございませんので」

リサ

「い、いや……！！　そもそも 不法侵入を……！！

？？？？

「お静かに。　そちらのご婦人が、目を覚まされるかもしれません……

　おっと、そうなれば むしろ好都合でしょうか？　はっはっは」

リサ

「……　私の神経を逆撫ですることが、ここを訪れた目的ですか？」

？？？？

「いや、失敬。　私の目的は、『貴殿方への お力添え』にございます。

　これでも、紅の島国に有らせられる 発明王、《ドク》殿直々の ご用命でしてね」

リサ

（ド、ドク氏からの使者……　この方が…………？？！）

？？？？

「それでは、これより リサ殿の緊張をほぐすべく、私の素性を明かしてまいりましょう。

　私は、dice1d4=4 (4) に身を置く探偵、《ディット》と申す者です」

───────────────────

１．酔の国の最北部／２．紅の島国の東部／３．貴の島国の首都圏／４．緑の国の《神魔学研究所》

「神魔学研究所の……？」

ディット

「ええ。　生まれはdice1d12=1 (1) ですが、当研究所の《〇〇所長》より お誘いを受けましてね。

　神魔学者の方々の研究……　いえ、＂追究＂に協力する傍ら、緑の国を拠点に 探偵業を営んでおります。

（※１．酔の国／２．紅の島国／３．星の大国／４．真紅の大国／５．活の国／６．貴の島国

　　７．気の国／８．砂の国／９．凍原の国／１０．碧の国／１１．祝祭の国／１２．成の国 ）

　現在、マルグリット氏は〈非常に強力な術〉の影響により、ほぼ昏睡に等しい『昏眠状態』にあります。

　ドク殿は疎か、かの《女神ガラテア》を以てしても、マルグリット氏の覚醒には至らなかったほどに

　強力な術の使い手となりますと、十中八九 ヒトの手によるものではございません。

　『ヒトの手によるものではない』……　つまり、《人ならざる者》の仕業であると推測されます。

　そこで、《神魔学研究所》に白羽の矢が立ちました。　しかしながら、神魔学者の方々は各々の研究、

　並びに〈瞋苺魑豪【シンマイチゴウ】事件〉……　先の襲撃事件の対応に追われているとのこと。

　したがって、特に多忙というわけでもない この私が、

　《マルグリット氏を眠らせた何者か》の捜索、及び調査を一任された次第でございます」

リサ

「……………………」

ディット

「おやおや、信用いただけませんか？　でしたら……

リサ

「あの…………　そちらが仰る＂タンテイ＂とは、いったい どのような職業なのでしょうか……？？」

彼の反応が示す通り、テアスラの世界に＂『探偵』という職業、及び 概念は存在しない＂。

度々お伝えしている通り、『＂テアスラの世界を出自とする生物＂は、
少なくとも根は善良なものばかり』という ガラテアの所見（※画像参照）は、この世界に於ける真理である。
ひとえに、創造神たる《女神テアスラ》が、悪意のある世界を望まなかったが故に。

だが、『テアスラが行方を晦ましたその日』より、１０００年近くもの歳月が流れる過程で発生した
数々の事件に起因し、一部の人々が『他者への猜疑心』を抱き始めるようになる。猜疑心を抱いた者たちは、
やがて＂排他的 且つ 独善的な精神性＂へと変容し、自分勝手な行いを振る舞う〈悪人〉と化した。

そんな悪人を制し、それぞれの地域の安寧を守らんと日々奔走する者たちこそ、
紅の島国では《国防隊》が相当する、各地の『防衛隊』と称される組織に所属する 防衛隊員たちである。

だが、防衛隊員の勤めは 悪事を働く者の拘束や、度々出現する〈怪獣〉への対応だけではない。
配属される部署によっては、『地域住民の（大小様々な）困り事』の解決が通常業務となる。
失せ者探しを始めとする＂探偵の務め＂は、その大体が＂防衛隊員の務め＂に置き換わっているのだ。


そんな世界において、〈探偵〉などという職業が存在するはずもない。



ディット
「…………　これは、失礼。　探偵というものは、ここ最近生まれた業種でしてね。
　業務内容としては、防衛隊員の方々でも手の付けられない『怪奇現象』の調査、
　並びに 防衛隊員とは異なる立場を利用した、裏社会を含む『情報収集』が中心でございます。
　その過程で見聞きした情報を、各国政府や研究機関に提供しているわけですよ。　はっはっは」


リサ
「は、はあ……　そうでしたか…………」

ディット
「素性は 概ね理解いただけたはずですので、本題に移ります。
　私が貴宅を訪ねた理由は、他でもない。
　マルグリット氏を昏眠状態に陥らせた《犯人》の捜索に、リサ殿も ご協力いただけませんか？」
リサ
「は……？？！　　え、ええ……　マルグリットの目を覚ますためとあらば、
　喜んで調査をお手伝いいたしますが……　しかしながら、私には 心当たりが無く……

ディット
「いえいえ、そちらのご事情など＂疾うに察しております＂。　私からの要望は、

　『本件の調査を目的とした旅程に、《貴殿》もご同行いただきたい』……　というものです」

リサ
「はあ……！！？　　い、いやいや……！！！
　大変申し訳ございませんが、そればかりは お応えいたしかねます……！！

　本業の方は、社員たちに 一任すれば済む話ではございます……！
　ですが、ただでさえ マルグリットが昏眠状態に陥ってしまい、
　娘の同伴の役目を担わせているメイドが、現在、精神的に疲弊している状態にございます……！

　そのような状況下で、残り２人のメイドに全てを一任しながら、
　我が娘である《ルリ》を放っておくような真似など、できようはずが……！！！


？？？？
「あー、お父さん……。　ルリちゃんたちについては、アタシに お任せくださればー…………」

リサ
「こ、この声……　ガラテア様…………ッ！！？」

登場人物たち　その３
───────────────────

女神ガラテア（第一主人公）

頭に 山羊のツノを生やした、悪魔のような風貌の神様。
毒が効かず、さらに血の巡らない〈特異な体〉の持ち主。
《転生者Ｘ》との交戦時に付けられた〈消えない傷〉を右手に持つ。

責任感が強く、自身が転生させた〈八百名以上に及ぶ転生者〉との
交流を続けているが、現在は『七種家三女の誘拐事件』をきっかけに
《七種鈴》や 彼女の家族と過ごす時間が 大半を占めるようになった。

ギリシア神話に於ける至上神、《ゼウス》の配下に身を置く神々の一柱。
百数十年前、上司的存在の神（※未登場）からの誘いに応じ、〈転生担当課〉に所属する身となった。
上位の神から賜った〈時空超越の術〉を扱うが、襲撃事件の最中に《七種 葵》たちを
紅の島国に送り届けて以降、当該の術は発現不可能となった……　はずなのだが……？


上述の力に加え、〈水を生み、操る力〉、 〈怪力〉、 〈変身（※水に関する存在のみ）〉、
〈神通力の付与、及び増幅〉等、＂神様らしい術＂は大体会得しているとのこと。
ただし、力の加減を苦手とするが故に『災害の原因』となったり。
都の復興作業に（実時間にして）二十年以上も掛けたり。と、かなり不器用な神様でもある。

※現時点での未回収要素
　『主軸となる人間関係：転生させた人間のことは最期まで手助けし観察する』
　『特に守ってほしい設定：非常に強力な荒ぶる神　そのルーツは神話に語られる大怪異らしい』

ディット

「おやおや、これは思わぬ助け舟だ。

　噂に名高い＂女神様＂が、リサ殿への説得に協力してくださるとは。

　しかし、ガラテア女史。貴女様は〈モンキーキング襲撃事件〉の

　対応に当たっておられたはずですが、当件は収束されたのですかな？」

ガラテア

「dice1d4=4 (4)

（※１．あー、うん。　無事に解決したよ。　さすがに、星の大国内は 少しゴタゴタしてるけどね……。

　　　　＂件の彼＂も、我が国の動物園で面倒を見る運びになったし……　まあ、一件落着だね。

　　２．まー……　一応、解決したと言えるかな……。　被害は甚大だけど、死傷者は皆無だし。

　　　　＂件の彼＂への処罰は…………　まあ、一旦保留ってとこだけどね……。

　　３．…………　終わったよ。　本ッ当に、望ましくない形でね。

　　　　とりあえず、アタシにできることは全部やったからさ。　マルちゃんの様子を見に来たんだ。

　　４．>>138 or >>139 or >>140 or >>141

　　　　（どのような展開、顛末でも差し支えございません）

　えっと……　とりあえず、リサさん。　ルリちゃんたちのことは、ご心配なく。

　《あおい》ちゃんがいる七種家に お泊まりしてもらえば、きっと つらい気持ちも和らぐはずですので。

　それに、『マルちゃんが目を覚ます方法を探すため』でしたら、

　たとえ しばらくは お父さんと会えなくても、ルリちゃんは 我慢できる子のはずですよ」

リサ

「ええ……　ええ、まあ……　　仰る通りと存じますが…………

　……　いえ、かしこまりました……！

　ルリたちのことを よろしくお願い申し上げます、女神様……！」

───────────────────

１．まあ、うん。　アタシの説得を受け入れてくれて、今は大人しくしてるよ。（>>138）

２．いやー、どうやら お腹が空いてただけみたいでさ……。

　　要望にお応えして、大量のバナナをあげてみたら……　まあ、落ち着いてはくれたね……。（>>139）

３．……　解決した……　と言うか、突如 現れた《ワニの怪物》と

　　喧嘩し始めたかと思ったら、なんか そのまま＂虚空の彼方＂に去ってってね……。（>>140）

４．あー、えっと……　『故郷が食料危機に陥ったから、バナナを求めて違う世界からやってきた』

　　……ってことだったんで、大量のバナナと共に 元いた世界に送り届けてあげたよ……。（>>141）

星の大国で発生した〈モンキーキング襲撃事件〉の顛末そのものは

dice1d4=2 (2) とのことだが……　はたして、『襲撃事件の被害状況』の方は如何に……

被害状況→dice1d4=1 (1)

１．被害は ほぼ皆無／２．被害は軽微（※建物は数軒倒壊、死傷者は無し）

３．被害は甚大ながら、死傷者は無し／４．…………

───────────────────

次回の更新は、本日１５時頃を予定しております。

───────────────────

案外紳士なのかモンキーキング

ガラテア
「ええ。　ルリちゃんや、マルちゃんも含めた メイドの子たちの身の安全は、
　アタシが保障します。　ですので、その点を踏まえて ご決断いただければー」
リサ
「はい……！　《女神ガラテア》にお護りいただけるのでしたら、誠に心強く存じます……！」


ディット
「いやはや、話が円滑に進んで 何よりですな。　流石は、女神ガラテアです。
　それでは、早速 出立の準備のほど……

ガラテア→Det．
〔＂念のために＂釘を刺しておくけど、仮に悪事を企んでるなら 無駄だからね？
　正真正銘の〈神の力〉を以て、決して果たされぬまま 終焉を迎えることになるよ〕
ディット→ガラ
〔おや。女神とも有ろう方が、この私に疑いを持たれるとは。
　いえいえ、貴女様の お手を煩わせるほどの＂大それた所業＂など、
　私には為せませんとも。　なにせ、ただの『しがない探偵』にございますので〕


リサ
「…………　そう言えば……　メイドたちも含めて ガラテア様方に預かっていただくことになる以上、
　ここを空けてしまう形にはなってしまいますね…………　少し、不安を覚えますが……

ガラテア
「あー……　その点についてご提案なんですけど、マルちゃんを１人きりにするわけにもいきませんし、
　＂何人かの知人＂をこちらに住まわせようと思ってるんですけど、よろしいでしょうかー……？」

リサ
「ち、知人の方……　ですか…………？？」

ガラテア

「その子たち、『マルグリットさんの容態が気にかかる』でしたり、

　『平時では お役に立てる機会がないので、看病という形で協力したい』といった理由で、

　リサさんの お宅に住み込みたいとのことでして……

　ご迷惑でしたら、アタシの方から お伝えしておきますが……　いかがですかね……？」

リサ

「い、いえ……　まあ…………　『ガラテア様にとって、信頼の置ける方々であれば』ですが、

　ぜひとも留守をお任せしたく存じます……。　ですが、その＂知人の方々＂とは……？」

ガラテア

「あー、はい……。　酔の国での５時頃、ルリちゃんたちのお迎えの際に 紹介します…………」

斯くして、リサは 我が子に次いで大切な存在、

深き眠りに就く《マルグリット》を救うべく、犯人を突き止める旅路に就く決意を固めた。

酔の国における午前５時頃、ルリとライチ、ガラテア、そしてdice4d10=8 4 10 5 (27) （※末尾参照）との

暇乞いを済ませたリサは、《ディット》と称する探偵と共に、邸宅を後にしたのだった。

さて、次にお送りする視点は……　dice1d3=1 (1)

（※１．ガラテアたちの視点／２．又三郎の視点（※６時間近く前に遡ります）／３．マルグリットの視点）

Chapter 5

『 Quand V devient D　～闇に轟く夜明けの咆哮～ 』 始

───────────────────

※４つそれぞれの出目と 一致する人物が対象となります。（出目の重複による繰り上げ当選はございません）

　また、抽選に選ばれた人物は、５話終盤頃（≒五章後半頃）の登場となります。

２．七種 鈴／３．エリン／４．根黒萬 沙夜／５．クリスタリア／６．桑野

７．フレーズ／８．慶龍／９．ジョセフ／１＆１０．ガラテアが担当する、ある転生者

慶龍ごぶさた！
そして転生者誰なんや……

濃～いメンバーだな

なんだか不安だ……
特にさよ

ルリ
「…………」

ガラテア
「ルリちゃん。　しばらくの間、お父さんと会えなくて さみしいかもだけどさ？
　ずっとねむってるマルちゃんを起こすための旅だから、
　お父さんをしんぱいさせないためにも、えがおになった方がいいと思うなー？

　もちろん、きっかけもないのに『えがおになって』なんて、むりだよね。
　でも、その＂きっかけ＂は、きっと あおいちゃんたちが作ってくれるはずじゃないかな？

　あおいちゃんたち、ルリちゃんが来るのを楽しみしてるよ♪　ほら、いっしょに行こ♪」

ルリ
「……　は、はい……　えっと……　よろしくおねがいします…………」

足取りは少し重めながらも、久しぶりの再会となる〈友人たち〉に思いを馳せるルリ。
そんな彼女と、ルリを不安げに見つめるライチを連れ、ガラテアは 紅の島国への帰路に就いた。

