【オリキャラ・⚓️🎲】こんな私でも…ヒーローに…

人は、生まれながらに平等じゃない…

これが齢五歳にして知った社会の現実……

でも………こんな私でも…ヒーローになりたい…

これは、私が…ヒーローになるまでの物語だ

個性：>>5までから🎲

できれば詳細も書いてください

個性　粘着
体表から粘着性の体液を垂れ流す

>>2

>>3

>>4

>>5

dice1d4=4 (4)

安価連続でごめんなさい……

名前：>>10までから🎲

水島　着理

安価漏れた分も採用しますね……こんな私のために参加していただいてありがとうございます…

>>7

>>8

>>9

>>10

>>11

dice1d5=3 (3)

そして…パーソナル情報です……興味はないかもしれませんが……鼻で笑うくらいはできるかも……です…

身体能力 dice1d100=67 (67)

学力 dice1d100=74 (74)

身長 dice1d50=4 (4) +120cm

体型 dice1d100=32 (32) (耳郎←50→八百万)

みずしま……名前の方は読み方キリであっているでしょうか…？よろしければ…教えてください

な…何はともあれ…次は容姿…決めたいと思いますっ…目の色、髪形や髪の色、顔立ちをよろしくお願いします…っ！

容姿：>>16までから🎲

葉隠ちゃんをおさげにした見た目でスレンダー体型

で…では……こんな私の容姿は……

>>14

>>15

>>16

dice1d3=2 (2)

>>17

コテハン外れてました…申し訳ありません……

髪色は……黒髪でいいかな…

目の色は…>14か>16のどっちかで🎲振ります…っ

1.翡翠色

2.薄い灰色

dice1d2=1 (1)

えっと……では…これから私…水島 着理を……よっ…よろしくお願いします…っ！

出身地振るの忘れてました……すみませんほんとに…

出身地：dice1d47=33 (33)

出身は…鳥取県です……ま…まぁ中学1年の秋から…分け合って静岡に一人暮らしなんですけど……
あっ……す…すみません…興味なかったですよね…ごめんなさい……

※一旦中断します…また夜に再開しますので……暇ならでいいので…よければ見てください…

ちゅ…中断の間……！質問とか…振って欲しいこととか……あればでいいので……あれば書いておいてください…っ！

さ…再会しますっ……！私みたいなのが…お待たせして…すみません……

>>25

は…発動型なので……ある程度なら制御はできますっ……

>>26

え…えっと……

dice1d90=29 (29) +10(高いほど最大での粘度が高い)

>>27

き…嫌いなもの……ではないですけど……男の人は…少し苦手で……

す…好きなものは…安価を取りたいと思いますっ…！>>31までのものを全採用いたします……！

……さて…今日は…雄英高校の入学試験……
わ…私みたいなのでも…ヒーローに……なるために…！頑張り…ますっ…！
さ…早速準備しなきゃ……

…………………行ってきます……

〜雄英高校〜

…ここが…試験会場……おっきい…

わ…私なんかが…敷居を跨いでいいのだろうか……

…いや…ここまできた以上…行くしか……ない……！

dice1d40=30 (30) と遭遇(A組→B組の順、推薦組の場合-1)

庄田「君」

ひゃっ…！？す…すみませんすみません…！私みたいなのが通行を妨げてしまって……(…お…男の人……)

庄田「いや、問題ない……君も受験生かい？」

そ…そうです……あ……貴方様もでしょうか…

庄田「その通り、僕は庄田二連撃。お互い頑張ろう」

は……はいぃ……

……お…男の人とお話しした…怖かった……

気を取り直して……まずは筆記試験……頑張らないと……

筆記の成績：dice1d30=21 (21) +70(学力補正)

自己採点で91点……そんなに難しくなくて…よかった…

…で…でも……雄英高校の受験だし……私より点数高い人なんて…いっぱいいるよね……

…次は……実技試験だ……頑張らないと……

プレゼント・マイク『今日は俺のライヴにようこそー！！エヴィバディセイヘイ！！』

………ひえぇ…

マイク『こうつあシヴィー！受験生のリスナー！実技試験の概要をサクッとプレゼンするぜ！！アーユーレディ！？YEAHHHHHH！！』

…緊張……してきた……

マイク『入試要項通り！リスナーにはこの後！10分間の「模擬市街地演習」を行ってもらうぜ！持ち込みは自由！プレゼン後は各自指定の演習会場へ向かってくれよな！O.K.！？』

着理の受験会場：dice1d10=3 (3)

1~9.その他の受験会場

10.デクと同じ

マイク『演習場には仮想敵を三種・多数配置してあり、それぞれの「攻略難易度」に応じてポイントを設けてある！各々なりの個性で仮想敵を行動不能にし、ポイントを稼ぐのが君達の目的だ！！もちろん他人の攻撃等、アンチヒーローな行為はご法度だぜ！？』
……あ…あれ……3種類…？でも……
飯田「質問よろしいでしょうか！？」
はわっ！？…びっくりした……
飯田「プリントには四種の敵が記載されています！誤載であれば日本最高峰たる雄英において恥ずべき痴態！我々受験者は規範となるヒーローのご指導を求めてこの場に座しているのです！ついでにそこの縮毛の君！先程からボソボソと…気が散る！物見遊山のつもりなら、即刻雄英から去りたまえ！」
……ひ…ひぁ……怖い人だ……
マイク『オーケーオーケー受験番号7111くん、ナイスなお便りサンキューな！四種目の敵は0P！そいつは言わばお邪魔虫！スーパーマリオブラザーズやったことあるか！？』
……レトロゲームの……？
マイク『ザッツライト！受験番号5024！』
ひぁっ！？
マイク『あれのドッスンみたいなもんさ！各会場に一体！所狭しと大暴れしている「ギミック」よ！』
き…急に拾われて…びっくりした……
飯田「有難う御座います！失礼致しました！」
マイク『俺からは以上だ！最後にリスナーへ我が校校訓をプレゼントしよう！かの英雄、ナポレオン＝ボナパルトは言った！「真の英雄とは人生の不幸を乗り越えていく者」と！』

マイク『「Plus Ultra」！それでは皆、良い受難を！』

(あの…質問なんですが…右端のこれって障子くんですかね…？)

>>39

(ありがとうございます…！)

……広い……ここが試験会場……

…みんな…緊張しないのかな……すごいな…私なんて…

マイク『ハイスタートー！』

………へ？え？

マイク『どうしたあ！？実戦じゃカウントなんざねえんだよ！走れ走れぇ！賽は投げられてんぞ！？』

え……ええええええ！？

※試験中に起こるイベントを3つ募集

で…出遅れたぁ……挽回しないと…！足から…弱い粘液を出して……移動…！

仮想敵『標的補足！ブッ殺ス！』

来る………避け…ってぇ……！ごめんなさい…！

仮想敵『ジ…ジジ……』

……や…やった……私でも…できた…

───────────

…っやぁ…！……こ…これで…確かdice1d10=6 (6) +20P目……次は…

【THOOOOM！！】

へ！？……あ……これ…0P………大きすぎない……！？…あっ…こっち来──

【BOOOOOOOOOM！！】

………あ……あ…こ…これ……逃げないと……どうすれば……だめだ…頭が…回らない………

《着理…ごめんなさい…》

………なんで…今思い出すんだろう……

《こうするしかなかったの…着理……どうか私たちを──…》

受験生「た…救けて……」

うん…………わかった……

──意識が戻った時、0P敵はその動きを止めていた

否、粘液により止められていた

水島 着理、救助P：dice1d20=13 (13) +40

(本日はここまでです…！)

えっと……ai絵ですが…なんとなくの見た目を……作ってみました…

マイク『終了〜！！！』

………あ…実技試験……終わった……？…疲れた………粘液出しすぎて…体ベタベタする……ひぅっ！？透けっ……はわ……着替え…着替え……

受験生「あ…あのっ…」

ひぃっ…！？あ…えと……わっ私…ですか…？

受験生「………救けてくれて、ありがとう…！」

あっ…いえっ…その………私もいっぱいいっぱいだったので覚えていないというか私みたいなのがお礼を言われるなんて烏滸がましいというか……すっ…すみません！！

受験生「あちょっと！！」

………………ありがとう……か……

dice1d4=2 (2)

？「そこのあなた、ちょっといいかしら」
ひうぅっ！？は…はいぃっ…！

呼び止められて振り返ると、蛙のような見た目をしている女の子が立っていた

えぁ……あの……
「服が濡れているわ。よければこれを使ってちょうだい」
そう言って彼女は私に上着を差し出してくれた
「あの大きなロボ…あなたが止めたの？すごいわね」
え…あ……いや……私なんかが……すごいなんて……それに……0Pの敵ですし……
蛙吹「それでもよ。自己紹介がまだだったわ。私は蛙吹 梅雨よ、よければ梅雨ちゃんと呼んでちょうだい」
えあっ…！？わっ私は水島 着理ですっ…！よろしくお願いします…！
蛙吹「着理ちゃんね。お互い合格しているといいわね。それじゃあ、また会いましょう着理ちゃん」
は……はいいっ…！……………立派な…人だな………

〜1週間後〜

も…もうすぐ……合格発表の通知が……

ふ…不合格だったらどうしよう……あの雄英高校だし…私なんかよりすごい人なんて全然……

【ガコンッ！】

ひぇっ！…あ…郵便…

───────────

………ゆ…雄英からだ…合否通知…だよね……えいっ…！

根津『やぁ！』

わひゃぁっ！？……映像…！？

根津『ネズミなのか熊なのか…その正体は、雄英高校の校長、根津なのさ！受験番号5024番、水島 着理くん！まずは受験お疲れ様さ！では…これから君の合否を伝えさせていただくよ…』

