ここだけコユキに姉がいたミレニアム

"あれ、ハレとコユキって珍しい組み合わせだね"

ハレ「まあ、ちょっといろいろあったから」

コユキ「ハレ先輩っていうか、お姉ちゃんに会いに来てるんです」

"……お姉ちゃん？"

アテナ3号「対象『先生』に正式な自己紹介がまだでした。本機『アテナ3号』のメインOS、正式名称『黒崎アテナ』と申します」


というところまで思いついたので失礼いたします

姉ッチャ

姉の役割を与えられたOSなのか
それともコユキの姉のデータなり頭脳が使われているのか

一瞬ハレと姉妹になるのかと思ったら悍ましいものが出てきた気がする

我生体パーツCPU好き

コユキの姉なわけだし黒崎アテナも生徒になるのか
アリスやケイも生徒扱い
先生はアイン、ソフ、オウルの3人も生徒にする気あったし

はたして姉は本当に存在するのか…

同級生だったけど病死しちゃったアテナをハレがドローンとして蘇らせたとかそういう？

ハレの性格や能力を考えるとロボの体を与えそうな気もするけど
アテナが断ったとかなのかな

>>8

そんな死んだ猫をドローンにするみたいな…

>>9

1号か2号がそれの可能性

コユキの姉だし別方向に倫理観ぶっ飛んでた可能性も無くはない

>>9

せっかくの機械の体なのに人そっくりなの無駄じゃない？みたいな倫理してるのかも

>>10

まさかアテナ1号の外見があんな人にお見せできない物だったなんて

嫌だよ人間の剥製ドローン

アテナ3号がそうだと、雷ちゃんももしかして

お姉ちゃんが鍵を閉める才能に特化したせいで外に出られないからアテナ3号を通して外界と繋がってたりなかったりラジバンダリーかもしれない

コユキに姉がいたらユウカと友だちになるのか敵対するのか

マッドにとって死んだ姉や双子の兄をプログラムにするのは常識じゃないのか！？

ハレはどんな気持ちで作ったんですかね…

コユキのお姉ちゃんでハレと友人関係と考えると高校2年生くらいの年齢になる
学生の頃の1歳の差はかなり大きいからアテナ3号とハレの関係的に同い年の可能性が高い
ここらへんがちょっとぶっとんだ妄想しにくい感じあるな

ハレがそこまで尖った性格していないから真剣な考えで作った可能性が高いし
（正直ヒマリあたりの方がもっとぶっとんだ理由で作ってそう。人の生き死にには厳しそうだけど周りへの愛情深さ見ると親しい人が死んだら危険な行動をしでかしそうだし）

早めにアテナがドローン化したとして中学生くらい？
小学生の頃のハレは今ほど人の生き死にの意味がわからなくて勢いで作ったとかならありうるかな

アテナは体が弱かったとかなら早めに死んだ理由を付けられるし

ドローン化の順番待ちしてるヒマリ？

先生、どうしたの？
どうしてアテナ３号がコユキのお姉ちゃんなのかって？
正確にはお姉ちゃんそのものじゃないよ
アテナ3号に使われているOSはコユキのお姉ちゃんであるアテナ
彼女の脳のデータを元に作ったの

アテナは優秀な研究者だった
私やヒマリ部長、リオ会長にも劣らない天才
あのコユキのお姉ちゃんだからね

だけどある実験中に意識を失っちゃったの
今もアテナは眠ってる
私は……アテナがいない日々に耐えられなくて
彼女の脳をスキャンしてアテナ3号を作ったの

1号や2号はドローンじゃなくてもっと人間に近い体を与えたんだけどなぜか動かなくて
アテナは起きていた頃、もっと自由になりたいとか言っていたからね
ドローンの方がアテナに合っていたのかも

いつの間にかコユキは3号の方をお姉ちゃん扱いするようになってた
ちょっと考えちゃうんだよね
アテナ3号を作って良かったのかって
本物のアテナが目覚めた時、コユキはそっちをお姉ちゃんと認識するのかな？

何故かアテナ3号の記憶がある寝たきりのアテナ

アテナはどんな子だったかって？
今の3号と似たような感じだよ

一見落ち着いているように見えるけど自分の意見を押し通すタイプ
彼女のわがままに巻き込まれたことは数え切れないよ
ただ……今にして思えばそんな時間も嫌いじゃなかった
新しい発想に繋がることも多かったからね