───────────────────

酔の国に於ける５時頃は、紅の島国に於いては１３時頃。
正午を超え、多くの人々が 再び活動的になる時間帯。
そんな中、〈都〉の東に位置する、ある一画にて。


「るりちゃんっ、ひさしぶりっっ！！！」

ルリ
「！！　　み、みんな…………！！！」

登場人物たち　その４
───────────────────

七種 葵【さえぐさ あおい】

〈七種鈴の妹〉の一人である、６歳の狐人の少女。狐度は約七割七分（７７％）。
使用言語は『関西弁（に似た言語）混じりの標準語』。
紅の島国の首脳たる《転生者Ｐｒｅｓ．》の命により、ガラテアと共に《教育長》を務めている。


出自や境遇が原因で友人ができずにいた葵だったが、
身の上に同情したガラテアの手により〈神通力〉が大きく増幅して（しまって）以降、
葵が見せる＂奇跡＂の数々に魅了された子供たちを中心に、数多くの友人が生まれることとなった。

だが、その神通力を原因に、紅の島国に於ける国防総長たる《転生者Ｘ》に
命を狙われる身となってしまったはずなのだが、
どうやら転生者Ｐｒｅｓ．のおかげで＂彼女の無事は＂保証されているらしい。


〈神通力〉の性質は『奇跡』。現時点での神通力は『３４３万７４２２』相当。また、〈雷の術〉の素質有り。

登場人物たち　その５
───────────────────

葵の友人たち

ルリ／〈Médecin Âge〉の社長たるリサの１人娘である、８歳の少女。
　　　人見知り気味な性格だったが、七種葵やライラとの出会いを経て以降は 改善傾向にある。

猫人の友達／〈そふぁみこ〉というアニメ作品が好きな少女の一人。６歳。
　　　　　　何かと礼儀知らずで厚かましいが、友達思いな子ではある模様。

豚人の友達／割と裕福な家庭に生を享けた、穏やかな性格の少女。
　　　　　　だが、６歳という幼さと出自が影響し、いわゆる『金銭感覚』は皆無に等しい。

雪龍【チーロン】／お世辞にも豊かとは言えない家庭に生を享けた、６歳の少女。
　　　　　　　　　関西弁（風）が少し混じった言語を用いる。
　　　　　　　　　又三郎には割と好感情を抱いていたが、盗人と知って以来は嫌悪している。

猫人の友達

「るりちゃん、dice1d3=1 (1) か月ぶりー♪　　ねーねー、〈そふぁみこ〉見たー？」

ルリ

「う、うん……！！　えっと……　dice1d20=10 (10) 番目の ソファミコを見たよ……！」

猫人の友達

「dice1d4=1 (1)　ねーねー、他にもさー……

（※１．るりちゃん、＂しんびがん＂があるね……！！／２．おー、定番のやつだねー♪

　　３．おー……　るりちゃん、なかなか通だね……？！／４．えー……　それ、つまんないやつだよー……？）

豚人の友達

「ねこちゃん、『ひとりじめ』しちゃ だめだよ……！　みんな、『あおいちゃんと なかよしな

　るりちゃんと、お話ししてみたい』って……！　　そふぁみこの お話、下校してからにしよ……！」

猫人の友達

「えー、やだーっ！！　るりちゃん、ひさしぶりだから、いっぱい お話ししたーいーーっ！！」

あおい

「ねこちゃん……！　 ねこちゃんと、ぶたちゃんと、うち……　るりちゃんと お友達なん……！

　でも、《ちーろん》ちゃんは 初めましてだから、お話しさせよ……！」

猫人の友達

「うー…………　うん、わかった……。　ちーろんちゃん、この子が《るり》ちゃんだよー」

およそ３箇月前の交流会を通じ、あおい、猫人の友達、豚人の友達との交友関係を築いたルリだが、

出自を理由に不参加となった 雪龍とは、無論、初対面同士の関係にある。

片や、世界的に有名な製薬会社の代表取締役・リサ、彼の１人娘。

片や、先祖と従兄弟おじ、親族に２人以上もの罪人を持つ、名も無き 狸人の少女。

そんな両者が抱いた、互いへの第一印象は……　

───────────────────

『ルリ→雪龍＝好感度dice1d100=4 (4) %』　『雪龍→ルリ＝好感度dice1d100=66 (66) %』

───────────────────
誠に申し訳なく存じますが、休息をいただいても なお続く
昼時の眠気に耐えられず、つい先ほど目を覚ましたばかりでして……。

頭痛を治めるための時間的猶予も加味しまして、次回の更新時刻が
『本日１８時３０分頃』となりますこと、何卒ご理解賜りますよう お願い申し上げます……。
───────────────────

雪龍

「あんたが、うわさの《ルリちゃん》なんやね？

　初めましてー！　うち、『雪』に『龍』って書いて、チー……　　え……？」

雪龍と対面して 間もなく、ルリはライチの後ろに隠れてしまう。

ガラテア

（あれー……？　ひょっとして、まだ 人見知りを克服できてない……？

　いやー、困ったな……　場合によっては、

　チーロンちゃんとルリちゃんの、どっちかが……　ん……？）

ルリからライチへと、何気なく 視線を逸らすガラテア。

彼女の視界に、どこか居心地の悪そうな表情を浮かべる メイドの姿が映る。

ガラテア→ライチ

〔ねー、ライチちゃん……？　２人して チーロンちゃんから目を背けてるのは、何で……？

　そういう態度を取られちゃうと、チーロンちゃんは もちろん、あおいちゃんたちも

　キミたちへの対応に困っちゃうだろうから、なるべく ちゃんと向き合ってほしいんだけど……〕

ライチ→ガラ

〔え、えっと……　その…………　実は……

猫人の友達

「ねーねー、るりちゃん？　なんで、ちーろんちゃんと お話ししないの？」

ルリ

「だって、その子…………　dice1d6=2 (2) 人が持ってた、ペンダントの写真の子と、いっしょだもん……！」

───────────────────

１．パパの大切なものをぬすんだ／２．パパの会社の大切なものをぬすんだ

３．ライチさんの大切なものをぬすんだ／４．酔の国の大切なものをぬすんだ

５．ママを苦しめた『しゃっきんとり』って人たちの中にいた／６．うちを火事にした

あおい
「えっ！！！？　　えと、えと……　ぱぱって、『おとうはん』だよね……？？！
　るりちゃんの おとうはんの、会社……
　の、大切なものを ぬすんだ人……　ちーろんちゃんの写真を持ってたの……？！」
ルリ
「うん……！　でも、それだけじゃないの……！　　その子と、ぬすんだ人……
　同じ〈タヌキ人間〉って人だから……　『たぶん 家族だろう』って、みんなが……」

ガラテア
（こ、これは マズイなー……。　＂お父さんの会社の大切なものが、チーロンちゃんの親族に盗まれた＂って
　大義名分で、ルリちゃんが チーロンちゃんを避けちゃうと……　　間違いなく、どっちかが……）

猫人の友達
「ねーねー、ちーろんちゃんっ！？
　るりちゃんお父さんの会社の〈大切なもの〉ってやつ、家族がぬすんだって 本当ーっ！？」
豚人の友達
「だ、だめだよっ、ねこちゃんっ！！　ちーろんちゃん、そのこと気にしてるんだから……！！
　『こんなとこに生まれたくなかった』って、交流会の前の日に 言ってたでしょ……！！」

雪龍
「…………　もう、やだ…………」

一同
「え……？」


雪龍
「も う っ 、全 部 や だ ー ー ー っ っ ！！！！！」

人前から、現実から逃げ出すように、雪龍は駆け出した。

あおいたち

「ちーろんちゃんっ！！！」

ルリ

「チ、チーロンちゃん……」

ライチ

〔え、えっと……　とりあえず、追いかけないと……！！

ガラテア

「皆ーーッ！！　チーロンちゃんのことは アタシにまかせて、教室に もどってーーッ！！

　だいじょうぶーッ！！　皆の代わりに、『チーロンちゃんは悪くないよ』って伝えておくからーーッ！！」

騒然となった周囲を鎮めんとするガラテアと、その間にも どこかへと走り去っていく雪龍。

だが、ガラテアは『説得の成否』にこそ 一抹の不安を覚えながらも、＂遍在する神の性質＂を利用した

『居場所の追跡』を可能としているが故に、雪龍の身の安全に関しては 無頓着なままである。

そんな中、当てもなく道を走り続ける雪龍は、

女神より先に ある者と鉢合わせることになるのだが、

さて、その《ある者》の正体や如何に……　dice1d9=6 (6)

───────────────────

１．狐人の巫女／２．いちご人間／４．陽気な幽霊／５．黒鉄の美食王

７．リボンを付けたドラゴン（？）／８．ピンク色の悪魔

３の倍数．>>172 or >>173 or >>174 or >>175

（※以下を除いた、全ての登場人物たちが対象です（未登場、並びにオリジナルも可））

不採用＝青の学び舎にいる者たち（ガラテア、あおい、ルリ、ライチ、猫人の友達、豚人の友達）

　　　　天堂瑠依／又三郎／紫蘭／マルグリット／失命した者たち（一部幽霊たちは除く）

───────────────────

１．いちご人間（>>172）／２．革命家たる鬼人（>>173）

３．陽気な幽霊（>>174）／４．巨大なハムスターに跨りし、ピンク色の悪魔（>>175）

はたして、雪龍の前に現れし者の正体は……　dice1d4=3 (3)

───────────────────

※落選となった登場人物（？）たちも、後に 雪龍、並びに又三郎との縁が生じます。

───────────────────

───────────────────

雪龍

（もう、やだっ……！！！　ごせんぞ様と、またさぶろうおじちゃんのせいで、

　みんなから いやな顔されちゃうの、ほんとに やだっ……！！！

　……　でも、うちが《〇〇（※名字）》やから、ずっと いやな顔されるもん……。

　にげたいけど、にげられへん…………　うち、もう 生きたな……

　　→雪龍

〔あららー？　　ねえ、きみ？　学校……　じゃなくて、〈まなびや〉は どうしたのー？〕

雪龍

「！！？　　だ、だれ……　どこ……？！！」

　　→雪龍

〔あー、ごめんねー！　このままじゃ、私がどこにいるのか わからないよねー？

　待ってねー。　今、きみの目で見えるようにするからー…………〕

突如として姿を現し始める、明るい雰囲気の＂幽霊＂。

さて、彼女を一目見た雪龍の反応は……　dice1d5=5 (5)

───────────────────

１．怖がった／２．警戒心を抱いた／３．普通に会話を始めた

４．好印象を抱いた／５．そもそも、お化けが好きだった

雪龍

「うわぁーっ、おばけだぁーーっ♫　dice1d2=2 (2)

　ねー、おばけさんっ♪　おばけさんの お名前、教えてーっ♪」

（※１．＂くわはらさん＂の他にも、おばけ いたんだぁーっ♫

　　２．みんな、『おばけなんていない』って言ってたけど、やっぱり おばけ いたんだぁーっ♡）

陽気な幽霊

「うふふ、いいわよー♪　　私、《あさだ、ゆうこ（>>8）》っていうのー！

　dice1d20=18 (18) 年前、dice1d4=3 (3) から〈都〉に おひっこし して来たのよー♪」

（※１．西にある〈かみよりこう〉ってとこ／２．ここから ずっと南西の〈ななこちょう〉

　　３．ここから ずっと東の〈ひまちこう〉／４．ここから ずっと北東の〈むくいちょう〉）

雪龍

「おひっこしーっ？！　　ねー、ゆうこさんっ！

　うち、都から出たことないねん！　お外の話、いっぱい教えてーっ♪」

結子

「いいわよー♪　いっぱい、お話ししよーねー♪」

期待に心を躍らせながら、友好的な幽霊の語りに耳を傾ける 雪龍だったが、

『浅田裕子が幽霊となった経緯』を知るに連れ、神妙な様相へと変容する。

地元の〈ある学園〉にて、約dice2d3=2 3 (5) 年間（※合計値）ほど 教鞭を執っていた結子だが、

当時の教育長からの推薦を快諾し、〈青の学び舎〉へと転任することとなる。

だが、転任初日に発生した＂ある事件＂に巻き込まれた 児童数名を救うべく、

我が身を顧みず救出に臨んだ彼女に待ち受けていた運命は、『失命』という結末だった。

まさしく 非業の最期を迎えたわけだが、それでもなお、浅田結子は笑顔を絶やさずにいる。

それは、雪龍に心配を掛けまいとする心遣い……　という側面もあるようだが、それだけではない。

子供たちを無事に救い出せたこと。　死してなお、『子供たちを見護る存在』に成れたこと。

そして、目の前の少女が 自身に好意を向けている事実を前に、結子の心は 多幸感に満ち足りているのだ。

───────────────────

結子
「…………　あらー？　もしかして、かわいそうって感じてるのー？　　だいじょうぶよー♪
　みんなに、勉強を教えてあげられなくなっちゃったのは、本当に ざんねんだけどねー？
　『〈おばけ〉になったからこそ、＂かげながら＂できるようになったこと』も あるのよー♪」
雪龍
「おばけ…………　あ！！　もしかして、〈ポルターガイスト〉ですかー！？」
結子
「えー、せいかーい！？　きみ、よく知ってたねー！？」
雪龍
「うんっ♫　　うち、おばけとか、〈みかくにん生物〉とか、すっごい 好きなんっ♫」

結子
「へー！？　じゃあ、『私の お友だち』になってくれるかもしれない子、知ってたりするかなー？！
　まなびやのみんなを見守ってる時間は とっても好きなんだけど、
　やっぱり、おしゃべりに付き合ってくれる子も ほしいんだー……　心当たり、あるー？」
雪龍
「ん、んー……　わかんない…………　　でも、おしゃべりは うちが付き合うっ！！
　ゆうこさんと、いっぱい お話ししたいっ♫　　いいですかー、ゆうこさんっ！？」
結子
「いいわよー♫　　これからも、いっぱい お話ししよーねー♫」
雪龍
「や っ た あ あ あ あ あ っ ♫♫　　ゆうこさんっ、どうぞ、よろしく おねがいしまーーす！！」



ガラテア
（な……　なんで この世界で、＂幽霊が平然と存在してる＂の……？！！
　《あの方と アイツ》がいる限り、鎮守の森以外では 存在できないはずなのに…………！！？）

───────────────────
更新が遅れてしまい、大変申し訳ございません……！
朝方の更新直後に睡魔に襲われ、そのまま眠りに落ちてしまいました……。
時間の更新予定時刻が『本日１６時頃』となりますこと、ご理解賜りますよう お願い申し上げます……。