………うぅ…受かってますように……

根津『君は……… 無事合格したのさ！おめでとう！ここが君の、ヒーローアカデミアなのさ！』

…よ……よかったぁ…受かって──…

根津『なんと水島くんは、実技試験1位での合格さ！おめでとう！』

……………え…？

根津『雄英での生活も、実りあるものにしてくれたまえ！では、雄英で待っているよ！』

…………1位…？…私が……？……え……えええええええええええええ！？

ちなみに筆記試験(91点)は…

dice1d10=3 (3) 位

……ど…どうしよう……雄英……受かっちゃった…

ま…まずは…おばあちゃんに連絡して……それから…えっと……

入学まであと1ヶ月くらいだよね……特訓も頑張らないと……

〜そして、登校初日〜

……制服…似合ってるかな……浮いてないかな……

忘れ物ないよね…？……うん……大丈夫……

……私なんかが……行っていいのかな……

…………か…覚悟を決めて……行こう…！

……行ってきます…！

〜雄英高校〜

……えっと……クラスは…1年A組……

最初に出会うクラスメイト：dice1d20=7 (7)

上鳴「よっ！そこの子！」
ひうぁぅあぁっ！？

突然声をかけられ、体が跳ね上がるのを感じた
恐る恐る振り返ると、金髪の男の子がこちらに向かって歩いてくる

…わ…わたっ……私…でしょうか…！？(お…男の人だ……)
上鳴「そうそう！新入生？その制服…ヒーロー科のだよな！」
えぁ……えっと……は…はい…
上鳴「つー事はヒーロー志望か！クラスは？A？B？どっち！？」
ひ…ひうぅ……え…A組…です……

この人…グイグイ来る……多分…1歩退がったら3歩進んでくるタイプだ…

上鳴「同級生か！俺は上鳴 電気！よろしくな！」
……あ…えっと……み…水島……着理ですっ……
上鳴「そんじゃ水島！A組まで一緒に行こうぜ！」
…ひぅう…は…はいぃ………

上鳴「へー！水島一人暮らししてんだ！！」
は…はい……
上鳴「……お、ここかA組！ドアでけー！バリアフリーってやつかな？」
(………クラスメイト…どんな人たちかな……怖い人たちじゃ…ないといいな…)

私がそんなことを思っていると、上鳴さんが勢いよくドアを開けた

上鳴「おーっす！よろしく！！」
爆豪「…あ？」
…ぴぁ……(に…睨まれた…！？……怖い…あの人怖いよぉ…！)
飯田「二人ともおはよう！」
ひゃああっ！？(…に…入試の時の怖い人だ……！……怖い…怖いよぉ…！)
上鳴「ん？どうした水島？」
…ううぅ……

蛙吹「着理ちゃん、大丈夫かしら」
えぁ…？…あっ…！えと…蛙吹さん……！

見覚えのある顔に、少し安堵した…と言っても…少し話しただけだけど…

蛙吹「同じクラスになれて嬉しいわ」
わ……私…も……蛙吹さんと一緒で……嬉しい…ですっ…！
蛙吹「梅雨ちゃんと呼んでくれると嬉しいわ」
あっ…ご…ごめんなさい…！えっと……えっと……

「梅雨ちゃん」と、頭では言えているのだが、なかなか言葉がついてこない
オロオロしていると、蛙吹さんが口を開く

蛙吹「…こちらこそごめんなさい、ゆっくりでいいのよ着理ちゃん」
うぅ……ごめんなさい蛙吹さ───
飯田「机に足をかけるな！雄英の先輩方や机の製作者方に申し訳ないと思わないか！」
爆豪「思わねーよ！てめーどこ中だよ端役が！」
ひうぅっ！？

大声が聞こえた方を見ると、さっきの怖い人たちが言い合っていた……やっぱり怖い人たちだ…

蛙吹「着理ちゃん、大丈夫？顔色が優れないようだけれど…」
だ……大丈夫…です……私なんかが心配させて…ごめんなさい……
蛙吹「私なんか、じゃないわよ。着理ちゃんはもう大切なお友達だもの、お友達を心配するのは当然よ」
あ……蛙吹さん……ありがとうございます……

蛙吹さん……良い人だな……上鳴さんも…私なんかに話しかけてくれたし……ヒーロー科……怖い人ばっかりじゃないのかも…

…あのっ……蛙吹さん…私っ──…
相澤「お友達ごっこしたいなら他所へ行け。ここは…ヒーロー科だぞ」

声のした方を振り返る
教室の前に、寝袋に入った男の人………

……ひぇ……

ヒーロー科って…やっぱり…こわいところかも……

相澤「ハイ、静かになるまで8秒かかりました。時間は有限、君たちは合理性に欠くね」

あ…あの人……先生…なのかな……

相澤「担任の相澤消太だ。よろしくね」
たっ…担任……！？
相澤「早速だが、コレ着てグラウンドに出ろ」
蛙吹「雄英の体操服…？」
な…何が…始まるんでしょうか……

「「個性把握…テストォ！？」」

麗日「入学式は！？ガイダンスは！？」

相澤「ヒーローになるならそんな悠長な行事出る時間ないよ」

ぎ…行事不参加って………他の先生方は混乱するんじゃ…

相澤「雄英は自由な校風が売り文句…そしてそれは、先生側もまた然り」

……？

相澤「ソフトボール投げ、立ち幅とび、50m走、持久走、握力、反復横とび、上体起こし、長座体前屈…中学の頃からやってるだろ？個性禁止の体力テスト。国は未だ画一的な記録を取って平均を作り続けてる。合理的じゃない…まぁ文部科学省の怠慢だよ……そうだな…」

dice1d2=2 (2)

1.爆豪　2.水島

相澤「水島」

ひゃいっ！？

いきなり名前を呼ばれた。何…？何かしちゃった…？

相澤「中学の時、ソフトボール投げ何mだった」

え…えっと……dice1d10=1 (1) +30mくらい……です…っ…

相澤「じゃあ個性を使ってやってみろ」

へぇっ…！？い…今から……！？

相澤「円から出なきゃ何してもいい、早よ」

そう言って相澤先生は私にボールを放った

個性を使ってって…そ…そんな急に……！？ど…どどどどうしよう…

う…ううううぅ……！いちかばちか……粘度の弱い粘液で…勢いをつけて…！

えっ…えいやああああああああっ！！

記録：dice1d3=2 (2)

1.dice1d50=44 (44) +100m

2.dice1d50=15 (15) +200m

3.dice1d50=44 (44) +300m

相澤「まず自分の「最大限」を知る。それがヒーローの素地を形成する合理的手段」
に…にひゃく……
上鳴「215mってマジかよ！」
芦戸「なにこれ！？面白そう！」
瀬呂「個性思いっきり使えるんだ！さすがヒーロー科！」
相澤「…………面白そう…か…ヒーローになる為の三年間、そんな腹づもりで過ごす気でいるのかい？」
……ひっ…
相澤「よし、トータル成績最下位の者は見込み無しと判断し……除籍処分としよう」
………えっ……じょっ…除籍って……！？
相澤「生徒の如何は俺たちの自由…ようこそ、これが…雄英高校ヒーロー科だ」

麗日「最下位除籍って…！入学初日ですよ！？いや、初日じゃなくても…理不尽すぎる！」

相澤「…自然災害…大事故…身勝手な敵たち…いつどこから来るかわからない厄災…日本は理不尽にまみれてる。そういう理不尽を、覆していくのがヒーロー。放課後マックで談笑したかったならお生憎…これから三年間、雄英は全力で君たちに苦難を与え続ける…「Plus Ultra」さ。全力で乗り越えて来い」

ど…どどどどどどうしよう……最下位は除籍……や…やるしか…ない……

──第1種目・50m走

爆豪「…………っし…」

怖い人と一緒になっちゃったよおおおおおお…！

…いや…そんなこと言ってる場合じゃ……入試の時みたいに…足から弱い粘液出して…加速……！

記録：dice1d3=1 (1) +3．dice1d100=59 (59)

『4秒59！』

……はぁ…はぁ……

爆豪(あのチビが入試の実技1位かよ…そうは見えねェが…まあいい……んなことよりデクは…)

『7秒02！』

緑谷「はぁっ……はぁっ……」

──第2種目・握力

……粘液で…無理やりひっつけられないかな……

個性：dice1d50=33 (33)

握力計：dice1d50=30 (30)

(個性の方が高い場合できた。数値カンスト)

………む……むげん…！？

芦戸「握力∞！？どうやったの！？」

ひうっ！？

──第3種目・走り幅跳び

走るのは50m走と同じ要領……飛ぶ時に粘度を調整して…バネみたいにできれば……

dice1d100=47 (47) (40以上で調整失敗、こける)

50以下の場合の記録：dice1d100=47 (47) +100m

走って……ここ……でっ！？……ひぎゅうっ！

上鳴「水島ァ！？」

『1m20』

……う…うえぇ……

──第4種目・反復横跳び

…さっきと同じ……50m走と同じ要領で……

記録：dice1d100=71 (71) +50

──第5種目・ソフトボール投げ

……さっき…やったから……同じ感じで…っ！

え…えいやあああああっ！

dice1d3=2 (2)

1.dice1d50=46 (46) +200

2.dice1d50=15 (15) +250

3.dice1d50=14 (14) +300

…さ…さっきより伸びてる……よ…よかった…
相澤「次、緑谷」
………あ…あの人……さっきから…他の人より記録が……って…私なんかが…そんなこと思っちゃだめだ……私なんかが…
相澤(緑谷…そろそろか……)

緑谷(オールマイト…！お母さん…！……絶対…なるんだ！！)
………あ…あれ…？
相澤「46m」
緑谷「な…今確かに使おうって…」
相澤「個性を消した。つくづくあの入試は…合理性に欠くよ。おまえのような奴も入学出来てしまう」
緑谷「消した…！？…！あのゴーグル…そうか……！抹消ヒーロー、イレイザーヘッド！」
い…イレイザー…ヘッド……？
芦戸「名前だけは見たことある！アングラ系ヒーローだよ！」
相澤「見たとこ…個性を制御できないんだろ？また行動不能になって誰かに救けてもらうつもりだったか？」
緑谷「そっ…そんなつもりじゃ……うっ！？」
相澤「どういうつもりでも、周りはそうせざるをえなくなるって話だ。昔、暑苦しいヒーローが、大災害から1人で千人以上を救い出すという伝説を創った。同じ蛮勇でも…おまえのは一人を救けて木偶の坊になるだけ…緑谷出久、おまえの力じゃヒーローにはなれないよ」
…………………