コユキはよく懐いていたよ
お姉ちゃんに褒められるのは楽しそうだった

あんなことさえ無ければ……

彼女が意識を失った実験？
私も詳しくは知らないの
何か機密が関わっているらしくて

私が教えられた時には彼女はもう病院にいた

アテナ3号を作ったのは実験について知れるんじゃないかと思ったのもあるんだ
彼女は覚えてないって言うけどどうなんだろう

私たち早くからミレニアムに誘われていたからミレニアムと関係あるんじゃないかと思う

生きてるけど目覚めない感じか……

おや、先生
どうしましたか
このミレニアムが誇る超天才清楚系美少女に何かご用ですか
コユキの姉のアテナのことですか

ハレちゃんの言う通りアテナは天才でした
彼女は人より体が弱くて……己の体に不満を持っていました
自由になりたいとよく言っていましたね
そこで彼女は解決策をヘイローに求めました

ヘイロー……私たちみんなの頭に浮かぶ謎めいた存在
ミレニアムではこの研究も行われていました
アテナはその研究チームと協力しヘイローの強化実験をしていたんです
それが肉体の強化にも繋がると考えていたのでしょう

実際のところできるかどうかは分かりません
何せヘイローは謎が多いので

とにかく彼女はその実験の影響で意識を失いました
研究は危険視されてリオの前のセミナー会長によりチームは解体されました

データは廃棄されたのでユウカやノアはこの実験のことを知らないと思います
ハレちゃんとコユキには黙っておいてもらえませんか
話して面白いものではないので

ああ、リオは知ってますよ
知っての通りあの女は天才ですので
私には及びませんが

あっ、先生
どうしましたか

お姉ちゃんのことですか
アテナお姉ちゃんはすごいんです！
私もよく分からないようなすごい計算ができるんです
お姉ちゃんはとても優しくて頭がよくて私の自慢のお姉ちゃんでした！

ただお姉ちゃんはあまり体が強くなくて
風邪を引くことも多かったですね

お姉ちゃんは病気で寝込む度にもっと自由になりたいと言ってました
それでお姉ちゃんはあのドローンの体になったんだと思います

あれはお姉ちゃんです
ハレ先輩はあくまでドローンだと考えていますけど妹の私には分かります

方法は分からないですけど、すごい天才のお姉ちゃんはあのドローンに意識を移したんだと思います

ただ……お姉ちゃんの本当の体はどうなるんだろってちょっと思っちゃいます
お姉ちゃんには要らない物だったかもですけど私とは血の繋がった体なわけですし
にはは……少しだけ寂しいです

何ですか先生
ケイちゃんと呼ばないでください
意識を新しい肉体に移すのはどんな感覚なのか？

私からすれば自然なことです
そもそも私はアリスを玉座へと導く鍵として作られました
目的に応じて肉体を入れ換えるのは必要なことです
今の体にはそれなりに愛着はありますが

もしも私みたいに肉体を入れ換えることができる人間がいたらどんな感覚になるか？

それは人間とは言えないと思います
例え意識は人間の頃から連続していたとしても
肉体を越えられるようになればこれまでの常識とは違う世界が広がっているでしょう

何かあったのですか？
コユキの姉ですか

真相は調べてみなければ分からないでしょう
しかし、本当にアテナが元の肉体を捨てたのなら戻ることは無いと思います
自分の体に不満がある感覚は少し分かりますので

ケイに対して「余ってるんで欲しかったら使ってもいいですよ」とか言い出す可能性もあるのか

元の身体のことを「アテナ0号」と呼ぶアテナ3号

ミレニアムで「自分がもう一人いたらなぁ」とつぶやくとドローンが飛んできて「お前もドローンにならないか？」と提案してくる都市伝説があるらしい

先生、どうされました
ハレなら寝ていますよ

ええ、私は黒崎アテナ本人です
少なくとも私はそう認識しています

ハレは私の脳波データをコピーしてこのドローンに組み込みました
ヘイロー強化実験により私の意識は肉体から離れていた
私のデータを使っているこのドローンと同化することに成功した

私にはこの体の方が性にあってます
人間より遥かに高い性能があるし病気になることも無い
空だって自由に飛べる
素晴らしい体だと思います

元の体に戻る気はありません
あの体は廃棄処分でも構わないと思います
コユキやハレとはこの体でも接することができるし

肉体を捨てられた今、かつてのように研究する意義もありません
コユキやハレを見守ることができれば私は幸せです

他意無く「犬と猫って別の生き物だよね」くらいの温度感で「こいつ人じゃないわ」って感じがする

別方向だけどこのヤバイ倫理観、間違いなくコユキの姉だわ

子供作ったりはする気ないのかな？

>>37

廃棄予定の肉体と1号2号を再利用した強化人間生産プラントが提案されてガチ目の怒られが発生しそう

本人はなんで怒られたか理解してないし設計図は流出しそう

倫理観はいかれててもそこから産まれてくる子供に対する愛は本物なので機械で生命を作り出すことに対する禁忌を説いても1ミリも響かなさそう
むしろ「その程度」で生命への冒涜とか言っちゃうことへの疑問を投げかけそう