ところで、皆様に１つ お尋ねしたいことがございまして……。
現在 提供しております『雪龍と浅田結子の交流パート』ですが、
早急に切り上げた（終わらせた）方が よろしいでしょうか……？
皆様からの気兼ねないご意見のほど、心よりお待ちしております……。
───────────────────

見ていて面白そうな感じだったのでこのまま進めてほしい
浅田さんも結構かわいいし

ガラテアの言う『あの方と アイツ』は、

至上神ゼウスの傘下（≠配下）にある神々の一柱、《死を司る神・タナトス》

そして、彼の者の加護を享ける《転生者Ｘ》……　通称『クロ』の 二者を指している。（※３話終盤参照）

『ただ 不死狩りに執着するばかりの転生者Ｘは さておき、

＂死神の責務＂に対して 非常に厳格なはずのタナトスが、何故《彼女》の存在を許しているのか？』

身内として、彼の者の気質を熟知しているが故に、ガラテアは視界に映る光景を飲み込めずにいた。

ガラテア

（考えられる可能性としては、彼女も＂何者か＂の加護を享けているとか……　かと思ったけど、

　そんな力は感じられないしな…………　　まさか、《奴》が関わってるのか…………？？）

結子

「あ！？　そういえば、きみの お名前を聞きそびれちゃってた！！」

雪龍

「あ……！？　ご、ごめんなさい……！

　えと……　うち、『雪』に『龍』って書いて、《チーロン（雪龍）》っていいます！」

結子

「え！！？　ひょっとして、《真紅の大国》の子だったり！？」

雪龍

「んーん……！　でも、dice1d2=2 (2) （１．おとん／２．おかん）は『真紅の大国 生まれ』言うてた！」

結子

「なるほどねー！？　　ねえ、チーロンちゃん！　お父さんと お母さんのこと、好きかなー？」

雪龍

「う…………　うん……　おとんと おかん、好きやったん……。

　でも、今は《またさぶろう》おじちゃんと、dice2d6=6 5 (11) しかおらん……」（※合計値の部分は含まれません）

───────────────────

１．じいちゃん／２．ばあちゃん／３．兄ちゃん／４．姉ちゃん／５．弟／６．妹

なるほどハーフか

結子

「えっ……！！？　チーロンちゃんの お家、またさぶろうさんと、

　妹ちゃんと、弟くん……　大人は ひとりだけなの……！？」

雪龍

「んーん、ちゃう……。　dice1d5=2 (2) ちゃんのお家に、いそーろーしてる……」

（※１．さく（七種ゆうべに の友人）／２．そら（同左）／３．みのり（同左）

　　４．リズ（七種渚の友人である熊人の少女）／５．ノッコ（同左、亀人の少女） ）

結子

「あら、そう……！！　よかったわ〜♪

　またさぶろうさんの他にも、チーロンちゃんたちを見てくれてる人たちが いてー♪」

雪龍

「……　んーん……　おじちゃん、うちに おらん……。　『雪龍ちゃんのおじさん、

　色々なところで＂ぬすみ＂を はたらいてるみたい』って……　〇〇ちゃんのお母さんが……」

結子

「えぇ……っ！！！？」

雪龍

「……　もう、やだ……。　おじちゃんのせいで、うちらだけやなくて、

　〇〇ちゃんたちも、みんなに いやな顔されるし……

　おじちゃん、あおいちゃんの お家（※隣の本殿）の 大切なもんも、ぬすもうとしたみたいやし……

　あおいちゃんたちは『気にしなくていいよ』って言うけど……

　まなびやのみんなは、いやな顔してくるし……　うちが、『おじちゃんの家族』やから…………

　もう、＂おばけ＂になって、ゆうこさんといっしょに……

結子

「チーロンちゃん。じょうだんでも、本気でも、ぜったいに そんなこと言っちゃだめ」

なるほど、優しいだけじゃない
叱るときはちゃんと叱るのかこの人

この人となりなら最期を惜しんだ人達も大勢いるだろうな

雪龍

「ゆ……　ゆうこさん…………」

結子

「チーロンちゃん、よく聞いて？　　一度 おばけになっちゃったら、もう二度と 妹ちゃんと 弟くん、

　そらちゃんや あおいちゃんとお話ししたり、遊んだりできなくなっちゃうんだよ。　本当に、いいの？」

雪龍

「んー…………　　やだけど……　空ちゃんたちも、つらそうやし……

結子

「ううん。　自分たちのために、チーロンちゃんが いなくなっちゃうことの方が、

　ぜったいに つらいはずだよ。　だって、チーロンちゃんは 少しも悪くないんだから。

　問題を起こしてる《またさぶろうさん》は そのまま、チーロンちゃんだけが いなくなっちゃうなんて、

　妹ちゃんと弟くんが かわいそうって思わない？　それとも、いっしょに＂おばけ＂になるつもり？」

雪龍

「！！？　　んーんっ！！！　ぜったい、だめっ！！！」

結子

「でしょう？　でも、それは《チーロンちゃん》もだよ。　　お話を聞いた感じ、チーロンちゃんを

　冷たい目で見てる人だけじゃなくて、『チーロンちゃんのことが好きな人』も いっぱいいるよね？

　その人たち、もしも チーロンちゃんが おばけになったら、苦しくて 悲しい気持ちのまま

　おばけになる チーロンちゃんを救えなかったこと、これから先、＂ずっと＂気にしちゃうと思うよ。

　まずはね？　『おばけになろう』って考える前に、なかよしな子たちと お話ししてみない？

　そうすれば みんな、＂ぜったいに＂チーロンちゃんに よりそってくれるはずよ♪

　だいじょうぶ♪　私や、そらちゃんたちを思いやれるくらい、チーロンちゃんは とってもいい子だもの♪」

雪龍

「……　dice1d2=2 (2) 」

───────────────────

１．うん……　そうしてみる……！／２．みんなと お話するの、こわい……

そう簡単にトラウマは消えないか

───────────────────
急なご報告となり恐縮に存じますが、疲労が蓄積しております
心身の回復を目的とした休息のため、次回の更新予定時刻が
『本日１８時頃（その後、２１時３０分頃）』に
変更となりますこと、ご理解賜りますよう お願い申し上げます……。
───────────────────

ごゆっくりー

結子
「こわい……　って、みんなと 何か あったの？」

雪龍
「ん…………　　あおいちゃんと、ねこちゃんと、ぶたちゃんの友達……
　《ルリ》ちゃんって子が、うちらの まなびやに来たん……。　ルリちゃんのお父さんの……
　会社の、大切なもん……　『またさぶろうおじちゃんに ぬすまれた』 って……。
　おじちゃん、『うちの写真を持ってた』って…………　ルリちゃん、うちのことが いやそうなん……」

結子
「あらら…………。ほんと、もしも理由があっても、またさぶろうさんは こまった人ねえ……？
　チーロンちゃんや、ルリちゃんたちが つらい気持ちになってるのに、ぬすみをやめないなんて…………

　んー…………　『ルリちゃんと、なかなおり』……　って言っても、
　ルリちゃんの方をどうにかしなきゃよねー…………。　えっと、他には…………



「あー、だいじょうぶだよ、チーロンちゃん。
　ルリちゃん、『チーロンちゃんにひどいことしちゃった』って、はんせいしてるみたいだからさー」


雪龍
「！！？　　ガ、ガラテアちゃん！！？」

結子
「がらてあ…………　《あなた》が…………？」

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>>205

背景画像を流用した結果、ガラテアが分身してしまっておりますね……。

ガラテアの習得術の１つに、分身術でも加えておきましょうかね……。

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分身ジェロニモならぬ分身ガラテアか

ガラテア

「初めましてー。　この国の現・教育長の一人、《ガラテア》というものでーす」

結子

「あー、はいー！　ご高名はかねがね伺っておりますー！

　私は、十八年前まで教職に就いておりました、《浅田結子》と申しますー！」

ガラテア

（へ、へー……　アタシのこと知ってるんだ……）

「チーロンちゃんに寄り添ってくださり、ありがとうございました。

　ここからは、アタシが受け持ちます。　　チーロンちゃん！　ルリちゃん、『ごめんね』って！

　ルリちゃん、『あおいちゃん家（※隣の本殿）で起こったじけん』から、むかんけいなチーロンちゃんに対して

　おこってた子たちに、あおいちゃんたちといっしょに お話しして回ってるんだよー！

　『＂またさぶろう＂って人が悪いだけで、チーロンちゃんは悪くないよー』って！

　他の皆はともかく、ルリちゃんや あおいちゃんたちは、キミの帰りを待ってるよー♪」

雪龍

「ん、んー……　でも……

結子

「チーロンちゃん！　ルリちゃんや、みんなに『いやな顔』されちゃったら、またここに来て！

　私、いつでも ここで待ってるから！　つらいことがあったら、ここでいっしょにおしゃべりしましょー♪」

自身のことを想う教育者（？）たちの説得を受け、雪龍は……　dice1d3=3 (3)

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奇数．学び舎への帰路に就く決意を固めた（雪龍→ガラテア側の人物のまま）

　２．恐怖の感情に抗えず、またもや逃げ出してしまう（雪龍→一時的に、ガラテア側の人物ではなくなる）

───────────────────
大変申し訳なく存じますが、本日分の更新予定時刻が
『１５時３０分頃、１８時３０分頃、２１時３０分頃』となりますこと、
ご理解賜りますよう 切にお願い申し上げます……。
（なにぶん、誇張なしに幻覚が見えるほどに 眠気が蓄積しておりまして……）
───────────────────

雪龍
「……　うん……！　ありがとうございます、ゆうこさん……！

　ガラテアちゃんっ……！　うち、みんなとのお話し、がんばってみる……！」

ガラテア
「その意気だよ、チーロンちゃん！
　アタシも となりにいるから、勇気を出して、皆と お話ししてみよーぜ♪

　それじゃー、浅田さん。　ルリちゃんたちを
　早く 安心させたいところですので、この辺で 失礼いたします」
結子
「はいー！　　不躾なお願いと存じますが、私の代わりに チーロンちゃん……
　いえ、〈こどもたち〉のことを よろしくお願い申し上げます、教育長様！」

決意を固めた様子の 雪龍を傍らに、〈時空超越の術〉を以て
学び舎への道を作り出すガラテア。　そんな彼女の思考に……



結子→ガラ
〔ガラテア様。　《桑野》くんと《クロ》くんのことも、よろしくお願い申し上げます〕

ガラテア→結子
〔！！？？　　あ、浅田さん……　それは いったい……？！！〕

結子→ガラ
〔後日、改めてお話しいたします。　今は、チーロンちゃんたちを 優先なさってください〕

動揺が収まらぬままに、学び舎への帰路に就くガラテアだった。

───────────────────

『〈ぬすっと〉と なかよし（>>163）な 実子なら、その子となかよくするべきじゃない』

そんな周囲の誤認を正さんとする ルリたち５名のもとに、

教育長たる女神とともに、勇気と決意を得た《渦中の少女》が姿を現した。

あおい、猫人の友達

「ちーろんちゃんっ、おかえりーっ！！！」

豚人の友達

「よ、よかった……！　　もう、ちーろんちゃんっ！　わたし、しんぱいしたんだよ……！！」

ルリ

「チーロンちゃん、さっきは ごめんなさいッ！！！

　チーロンちゃん自身は悪くないのに、わたし……！！

雪龍

「んーん、わかってくれたら ええよっ！！　　えと……　みんな、ありがと！！

　うちのごかいをとくために、みんなと お話ししてくれてるんよね！？」

ガラテア

「皆の反応、どんな感じ……？」

ライチ

「え、えっと…………」

さて、ルリたちの説得の成果や如何に……　dice1d100=2 (2)

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※１００に近いほど、雪龍への偏見や誤認は無くなっております。（６０あれば良）

うげえ
ここのダイス神厳しすぎる

こどもたち

「ねこちゃんたち、＂ぬすっとのなかま＂になるのっ！？」

「あおいちゃんと、るりちゃんの家族の人、ひがいしゃ なんだよね！？

　ぬすっとの こどもをかばっちゃ、だめなんだよっ！！」

「るりちゃん……　あたしのお父さんが言ってた……。　『悪い人の家族に味方しちゃったら

　悪い人が はんせいしないから、悪い人がはんせいするまで、なかよくしちゃいけないよ』って……」

あおい

「みんなっっ！！！！　ちーろんちゃんは悪くないでしょっっ！！！！」

猫人の友達

「この、わからずやっ！！！！　ちーろんちゃんをいじめる みんな なんて、だいっきらいっ！！！！」

ルリ

「わたしが……　わたしが、チーロンちゃんから にげちゃったせいで…………ッ！！」

雪龍

「……　っ……　うぐ……っ　　うぅぅﾞ…………っ！！」

ガラテア

（これは……ッ！！？　　さ、さすがに、このままにしておけないな……！！

　チーロンちゃんを苦しめてる 張本人……　《マタサブロウ》、だっけ……？

　『ソイツを見つけて、皆の目の前で謝罪させた後、即座にチーロンちゃんたちとの

　縁を切らせる』……　もう、それしか方法は無いだろうけど…………　問題は……

　＂当のマタサブロウが、どこにいるのか＂なんだよね…………）

雪龍たち、もとい、〈青の学び舎の子供たち〉の絆を護るため、《盗人》の捜索を始めるガラテア。

だが、彼女が＂恐怖＂の手中にある《盗人》の居場所を探り当てるのは、少し先の話となる。

それはさておき、ここからの視点は……　>>224 or >>225 or >>226

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※天堂瑠依とリサ邸組（>>148）を除いた、全ての存在よりお選びいただけます。

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１．又三郎（>>224）

２．モンキーキング（>>225）

３．フレーズ（いちご人間）（>>226）

教育長たる女神ガラテアは、少女を苦しめる張本人、又三郎を探す旅へ。

その又三郎は、《貴の島国》と称される地域で＂ある者＂と邂逅し、彼の者に導かれるまま〈ある場所〉へ。

一方、リサはディットと共に、マルグリットを眠らせた嫌疑が掛けられし《容疑者》の下を訪れている。

そんな中、次にお送りされる視点の持ち主は……　《dice1d3=3 (3) 》

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※落選となった人物たちも、５話中に必ず登場させてまいります。（極力、早期の登場を心掛ける所存です）