《着理の夢は何？……私？私はね───…》
……あの人……大丈夫…かな…

青山「彼が心配？僕はね……全っ然」
……ひぁっ！？

相澤先生に何か言われていたみたいだけど…あの人……ずっとぶつぶつ言ってる……大丈夫…なのかな…
……でも…あの人の顔……さっきまでと……

緑谷「SMAAAAAAAAASH！！！」

その声と轟音と共に、ボールは遥か上空へと飛んでいった
風圧が、こっちにまで伝わってくる

緑谷「…先生…！まだ…動けます！」
相澤「こいつ……！」

……あの人は……私とは…違う……そんな気がした

麗日「やっとヒーローらしい記録出したよー！」

飯田「指が腫れ上がっているぞ。入試の件といい…おかしな個性だ…」

青山「スマートじゃないよね」

……すごい…あの人…

爆豪「どーいうことだこらワケを言えデクてめぇ！！」

ひぁあっ！？

爆豪「んぐぇっ！？ぐっ…んだこの布…固っ…！」

相澤「炭素繊維に特殊合金の鋼線を編み込んだ「捕縛武器」だ。ったく…何度も個性使わすなよ……俺はドライアイなんだ」

((個性すごいのにもったいない！！))

相澤「時間がもったいない、次準備しろ」

──第6種目・上体起こし

……自力で…やるしかない…

記録：dice1d50=44 (44) +20回

──第7種目・長座体前屈

こ…これも……自力で……

dice1d3=1 (1)

1.軟体動物

2.そこそこやらかい

3.めちゃくちゃ体固い

──第8種目・持久走

……はぁ……はぁ……粘液…出しすぎて……疲れてきた……

順位：dice1d10=10 (10) ＋10位

ぜぇ…はぁ……

蛙吹「着理ちゃん、大丈夫？」

す…すみ……すみません……

相澤「これで全種目終了…んじゃパパっと結果発表な。トータルは単純に各種目の評点を合計した数だ。口頭で説明すんのは時間の無駄なので一括開示する」

……ここで…最下位だと……

相澤「あ、ちなみに除籍はウソな」

……え？

相澤「君らの最大限を引き出す、合理的虚偽」

ええええええええええええっ！？

トータル順位：dice1d7=7 (7) +3位

八百万「あんなのウソに決まってるじゃない…ちょっと考えればわかりますわ…」

…あの目……本気だと思った……

相澤「これにて終わりだ。教室にカリキュラム等の書類あるから目ぇ通しとけ……緑谷、ばあさんのとこ行って治してもらえ。明日からもっと過酷な試練の目白押しだ」

………はぁ…結果的に除籍なんてなくて…よかった……

dice1d2=1 (1)

1.帰ろうと思ったら…話しかけられた…

2.指怪我してたあの人……大丈夫かな…

…は…早く帰ろう……
芦戸「ねーねー！」
ひゃああああああっ！？あっえっ…は…はいっ…！
芦戸「水島だっけ！私、芦戸三奈！よろしく！！」
あっ……えっと……その……

この人も…多分上鳴さんと同じタイプだ…！

わ…私……えっと…
葉隠「二人とも！何話してるのー？」
ひぁああっ！…あ…えっと…
芦戸「ん…水島、緊張してる？大丈夫？」
は…はひ……だっ…大丈夫…です……
葉隠「あ…せっかくだからさ、三人で帰らない？」
へ…？
芦戸「さんせー！」

下校中の会話内容、↓2つ

……ま…眩しい…
芦戸「そういや水島って握力∞出してたじゃん？どうやったのアレ！」
はいっ…！あっえっと…あれは……個性使って…こう……
葉隠「水島ちゃんの個性ってなんなの？50m走で高速で移動してたりしたけど…」
えっと…個性は……「粘着」で…体表から……粘着性の体液を出す個性…です……
芦戸「高速移動してたのはどういう原理？あとボール投げでめちゃくちゃ投げてたやつ！」
あ…あれは……液体の粘度はある程度操作できるので…50mは…こう…滑る感じで……行って……ボール投げは…その要領で…
芦戸「私の「酸」みたいな感じかな…？」

葉隠「粘液…粘液か……」
芦戸「ん…どしたの葉隠？」
葉隠「いや…水島ちゃん肌綺麗な気がして…」
ひあっ…！？そ…そんなこと…
芦戸「あー、言われてみれば！水島！もうちょっとよく見せて！」
あえっ…！？ま…待っ……

暴れたはずみで普段は前髪で隠れている目が見える

芦戸「……かっ…」
………か…？
葉隠「かわいいー！」
かわっ…！？い…いや…そんな……ことは…
芦戸「かわいいよ水島！すっごいかわいい！お肌もなんかモチモチしてる！」
…か…かわいい……かわ…いい……ふへ…ふへへ…
葉隠「あ、もう駅着いちゃった。話してたらあっという間だねー！」
わ…私は家…すぐそこなので……
芦戸「そっか！じゃあまた明日ねー！」
葉隠「ばいばーい！」
は……はいっ…！……ふ…ふひ…ふへへ…

〜翌日・午前〜

マイク『んじゃ次の英文のうち間違っているのは？おらエヴィバディヘンズアップ盛り上がれー！』

切島(普通だ)瀬呂(普通だ)爆豪(くそつまんね)

(関係詞の場所が違うから…4番…！)

〜昼〜

ランチラッシュ「白米に落ち着くよね！最終的に！」

………お米…おいしい…

〜午後〜

オールマイト「わーたーしーがー！普通にドアから来た！！」

…お…オールマイト……本物だ…すごい…

尾白「画風違いすぎて鳥肌が……」

オールマイト「ヒーロー基礎学！ヒーローの素地を作るため、様々な訓練を行う科目だ！単位数も最も多いぞ！早速だが今日はコレ！「戦闘訓練」！」

戦闘…訓練……

オールマイト「そしてそいつに伴って…こちら！入学前に出してもらった個性届と、要望に沿ってあつらえた…コスチューム！！」

「「おお！！」」

オールマイト「着替えたら順次グラウンド・βに集まるんだ！」

私のコスチュームを…作ります…

コスチュームの特徴を…できれば3つ以上…お願いします…

他作品のキャラみたいに…みたいなのがある場合は…できれば画像も…お願いします…

>>97までから🎲

粘液を出しやすいように肌の露出面積が大きい競泳水着をベースにした形

……ね…粘液…出しやすいようにとは要望だしたけど……露出…多くない…？
葉隠「水島ちゃんどんな感じー？」
ひゃわあっ！？…って…は…葉隠さん…！？そのコスチューム……大丈夫…なんですか…！？

オールマイト「格好から入るってのも大切な事だぜ少年少女！自覚するのだ！今日から自分は…ヒーローなんだと！さあ！始めようか、有精卵共！！」
……うぅ……結構…恥ずかしいかも……
峰田「ヒーロー科最高」

飯田「先生！ここは入試の演習場ですが、また市街地演習を行うのでしょうか！？」
…あのアーマー……メガネの人だったんだ…
オールマイト「いいや！もう二歩先に踏み込む！屋内での対人戦闘訓練さ！敵退治は主に屋外で見られるが、統計で言えば屋内の方が凶悪敵出現率は高いんだ。監禁・軟禁・裏商売…このヒーロー飽和社会、真に賢しい敵は屋内に潜む！君らにはこれから「敵組」と「ヒーロー組」に分かれて、2対2の屋内戦を行ってもらう！」
蛙吹「基礎訓練もなしに？」
オールマイト「その基礎を知る為の実践さ！ただし、今度はぶっ壊せばオッケーなロボじゃないのがミソだ！」
八百万「勝敗のシステムはどうなります？」
爆豪「ブッ飛ばしてもいいんスか…」
麗日「また相澤先生みたいな除籍とかあるんですか…？」
飯田「分かれるとは、どのような分かれ方をすればよろしいですか！」
青山「このマントヤバくない？」
オールマイト「んんん〜…聖徳太子ィィ！」

オールマイト「いいかい！？状況設定は「敵」がアジトに「核兵器」を隠していて…ヒーローはそれを処理しようとしている！」

((設定アメリカンだな！！))

…カンペだ……

オールマイト「「ヒーロー」は制限時間内に「敵」を捕まえるか「核兵器」を回収する事、「敵」は制限時間まで「核兵器」を守るか「ヒーロー」を捕まえる事…コンビ及び対戦相手は…くじだ！」

飯田「適当なのですか！？」

緑谷「プロは他事務所のヒーローと急造チームアップすることが多いし…そういうことじやないかな…」

飯田「そうか…！先を見据えた計らい…失礼いたしました！」

オールマイト「いいよ！早くやろ！！」

切島「あれ……つっても21人…2人1組だと一人余らね？」

オールマイト「そういう事ならご安心を！今から引く番号の人は1人で戦ってもらう！不利だが勝てば経験はデカいぜ！…はいこれ！」

……15番…

轟「……俺か…」

それじゃ、轟少年以外はくじを引いてくれ！！

ペア：dice1d20=13 (13) (轟の場合+1)

瀬呂「Jチーム、あんただよな？よろしくな！」

は…はい……

オールマイト「続いて最初の対戦相手は…こいつらだ！」

対戦相手：dice2d20=1 13 (14)

(緑谷、麗日、瀬呂の場合+1・爆豪、飯田の場合-1・左が轟の場合は轟と)

振り忘れてた。どっちdice1d2=1 (1)