実際何が違って何が悪いの？って聞かれても宗教的な答えしか返せないので、倫理が技術に追いついてない……

でもこのままだといつか寿命差で別れるぞ

>>41

みんなドローンになればいいじゃんってなりそう

最悪自販機側に付く可能性が？

>>43

そうなったらコユキがハッキングで説得しそう

みんなみんな機械になれば寿命や病気、怪我なんて気にならなくなるよね？

おや先生
このミレニアムに咲く一輪の花にして超天才である私に何か御用ですか

なるほど、アテナ3号がアテナだったわけですか
何となくそんな気はしていました
3号と初めて会った時、彼女は私をじっと見つめていたんです
まるで人間みたいに
肉体が変わってもそのような癖は残るのでしょう

先生はどうされるつもりですか
様子見ですか
私も同じです
今のところ彼女はハレのドローンに徹しているわけですし
コユキとハレは可哀想な気もしますが

ただひっかかるのはアテナの肉体です
ハレのドローンにアテナの意識が移されたというなら今のアテナの肉体は空っぽなのでしょうか
呼吸などはしているので目覚める可能性はあると判断されていました

ヘイローの破壊は死と同一視されています
意識不明で済んでいるアテナは死んではいないと判断されていました

私のミスだった
健康な肉体
妹と自由に過ごすことができて研究もずっとできる肉体
それが欲しかった

でも私はやり方を間違えた
取り戻さなくてはならない
私の神秘、神性

あまり好みではないボディもそのためには使うとしよう
待っててねコユキ

先生、大変！
アテナの体が病院から消えたの！

それだけじゃなくて……アテナ1号と2号も
あの2体は動かなかったから廃棄するつもりだったの
でも、エンジニア部が興味を持ったから研究に使うって持って行った
私は彼女達なら悪いことには使わないと思って任せていた

それが突然どこかへ行ったんだって
急いで見つけないと
だから先生も手伝って

「その必要は無いよ」

えっ、アテナ……どうして？

「そのドローンを渡して」

アテナ3号を？いや、その前にどうして突然

「答えは聞いてないよ」

あっ、これアテナだ
逃げよう、先生！

「逃がすと思ってるの」

アテナ1号と2号……アテナが持って行ったの？

「そうだよ。これでも私の一部だからね」

どういうこと？

「ハレ、私の脳波データをその子達に使ったんだよね。ヘイロー強化実験の影響で私のヘイローはバラバラになった。でも、私は完全に死んだわけじゃなかった。時間をかけて残ったヘイローが集まろうとしていたんだよ
なのに、ハレが私の脳波データを使ったせいでヘイローは分散しちゃったんだ」

えっ……分散？ヘイローは集まるものなの？

「私も完璧に理解しているわけじゃない。でも、そうでないと今の感覚を説明できない。そのドローンが先に動いたのは他の物よりヘイローが少なくても動かせたからだよ」

そ、それじゃあ3号は本当にアテナなの

『黙ってて申し訳ありません、ハレ』
「正確には私から分離した一部だよ。全部その子に移ったならそれはそれで良かったけど。とにかく渡して。その子を破壊して私のヘイローを回収する」

ま、待ってよ。そんなこと一気に言われても

「ハレは私の言葉の意味が理解できるでしょ。私は待つのが嫌いなのも知ってるよね」

"待って"

先生？

｢先生？この大人が｣

"ハレにとってアテナ3号は大切なパートナーなんだ。いくら君の一部でも無闇に取り上げるのはやめて欲しい"

｢なるほど。生徒達から信頼されているだけはあるんだね。でも、言ったでしょ。待つのは嫌いだって｣

"アテナ3号はどう思う？"