　また、次回の更新予定時刻が『翌３日の午前１０時頃』となりますこと、

　予めご承知おきくださいますよう お願い申し上げます……。

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───────────────────

時刻は、dice1d2=1 (1) より『約dice1d120=91 (91) 分dice1d2=2 (2) （１．前／２．後）』

（※１．紅の島国に於ける１３時頃／２．酔の国に於ける０時３０分頃）

今、彼の者は『ある目的』を遂行すべく、人々との会話を試みる直前にある。

（……　これが、人々との友好関係を築くための、第一歩となるかもしれない。

　親不孝な所業を繰り返し、深く悲しませてしまった《我らの母》への一種の恩返しであり、

　リズさんやライラさんを始めとする、私の身勝手な行動により犠牲となった人々への贖罪……

　そして、私自身の心の救済……　　延いては、私を含む『人間社会の安寧』の為、

　決して失敗してはならない…………　気を引き締めていけ、《フレーズ》）

沈黙を続けるいちご人間の様子を、不安げに見つめる同行者。

彼の者の視線に気づいたフレーズは、決意とともに＂思念を送り始める＂。

フレーズ→地域住民１

〔すみません。　少しばかり、お時間をいただいても よろしいでしょうか？〕

dice1d11=7 (7) 住民その１

「dice1d4=2 (2) （奇数．ええ、いいですよ／２．何ですか、あなたは……！？／４．い、嫌です……）」

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１．紅の島国某所／２．酔の国／３．星の大国／４．真紅の大国／５．活の国

６．貴の島国／７．気の国／８．祝祭の国／９．凍原の国／１０．碧の国／１１．成の国

登場人物たち　その６
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フレーズ（元・《いちご人間２号》）

心優しき少女、七種葵によって生み出される形となった〈いちご人間〉の１人。性自認は男性。
総合格闘力は『１万５３９０』。＂いちご人間の特徴的な体質＂として、〈無限の再生力〉
そして、食した者が抱える様々な疾患、症状を完治する頭部、〈百薬の偽果〉を有する。


いちご人間は、『人並み以上の道徳心を持ちながら、生みの親たる葵以外に
関心を抱かない』という気質、または性質が備わる種族だが、フレーズだけは例外だった。
＂植物系の人間＂が存在しない世界に於いて、一部の人々より向けられる 奇異の目、
及び 恐怖と＂嫌悪＂が窺える視線に耐え切れず、いつしか『荒んだ心の持ち主』へと変容する。

上述の境涯に加え、《天堂真理子》が語る 植物性の人々と、自身の境遇との比較により生じた
『鬱屈した感情』を ピリオ・ド・サケスキーに焚き付けられ、人間社会に対する憎悪を抱いたフレーズは、
ピリオより与えられし〈勝色の力〉を以て、〈瞋苺魑豪【シンマイチゴウ】事件〉を引き起こしてしまう。

およそ６時間に及ぶ戦闘の末、ある少女の術を以て 勝色の力を喪失したフレーズだが、
戦いの最中に失われた『自身の体』を再生するための代償として、内に宿り続ける＂生みの親の神通力＂が、
直前の宿主である《リズ》が持つ『行動体力』を奪い去ってしまう結果になってしまった。

リズを始めとする、『自身の所業により犠牲となった人々』の存在を認識するに連れ、
フレーズは いちご人間の気質である『人並み以上の道徳心』を取り戻し、
更には精神面に於いて大きく成長を遂げたのだった。（が、尚も『協調性』だけは今ひとつな様子）

なお、一部の人々にこそ忌み嫌われている節がある〈いちご人間〉だが、交流会（３話）に於いて
人命救助活動を行った事実は周知されているため、多くの人々からは好意を抱かれているらしい。

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非常に申し訳なく存じますが、今の今まで眠ってしまっておりまして……。
筆とイメージ画像の進捗も半端な状態にございますので、次回の更新予定時刻が
『本日１７時頃』となりますこと、どうか ご理解賜りますようお願い申し上げます……。
（ここしばらくの間、昼前に眠りに落ちる頻度が高めで誠に申し訳ございません……）
───────────────────

フレーズ→気の住民１

〔おっと……　仰る通り、まずは 自己紹介を行うべきでございました。

　私は、《フレーズ》と申します。　紅の島国の教育長、

　七種葵様の温情により生み出された種族、〈いちご人間〉でございます〕

気の住民その１

「はあ……？　　つまり、当国の政府が生み出した『人工生命体』の類い……　ということで……？」

フレーズ→気の住民１

〔も、申し訳ございません……。　『紅の島国の教育長』という前置きを

　挟むべきではございませんでした……。　あくまで、七種葵様が我々を……

苦心するフレーズを見兼ねた同行者が、彼の代わりに説明を試みる。

ところで、フレーズの同行者とは……　dice1d14=5 (5)

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１．エリン／３．アルチュー／５．青陽瑠璃

７．桑野／９．猫人の母／１１．ベルン／１３．転生者Ｄｒ．

偶数．>>238 or >>239 or >>240

（※以下を除いた、全ての存在よりお選びいただけます（オリジナルも可））

不採用＝ガラテア／瑠璃以外の子供たち（櫻井姉妹含む）／ライチ／紫苑／リサ／ディット

　　　　勝色組（シジマ、ピリオ、エルドラ、紫蘭、又三郎、アジオー、夢魔丸、元・平保党の者たち）

　　　　マルグリット／つるぎ／ピーター（緑の代主長）／モンキーキング／失命した者

瑠璃
「……　そちら様、お初に お目にかかります。
　当方の事情をご説明する前に、まずは 自己紹介をさせていただきたく存じます。
　私は、人々の間では『ぶれす代皇帝』の名で知られております、
　紅の島国首脳《青陽加吹【せいよう かぶき】》の娘、《青陽瑠璃【せいよう るり】》と申します」
気の住民その１
「ええッ！！？　　あの、＂ブレス代皇帝＂の ご息女ですか……！？？」
瑠璃
「はい。　そして、私の方より 改めて《彼》を紹介させていただきます。
　そちらの者は、ふれーずと申します。　あなた様は、《女神がらてあ》をご存知でいらっしゃいますか？」

気の住民その1
「あー……　　『〈交流会〉の最中に姿を現し、居合わせた人々を救った』っていう、その お方ですか……？」

瑠璃
「はい、そちらの認識で差し支えございません。　〈女神〉を称するだけあり、彼女が顕現する術の数々は
　誠に強大なものでございます。　そのうちの一つに、『神の力の片鱗を貸与する術』がございまして。
　かの力を賜った 心優しき少女である《七種 葵》が、野に咲く いちごに〈自身の術〉を施しました。
　その結果として、当方の ふれーずを始めとする〈いちご人間〉が誕生した……　という経緯でございます」

気の住民その１
「はえー……　すごい方も いっしゃるものですねー……」


フレーズ
（……　人間社会に馴染むため、挫けず精進せねば…………）

自身の不器用さを痛感しながらも、人々への贖罪、
並びに＂生みの親への親孝行＂を成し遂げるべく、より一層 気を引き締めるフレーズだった。

登場人物たち　その７
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青陽 瑠璃【せいよう るり】

《アルチュー・ド・サケスキー》の義子であり、紅の島国の首脳たる
《転生者Ｐｒｅｓ．（通称、ブレス）》の養子である〈青い鬼の少女〉。１１歳。

七種家三女、《七種ゆうべに》の友人の１人。粗野な印象を抱かれやすい〈鬼族〉の印象払拭、
並びに『《首脳の娘》としての体裁』を保つことを目的に、未だ幼さを残す身ながら、
言葉遣いや立ち居振る舞いに注意を払う しっかり者。悪し様に言えば、生きづらそうな子。

そんな彼女に 一切の偏見、心理的な壁も無く接する〈友人たち〉のことは、何よりも大切に想っている。
また、＂駒＂を動かす為の道具として見ている節があるＰｒｅｓ．とは異なり、
自身への確かな恩愛が窺えるアルチューに対しては、心内では好意と信頼を寄せているらしい。


《転生者Ｄｒ．（通称、ドク）》の手により、数々の武装を内蔵する『機械交じりの体』となっている。
また、Ｐｒｅｓ．より貸与されし『１兆』もの神通力を その身に宿しているが、
当該の力による負荷は とても大きいらしく、長時間に及ぶ活動は苦手としている模様。
それでも、＂手負いのガラテアには＂引けを取らない戦闘力の持ち主と言っても、決して過言ではない。

フレーズさん見てると何故か応援したくなるな
ひたむきにガンバってるだけに

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気の住民その１
「……　それで、＂伺いたい お話＂とは……？」
瑠璃
「あなた様は、《かつての 気の大統領》の手により引き起こされた、
　特定の種族に対する殲滅事件、〈吸血鬼狩り（※画像参照）〉をご存じでいらっしゃいますか？」
気の住民その１
「あー……！　そう言えば、『我々の祖先に当たる方々が、＂最悪の為政者＂の扇動を受け、
　ある種族を滅ぼそうとしたらしい』という話は、社会の授業で習った覚えがありますねー……！」
瑠璃
「すなわち、事件の詳細については 詳しくはご存じない……　ということでしょうか？」

気の住民その１
「申し訳ございませんが、なにぶん『６００年以上もの大昔に起こった事件』ですのでねー……。
　政府も触れたがらないのか、高校で 一度習って以降は、耳にする機会もありませんでしたよー……」
瑠璃
「……　いえ、貴重なお時間を割いていただき、誠にありがとうございました。
　恐れ入りますが、私どもは 他の方々にも お話を伺う必要がございますので、これにて……

気の住民その１
「あー、ちょっと待ってください……！　話しづらい事情があれば 無理にとは言いませんが、
　せっかくですので、〈吸血鬼狩り〉を尋ねて回る理由を お聞かせ願えませんか？」

瑠璃
「そ、その…………　いえ、承知いたしました。
　理由としましては、〈酔の国の母〉と称される人物、マルグリットさんにまつわる情報を……

気の住民その１
「マルグリット…………　あ……！？　もしかすると、《あの方》なら…………！？」

瑠璃

「もしや、吸血鬼狩りの詳細に お詳しい方に、お心当たりが……？」

気の住民その１

「ええ！　『マルグリット』というお名前を聞いた途端、

　マルグリットさん……？　の境涯を周囲に語る、《ある人物》の姿が思い浮かびまして……！」

瑠璃

「その方のお名前とご所在について、ご存じでいらっしゃいますか？」

気の住民その１

「あー……　申し訳ございませんが、名前は知りませんねー……。

　本人も そう語っていましたので、『dice1d8=2 (2) （※末尾参照）』なのは間違いないかと思いますが……。

　所在の方は……　確か、この時間帯ならあちらの〈dice1d6=2 (2) 〉にいらっしゃるはずですねー」

（※１．図書館／２．大学／３．喫茶店／４．役所／５．研究所／６．ご自宅）

瑠璃

「ご教示いただき、誠にありがとうございます。　貴重な お時間を割いていただきましたこと、

　重ねてお礼申し上げます。　それでは、私どもは これにて失礼いたします」

気の住民その１

「はいー！　　ルリ様と、フレーズさん……　でしたかね？　お二方とも、お気をつけてー！」

暇乞いもほどほどに、瑠璃とフレーズはその場を後にした。

───────────────────

１．人類学者／３．生物学者／５．政治家／７．鬼人

偶数．>>248 or >>249 or >>250 or >>251

（※職業、または種族をご自由に投稿いただければと存じます。

　 （当該の人物は、ダイス抽選次第で悪役になりますこと、予めご留意ください））

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１．大学教授（>>248）／２．生物学者の鬼人（>>249）

３．古生物学者（>>250）／４．政治家（>>251）

マルグリットの境涯を知るという人物。彼の者の身分は……　dice1d4=3 (3)

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※落選となった職業等の候補も、６話以降の登場を予定しております、

　悪役候補たち（ダイス次第です）の職業として採用してまいります。

　また、次回の更新は『本日１８時３０分頃』を予定しております。

　（その後、『本日２１時台』にもう一度更新いたします）

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誠に申し訳ございませんが、ここ最近の傾向通り、
この度もまた数十分ほど遅刻する形になってしまいまして……。
『本日１９時１５分頃』までお待ちいただきますよう、切に お願い申し上げます……。
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《気の国》に於ける現在時刻は、>>232より少し進んだ『午前７時４０分頃』

転生者Ｄｒ．と、ガラテア。　両名からの依頼を遂行すべく、マルグリットの精神を苛む

忌々しき過去、〈吸血鬼狩り騒動〉の調査に臨む 瑠璃とフレーズは、

地域住民からの情報を頼りに、〈Ｔ・Ｖ（トゥラィアスク・ヴィアーツァ）大学〉を訪れていた。

瑠璃

「フレーズさん、どうか お気を落とさず。　がらてあ様の ご発言によりますと、

　『様々な＂人々＂が存在する この世界でも、植物を祖先に持つ動物は存在しない』とのことでございます。

　裏を返せば、〈いちご人間〉が広く認識されさえすれば、人々との交流も円滑に進むはずと存じます」

フレーズ→瑠璃

〔お気遣いいただき、誠にありがとうございます。　はい。　人間社会の一員となり、

　あおい様やライラさんに ご安心いただくためにも、挫けてしまわぬよう 己を奮い立たせてまいります〕

そんな、言葉と思念を交わし合うフレーズたちは、吸血鬼狩り騒動の詳細を知る可能性がある

《ある古生物学者》の所在地、Ｔ・Ｖ大学内の〈ある一室〉の前に辿り着いた直後にあった。

依頼を遂行し、＂マルグリットの心身を救う手段＂へと繋げるべく、気を引き締めて扉を叩く瑠璃だが……

ところで、古生物学者たる当該の人物の特徴は、以下の通りである。

───────────────────

性別→dice1d3=3 (3) （１．無し／２．女性／３．男性）

性格（または気質）→dice1d4=3 (3)