1.ヒーロー

2.敵

オールマイト「Jコンビが「ヒーロー」！Eコンビが「敵」だ！」
…私たちは……ヒーロー…
青山「ウィ☆頑張ろうね☆」
常闇「ああ…」

(本日はここまでです…！)

AIの都合上…ほんとの競泳水着になっちゃったけど……こ…こんな…感じです…っ
後ろに…誰かいるのは……気にしないでください…

オールマイト「敵チームは先に入ってセッティングを！5分後にヒーローチームが潜入でスタートする。他の皆はモニターで観察するぞ！青山少年、常闇少年は敵の思考をよく学ぶように！」

常闇「御意」

オールマイト「これはほぼ実践！ケガを恐れず思いっきりな！度が過ぎたら中断するけど……」

…………………………

瀬呂「…水島…大丈夫か？」

ひぁっ…だ…大丈夫です……すみません…私なんかが心配かけて…

瀬呂「ま、やる以上は勝とうぜ！とりあえず個性教えてくれよ！」

え…えっと……個性は…「粘着」で…粘液を……体から出す個性です……瀬呂さんは…

瀬呂「俺の個性は「テープ」だ。肘からテープを射出する個性！さて…作戦どうする？」

……えっと…奇襲をかけて…制圧って……感じで……

瀬呂「っと、そろそろ5分だな。行くぜ水島！」

は…はいっ……！

ヒーローチーム

水島：dice1d100=56 (56)

瀬呂：dice1d100=46 (46)

敵チーム

青山：dice1d100=85 (85)

常闇：dice1d100=39 (39)

(ヒーローチームの合計が高ければ奇襲成功)

……慎重に…

常闇「黒影！」『アイヨ！』

急に黒い影が現れて瀬呂くんを壁に叩きつける

瀬呂「おわっ…！これって…常闇の！？」

瀬呂さん…！？

青山「みっけ☆」

ば…バレた…！

瀬呂「しゃーねえ…早いとことっ捕まえんぞ！」

わ…私は……

dice1d2=1 (1)

1.青山さんを…

2.常闇さんを…

せ…瀬呂さん…！…常闇さんは……お願い…します…っ！

瀬呂「おう！そっちも気をつけろよ！！」

青山「ウィ☆僕の活躍、見せるよ☆」

常闇「くっ…」(やはり青山とは少し相性が悪いか…)

dice1d2=1 (1)

1.避け続けて…隙を狙う…

2.早めに…粘液で拘束…

青山さんの個性は…確か…1秒以上射出すると……お腹を壊すって言ってた…

撃たせ続けて…隙を突ければ……

青山「倒させてもらうよ☆」

dice1d10=5 (5)

1~3.失敗

4~10.成功

はっ……やぁっ……とぉっ……！
青山「し…しつこい…☆」
常闇「くっ…青山！少し個性を抑えてくれ…！」『ヒャンッ…！』
青山「うっ……お腹が…」
い…今…！…えいやぁっ！
青山「あうんっ！」
常闇「青山！？…ぐぅっ！？」
私が粘液で青山さんを抑え込み、それに怯んだ常闇さんを、瀬呂さんがテープでぐるぐる巻きにした。動けない二人に、確保証明のテープを巻き付ける
常闇「くっ…不覚……」
オールマイト『ヒーローチーム…WIIIIIIIIIIN！！』
瀬呂「やったな！水島！……ん？水島？」
………ちょっと…粘液…出しすぎたかも…きゅう…
瀬呂「水島ァ！？」

…………ここ…保健室……？

リカバリーガール「目が覚めたかい」

わひゃっ…！？あ……えと…

リカバリーガール「私は看護教諭のリカバリーガールだよ。あんた、脱水で倒れたんだよ。気ぃつけなね」

は…はい……ご迷惑…おかけいたしました……

辺りを見回すと、隣のベッドでは緑髪の男の人が眠っていた。酷い怪我を負って

リカバリーガール「ほら、ハリボー食べてさっさとお帰り」

あ…あの……あの人は…大丈夫なんでしょうか…？

リカバリーガール「そっちの子もじきに起きるよ。ほら行った行った」

は…はい……ありがとう…ございました…！

dice1d100=15 (15) (90以上で…)

……荷物荷物……

着替えて荷物を取りにA組の扉を開けると、芦戸さんが飛び込んできた

芦戸「水島起きたー！？」

ひゃうああっ！？あ…芦戸さん…！？

切島「お、水島！今日の戦闘訓練よかったぜ！あの動き！」

ひゃっ…ひゃうあぅあ……ありがとう…ござぃます…

一瞬のうちに取り囲まれる。荷物…取りに来ただけなのに…

切島「今皆で訓練の反省会してたんだ！一緒にやるか！？」

あ……わっ…私……荷物取りにきた…だけでして…

蛙吹「切島ちゃん、少し離れてあげて」

あたふたしていると、私の後ろから緑谷さんが現れた

切島「お！緑谷も来た！おつかれ！」

緑谷さんを見た皆の興味は、途端に緑谷さんに寄せられる……あの人の時…そんなにすごかったのかな……ま…まぁいいや……今のうちに帰ろう……

dice1d100=73 (73) (90以上で…)

〜翌日〜
……な……なんか……取材陣が…たくさんいる……
こ…こっそりいこう…こっそり……
記者「すみません！」
はぅわっ！？
記者「オールマイトが教師に就任した件について…どう思っていますか！？」
うぁ…えっと……し…失礼しますっ！
記者「あ、ちょっと待っ────うわあああああ何だあ！？」
記者さんが校門を通ろうとした瞬間、バリケードが瞬時に作動した
ゆ…雄英バリアー…あってよかった………

〜A組教室〜
相澤「昨日の戦闘訓練お疲れ。Vと成績見させてもらった…爆豪、おまえもうガキみてえなマネするな。能力あるんだから」
爆豪「……わかってる」
相澤「で、緑谷はまた腕ブッ壊して一件落着か。個性の制御…いつまでも「出来ないから仕方ない」じゃ通させねえぞ」
ひうっ…！……間に挟まれてるからこわいぃ…
相澤「さて、HRの本題だ…急で悪いが今日は君らに……学級委員長を決めてもらう」
「「学校っぽいの来たーーーー！！」」

切島「委員長！やりたいですソレ俺！」

耳郎「ウチもやりたいス」

峰田「オイラのマニフェストは女子全員膝上30cm！」

青山「ボクの為にあるヤツ☆」

芦戸「リーダー！やるやるー！」

瀬呂「ん……水島はいいのか？」

手を挙げていない私に気づいて、瀬呂さんが声をかけてきた

……い…いえ……私みたいな矮小なのが…統率なんて…

瀬呂「矮小て」

飯田「静粛にしたまえ！多を牽引する責任重大な仕事だぞ…！「やりたい者」がやれるモノではないだろう！周囲からの信頼あってこそ務まる聖務…！民主主義に則り、真のリーダーを皆で決めるというのなら…これは投票で決めるべき議案！」

飯田さんはそう言いながら……高々と右腕を挙げている

上鳴「そびえ立ってんじゃねーか！何故発案した！」

蛙吹「日も浅いのに信頼もクソもないわ、飯田ちゃん」

切島「そんなん皆自分に入れらぁ！」

飯田「だからこそここで複数票を獲った者こそが真にふさわしい人間ということにならないか！？どうでしょうか先生！」

相澤「時間内に決めりゃ何でも良いよ」

……私が…投票するのは…

dice1d4=1 (1)

1,2.蛙吹

3,4.緑谷

緑谷「僕三票ー！？」

爆豪「なんでデクに…！誰が…！」

飯田「0票…わかってはいた！さすがに聖職といったところか…！」

……飯田さん…他に入れたんだ……

砂藤「おまえもやりたがってたのに…何がしたいんだ飯田…」

上鳴「つか蛙吹と八百万が2票で同率だが…」

蛙吹「仕方ないわね、じゃんけんで決めましょうか」

相澤「じゃあ委員長緑谷、副委員長八百万だ」

緑谷「ママママジでマジでか…！」

………緑谷さん…やっぱり…すごいな……

昼食は…dice1d3=2 (2)

1,2.芦戸さんたちと食べる

3.1人で食べる

芦戸「水島ー！」
ひゃうわっ…！あ…芦戸さん……
葉隠「ご飯一緒に食べよー！」
…あぅ………は…はい……

〜食堂〜
芦戸「人多いねー！」
葉隠「ヒーロー科の他にサポート科や経営科の生徒も一堂に会するからね！」
芦戸「何食べる？……ん、水島大丈夫？」
ひ…人がたくさん……し…失礼しますっ…！
葉隠「どーどー大丈夫！大丈夫だからねー！」

…………お米…美味しい…
芦戸「ね！そーいえばさ、水島」
は…はい……なんでしょうか…
芦戸「水島って、あんまり話すの得意じゃないの？」
………は………はい……
芦戸「んー…でもヒーローって、沢山の人の前で活躍するものだと思うけど…水島はなんでヒーローなりたいって思ったの？」
そ………それは…………

【ウゥ〜ーーーー！】

私の声は、サイレンの後にかき消された

『セキュリティ3が突破されました。生徒の皆さんは速やかに屋外へ避難してください』

セ…セキュリティ…突破…！？

葉隠「ヤバイよ2人とも！すぐに逃げ──きゃぁっ！？」

葉隠さんが人に飲まれ、流されていく

芦戸「葉隠！！…水島！こっちだよ！」

は…はいっ…！………いったい何が……って…あれ…朝の取材陣…？

芦戸「マスコミー！？どわぁっ！？」

窓の外に気を取られていると、今度は芦戸さんが人混みの中に消えていってしまった

…ど…どど……どうしよう……なにか…私にできることは………

dice1d10=6 (6) (10で…)