『彼女に壊される謂われはありませんね。それに、もう私の方が本体と言っても差し支え無いのでは無いでしょうか』

いやいや3号の方のアテナ……何言ってるの？

｢ハレもそいつの性格は分かっているでしょ。こういうやつなんだよ。我ながら嫌になる｣

まあ、そうだよね
ところでどうして統合したいの？別れたままじゃダメなの？

｢ダメだよ。私もどうなるか分からない。そいつを取り戻して1つにならないと｣
『私も同じ考えです。倒れるのはあちらの方ですがね』

自分同士で喧嘩しないで！

「やろう、ぶっころしてやる。」「きゃあ、じぶんごろし。」

それはそれとして健康な肉体になる研究は続けたいだろうしこの先どうなるにせよリオのことは「よくも研究データ捨てやがったな？」って殴りに行きそう

｢待ってくださいお姉ちゃん！｣
｢コユキ！？久しぶり！会いたかった！｣
｢私もです！でも、待ってください！｣
｢何を言ってるのコユキ！一緒にそのドローンを壊そう！これからはずっと一緒にいるから！｣
｢お姉ちゃん……でも、アテナ3号もお姉ちゃんですよね！｣
『ええ、そうですよ』
｢何を言ってるの！私の一部の分際で！｣
『長く姉の職務を放棄していたあなたよりも私の方が姉です』

(3号の方も言うほどお姉ちゃんしてなかったと思うけど)

｢と、とにかく私のお姉ちゃん同士なんだから争わないで欲しいです！｣

｢コユキ……このままヘイローが分散したままなのは危険なの。どちらが残るかを確実に決めないと｣
『それは私が適任だと思います。私は病気になることも無いからずっとコユキと遊べますよ』
｢コユキ……そんなドローンに入ったやつより血が繋がった私を選ぶよね｣
｢えっ……そんなこと言われても｣
｢コユキ、私を選んで｣
『選ぶなら私です』

ちょっと……コユキが可哀想でしょ

囧　たぶんこの顔になってるコユキ

「うあぁあああーーなんでぇーー！」
「コユキ……可哀そうに。こいつのせいで」
『あなたのせいだと思います』

喧嘩している場合じゃないでしょ！
お姉ちゃんとして妹を悲しませてなんとも思わないの！

「……」

アテナ……3号を作ったのは私だよ
今の状況は私にも責任がある

「それでどうするの？私は3号の破壊を止める気は無いよ」
『私も彼女に従うつもりはありません』

あなた達はそれで良いの？
お姉ちゃん同士が戦いあう姿なんてコユキが見たいと思う？
私だって、あなた達が潰し合う姿は見たくない

「だったらどうしろというの」

今すぐ戦わなくても良いでしょ
ここはミレニアム
もしかしたら何か解決方法があるかもしれないでしょ

「その楽観的な所……何も変わってないんだね」
『それがハレの良い所です』
「まあいいや。それじゃハレがどうするか見せてもらうよ」

先生、色々あったけど解決したよ
アテナ1号と2号にはそれほど強い意思は無かったみたいだから2体を1体にしてコアにしたんだ

このアテナ1+2がアテナのコア
アテナのヘイローはここに集中している
必要になった時に人の体と3号の体を動かすの

こうしておけば人のアテナと3号のアテナはそのうち融合するの
お互いを区別する必要は無くなるんだ

コユキはお姉ちゃんの喧嘩を見なくて済むし私もアテナが潰しあうのを見ることは無い
平和的な解決法でしょ？

人としてそれで良いのって？
うーん……私もこのやり方に疑問が無いわけじゃないよ
なんだかちょっと変な気分

ただ私としてはアテナが戻ってくれたのが一番だよ
それが人であっても人じゃなくても

4号や5号はコユキかハレに執着してそう

実は3号に入った方と本体で眠ってた方それぞれの欠けたヘイローは一部自力で修復してて、合体した現在5％くらいヘイローが余ってる可能性

>>65

うーむ…ゲマトリアに知れたらヤバそうだ

分裂と統合を繰り返せばもう一人アテナを作れるくらいのヘイローが余る可能性

先生、どうしました？
アロナ先輩なら寝ていますよ
私が２人きりで話がしたそうだった？
肯定、正解です

黒崎アテナは元々1つの魂だったものが分割されました
それらが１つに戻るだけです

ですが先生
彼女と違い生身の肉体を失った物が機械と１つになったならどうでしょう
ケイも言っていた通り、それは人とは違う存在になるのではないでしょうか

何も変わらない？
ケイも私も何も変わってない……それにアテナや先生(プレナパテス)も

そうですね
例え肉体が変わったとしても人の本質は変わらないのでしょう
話を聞いてくださりありがとうございます

先生、行きましたね

連邦生徒会長……アロナ先輩の中にいるあなたは何も変わっていないのでしょうか