１．紳士的／２．心優しいが、とても怖がり／３．偏屈気味／４．基本的に他者を小馬鹿にしている

種族→〈dice1d6=3 (3) 度合いdice1d9=2 (2) 割の人間〉

２．象／３．トカゲ／４．鶏／５．エルフ／１ｏｒ６．>>257 or >>258 or >>259

瑠璃
「失礼いたします。　突然のご訪問となり 恐縮に存じま……

古生物学者Ｔ
「帰れ」

扉の奥より放たれる拒絶の言葉に、瑠璃は身を竦ませる。


瑠璃
「事前のご連絡もなしに押しかけてしまい、誠に……

古生物学者Ｔ
「＂帰れ＂と言っておろうがッ！！」

瑠璃
（ど、どうしよう……！？　古生物学者様のご意向に沿いたいけど、
　マルグリットさんをお救いする手段に繋がる可能性がある以上、引くわけには…………！！


フレーズ→学者Ｔ
〔お初にお目に掛かります。　私は〈いちご人間〉、名を《フレーズ》と申します〕


古生物学者Ｔ
「…………　　いちご人間……　だと……？？」

〈古生物学者〉という身分より、『生物への好奇心に満ちているはず』と推測したフレーズ。
推測は的中し、《トカゲ混じりの人物》が廊下に姿を現した。

目もよく見ると爬虫類っぽい

古生物学者Ｔ

「ふーむ……　君が、噂の〈いちご人間〉か……。　自身を神と称する魔女、《ガラテア》

　強大な力を 彼の者より与えられた《狐人の少女》が生み出した、

　世界初の 植物系人種……　もとい、『動的人型植物』と言ったところか。

　新種の生物は 研究対象外だが、しかし、実に 興味深い。

　君、《フレーズ》といったな？　dice1d6=3 (3) の研究に 協力しなさい」

（※１．私／２．儂／３．この俺／４．吾輩／５．余／６．このＴ様）

フレーズ→学者Ｔ

〔ま、誠に申し訳なく存じますが、私の一存で 決め……

古生物学者Ｔ

「それで良いのか？　　君たちには、＂ここを訪ねた目的＂があるはずだろう？

　特に、そちらの小娘。　不躾だと自覚しておりながら、退出指示を拒もうとしておったな？」

瑠璃

「はい……　重ねて お詫び申し上げます……」

古生物学者Ｔ

「フン……　だが、今となっては どうでも良いわ。　こちらの取引にさえ 応じればな。

　《フレーズ》よ。　現代を生きる全人類に

　＂革新的な知識＂をもたらすべく、少しばかり 生体研究に協力してくれないかね？」

予期せぬ形で 重大（？）な決断を迫られ、逡巡に陥る フレーズと瑠璃。

信頼を置く存在たる ガラテアに決定権を委ねるべく、

『女神の来臨』を静かに祈る フレーズたちだが、はたして……　dice1d2=2 (2)

───────────────────

１．フレーズたちの呼び掛けに応じ、ガラテアが姿を現す。（※古生物学者Ｔ＝味方）

２．どういうわけか、ガラテアが現れる気配はなかった。（※古生物学者Ｔ＝悪役）

──────────

（※次回の更新が『本日１４時頃』となりますこと、ご承知おきくださいますよう お願い申し上げます……）

フーム、見た目通り悪役か

───────────────────
この度も大変申し訳ございません……。
９時頃から１５時４０分頃にかけて、すっかりと眠り込んでしまいました……。

日頃の遅刻は更新速度の向上等で挽回したく存じますが、
日に日に疲労が蓄積している状況下において、なかなか実現も難しいところでございまして……。
皆様にお詫びのできぬままとなってしまいますこと、本当に申し訳なく存じます……。

次回の更新予定時刻が１８時３０分頃（その後、２１時３０分頃）となりますこと、
何卒ご理解賜りますよう切にお願い申し上げます……。
大遅刻の末に延期のご報告となってしまいましたこと、重ねて申し訳ございません……。
───────────────────

お気になさらずに

お疲れ様です
彼ともいつか戦うことになるのかな

フレーズ→瑠璃
〔…………　瑠璃様、ガラテア様の気配は……？〕

瑠璃→フレ
〔いいえ……　あいにく、私の方でも がらてあ様の気配は……〕


古生物学者Ｔ
「どうした？　目的があって、《この俺》を訪ねたのではないのか？
　取引に応じるつもりがないなら、他所を訪ねなさい」

フレーズ→学者Ｔ、瑠璃
〔いえ、私などで よろしければ、ぜひとも 研究のお手伝いをさせていただきたく存じます〕


瑠璃→フレ
〔よろしいのですか、ふれーずさん……？？　『あまり、猜疑心に囚われるべきではない』とは
　承知しておりますが……　しかしながら、そちらの方は……

フレーズ→瑠璃
〔ご心配には及びません。　私は、〈あおい様のお力〉による、無限の再生力を有しておりますゆえ。
　少なくとも、＂生体研究＂によって 命が失われることはございません。

　これも、酔の国の母であり、ガラテア様のご友人であり、
　あおい様のご友人であるルリさんの大切なご家族、《マルグリット》さんをお救いするためにございます。
　『人間社会の一員となる為の第一歩』として、研究のお手伝いをしてまいりますね〕

古生物学者Ｔ

「何をしておる、フレーズ。　まさか、協力の意志を翻すつもりでもあるまい？

　密談などに耽らず、片時も離れず《この俺》に付いて来なさい」

フレーズ→学者Ｔ

〔失礼いたしました。すぐに、そちらに向かいます〕

→瑠璃

〔それでは、失礼いたします。　瑠璃様も、道中に お気をつけくださいませ〕

瑠璃→フレ

〔は、はい……。　帰国次第、がらてあ様に

　事情をお伝えいたしますので……　それまで、ご用心ください……！〕

マルグリットを含む、数多くの人々の心を救うきっかけを得るべく、

どこか怪しげな《古生物学者Ｔ》に帯同する決意を固めたフレーズ。

瑠璃との暇乞いを済ませた後、フレーズは古生物学者Ｔと共にＴ・Ｖ大学を後にしたのだった。

さて、４度目となる次の視点は、前編にてお送りされる＂最後の視点＂の

直前に当たるものなのだが、その視点の持ち主は……　dice1d14=4 (4)

───────────────────

２．フレーズ／４．又三郎／６．ガラテア／８．マルグリット

１０．桑野／１２．リボンを付けたドラゴン／１４．モンキーキング

奇数．>>271 or >>272 or >>273

（※ 天堂瑠依とリサ邸組（>>148）を除いた、全ての存在よりお選びいただけます）

──────────

更新予定時刻より大幅に遅れてしまい、誠に申し訳ございません……！

場面に合った単語がどうにも思い浮かばず、筆が止まってしまいまして……（文章そのものを削ることで対応いたしました）

───────────────────

>>270

よくよく思い返しますと、４度目ではなく５度目でしたね……

>>271

所在が貴の島国であることは確定しておりますが、

彼の詳細な居場所としては、『dice1d3=2 (2) 』となります。

（※１．ハンバーガー店〈マクドヴィッヒ〉のスタッフルーム

　　２．ある黒魔術師の邸宅

　　３．貴の島国の王族が住まう宮殿　　　　　　　　　　　）

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───────────────────

現在の時刻は、dice1d2=1 (1) より『約dice1d3=3 (3) 時間ほどdice1d2=1 (1) （１．前／２．後）』

（※１．酔の国に於ける『５時頃（>>148）』／２．気の国に於ける『７時３１分頃（>>232）』）

紫蘭の誘いを受け、〈マクドヴィッヒ〉で ハンバーガーを満喫した又三郎は、

紫蘭の提案による 次なる目的地、貴の島国の辺境にある〈アボミナブル・エリア〉に訪れていた。

又三郎

「いやー、すげえ旨かったなあ、『まくどびっひの はんばーがー』ってやつ♫

　特に、dice1d6=4 (4) ってやつが 絶品だったぜえ♫　　奢ってくれて ありがとうなあ、嬢ちゃん！」

（※１．南の恵み ばーがー／２．丸焼き きのこばーがー／３．くっきー たまごばーがー

　　４．すたみな はにーばーがー／５．あつあつ まぐま風バーガー／６．串刺し特大ばーがー）

紫蘭

（…………　又三郎さん、まさか あんなに食べるなんて思わなかったなー……。

　dice1d10=6 (6) 0個も注文されちゃったうえに、『訪問先のお土産も兼ねて、お持ち帰り用の

　ハンバーガーも買っとこうぜえ？』って……　追加でdice1d2=1 (1) 0個も買うことになっちゃった…………

　もう、エルドラ様から頂いたお金も尽きかけてるのに……　その上…………）

彼女が抱える悩みの種は、大食漢たる 又三郎だけではない。

つい先ほど、紫蘭たちは《ある者》との邂逅を果たしたのだが、彼の者の正体は……

───────────────────

２．豊満な赤髪の少女／３．鮫人の海賊／４．ピンク色の悪魔／５．２ｍ超えの武闘家

１ｏｒ６．>>276 or >>277 or >>278（以下を除く、全ての存在よりお選びいただいて問題ございません（オリジナルも可））

不採用→ガラテア／七種家の人々／青の学び舎の子供たち／アルチュー／青陽瑠璃／フレーズ／古生物学者Ｔ

　　　　マルグリット／リサ親子／メイドたち／ライラ／ディット／リサ邸組（>>148）／モンキーキング

　　　　浅田裕子／桑原剣／明日美／櫻井姉妹／天堂瑠依／ピーター（※緑の代主長）／失命した者たち

───────────────────

>>275

人物決め用のダイスを忘れておりました……。

彼女が抱える悩みの種は、大食漢たる 又三郎だけではない。

つい先ほど、紫蘭たちは《ある者》との邂逅を果たしたのだが、彼の者の正体は……　dice1d6=6 (6)

───────────────────

２．豊満な赤髪の少女／３．鮫人の海賊／４．ピンク色の悪魔／５．２ｍ超えの武闘家

１ｏｒ６． >>277 or >>278 or >>279（以下を除く、全ての存在よりお選びいただいて問題ございません（オリジナルも可））

不採用→ガラテア／七種家の人々／青の学び舎の子供たち／アルチュー／青陽瑠璃／フレーズ／古生物学者Ｔ

　　　　マルグリット／リサ親子／メイドたち／ライラ／ディット／リサ邸組（）／モンキーキング

　　　　浅田裕子／桑原剣／明日美／櫻井姉妹／天堂瑠依／ピーター（※緑の代主長）／失命した者たち

───────────────────

１．フクロウに跨りし、ピンク色の悪魔（>>277）

　　（※ピンク色の悪魔の姿形→dice1d2=1 (1) （１．球体／２．まさしく＂悪魔＂））

２．鮫人の海賊（>>278）

３．２ｍ超えの武闘家（>>279）

はたして、貴の島国で又三郎たちと出会い、

紫蘭の悩みの種となった《ある者》の正体とは……　dice1d3=2 (2)

───────────────────

※落選となった人物も、本スレッド（四章）中には必ず登場いたします。（元より、その予定ではございます）

　また、次回の更新は『本日１７時頃（その後、２１時台）』を予定しております。

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ジョセフ

「どうした、シラン。　さっきから　調子が　悪そうじゃねェか。」

紫蘭

「いえいえー……！　心配されるほどではありませんー……！　ただ、噂によると

　『ネクロマンサー』を名乗る方のお宅のようですので、緊張しておりましてー…………！」

紫蘭から 動揺が窺える理由は、至極単純 且つ 然るべきものである。

紫蘭たちに同行する鮫人の海賊《ジョセフ》と、彼女たちが先刻 訪れた〈マクドヴィッヒ〉の店長、

《マクドヴィッヒ》その人の間には、多少なりとも＂因縁＂染みたものが存在している。

実のところ、ジョセフを含めた 現在の彼らは、ある者の傘下に属する間柄にあったのだが……

商品の通常平均金額が『（日本円換算で）dice1d3=1 (1) 500円』を超え、

その上で『月々dice2d5=2 4 (6) 00円（※合計値）相当の貨幣』を、マクドヴィッヒ主導による

就学の機会が与えられない児童のための 集金プロジェクト宛に募金することで、

全ての商品を９割引きで購入できる……　という、些か阿漕な商売を〈マクドヴィッヒ〉では行われていた。

挙げ句の果てには、募金総額のdice1d9=1 (1) 割を《マクドヴィッヒ》当人が着服していたのだ。

一連の事実を前に、悪党でありながら義侠心を有するらしいジョセフがとった行動は、

一応は仲間に当たるはずのマクドヴィッヒを、塵ひとつ残さず葬り去ることだった。

又三郎

「おい、嬢ちゃんっ！　下向いてると、扉に ぶつかるぜえ！？」

紫蘭

「……　あ、あー、すみませーん……！　ありがとうございますー…………！」

（うう……　アジオーさん、また怒りそうだなー…………）

登場人物たち　その８
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ジョセフ

天堂真理子と出身世界を同じくする、異世界転移者の１人。サメ人間のみで構成されし海賊団の船長。
グレープフルーツジュース、並びにタイマン勝負を好む。アルコールは苦手とのこと。
『ある一件』を経て、沙夜や沙萌奈、明日美とは知人の間柄となるが、何故か真理子にはその事実を隠している。

腰に差したサーベル、並びに〈ブランデーロ・デモニカ〉等の魔法を用いた戦法を取る。
強大な力が備わりし鬼神（４話後半参照）をも圧倒する力の持ち主だが、
一時は真理子を相手に敗北を喫したはずの彼が＂それほどの力＂を得た経緯は、現時点では不明。
また、かつては陸上での活動には制限があったそうだが、いつの間にか克服していた模様。

※現時点での未回収要素＝『性格：根っからの悪党』 『得手：海戦』

予想し得る未来に憂いと諦念の情を抱きながら、
紫蘭は ある黒魔術師の邸宅、〈Lítil Niflheimr【リーティル・ニヴルヘイム】〉の扉を叩く。


？？？？
「おや、見慣れない方々……　と、珍しい客人ですね。　ジョセフさん、そちらの お二方は？」

ジョセフ
「タヌキの方は　知らねェが、そっちのムスメは　紫蘭【シラン】ってんだ。
　ここ最近、オレたちの仲間に　なったのさ。　よろしくしてやってくれや。」

紫蘭
「は、初めましてー……！　真紅の大国に身を置く、《紫蘭》と申しますー……！
　この度は、ジュード様に〈私たちの計画〉に協力していただきたく、お願いに伺った次第でしてー……！
　どうか、お話をお聞きいただけますと…………　　あ、こちらは、私たちの協力者の方でしてー……！」

又三郎
「おらは、又三郎ってんだ。　正直、ここを訪ねる理由も聞いてねえですし、
　何すりゃいいのかなんて 全くわかってねえですが……　まあ、よろしく頼みますぜ、じゅーどの旦那！

　とりあえずは 手土産として、『まくどびっひの はんばーがー』を受け取ってくだせえや」

ジュード
「これはこれは。　袋越しに感じられる 温かなお心遣い、とても痛み入ります。
　ご厚情が伺えるお客様には、こちらとしても、相応のおもてなしをせねばなりませんね。


　礼節の基本として、まずは 自己紹介をさせていただきます。
　私は、《ジュード・カンソン》と申します。　以後、お見知り置きくださいませ」

───────────────────
誠に申し訳なく存じますが、
現在、眼精疲労に基づく目の痛みにより、筆の進みが滞っておりまして……。
次回の更新予定時刻が『本日１５時頃』となりますこと、
何卒ご理解賜わりますようお願い申し上げます……。