私が迷っていると、頭上に何かが飛んでいく

あれは……飯田さん…！？

飯田「ふっ！」

飯田さん…出口の上に捕まってなにを…

飯田「皆さん…大丈ー夫！」

………飯田さん…

飯田「ただのマスコミです！なにもパニックになることはありません、大丈ー夫！ここは雄英！最高峰の人間に相応しい行動をとりましょう！」

芦戸「た…助かったぁ…」

葉隠「ほんと酷い目にあったよ…水島ちゃん、大丈夫？」

は…はい………飯田さん…すごいなぁ…

それにしても……どうやって…雄英バリアーを…

dice1d5=3 (3) (5で…)

芦戸「水島ー？行くよー！」
は…はいっ…！…………まぁ…いいか…

〜A組教室〜
八百万「ホラ委員長、始めて」
緑谷「でっでは…他の委員決めを執り行って参ります！………けどその前にいいですか！……委員長は、やっぱり飯田くんが良いと…思います！」
飯田「…！？」
緑谷「あんな風にかっこよく人をまとめられるんだ。僕は…飯田くんがやるのが正しいと思うよ！」
切島「良いんじゃね！飯田食堂で超活躍してたし！」
上鳴「非常口の標識みてえになってたよな」
相澤「何でもいいから早く進めろ…時間がもったいない」
ひぃっ…！
飯田「…委員長の指名ならば仕方あるまい！」
切島「任せたぜ非常口！」
上鳴「非常口飯田！しっかりやれよー！」

(今日の夜は…できませんので…本日はここまでです…)

最後におまけで…色々振っていきます…

料理スキル：dice1d100=45 (45)

歌唱力：dice1d100=20 (20)

(その他に…振ってほしいものがあれば……あればでいいので…)

>>125

は…はい……

あ…あくまで体液…ですので……

>>127

できなくはない……と……思います……多分…

>>130

ダンス：dice1d70=51 (51) +30(身体能力補正+音楽逆補正)

>>133

1「八百万のコスチュームも似た感じなので、同じような反応なんじゃないですかね。身長とスタイルは天と地ですが」

〜翌日〜

相澤「今日のヒーロー基礎学だが…俺とオールマイト、そしてもう一人の3人体制で見ることになった」

………なった…？特例なのかな……

瀬呂「ハーイ！なにするんですか！？」

相澤「災害水難なんでもござれ、人命救助訓練だ！」

上鳴「レスキュー…今回も大変そうだな…」

芦戸「ねー！」

切島「パカおめー、これこそヒーローの本分だぜ！？鳴るぜ！腕が！」

蛙吹「水難なら私の独壇場、ケロケロ」

相澤「おい、まだ途中」

ひっ……

相澤「今回コスチュームの着用は各自の判断で構わない。中には活動を限定するコスチュームもあるだろうからな。訓練場は少し離れた場所にあるからバスに乗っていく。以上、準備開始」

…救助訓練…が……頑張ろう…

………ん…緑谷さん……体操服なんですね…

麗日「ほんとだー！デクくん、コスチュームは？」

緑谷「戦闘訓練でボロボロになっちゃったから…修復をサポート会社がしてくれるらしくてね、それ待ちなんだ」

…そ……そんなに…激しい戦闘だったんですね…

麗日「そういえば水島ちゃんは見てなかったんだったねー！デクくんすごかったんだよ！」

ひゅぇっ…そ……そうなんですね……すごいです……緑谷さん…

飯田「バスの席順でスムーズにいくよう番号順に二列で並ぼう！」

緑谷「飯田くん、フルスロットル…！」

隣はdice1d20=15 (15)

飯田「こういうタイプだった！くそう！」
芦戸「イミなかったなー」

………角……角の席…
轟「水島、隣いいか」
はぅあぁっ！？とっ…轟さん…！？…わっ…私なんかの隣でいいんですか…！？
轟「あぁ」
ひ…ひぅっ…男の人が隣に……

USJに着くまでに話すこと、2つ

轟「……………」
………………

む…無言は辛い……喋るのは苦手だけど…隣に知ってる人がいるのに無言なのは……微妙な空気になるの…辛い……ここは……勇気を出して……っ！

轟「なぁ水島」
は…はひゃうっ！……なっ…なななななんでしょうか…！？
轟「水島の個性って、どんな感じなんだ？」
こ……個性…？
轟「他の奴らが個性の話してたから、気になった」
え…えっと…私の個性は……「粘着」で… 粘着性の体液を出す…個性…です……こっ…こんな感じで…
轟「…凍ったりすんのか？」
あっ…えと……あくまで体液ですので……おそらく…
緑谷「水島さんの個性もすごいよね！人命救助や敵の捕獲・制圧にすごく役立ちそう！」
……そ…そう…ですか……？ふ…ふへ…ふへへへ……
緑谷「個性把握テストや対人戦闘訓練で見せた高速移動を見るに、粘液の粘度は自在に操れるのかな…足場を作ったり…纏わせれば防御技としても使えるかも…他の皆の個性ももっと詳しく知れる機会がこれからたくさん…ﾌﾞﾂﾌﾞﾂ…」
…み…緑谷さん……？

峰田「しかしよ…水島すっげえなそのコス！」
ひぅうっ！？

前の席に座っていた峰田さんが、席から乗り出して話しかけてきた

峰田「スタイルでいうなら八百万とかもすっげえけどよぉ…水島のはなんか際どいっつーか…特に下とか──…」
あ……うぁ……や……やぁあっ！
峰田「ぶはっ！？」
勢い余って最大粘度の粘液を浴びせてしまった
上鳴「峰田！？どうした！？」

………はぁ…
轟「……確かに…近接戦闘とか、大変なんじゃねえか？」
…は…話が続いてしまった……
だ…大丈夫です……み…緑谷さんがさっき言ってたみたいに…粘液で防御とかも……できる…と思いますし……とっ…とにかく…コスチュームのことは……あまり……
轟「そうか、悪かった」

相澤「もう着くぞ、静かにしてろ」
ひぃっ…！
「「ハイ！！」」

〜USJ〜
…ひ……広い…
上鳴「USJかよ！？」
13号「水難事故、土砂災害、火事…etc.あらゆる事故や災害を想定し、僕が作った演習場です。その名も…「ウソの災害や事故ルーム」！略してUSJ！」
……USJ…だった…
緑谷「スペースヒーロー「13号」だ！災害救助で目覚ましい活躍をしてる紳士的なヒーロー…！」
麗日「わー！私好きなの！13号！」
………あれ……オールマイトは…？
緑谷「え？…ほんとだ…いないね……」
相澤「仕方ない、始めるか」
13号「えー…始める前にお小言を一つ二つ…三つ…四つ…」
((増える…))
13号「皆さんご存知だとは思いますが、僕の個性は「ブラックホール」…どんなものでも吸い込んでチリにしてしまいます」
緑谷「その個性でどんな災害からも人を救い上げるんですよね！」
13号「ええ…しかし、簡単に人を殺せる力です。みんなの中にもそういう個性がいるでしょう。超人社会は個性の使用を資格制にし厳しく規制することで、一見成り立っているようには見えます。しかし、一歩間違えれば容易に人を殺せる「いきすぎた個性」を個々が持っていることを忘れないでください」
…………………

《来るな……近寄るな…着理！お前は……お前はっ──…》
…………………

13号「相澤さんの体力テストで自身の力が秘めている可能性を知り、オールマイトの対人戦闘で、それを人に向ける危うさを体験したかと思います。この授業では…心機一転！人命の為に個性をどう活用するかを学んでいきましょう！君たちの力は人を傷つける為にあるのではない。救ける為にあるのだと心得て帰って下さいな。以上！ご清聴ありがとうございました！」
……13号先生…かっこいいな…
麗日「ステキー！」
飯田「ブラボー！ブラーボー！！」
相澤「そんじゃあまずは……ん？」
…何…あれ……モヤ…？
相澤「一かたまりになって動くな！13号！生徒を守れ！」
切島「何だアリャ！？また入試ん時みたいなもう始まってんぞパターン？」
相澤「動くな！あれは……敵だ！」
え……敵…？

黒霧「13号に…イレイザーヘッドですか…先日頂いた教師側のカリキュラムでは、オールマイトがここにいるはずなのですが…」
相澤「やはり先日のはクソ共の仕業だったか…」
死柄木「どこだよ…せっかくこんなに大衆引き連れてきたのにさ…オールマイト…平和の象徴いないなんて……子供を殺せば来るのかな？」
…ひっ…！？

上鳴「敵ンン！？バカだろ！？ヒーローの学校に入り込んでくるなんてアホすぎるぞ！」
八百万「先生！侵入者用センサーは！」
13号「もちろんありますが…！」
轟「現れたのはここだけか学校全体か…何にせよセンサーが反応しねぇなら、向こうにそういうこと出来る個性がいるってことだな…校舎と離れた隔離空間、そこに少人数が入る時間割……バカだがアホじゃねぇ。これは…何らかの目的があって、用意周到に画策された奇襲だ」
ヴィ…敵が……あんなに……ど…どど…どうすれば……
相澤「13号避難開始！学校に電話試せ！センサーの対策も頭にある敵だ。電波系の個性が妨害している可能性もある。上鳴、おまえも個性で連絡試せ」
上鳴「っス！」
あ…相澤先生は……！？
緑谷「まさか、一人で戦うんですか！？あの数じゃいくら個性を削っていっても！…イレイザーヘッドの基本スタイルは敵の個性を消してからの捕縛だ！正面戦闘は…」
相澤「一芸だけじゃヒーローは務まらん。13号！任せたぞ！」
そう言って相澤先生は広場に降り、敵を次々と薙ぎ倒して行く
緑谷「すごい…！多対一こそが先生の得意分野だったんだ！」
み…緑谷さん…！早く逃げ──…
黒霧「させませんよ」
ひぅっ！？…こ…このモヤ……さっきの…！？

黒霧「初めまして、我々は敵連合。僭越ながら…この度、ヒーローの巣窟雄英高校に入らせて頂いたのは…平和の象徴、オールマイトに、息絶えて頂きたいと思ってのことでして」

……え…オール…マイトを…？

黒霧「本来ならばここにオールマイトがいらっしゃるハズ…ですが、何か変更があったのでしょうか？まぁ…それとは関係なく…私の役目はこれ」

dice1d10=9 (9) (10で…)

【SKLIT！】【BOOOOM！】

咄嗟に切島さんと爆豪さんが、黒いモヤに攻撃を与える

切島「その前に俺たちにやられることは考えてなかったか！？」

しかし、黒いモヤは少し揺らいだ程度で、全く効いている様子がなかった

黒霧「危ない危ない…そう…生徒といえど優秀な金の卵……」

13号「ダメだ！どきなさい二人とも！」

黒霧「散らして、嬲り、殺.す」

ひっ……！？

一瞬にして、視界が暗闇に覆われる。次にその暗闇が晴れた時、目の前に広がるのは……

す…水難…！？

dice1d3=1 (1) (一応身体能力補正)

1,2.泳げる

3.カナヅチ

ごばっ……！…わ…ワープ…！？…とにかく…一旦…水面に……
峰田「ごぼぼぼぼぼぼ…」
み…峰田さん…！？…だ…大丈夫ですか…！？

峰田さんを担えて、急いで地上へと向かう
水面に出ると、一隻の船が見えた

ひ…ひとまずあれに……
峰田「……う…うぅ……少しだけだが…おっぱ──…」
ひゃわぁあああああっ！？
峰田「がああっ！？」
私が投げた峰田さんが、甲板に叩きつけられた
緑谷「峰田くん！？」
蛙吹「着理ちゃんもいるわ。一緒に登りましょ」
はぁっ…はあっ……
緑谷「水島さん、峰田くん、大丈夫だった！？…蛙吹さんも、助けてくれてありがとう」
ありがとう…ございます……蛙吹さん…
蛙吹「梅雨ちゃんと呼んで。しかし大変なことになったわね…」

……あ…あんなにたくさんの敵が…侵入してくるなんて…

緑谷「カリキュラムが割れてた…！単純に考えれば先日のマスコミ乱入は情報を得る為に奴らが仕組んだってことだ。轟くんが言ったように…虎視眈々と…準備を進めてたんだ… ！」

峰田「で…でもよでもよ！オールマイトを殺.すなんて出来っこねえさ！オールマイトが来たらあんな奴らケチョンケチョンだぜ！」

蛙吹「峰田ちゃん……殺せる算段が整ってるから、連中こんな無茶してるんじゃないの？」

……そ…その算段がある人たちが…私たちを…嬲り殺.すって……

蛙吹「オールマイトが来るまで持ちこたえられるのかしら？オールマイトが来たとして…無事に済むのかしら…」

峰田「…み…みみみ緑谷ァ！んだよあいつらああ！」

その時、水面から敵が姿を現した

数は…dice1d50=15 (15) ＋30

見渡しただけでも、40人は超えていた
峰田「大漁だあああーーー！！」
緑谷「奴らにオールマイトを倒す算段がある…多分…その通りだ…それ以外考えられない…！なんで殺したいんだ？……いや…ていうか…今、理由なんて……理由なんて…」
…み……緑谷…さん…？
緑谷「奴らに…オールマイトを倒す術があるんなら…！僕らが今すべき事は……！戦って…阻止する事！」
戦って……勝つ…！？
峰田「何が戦うだよバカかよぉ！オールマイトをブッ倒せるかもしれねー奴らなんだろ！？矛盾が生じてんぞ緑谷！雄英ヒーローが救けに来てくれるまでおとなしくが得策に決まってらい！！」
緑谷「峰田くん…下の連中…明らかに水中戦を想定してるよね」
峰田「ムシかよー！」
…え…えっと……この施設の設計を…把握した上で…人員を集めたってこと…ですか…？
緑谷「そう！そこまで情報を仕入れておいて、周到に準備してくる連中にしちゃおかしな点がある…この水難ゾーンに、蛙すっ…つっ梅雨っ…ちゃんが、移動させられてるって点！」
蛙吹「……自分のペースでいいのよ」
緑谷「あ、そうなの…？」
峰田「だから何なんだよー！？」
緑谷「だからつまり！生徒の個性はわかってないんじゃない？」
蛙吹「…たしかに…「蛙」の私を知ってたら…あっちの火災ゾーンにでも放り込むわね」
個性が…割れていないからこそ……分断して…数で攻める作戦…
緑谷「そう…勝利の鍵は一つ！僕らの個性が相手にとって未知であること！敵は船に上がろうとしてこない！これが仮説を裏付けてる！…だから…みんなの個性を共有しよう！」

え…えっと……私の個性は……粘性の体液を出す個性で…粘度は…ある程度操作できます……
峰田「体液…！」
つ…使いすぎると…脱水になるみたいで…だ…だいたいこんな感じ…ですっ…
蛙吹「私は跳躍と…壁に張り付けるのと、下を伸ばせるわ。最長で20m程。あとは胃袋を外に出して洗ったり、毒性の粘液…といっても多少ピリッとする程度のを…分泌できる」
峰田「分…泌…！」
蛙吹「後半二つはほぼ役に立たないし、忘れていいかも」
緑谷「薄々思ってたけど…二人とも強いね…僕は…超パワー、だけど…使った先からバッキバキになる…もろ刃の剣的な…アレです」
……み…峰田さんは…

私たちが視線を向けると、峰田さんはおもむろに頭の丸いのをもいで、船に引っ付けた

峰田「超くっつく。体調によっちゃ一日経ってもくっついたまま。モギったそばから生えてくるけど、モギりすぎると血が出る。オイラ自身にはくっつかずにブニブニ跳ねる」
………　緑谷「……」蛙吹「……」
峰田「……あ…あぁ…だから言ってんだろ！おとなしく救けを待とうってよお！オイラの個性はバリバリ戦闘に不向きなあああああああ！」
緑谷「ちっ…違うってば！すごい個性だから活用法を考えて──…」
突如、船が真っ二つに割れる
敵「じれったいだけだ。ちゃっちゃと終わらそう」
蛙吹「なんて力…！船が割れたわ！」
峰田「ううう……うわああああああ！！うわああああ！！」
半狂乱になりながら、峰田さんが頭の玉を水面に投げつける
緑谷「ヤケはダメだ！ああなんてことを…敵に個性が！…！いや…警戒して触らない！？」
……で…でも…もう船が…！

敵「船が沈むまで1分もかからねえ…水中に入りゃ100%俺らの勝ちだ」
峰田「ひああああ！確かにいいいいい！」
蛙吹「峰田ちゃん、本当にヒーロー志望で雄英来たの？」
峰田「うっせー！怖くないほうがおかしいだろーがよ！ついこないだまで中学生だったんだぞ！！入学してすぐ殺されそうになるなんて誰が思うかよ！あああせめて八百万のヤオヨロッパイに触れてからあああ！」
………雄英に入れたのは…嬉しいけど……やっぱり…私には……
緑谷「「敵が勝利を確信した時が大きなチャンス」…昔、情熱大陸でオールマイトが言ってたよ」
…………！緑谷さん……震えて……
緑谷「勝つには…これしかない！」

そういうと、緑谷さんは敵に向かって飛び込んでいった……勝つ…為に…
《着理……どうか私たちを──…》

蛙吹「峰田ちゃん、着理ちゃん、行くわよ」
……蛙吹さん…峰田さん…！
蛙吹「…着理ちゃん？」
ど…どちらでもいいです…！…「救けて」って……そう…言ってください…！
蛙吹「……着理ちゃん、私たちを…救けてちょうだい」
……………うん…！

私は、緑谷さんに続いて、敵に向かって飛び出した

緑谷「卵が…爆発しないイメージ…！」
峰田(緑谷…水島……震えながら…！オイラと同じくせに！怖いくせに！何で…何で！)
緑谷「「DELAWARE…SMASH」！！」

緑谷さんが、水面に向かって衝撃波を放つ。やろうとしている事はわかった
なら、私のすべき事は……！

緑谷「っそっ…！…梅雨ちゃん！峰田くん！水島さん！」
峰田(ちくしょう…なんだ緑谷！おめええ！かっけえことばっかしやがって！)「うわあああ！オイラだってえええええ！」

峰田さんの投擲に合わせて、粘液を放つ。船の周囲を覆い尽くすほどの粘液が、上空から降り注いだ

蛙吹「あれは…！」(入試の…0Pを止めた時と同じ……)

蛙吹さんが、舌で緑谷さんと私を回収する。敵は、峰田さんの「もぎもぎ」と私の粘液によって、身動きが取れなくなっていた

緑谷「水面に強い衝撃を与えたら…広がって…また中心に収束するから……」
蛙吹「一網打尽…とりあえず、第一関門突破って感じね。すごいわ、三人とも」

(今日は…ここまでです…すみません…今日も夜は出来なさそうです…よければ…保守お願いします……感想なども…あると……嬉しい…です…)

1「全身です。なんかいるのはあれです。心の声みたいなやつです多分」

峰田「今朝快便だったし、奴ら一日はくっついたままだぜ」
緑谷「あれで全員だったのは運が良かった…すごいバクチをしてしまっていた…普通なら念のために何人かは水中に伏せとくべきだもの。冷静に務めようとしていたけど冷静じゃなかった…危ないぞ…もっと慎重に……」
蛙吹「緑谷ちゃんやめて、怖い。それより次どうするかじゃないかしら」
と…とりあえず……助けを呼ばないと…
緑谷「このまま水辺に沿って、広場を避けて出口に向かうのが最善だ…」
蛙吹「そうね…広場は相澤先生が敵を大勢引きつけてくれてる」
………相澤先生…
緑谷「…敵が多すぎる…先生はもちろん制圧するつもりだろうけど…やっぱり僕らを守る為、ムリを通して飛び込んだと思うんだ…」
峰田「え…？まさか緑谷……バカバカバカ……」
緑谷「邪魔になるようなことは考えてないよ！ただ、隙を見て…少しでも先生の負担を減らせればって……」
蛙吹「……もう少し近づいて様子を見ましょう」
は…はいっ…