また、皆様には併せてお伝え申し上げたいことがございます……。
３日後に当たる『９月１０日（水曜日）』の『午前６時から午後１４時』にかけて、
身内の所用により外出いたしますゆえ、必然的にお話を更新できない状況になります……。

そのため、当日の更新が『１７時台頃、２１時台頃』の
２回分となりますこと、予めご承知おきくださいますようお願い申し上げます……。
（実際は、前日９日の２１時台から翌１０日の１４時頃まで更新が止まる形になりますので、
　その間は『未登場の人物たち』の見た目へのご希望等を投稿していただけますと、幸甚に存じます……）
───────────────────

───────────────────

邸宅の主たるジュードの案内を受け、客間を訪れた 紫蘭一行。

その内の１人、又三郎は 周囲に憚る様子もなく、早くも くつろぎ始めていた。

又三郎

「ほれ、じゅーどの旦那！　まくどびっひのはんばーがー、十品から選べますぜ！

　おらの術（>>76）で あったけえままになってますんで、そのまま召し上がってくだせえや！」

ジュード

「重ねて お礼申し上げます。　では、こちらのdice1d3=2 (2) をいただきますね」

（※１．ビッグムニエルバーガー／２．マーボーバーガー／３．カレーパンバーガー）

紫蘭

（えっと……　復習、復習……！　　『ジュード・カンソン様、改めてお願い申し上げます。

　特異な力、または術で この世界を支配する、《天上者》と称される者たちについては ご存じかと思います。

　その 天上者の失脚を目的とした計画、〈天上査直【てんじょうさじき】〉に ご協力いただけませんか？

　ジュード様の お力、並びに知見の深さを以てすれば、

　この世界に安寧をもたらすことも、夢ではないかと存じます。

　ご友人でいらっしゃる、当方の エルドラやピリオと共に、何卒 お力添えいただきたく存じます』

　…………　よし……っ！！　それじゃあ、さっそく…………！！

又三郎

「 あ あ あ あ あ あ あ あ ぁ っ っ ！！！？」

紫蘭

「！！？　い、いかがなさいましたか、又三郎さん……っ？！！」

又三郎

「いや、あのぉ…………　そういや、まくどびっひでの ごたごたで伝え忘れたことがある、ってえかぁ……

　はんばーがーと一緒に茶を飲みまくってぇ……　そのぉ…………

　ち、ちっと、＂体に溜まった水＂を抜いておきてえ、ってえかぁ…………？」

紫蘭

（な、なんだ……　洗手间（※お手洗い）ですか……　人騒がせな…………）

ジュード

「なるほど。体を労わる上でも、とても大切なことです。

　マタサブロウ氏が目指すべき目的地は、玄関から見て すぐ左にある扉の先、

　手前から２番目にある右側の扉の先にあります。　よろしければ、ご案内しましょうか？」

又三郎

「だ、大丈夫でさあ……！　じゅーどの旦那は、紫蘭ちゃんたちと 談笑していてくだせえや……！」

溜めに溜め込んだ＂満喫による借り＂を清算すべく、客間から一時退室する又三郎だった。

───────────────────

又三郎

「うぃい……　厠、厠っと…………　　ん…………？」

廊下を進む又三郎の視界に、彼の好奇心、あるいは欲求を刺激する

＂何か＂が映り込んだようだが、その正体は……　dice1d6=3 (3)

───────────────────

２．見るからに高価な武器／３．見慣れぬ書物／４．麗しい肖像画／５．培養液に浸かる生物

１ｏｒ６．>>297 or >>298 or >>299 （※どのようなものでも問題ございません）

何かヤバそうな本とかだよな絶対
盗癖が出なければいいが…

又三郎

「こりゃあ、見るからにdice1d4=3 (3) 本だなあ……！　

　わざわざ 額に入れて飾るたあ、いい趣味してらっしゃんなあ、じゅーどの旦那……」

　（※１．貴重そうな／２．小難しそうな／３．不気味な／４．面白そうな）

又三郎の視界に映るそれは、所謂〈不死にまつわる書物〉の一冊である。

この場に居合わせた人物が ガラテア、もしくは 天堂真理子であれば、

額に入れられた書物が意味する＂ジュードの身分＂も察せられたことだろう。

又三郎

（んー…………　　しっかし、何て書いてんだあ、これ……？？

　たぶん、貴の島国の『伝統的な文字』か なんかだとは思うが…………

　やっぱり、旅すんなら 共通文字以外も勉強しとくんだったなあ…………）

だが、根っからの 紅の島国育ちであり、そもそも ピリオを始めとする

〈勝色に呑まれし者たち〉の目論見を知らぬ又三郎に、＂危険性＂を認識できるはずもなかった。

又三郎

（いやー……　しっかし 惹かれるなあ、この本……。　　ぜひとも、持ち帰りてえところだが……

　こんな 大切そうに飾ってる本、じゅーどの旦那がくれるはずもねえよなあ…………）

さてさて、又三郎が採る行動は……　dice1d4=4 (4)

───────────────────

１．『書物を貰えないか』と、素直に頼み込むことにした

２．生理的欲求を優先し、書物の件は忘れることにした

３．盗癖が発症し、書物を盗んでしまった

４．書物を皮切りに、邸 宅 中 の め ぼ し い も の を 盗 み 始 め た

一番ヤバイのを引きやがった……！

大丈夫？
呪われたりとかしない？

───────────────────

又三郎

（さ〜て……　居空きを決行するとなりゃあ、もたもたしてらんねえぞ〜……！！

　たぶん、なかなか帰ってこねえ おらのことを心配して、

　dice1d3=1 (1) 0分後くらいには、紫蘭ちゃんか

　じゅーどの旦那のどっちがが 探しにくるはずだ……！

　それまでに、この屋敷中の『値打ちもん』を掻っ払わねえとだからな……！！

　屋敷中の部屋を 手当たり次第に……　いや、貴重品がありそうなとこを当たるべきか……？

　そりゃあ、一階よりは地下や最上階、もしくは その手前の階層の方が

　高価なもんはありそうだけんど…………　ぬう……　どうしたもんかねえ…………）

紫蘭との約束はどこへやら、彼女らの協力者でありながら、

同じく協力者に当たるジュードの邸宅中を物色し始める 又三郎。

はたして、彼が〈Lítil Niflheimr〉で 目にする＂ものたち＂や 如何に……

さて、又三郎が 初めに訪れた場所は……　dice1d10=2 (2)

───────────────────

１．dice1d10=9 (9) 階にある、ジュードの私室

３．dice1d10=5 (5) 階にある、ある女性の私室

５．地下dice1d3=1 (1) 階にある、ある生物の収容室

７．地下dice1d3=1 (1) 階にある、武器庫と思しき一室

９．まず先に、＂厠＂へと向かった

偶数．>>303 & >>304 & >>305（※どのような部屋、広間、敷地、区画等でも問題ございません）

───────────────────

１．厠へと向かう（>>303）

２．キッチン（>>304）

３．ジュードの私室（>>305）

はたして、居空きに及んだ 又三郎が最初に訪れた場所は……　dice1d3=1 (1) （※全て回ります）

そして、そこに辿り着くまでに掛かった時間というと……？　『dice1d300=142 (142) 秒』

───────────────────

現在、精神面での疲労が蓄積しておりますゆえ、

本日中の更新は難しい状態にありますこと、ご容赦いただきますようお願い申し上げます……

（極力『２２時３０分頃まで』の更新を心掛けますが、

　（恐らく）時間帯によるホスト規制がかかる危険性もございますので……）

───────────────────

───────────────────

又三郎

「ふぃ〜い…………　やっぱ、出すべきもんは 出しとかねえとな〜……！」

又三郎が 居空きに及ぶ決意を固めてから、約２分２２秒後。

現在、彼は 広々とした厠の一室にて、＂当初の目的＂を果たした直後にあった。

又三郎

（よーっし！　それじゃあ、さっさと 厠から出て…………　ん、待てよ……？

　もしかしたら、この〈厠〉自体にも 何かあるかもしれねえじゃねえか……！

　……　いや……　見た感じじゃ、特に飾りっ気のねえ場所なんだよなぁ……。

　思いの外 時間 使っちまったし、早いとこdice1d2=1 (1) に向かうべきか…………？）

（※１．台所（>>304）／２．じゅーどの旦那の部屋（>>305））

又三郎が採った行動、もしくは＂行動により生じた出来事＂は……　dice1d6=4 (4)

───────────────────

１．dice1d6=1 (1) 0秒ほど探したものの、特に何も見つからなかった。

　　（※次の目的地までの到着時間→『厠での滞在時間（上記 + 50秒）+ dice2d9=1 1 (2) 0秒（※出目の合計値）』）

２．掃除用具入れにて、なんだか強そうな〈デッキブラシ〉を発見する。

３．壁に組み込まれし水槽の中に、《奇妙な魚》を発見する。

４．個室の１つより、紙を求める声が又三郎の耳に届く。

５．どこかへ通じていそうな、隠し扉を発見する。

６．『時間が勿体ねえ』と、直ちに 厠を後にした。

　　（※次の目的地までの到着時間→『厠での滞在時間50秒 + dice2d9=1 4 (5) 0秒（※出目の合計値）』）

「すみませ〜ん……　何でも良いので〜、紙をくださいませんか〜……」

又三郎

「うおおおっ！！？　　な、なんでえ、人がいたのかい……！？」

いくつか設けられた個室の１つより、紙を求めるdice1d3=2 (2) の声が厠中に響き渡る。

（※１．弱々しい男性の声／２．か細い女性の声／３．雑音混じりの声）

？？？

「そちらの方〜……？　すみませんが、『紙製の何か』をお持ちでしょうか〜……？

　固い紙には、水洗トイレを詰まらてしまう危険性があることは、重々承知しております〜……。

　しかしながら〜……　この状態で 外に出るけわけにもまいりませんので〜……。

　お願いしま〜す……。　どんな紙でも良いので〜……　こちらにお恵みくださ〜い…………」

又三郎

（そ、そんなこと言ったってなあ……　おらが使った個室の ちり紙も、

　なんか ちょうど無くなっちまったし……　他に紙なんて…………

　……　あ……　通帳と、不気味な本……！？？　　い、いやいや、さすがに駄目だ……！！

　この通帳は、dice1d4=1 (1) がくれた大切なもんだし……　不気味な本は、盗んだばかりのもんだ…………

　両方とも、手放すわけにはいかねえ…………　そうだ……！！　そもそも、じゅーどの旦那に 頼…………

　（※１．雪龍【ちーろん】／２．おふくろ／３．親父／４．天ちゃん（※友人））

　いや……　もう 盗みを働いちまってんだ…………　　《盗難被害者》のとこになんか、行けるはずもねえや…………

　ちり紙の件は じゅーどの旦那に任せて、さっさと物色…………　いや、放っておくべきじゃ…………）

逡巡の末、又三郎が下した決断は……　dice1d5=3 (3)

───────────────────

１ｏｒ３．大切な通帳を渡した／２ｏｒ４．盗品の書物を渡した／５．紙を求める者を見捨てた

苦渋の決断かぁ
あ、白紙の部分をとって渡すとかどうだろう？

個人情報や預金額の書き込みがある部分は取って渡して後で再発行してもらおう

又三郎

「……　ほれ、ちり紙の代わりだ。受け取りなぁ」

？？？

「ああ、ありがとうござ……　え……！？　　これ……　もしや、私物ですか……？

　いえ、大変ありがたいですが……　何も、帳面そのものをくださらずとも……」

又三郎

「お前さん……　＂おなご＂が 拭き終わるのに、何枚の紙が必要になるかなんて、わかんねえからなあ。

　雑に千切った紙を 数枚渡して、なおも足りねえってことになったら 大変だろお？

　気にせず受け取ってくれや……　お礼は、また会った時で構わねえからよ……」

？？？

「ですが、さすがに……！　　……　いえ、ありがとうございます。

　……　《又三郎》さん、ですね？　　この度の借りは、必ず お返ししますね〜」

又三郎

「おう。　気長に待ってるぜぇ、嬢ちゃん……」

（…………　我ながら、らしくねえことをしちまったなあ…………。

　おかげで、余計に 雪龍たちに顔を合わせづらくなっちまったぜ…………。

　……　そろそろ、＂年貢の納め時＂ってやつなのかねぇ…………）

脳裏に〈かけがえのない児童ら〉の姿を浮かべながら、

尚も思いとどまることなく 居空きに及ぶ又三郎だった。

さて、彼が 次に訪れる『キッチン』に辿り着くまでの時間は……　『dice1d18=14 (14) 0秒』

───────────────────

現在までの経過時間→『厠で目的を果たすまでの時間、約２分２２秒』+『厠の滞在時間、約２分0７秒』+ 上記

ちゃんと女性の気持ちが分かってる
見た目はこんな感じだけど物凄く紳士だぞこの狸

───────────────────

又三郎

「…………　お！　ここが 台所だなぁ……？！」

又三郎が 居空きを決心した時点（>>302）より、約６分４９秒後。

ひどく食い意地の張った 又三郎は、『資産家の家や 集会場では、何より＂高級食材＂を狙うべし』という

自己の方針に則り、〈Lítil Niflheimr【リーティル・ニヴルヘイム】〉のキッチンを訪ねた直後にあった。

だが、そこに……

又三郎

（ん……　なんだぁ、この物音……？？！　　台所の奥の方……

　！！！？　　な、なんだぁ、＂あれ＂はぁ……！？？）

ひと気のない調理場を支配する、微かながらも 確かな『音』。

音の出どころを凝視する 又三郎は、視界に＂何か＂を捉えた様子だが、

はたして、又三郎が目撃したものの正体は……　dice1d6=1 (1)

───────────────────

２．巨大なアメーバ／３．ピンク色の悪魔（＆dice1d2=1 (1) （１．ハムスター／２．フクロウ））

４．青いマンボウ／５．耳の長い小人／１ｏｒ６．>>320 or >>321 or >>322

（※>>275の不採用組、紫蘭、ジョセフ、ジュードを除く、全ての存在よりお選びいただいて問題ございません）

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１．青いマンボウ（>>320）

２．ピンク色の丸っこい悪魔＆巨大なハムスター（>>321）

３．巨大なアメーバ（>>322 >>20）

ネクロマンサーを志す者たちが住まう 巨大な邸宅、

〈Lítil Niflheimr【リーティル・ニヴルヘイム】〉のキッチンにて、

居空き犯たる 又三郎が目撃したものとは……　dice1d3=3 (3)