蛙吹「着理ちゃん。少しいいかしら」
は…はいっ…！何でしょうか…？
蛙吹「さっきの着理ちゃん、対人戦闘訓練や個性把握テストの時と比べて、明らかに個性が強くなっていた……入試の時といい、さっきといい…もしかしてあなた、個性を制御しているの？」
………制御…といいますか……稀に…「思い出せる」んです…個性の…使い方を…
蛙吹「思い出せるって…どういう──…」
峰田「お…おい！アレ！！」
峰田さんが指を刺している方を見る相澤先生の肘が……パラパラと崩れ落ちていた

死柄木「その個性じゃ…集団との長期決戦は向いてなくないか？普段の仕事と勝手が違うんじゃないか？君が得意なのはあくまで「奇襲からの短期決戦」じゃないか？それでも真正面から飛び込んできたのは…生徒に安心を与える為か？…かっこいいなあ…かっこいいなあ……ところでヒーロー…本命は俺じゃない」
グシャっという鈍い音、遅れてバキバキと、骨の折れる音が響いた
死柄木「対平和の象徴…怪人「脳無」」

………相澤…先生……

死柄木「個性を消せる…素敵だけどなんてことはないね。圧倒的な力の前では…つまりただの無個性だもの」

相澤「っ……ぐぁ…！」

相澤先生に乗った敵は、まるで小枝でも折るかのように先生の腕を折る

相澤(身体の一部でも見れば消せる…！つまり……素の力がコレか！…オールマイト並みじゃねぇか…！)

峰田「緑谷ダメだ…さすがに考え改めただろ…？」

……………………先生…

蛙吹「ダメよ着理ちゃん、行ってどうにかなる相手じゃないわ」

その時、手だらけの敵の背後にモヤの敵が現れた

黒霧「死柄木弔…」

死柄木「黒霧…13号はやったのか？」

黒霧「行動不能には出来たものの…散らし損ねた生徒がおりまして……一名逃げられました」

死柄木「……は？」

………ひっ……急に…雰囲気が…

死柄木「はぁ……はぁぁ…黒霧おまえ…おまえがワープゲートじゃなかったら粉々にしたよ……さすがに何十人ものプロ相手じゃ敵わない…ゲームオーバーだ。あーあ……今回はゲームオーバーだ。帰ろっか」

…………え？

峰田「帰る…？カエルっつったか今？」

蛙吹「そう聞こえたわ」

峰田「やっ…やったあ！助かるんだ俺たち！」

ひゃあっ！？……で…でも………ふぁっ！？

蛙吹「大丈夫？着理ちゃん」

…は…はいぃ…

峰田「ゴボボボボボ…」

蛙吹「それにしても…君が悪いわ緑谷ちゃん」

緑谷「うん…これだけのことをしといて…あっさり引き下がるなんて…何考えてるんだ…？」

死柄木「……けども、その前に…平和の象徴としての矜持を少しでも…へし折って帰ろう！」

……………え？

dice1d2=1 (1) (2で…)

敵の手が、蛙吹さんに触れる………

死柄木「……本っ当…かっこいいぜ…イレイザーヘッド」

まずい…まずいまずいまずいまずいまずいまずい…！このままだと…蛙吹さんが…！

緑谷「手っ…放せぇ！！」

死柄木「脳無」

dice1d3=3 (3) (2,3で…)

緑谷「SMAAAAASH！」
緑谷さんのパンチが敵に放たれる
緑谷「え……」
砂煙が晴れた時、その場にはさっきの巨大な敵がいた
死柄木「いい動きをするなあ…スマッシュって…オールマイトのフォロワーかい？…まぁ…いいや、君」
……っ…！やぁぁぁぁあっ！！

次の瞬間、大量の粘液が放たれる。粘液は瞬時に壁を作り、敵を引き離す
蛙吹「…！」峰田「おわぁっ！？」
死柄木「！？…んだこれ…」
……蛙吹さんたちに……近づくなっ…！
死柄木「邪魔だ」

【DOOOM！】
轟音と共に、扉が勢いよく吹き飛んでいく…あれは…
オールマイト「嫌な予感がしてね…校長のお話を振り切りやって来たよ。来る途中で飯田少年とすれ違って…何が起きているかあらまし聞いた……もう大丈夫、私が来た！」
死柄木「…あー……コンティニューだ…」

《待って！お父さん！お母さん！！置いてかないで…！》
《………ごめんね、着理》

──ちゃん…着理ちゃん！」
蛙吹さんの呼ぶ声で、ハッと意識が戻る。どうやら気を失っていたらしい
緑谷「水島さん目が覚めた！？良かった…急にあれを作ったと思ったら倒れて…！」
……あ……あれって…？
蛙吹「個性の使い方を「思い出す」って…こういう事なのね。どうやら、一時的なようだけれど」
蛙吹さんが私の後ろを指差す後ろを振り返ると、USJの天井にまで届きそうなほど、巨大な壁のようなものが立っていた。目を疑ったが間違いない。私の粘液でできているものだ
……これを…私が……？
峰田「んなことより早く逃げようぜ！オールマイトも来たことだしよ！」
目の前ではオールマイトと巨大な敵が戦闘を繰り広げていた
緑谷「そうだね…！峰田くん！先生運ぶの手伝って！」
蛙吹「着理ちゃん、動ける？」
は…はい…っ！大丈夫ですっ……

…私は…いったい……

オールマイト「マジで全っ然…効いてないな！」
死柄木「効かないのは「ショック吸収」だからさ。脳無にダメージを与えたいなら、ゆうっくりと肉をえぐり取るとかが効果的だね……それをさせてくれるかは別として…」
オールマイト「わざわざサンキュー！そういうことなら！わかりやすい！！」
オールマイトが瞬時に敵の後ろに回り込み、バックドロップをする。地面への衝撃で、激しい土煙が舞い上がった
峰田「何でバックドロップが爆発みてーになるんだろうな…！やっぱダンチだぜオールマイト…！」
蛙吹「授業はカンペ見ながらの新米さんなのに」
緑谷「………………」
…？…み…緑谷…さん…？
峰田「やれええええ！金的を狙ええーー！！」
蛙吹「私たちの考えすぎだったかしら…すごいわ…」
土煙が晴れた時、そこにいたのは、地面に突き立てられた敵──…ではなく
オールマイト「…っ……そういう感じか…！」
敵は、モヤを通して地面から現れ、オールマイトを掴んでいた
死柄木「コンクリに深くつき立てて動きを封じる気だったか？それじゃ封じれないぜ？脳無はお前並みのパワーになってるんだから。いいね黒霧、期せずしてチャンス到来だ」
オールマイト「…あイタ！…君ら初犯でコレは……っ覚悟しろよ！」
黒霧「私の中に血や臓物が溢れるので嫌なのですが…あなた程の者ならば喜んで受け入れる。目にも止まらぬ速度であなたを拘束するが脳無の役目…そして、あなたの身体が半端に留まった状態でゲートを閉じ…引きちぎるのが私の役目」
緑谷「蛙ス…っ…ユちゃん！」
蛙吹「頑張ってくれてるのね。なあに、緑谷ちゃん」
蛙吹「相澤先生担ぐの代わって…！」
蛙吹「うん…けど何で……」
次の瞬間、緑谷さんは…敵に向かって走って行く
緑谷「オールマイトォ！！」
峰田「緑谷！？…あっ……オイ！？」
蛙吹「着理ちゃん！？」
私は、緑谷さんを追って走る

理由は……わからなかった…けれど……


身体が、勝手に動いていた

黒霧「浅はか」
敵へと向かう緑谷さんと私の前に、黒いモヤが立ち塞がる
私が粘液を放とうとした時…

【BOOOOOOOOOM！】
爆豪「どっ…け！邪魔だ！デク！！」
爆豪さんが黒いモヤを爆破させる。ほぼ同時に、巨大な敵の半身が凍る
轟「てめェらがオールマイト殺しを実行する役とだけ聞いた…」
死柄木「！」
切島「だあー！」
切島さんの攻撃を、手だらけの敵がかわす
切島「くっそ！いいとこねー！」
爆豪「スカしてんじゃねえぞ…モヤモブが！」
轟「平和の象徴は、てめェら如きに殺れねえよ」
緑谷「かっちゃん…！皆…！！」

轟さんの氷結で手が緩んだ隙に、オールマイトが拘束から抜け出す
死柄木「……出入り口を押さえられた…こりゃあ…ピンチだなあ……」
爆豪「このウッカリヤローめ！やっぱ思った通りだ！モヤ状のワープゲートになれる箇所は限られてる！そのモヤゲートで実体部分を覆ってたんだろ！？そうだろ！？全身モヤの物理無効人生なら…「危ない」っつー発想は出ねぇもんなあ！」
黒霧「ぬぅっ…」
爆豪「っと動くな！「怪しい動きをした」と俺が判断したらすぐ爆　爆破する！」
切島「ヒーローらしからぬ言動…」
…ば…爆豪さんっ…！…こ…拘束なら……手伝えると…
爆豪「うっせー！来るんじゃねぇ！」
で…でもぉ…
死柄木「…攻略された上に全員ほぼ無傷…すごいなぁ最近の子どもは…恥ずかしくなってくるぜ、敵連合…！…脳無、爆発小僧とチビをやっつけろ。出入口の奪還だ」
………ひっ…！？
巨大な敵は、氷結で割れた半身をものともせずに動いている
緑谷「身体が割れてるのに…動いてる…！？」
オールマイト「皆下がれ！なんだ！？ショック吸収の個性じゃないのか！？」
死柄木「別にそれだけとは言ってないだろう？これは「超再生」だな。」
失われた敵の半身が、みるみるうちに生えてくる
死柄木「脳無はおまえの100%にも耐えられるよう改造された、超高性能サンドバッグ人間さ」
巨大な敵は…一瞬のうちにこっちに向かって──…
緑谷「かっちゃん！水島さん！…かっちゃん！？避っ…避けたの！？すごい！」
爆豪「違えよ黙れカス」
緑谷「…あれ…み…水島さんは！？」