───────────────────

※落選となった生物も、可能な限り早期に登場させるよう 心掛けております。

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誠に申し訳ございませんが、＂虹色のアメーバ＂の

イメージ画像の作成に手間取っておりまして……。

次回は『本日２２時台』の更新となりますこと、何卒ご理解賜りますようお願い申し上げます……。

また、一昨日（>>291）申し上げました通り、翌１０日の朝からお昼にかけては

所用により更新が不可能となりますので、予め ご承知おきくださいませ……。

（その間はスレッドの保持のついでに、お話の感想や

　『未登場の人物たち』の見た目に関するご希望等を投稿していただけますと、幸甚に存じます……）

───────────────────

又三郎

（なんか、ぐにゃぐにゃしながら台所を徘徊してるが……

　＂あれ＂は生きもんなのか……？？！　いやぁ、確かに意思はありそうだが…………。

　どうするかなあ…………　じゅーどの旦那は いいもん食ってそうだし、

　『れーぞーこ』を 片っ端から物色してえとこなんだが……

　一番でっけえ れーぞーこの前に、あいつが 陣取っちまってんのがなあ…………！

　高級食材が目当てな以上、間違いなく あそこを…………　　ん……？！）

不気味に体を振るわせながら、調理場を徘徊する 奇妙な生物。

彼の者の＂瞳と思しき部分＂が、呆然と立ち尽くす 又三郎の方へと向けられる。

又三郎

「な、なんだあ、おめえ…………？？！」

ゆっくりと、しかし 確実に又三郎へと迫り来る《虹色の怪物》。

もぞもぞと うごめく異形の存在もまた、又三郎を凝視する。

又三郎

（さ、さすがに ずらかるべきかぁ……？？　　……　いや、金持ちの家で盗む以上、

　高級食材の一つも得ずに 逃げ出せるかっての……！！　　……　だが、そうは言っても…………！）

明白なまでの警戒心、及び 恐怖の感情を怪物に抱く 又三郎。

一方、虹色の怪物が又三郎に抱いた印象はというと……

───────────────────

好感度→dice1d100=85 (85) %／関心度→dice1d100=1 (1) %／食思→dice1d100=65 (65) %

捕食対象と見做しながらも結構好印象
なのに興味は無いってどういう感情なんだろうか

見た目の希望は、シオンの容姿を黒髪ポニテのメイドにしてください(難しいなら結構です)

又三郎

（…………　な、なんだぁ……？？

　こいつ、おらを じっと見つめてやがるが…………？？）

又三郎を凝視する 虹色の怪物は、些か 特異な感情を抱いているようだ。

と言うのも、視界に映る 又三郎そのものには 一切の関心を示していないようだが、

＂彼の風貌＂に対しては、好感情、並びに 食 思 を覚えた様子であるが故に。

又三郎

（少なくとも、怒りや敵意は感じられねえが…………　なんか、ずっと見てくんなぁ……？

　おらのことが 気になんのか……？　　いや、もしかしたら

　れーぞーこを開けられずに 困ってるだけかもしんねえけども……。

　まあ いずれにせよ、こいつが邪魔してこねえなら、さっさと れーぞーこを…………

先述の通り、《虹色の怪物》は＂又三郎そのものには＂関心を向けていない様子なのだが、

これより、一・タヌキ人間に対して 好感情と食思を覚えた、

巨大なアメーバが採る行動や如何に……　dice1d4=2 (2)

───────────────────

１．まるで舐め回すかの如く、又三郎に纏わり付き始めた（※虹色の怪物→又三郎の味方）

２．又三郎が携えし『水筒』を強奪し、一目散に逃走を始めた（※虹色の怪物→又三郎の敵）

３．又三郎が携えし『水筒』の中へ、瞬く間に入り込んでいった（※虹色の怪物→又三郎の味方）

４．単純に捕食行動を取り始めた（※虹色の怪物→又三郎にとっての明確な敵）

ドロボー！
……と言いたいところだがさてはて

又三郎

「！！！？　　な、何すんだ、おめえっっ！！！？」

虹色の怪物の目当ては又三郎ではなく、左手に引っ提げていた『水筒』だった。

又三郎の油断をつき、瞬く間に 水筒を奪取した虹色の怪物は、

すかさず 半開きになっている出入り口の方向へと 逃走を始めた。

虹色の怪物から水筒を取り戻すべく、又三郎もまた キッチンを後にする……

かと思いきや、窃盗犯が姿を消してもなお、又三郎は 逡巡し続けている。

又三郎

（い、いけねえ……っ！！！　dice1d4=3 (3) が 餞別としてくれた、唯一無二の水筒が……！！

　絶対に、取り返…………　　そ、そういや、もうすぐ＂十分＂になんじゃねえか…………？？！

　（※１．雪龍【ちーろん】／２．おふくろ／３．親父／４．天ちゃん（※友人））

　まずい……！！！　　結局、『飾られてた本を一つ盗んだ』だけで終わっちまうじゃねえか……！！

　居空きに及んだ以上、じゅーどの旦那や 紫蘭ちゃん……　な、何より《じょせふ》の旦那が

　許してくれるはずもねえ…………　　だのに、成果が これっぽっちなんて…………！！

　ど、どうする…………！！？　　正直、何よりも『水筒』を取り返してえけど、

　居空きに及んだ以上、『他の値打ちもん』も 盗んでおきてえとこだ……！！

　だが、もう 時間も残ってねえ以上、両方を実現できるはずねえし…………

　いや……　いっそ、素直に みんなに反省して、水筒の奪還に 協力してもらうべきかぁ……？？

　幸い、今は『一冊の本』を盗んだ程度で済んでるし、その本も無傷ではあるはずなんだ……。

　だが……　あの（>>284）、じょせふの旦那が 許してくれるのかどうか…………　ぬうぅ…………）

はたして、又三郎が下す決断は……　dice1d3=1 (1)

───────────────────

１．一人で水筒を取り返す／２．水筒は諦めて、居空きを再開する／３．じゅーどの旦那に謝罪する

───────────────────

又三郎が居空きを決心した時点（>>302）より、およそ１５分後。

虹色の怪物の体表より分泌されし＂虹色の軌跡＂を追い、

ひたすらに階段を登り続けた 又三郎は、ある一室へと辿り着いた。

又三郎

「ふぃい……　ふぅ……　　や、やっと見つけたぜぇ、虹色の化けもん……！！

　さあ、おらの水筒を……　　ん…………？？！」

又三郎の視界に、取り込んだはずの水筒を排出し、凝視する 虹色の怪物の姿が映る。

又三郎

（なんだあ……？？　　おらの水筒に、なんかを感じ取ってんのか……？

　つっても、dice1d5=3 (3) が入ってるだけなんだが……　＂それ＂が好物なのかねぇ…………？？

　（※１．酒／２．水／３．麦茶／４．みかん汁／５．油 ）

　まあ、とにかく ちょうどいいや……！　　あいつが油断してる隙に…………）

自身が得意とするdice1d3=2 (2) の１つ、

〈火達磨追体験ノ術【ひだるま ついたいけんのじゅつ】〉を 虹色の怪物に差し向ける又三郎。

（※１．魔術（魔力由来）／２．妖術（霊力由来）／３．奇術（＂神通力＂由来））

はたして、彼の術が《虹色の怪物》に及ぼす 効果や如何に……　dice1d4=4 (4)

───────────────────

１．又三郎に恐れ慄き、服従の意思を示し始めた／２．水筒を置いて、どこかへと逃げ去っていった

３．激昂し、又三郎への反撃を開始した／４．＂又三郎の術を＂取り込み、姿形が変貌を遂げた

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誠に申し訳なく存じますが、現在、又三郎の術を受けた
ニジェリー（虹色の怪物）の 変貌後に当たる姿の制作に手間取っておりまして……。
次回の更新が『本日１１日の１５時頃』となりますこと、ご理解賜りますよう お願い申し上げます……。
───────────────────

又三郎
「どうだぁ、おめえっ！！　これが おらの妖術、〈火達磨追体験の術〉さぁ！！
　おめえの体を包む火は、『おらの目的が果たされるまで、ぜってえに消えない火』ってとこだぁ！！
　早いとこ、その水筒を返さねえと、燃え尽きちまうかもしれねえぜえっ！？」


（…………　ん……？？　　な、なんか様子が 変だな…………？？？）


又三郎が繰り出す炎を受けた《虹色の怪物》には、一時は 呆然とした様子が
窺えたのだが、その身を包む＂炎＂が、彼の者に 何らかの影響を及ぼしたようで……


又三郎
（な、なんか、姿が変わっていってねえか……？？！
　まるで、犬人間……　いや、うさぎか…………？？

　！！！？　　つ、角が生えてきやがった……！！？
　ありゃあ、〈鬼人〉か……！！？　　もしや、あいつの正体は鬼人だってのかぁ…………！！？）


対象が『得体の知れない存在』であるが故に、見当違いな推測を重ねる 又三郎。
そんな彼をよそに、虹色の怪物は＂ある獣人＂に似た姿へと変貌する。

尚も炎に包まれたままな 虹色の怪物……
否、《燃え盛る怪人》と化した 彼の者は、


自身への敵意に応じるように、又三郎に 悍ましい視線を送り始めた。

又三郎

「や、やんのか、おめえっっ！！！？　　望むとこでいっ！！！

　おめえが 根を上げねえなら、＂さらに激しい火＂を お見舞いするまでだからよぉっ！！！」

火中で平然と佇む怪人を相手に、愚かにも 炎の術を差し向け続ける又三郎。

敵意を露わにする彼に怒りを覚えた 燃え盛る怪人は、

自身へと向けられている炎の 一部を、部屋中に振り撒き始めた。

又三郎

「あっ、おめえっっ！！！！？」

可燃性の家具を中心に、炎に包まれていくLítil Niflheimr【リーティル・ニヴルヘイム】の 一室、

もとい、〈ジュードの私室〉　　当現象は〈火達磨追体験の術（>>347）〉に起因しているため、

＂術者たる又三郎が消火を望みさえすれば＂、直ちに 延焼を防ぐことが可能なのだが……

又三郎

（あああ ！！？　どどど、どうすりゃいいんだ、この状況……っ？！！

　どんだけ強い火で包み込んでも、一向に根を上げる気配がねえ……！！

　このままじゃ、屋敷中に火が回っちまうじゃねえか…………！！！　いったい、どうすりゃ…………！！？）

当人が冷静な判断を下せる状態にないため、

Lítil Niflheimr【リーティル・ニヴルヘイム】の上層階は、忽ちに火の海と化していった。

はたして、この危機的状況を打開する存在は……　dice1d8=7 (7)

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２．いない／３．又三郎自身／４．ジュード／５．紫蘭／６．ジョセフ／７．シジマ

１ｏｒ８．>>351 or >>352 or >>353

（※不採用組（>>275）を除く、全ての存在よりお選びいただいて問題ございません（オリジナルも可））

又三郎
（つうか、このままじゃあ おらも ぶっ倒れちまわねえか……？？
　長年続けた 大道芸のおかげで……　そんじょそこらの火に 苦しめられるこたあねえが…………
　さ、さすがに……　『煙』は きつい……　きついなぁ…………

　ああ、まずい…………　本当に、気持ち悪い…………
　頭、痛え…………　ぐ、うお…………

　　　→又三郎
〔マタサブロウ。　キサマに〈救いの手〉を差し伸べてやろう〕

又三郎
（……！！？　　な、なんだ、この声……？？！）

　　　→又三郎
〔但し、このオレ……　《シジマ》の従属者と成ることが条件だ。
　なに、この先キサマに下す命令と、＂これまでキサマが為してきた所業＂に差異は無い。
　ただ、延々と 盗みを働き続ければ良いだけのこと。　キサマにとって、悪い話ではないはずだが？〕

又三郎
（な、何者かは知らねえが……　　命のためなら、おらは何でもする……　助けてくれ…………っ！！！）

シジマ→又三郎
〔ククッ……　　言質は取った。　これより、キサマはオレの〈信奉者〉だ、マタサブロウ〕


危殆に瀕する又三郎の脳裏に届く、《シジマ》と称する何者かの声。
又三郎を手中に収めた 彼の者は、燃え盛る怪人に〈強大なる力〉を差し向け、

忽ちに事態を収束させてみせたのだった。

一応なんとかなったけどまずいなオイ
借金を返済するために更に闇金から借金をしたような感じ？

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度重なる遅刻のご報告となり、心底より恐縮に存じます……。
胃腸周りの調子が芳しくなく、本日もまた１１時台の更新を行えそうにありません……。

次回の更新予定時刻が『本日１２日の１５時台』に変更となりますこと、
何卒ご理解賜りますようお願い申し上げます……。
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了解いたしました
お大事に

又三郎さん通帳の再発行忘れないようにね

>>355

御自愛をお願い申し上げます

又三郎→無意識

〔お、お……　おら……　《とんでもねえやつ》と 約束しちまったんじゃねえか……？？？〕

シジマ→配下

〔フン……　この程度で怖気つくとは……。　支配下に留めておきやすいのは 好都合だが、

　＂ヤツラ＂の下に寝返る危険性も高い点は、唯一にして最大の懸念事項だ。

　《ジョセフ》。　キサマを、コイツの教育係に任命しよう〕

又三郎→無意識

〔え……！！？？　　じょ、じょせふの旦那……？？！〕

ジョセフ

「マタサブロウ、だったか。　テメェ‥‥　コソコソと　盗みをはたらきやがって‥‥！！」

紫蘭

「又三郎さん……　　たぶん、誰かの声が 頭の中に語りかけてきてますよねー……？

　その声の方……　《シジマ》様こそ、〈天上査直【てんじょう さじき】〉を計画された お方なんです……！

　ジュードさんの お宅を訪ねたのも、シジマ様のご命令……　だったんですけど……」

ジュード

「素性を明かさずにいたこと、お詫び申し上げます。　私は、元より〈シジマ様の配下〉に当たる者でして。

　あなた方がこちらに来訪することは、事前にシジマ様から伺っておりました。　特に、又三郎さんのことは。

　『盗人の癖が発症する危険性がある』とのことでしたので、大切なものは、全て別の場所に移しております。

　ですので、あまりお気になさらず……　と言っても、＂ジョセフさんは＂許してくださらないでしょうが……」

又三郎

〔あ、あの時（>>79）の おらの選択……　とんでもねえ間違いだったのかもしんねぇ…………！！！〕

シジマ→配下

〔ジョセフ、そして マタサブロウ。　これより、キサマラには ある場所へと向かってもらう。

　彼の地には、天上査直の実現に必要となる〈ある宝〉が存在するものでな。　……要領を得ないか？

　『全ては、＂シジマ＂の思し召しのままに』　キサマラは、ただ《オレ》に従い続ければそれで良い……　ククッ〕

ジョセフ

「つーわけで、これから　＂この世界の社会＂に　ケンカを売ることになるわけだ。

　不服かもしれねェが、これが　オマエが決めた道だ。　ハラを　くくりやがれ、マタサブロウ。」

又三郎

〔雪龍たち、本当に すまねえ……！！！　おらのせいで、より一層 お前たちが…………っ！！！〕

始まりこそは、自制心の欠如が招いた身の上ではあったものの、

曲がり形にも 親族たちの為（>>79）に下した決断のはずが、

自身を更なる外道へと追いやる結果となってしまった狸人、《又三郎》

はたして、彼に待ち受ける運命、あるいは結末や如何に……

さて、これより 少しばかりお送りされる、

Chapter 5前編に於ける＂最後の視点＂の持ち主は……　dice1d10=8 (8)

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１．ガラテア／２．七種鈴／４．エリン／５．アルチュー・ド・サケスキー／７．フレーズ

８．桑野／１０．マルグリット・マガリ・ドラクロア／３の倍数．>>362 or >>363 or >>364

（※以下の人物を除いた、全ての存在よりお選びいただいて問題ございません）

不採用→シジマと、彼の手中にある者たち（天堂姉妹／夢魔丸／アジオーと親衛隊たち／ジョセフと船員たち

　　　　紫蘭／ピリオ／エルドラ／又三郎／ジュード）／リサ邸組（>>148）／失命した者たち

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大変申し訳ございません……！　身内の不手際の対応に時間を要してしまい、
つい先ほどまで『続きのお話』と『桑野の紹介文』の双方に未着手の状態にありました……。

次回の更新が『本日１３日の１５時台』という、大幅に遅れた時刻となりますこと、
何卒ご理解賜りますよう、切にお願い申し上げます……。
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時刻は、紅の島国に於いて『１４時４５分頃』。　これまでに お送りした視点のうち、

フレーズと古生物学者Ｔが〈T・V大学〉を発った直後の時刻に当たる。（>>256）

これより お送りする視点の持ち主である《桑野》は、

紅の島国中の警ら、及び 大小様々な救助活動に励む 国防隊員である。

かつては《クワガタオニ》として、郊外を中心に社会奉仕活動に精を尽くしていた 彼らだが、

ある襲撃事件を境に、クワガタオニとしての活動を休止せざるを得ない状況に陥ってしまう。

それでも、襲撃犯たる《クロ》、そして＂無力な存在＂と化した自身への苛立ちを抑え込みながら、

『国防隊員としての使命』を全うすべく、指定先である勤務地で職務に励んでいる最中にある 桑野だが、

さて、現在の 彼の居場所は……　dice1d9=4 (4)

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１．あかねまち動物園

　　（周囲の人物（？）→ガラテア／雪龍きょうだい／あおい／猫人の友達／豚人の母子／ルリ／ライチ／紫苑

　　　　　　　　　　　七種ゆうべにと友人たち（空（橙の子）／みのり（黄の子）／緑の子／紫の子）

　　　　　　　　　　　空のご家族／緑の子の母／モンキーキング／不思議な動物たち／お客さんたち　等々）

２．都の大通り（周囲の人物→アルチュー／七種母／猫人の母／櫻井＂雫＂と友人たち／都の人々　等々）

４．鎮守の森（周囲の人物（？）→七種鈴／烏賊次【いかつぐ】（牛人神主）／狐花／桑原剣／緑の子の父）

５．海吉島【みよしじま】

　　（周囲の人物（？）→七種渚／宗虎（川獺人の少年）／葦鹿人の少女／ノッコ（亀人の少女）／清麿／烏賊義

　　　　　　　　　　　　国防隊員数名／生物学者数名／不思議な爬虫類たちを始めとした、見吉島の生物たち）

７．とある山（周囲の人物（？）→国防隊員数名／総髪の美青年／２ｍ超えの武闘家／６ｍほどの巨大な熊）

８．機紅城【きこうじょう】

　　（周囲の人物→エリン／ピーター（緑の代主長）とお付きの人々／転生者Ｐｒｅｓ．／転生者Ｄｒ．／転生者Ｘ）

３の倍数．>>369 or >>370 or >>371 （※上記のいずれかでも、上記以外の場所でも問題ございません（オリジナルも可））

登場人物たち　その９

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桑野　（※詳細な人物像の把握は、末尾のリンク先にある２話、及び３話をご参照くださいませ）

紅の島国に於ける社会保安組織、《国防隊》の隊員である大柄な男性。２６歳。

かつては〈復興支援課〉に籍を置いていたが、現在は〈警ら・実働課〉に配属されている模様。

正義感の強さや 献身的な姿勢が魅力である一方、精神論を振りかざす節がある欠点も持つ。

およそ３箇月前まで、反体制組織の元・構成員であり、現在は〈クワガタ人間の幽霊〉たる異世界転生者、

《桑原 剣【くわはら つるぎ】》が憑依した姿である《クワガタオニ》として、郊外を中心とした社会奉仕活動に励んでいた。

だが、＂不死にまつわる存在＂への憎悪が窺える《国防総長・クロ（転生者Ｘ）》からの

襲撃を受けて以降は、ガラテアの指示に従う形で『クワガタオニとしての活動』を休止している。

なお、クロとは幼馴染に近しい関係性であり、《猫人の母》は幼少期からの先輩に当たる人物らしい。

他にも、元・教師たる地縛霊の《浅田裕子》とは、何やら面識があるようだが……？

クワガタオニではない、一人間としての 彼の総合格闘力は、およそ『dice1d20=4 (4) ×1000』程度。

https://bbs.animanch.com/board/4107573/

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重ね重ね申し訳なく存じますが、２１時台の更新に間に合いそうにございません……。
次回の更新予定時刻が『本日１３日の２２時３０分頃』、
ホスト規制がかかる時間帯に突入していた際は
『翌１４日の朝８時台』となりますこと、ご理解賜りますよう 切にお願い申し上げます……。
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>>371

了解

あまり気にせずに自分のペースでやっていこう

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桑野

「いやー、悪いねー 鈴ちゃん……！　こんな 少し半端な時間に、

　俺だけのためなんかに お昼ご飯を用意してもらっちゃってさ……！」

りん

「ええんどすえ、桑野はん♪　桑野はんは国防隊員として、みんなの生活を

　ずっと支えてくれとる お方やさかい、よろこんで お昼ごはんをお作りいたします♪

　……　ただの雇われ巫女になってもうた《あて》とは違うて、ほんま偉い方や思いますわ……」

桑野

（……　そう言えば、鈴ちゃんは〈神通力〉を失っちゃったんだったか……。

　あんなに 女神様と一緒に頑張っていたのに、ここまでの努力が 水の泡になってしまって…………

　……　腐ってんじゃねえぞ、桑野っ！！！　お前は《国防隊員》として、

　七種一家を含めた〈紅の島国の人々〉を護る使命を背負っているんだ！！

　鈴ちゃんを安心させる為……　そして、また 女神様や あおいちゃんに

　お力添えできる力を得るために、俺も〈人生修行〉ってやつに励むんだ！！

　そうと決まれば、まずは何より＂行動＂あるのみっ！！

　『知見を深めることも、人生修行においては大切なこと』と、女神様は仰っていた……！！

　なら、これから俺が取るべき行動は…………！！）

人々を護る決意を新たにした 桑野が、最初に採る行動や如何に……　dice1d6=4 (4)

───────────────────

１．そもそも〈神通力〉を有していないことに気づき、ガラテアの下を訪ねることにした

２．警らを再会することにした／３．鈴に料理を教わることにした／４．＂相棒＂に過去を尋ねることにした

５．社殿に祀られている《狐花》への知見を深めることにした／６．姿が見えない《緑の子の父》を探すことにした

（※誠に申し訳ございませんが、七種鈴の人物紹介は翌１４日に回させていただきたく存じます……）

季節の変わり目は体調を崩し易いのでお大事に

登場人物たち　その１０
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七種 鈴【さえぐさ りん】（ヒロイン（ガラテア側））

《鎮守の森》に聳え立つ社殿。それと隣り合う家屋で家族と共に暮らす、
狐度 約二割の〈狐人〉の巫女。（『人生修行』開始以降、巫女の仕事は何かとおサボり気味）

いわゆる『京言葉』に似た言語を用いるが、世界中の人々が通訳を介さずに
会話ができる《この世界》に於いて、彼女らの言語は中々に浮いており、
特徴的な言葉遣いを徹底しているのも、現在は彼女と母親の二名だけとなった。

彼女は七種家の長女（２１歳）であり、以前こそマイペースに妹たちと接していたものの、
三女の誘拐事件を機に『長女としての自覚』を強く固め、
現在は『妹たちが歩む将来』の為を想いながら、信頼を置く《ガラテア》と共に日々奮闘中の身である。


『１０５万５２００』相当に及ぶ神通力の性質は、『癒し』と『抑制』……　だったのだが、
〈瞋苺魑豪【シンマイチゴウ】事件〉以来、上記の神通力は失われてしまっている。

※現時点での未回収要素
　『好き：きつねうどん、お稲荷さん』
　『苦手：早口言葉』　『得意：料理(何でも作れるが特に和食が得意)』

（そうだ！　確か、相棒は《いせかいてんせいしゃ》ってやつだって話だったよな！？

　この世界とは別の世界から来た存在……　いや、確か『生まれ変わり』……　ってやつなんだったか……？？

　未だ、その概念は理解し切れていないが……　要するに、相棒は『この世界とは異なる文化や社会』を

　知っているかもしれないってわけだ！　『この世界の人間では知り得ない情報』を知れば、

　神通力を大きくするための〈経験〉ってやつになる可能性は大きいはずだ！

　それじゃあ、早速《相棒》に…………　ん……？？）

桑野

「なあ、鈴ちゃん？　相棒が どこにいるのか、知らないかい？」

りん

「か、かんにんえ……　巫女の お仕事に集中しとったさかい、桑原はんの居場所は……」

桑野

「そうか…………　『鎮守の森からの外出禁止令』が言い渡されている以上、

　この森の どこかにはいるはずなんだよね？　相棒に用があるから、

　鈴ちゃんのお宅も含めた《鎮守の森》中を 探させてもらいたいんだけど、構わないかい……？」

りん

「よろしおすえ♪　むしろ、あても 桑原はん探しに協力させてもらいますわ！」

桑野

「おお、そうかい！？　助かるよ、鈴ちゃん！」

宮司や仕事のことなど すっかり忘れ、失せ人探しを始めた桑野と りん。

《つるぎ》を探し求める彼らが 最初に訪れた場所は……　dice1d6=3 (3)

───────────────────

偶数．森の奥（つるぎに加え、＂何者か＂と遭遇）／１．台所（ピンク色の悪魔たちと遭遇）

３．離れ屋（緑の子の父の秘密を知る）／５．社殿（烏賊次と狐花より、又三郎の話を聞く）

幽霊帽子が結構似合ってるなくわのん

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『つるぎは よく離れ屋にいる』という情報を りんから得た桑野は、

目的とする〈七種宅の離れ屋〉を訪ねるべく、りんと共に廊下を進んでいる。

桑野

「しかし、何故 相棒は離れ屋に入り浸っているんだ……？？」

りん

「あぁ、桑原はんは《>>379 or >>380 or >>381》はん（※緑の父の名字）のことを気にかけてはるんどす。

　〇〇はん、お仕事の関係で＂缶詰状態＂にならな あかん機会も、多いらしゅうて……。

　閉じこもってはる 〇〇はんの健康状態を、つどつど あてらに知らせてくれはるんどすえ」

桑野

「へえ……　なるほど、相棒らしい気遣いだ……。

　〈幽霊〉の性質を活かして、＂自分にできる範囲＂で 人助けを続けているんだな…………。

　そう言えば、〇〇さんの職業って？」

りん

「えっと……　たしか、dice1d4=4 (4) をやってはるんやったかいなぁ……？」

（※１．絵本作家／２．作曲家／３．あにめーたーってお仕事／４．げーむくりえーたーってお仕事）

《緑の父》の素性について話し込むうち、気がつけば離れ屋に辿り着いていた 桑野と りん。

七種家の長女たる りんは、入 室 の 合 図 も な く 離れ屋の戸を開け放った。

そこで、彼女らは《１人の男》の秘めたる姿を目撃することとなる。

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※落選となった名字候補も、他の人物たちの名字として採用してまいります。

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１．月宮（>>379）

２．氷室【ひむろ】（>>380）

３．阿久津（>>381）

４．鳥居（>>382）

一人娘である《緑の子》が＂現世転生者＂と成った その日から、

女神ガラテアの管理下にある生活を余儀なくされた〈緑一家〉

否、彼女らの 本当の名字は……　dice1d4=3 (3)

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※次回の更新が『本日１４日の２０時台』となりますこと、

　予めご承知おきくださいますよう お願い申し上げます。

　また、落選となった名字候補も『別の人々』の名字として

　採用してまいりますので、その点はご安心くださいませ。

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───────────────────

ゆに（※dice1d6=5 (5) （奇数．ボイスチェンジャー有り／２．地声（高め）／４．地声（低め）／６．裏声）

「ねー、みんなー……？　このゲーム、どー思うー……？

　一応、みんなに楽しんでほしくて、アンケートの結果通りに 作ってみたやつなんだけどさー……。

　なんか、変な操作感になっちゃったっていうか……　万人受けする気がしないんだよねー……」

──────────

『俺は好き』『面白いよ』『あー』『面白かった』『うさぎかわいくて好き』『たしかに』『今年一の傑作だと思う』

『まあ一般受けはしないか』『コンセプトはすごく好き』『このままでいいよ』『普通にセンス抜群だった』

『この方向性で作ってみてほしい』『全然面白いと思うけどな』『ほどよく頭使う感じで良かった』

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ゆに

「えへへ……♪　みんな、応援ありがとねー……。　少なくとも、みんなは楽しく遊んでくれてるみたいで、

　すっごく嬉しいよー……♪　でも、楽しんでくれる人は多いに越したことないから、もっと頑張るねー……！

　〈ゆにおんず〉のみんなー……♡　これからも、ぼくと、ぼくのゲームを見守っててねー……♡」

「あ、阿久津はん……　何をしてはるんどす…………？？」

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登場人物たち　その１１

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阿久津 由仁【あくつ ゆうじん】（※緑の父）

現世転生者である緑の子、改め《阿久津 富縁【あくつ ふえん】》の父親に当たる人物。年齢は３０代後半。

上記以外の情報を提供できるほどの 出番も発言もなかったが、

ここにきて『二次元美少女なりきりおじさん』だったことが判明してしまった、些か不憫な男性。