オールマイト「ゴホッ…ゲホ……加減を知らんのか…」
一瞬、何が起きたのかわからなかった。
オールマイト「無事かい？水島少女。早く少年たちの元へ」
は……はいっ…
死柄木「仲間を助ける為さ。仕方ないだろう？さっきだって…ホラそこの…あー……地味なやつ、あいつが俺に思いっきり殴りかかろうとしたぜ？…他が為に振るう暴力は美談になるんだ。そうだろ？ヒーロー？俺はな、オールマイト！怒ってるんだ！同じ暴力がヒーローと敵でカテゴライズされ、善し悪しが決まるこの世の中に！何が平和の象徴！所詮抑圧の為の暴力装置だおまえは！暴力は暴力しか生まないのだと、おまえを殺すことで世に知らしめるのさ！」
オールマイト「めちゃくちゃだな…そういう思想犯の眼は静かに燃ゆるもの…自分が楽しみたいだけだろ。嘘つきめ！」
死柄木「…バレるの早…」
轟「3対6だ」
緑谷「モヤの弱点はかっちゃんが暴いた…！」
切島「とんでもねえ奴らだが…俺らでオールマイトのサポートすりゃ…撃退できる！」
あ…足は…引っ張らないように……がんばります…！
オールマイト「ダメだ！逃げなさい！！」
轟「…さっきのは俺がサポート入らなけりゃやばかったでしょう」
緑谷「オールマイト、血が…それに時間だってないはずじゃ……あ…」
オールマイト「それはそれだ轟少年！ありがとな！しかし大丈夫！プロの本気を見ていなさい！」
死柄木「脳無、黒霧、やれ。俺は子どもをあしらう…クリアして帰ろう！」
手だらけの敵が、こちらに向かって走ってくる
オールマイト(確かに時間はもう一分とない…！しかし、やらねばなるまい！何故なら私は…平和の象徴なのだから！)
オールマイトは、巨大な敵へと向かっていく、その気迫に、こちらですら気圧される
死柄木「…「ショック吸収」って…さっき自分で言ってたじゃんか」
オールマイト「そうだな！」
オールマイトと敵が、真正面から乱打を撃ち合う。その風圧で、周りは近づくことすらままならない
オールマイト「無効ではなく吸収ならば！限度があるんじゃないか！？私対策！？私の100%を耐えるなら！さらに上からねじふせよう！…ヒーローとは！常にピンチをぶち壊していくもの！敵よ、こんな言葉を知ってるか！？…「Plus Ultra」！」
オールマイトが、渾身の一撃を叩き込む。敵の体は、遥か上空へと吹き飛んでいった

切島「……漫画かよ…ショック吸収をないことにしちまった…究極の脳筋だぜ…」

轟「デタラメな力だ…再生もまにあわねえ程のラッシュっことか…」

……これが…平和の象徴…

オールマイト「…やはり衰えた…全盛期なら5発も撃てば充分だったろうに…300発以上も撃ってしまった。さてと敵、お互い早めに決着つけたいね」

死柄木「…チートが…！…衰えた？嘘だろ…完全に気圧されたよ。よくも俺の脳無を…チートがぁ…！全っ然弱ってないじゃないか！あいつ…俺に嘘教えたのか！？」

オールマイト「……どうした？来ないのかな！？クリアとかなんとか言ってたが…出来るものならしてみろよ！」

死柄木「うぅうぉおぉおおおおおぉ…！」

オールマイトの気迫に、敵は完全に圧倒されている

轟「さすがだ…俺たちの出る幕じゃねえみたいだな」

み…緑谷さん……い…行きましょう…早く………緑谷さん…？

緑谷さんだけが、オールマイトを見て焦っている。何で…

死柄木「脳無さえいれば！奴なら！何も感じず立ち向かえるのに…！」

黒霧「死柄木弔、落ち着いて下さい…よく見れば脳無に受けたダメージは確実に表れている…どうやら子どもらは棒立ちの様子…あと数分もしないうちに増援が来てしまうでしょうが、死柄木と私で連携すれば、まだヤれるチャンスは充分にあるかと…」

切島「主犯格はオールマイトが何とかしてくれる！俺たちは他の連中を助けに…」

dice1d2=1 (1)

死柄木「……うん…うんうん…そうだな…そうだよ…そうだ……やるっきゃないぜ…目の前にラスボスがいるんだもの…何より…脳無の仇だ」
…！？緑谷さん…！？
切島「なっ…緑谷！？」
緑谷さんが、敵の元へと飛び出していった
緑谷「オールマイトから…離れろ！」
手だらけの敵がモヤを使い、緑谷さんに攻撃を仕掛ける
黒霧「二度目はありませんよ！」
……いちかばちか……まに…あえ……！
死柄木「…！？またこの粘液……っ！？」
敵の手に、銃弾が刺さる
オールマイト「来たか…！」
根津「ごめんよ皆…遅くなったね。」
飯田「すぐ動ける者をかき集めて来た…1-Aクラス委員長、飯田天哉！ただいま戻りました！」
……あ……プロヒーローたち……救……か……

私の意識は、そこで途絶えた

…………あれ…ここ…保健室…？
リカバリーガール「今月だけで2度目だ。まぁ…自体が自体なだけに…今回は仕方ないけどね」
リカバリーガール……あ…ありがとう…ございます……あの…皆さんは…
緑谷「み…水島さん！こっち見ちゃ……！」
え？
緑谷「あ…」
オールマイト「………やぁ、水島少女」
……………え…
リカバリーガール「そこの二人と…教師以外は無事さね」
あの…えっと……そこの方は…
オールマイト「……私はオールマイトさ」
えええええええええええええ！？

……な…なるほど……個性の都合で…
オールマイト「ああ、こちらが私の本来の姿だよ。こんな姿になってしまったのは…この傷が原因だ」
そう言ってオールマイトは、腹部の傷を私に見せた
オールマイト「5年前…敵の襲撃で負った傷だ。この傷が原因で、私のヒーローとしての活動限界は、今や一日役約三時間程なのさ。それに…今回の無茶でかなり削られた。おそらく…あの姿を維持できる時間も減っているだろう」
………み…緑谷さんは…知ってたんですか…？
緑谷「へ！？あ…う…うん！実は……」
オールマイト「水島少女、この事は他言無用で頼むよ」
は…はい……ま…まぁ…私なんかの発言……誰も信じないでしょうし……わ…私誰にも言いませんから…！だ…大丈夫です…！それでは……！
緑谷「…よかったんですか？オールマイト…」
オールマイト「OFAの事は話さないさ。知ってしまえば…彼女も巻き込まれてしまうかもしれない」

〜翌日〜
……臨時休校…か……何しよう…

起こるイベント↓3つ募集

《蛙吹「個性の使い方を「思い出す」って…こういう事なのね。どうやら、一時的なようだけれど」》

………あの巨大な壁……私が作ってたのは…間違いない…

…あの時は…確かに、個性の使い方を思い出せてた…

でも……今はもうどうやったかすらもわからない……

私は、試しに腕から粘液を垂らす

…………今、思い出せるかな……

dice1d100=29 (29) (100で…)

何度も、USJでの感覚を思い出そうとする。

しかし、できるのはちょっとした足場程度、あんな巨大なもの…とてもじゃないけど作れるとは思えない

……だめ…かぁ……

個性の使い方…どうすれば思い出せるのか…完全に思い出せるとどうなるのか…自分でさえもわからない……ただ思い出すのは…朧げな記憶ばかりだ

……考えても…仕方ないか…今できることを精一杯やろう…

水を一口飲み、自主練を始める

dice1d3=2 (2)

1.最大粘度の増加

2.一度に出せる粘液の量の増加

3.>>185

………え…えいやっ…！
…い…いっぱい出た…芦戸さんの「酸」みたい…
…でも…その分……体力もたくさん使うな……

少ない量で…無力化させられるようにしたほうがいい…かも…

〜数時間後〜
……はぁ…はぁ……
……もう……18時だ……
…ご飯………食べる前に…部屋の掃除しないと…

…牛乳……毎日飲んでるけど…ほんとに効果あるのかな……

〜翌日〜
飯田「皆ー！朝のHRが始まる！席につけー！」
瀬呂「ついてるよ。ついてねーのおめーだけだ」
…あ…相澤先生…重症って聞いたけど……誰が来るのかな…

その時、教室のドアが開く。そこに立っていたのは
相澤「お早う」
包帯でぐるぐる巻きになった相澤先生だった
「「相澤先生復帰早えええ！！」」
飯田「先生！無事だったのですね！」
……ぶ…無事…なのかな…あれは……
相澤「俺の安否はどうでも良い。何より…まだ戦いは終わってねぇ」
…え…戦い…？
緑谷「まさか…」
峰田「まだ敵がー！？」
相澤「雄英体育祭が迫ってる！」
「「クソ学校っぽいの来たあああああああ！！」」

切島「体育祭…！クソ学校っぽいの来たぁぁ！」
耳郎「待って待って！敵に侵入されたばっかなのに…大丈夫なんですか！？」
相澤「逆に開催することで、雄英の危機管理体制が盤石だと示す…って考えらしい。警備は例年の五倍に強化するそうだ。何より、雄英の体育祭は…最大のチャンス。敵ごときで中止していい催しじゃねえ」
峰田「いやそこは中止しよう…？体育の祭りだよ…？」
緑谷「峰田くん…雄英体育祭見たことないの！？」
峰田「あるに決まってんだろ…そういうことじゃなくてよー…」
相澤「ウチの体育祭は日本のビッグイベントの一つ！かつてはオリンピックがスポーツの祭典と呼ばれ全国が熱狂した。今は知っての通り規模も人口も縮小し、形骸化した…そして日本に於いて今「かつてのオリンピック」に代わるのが、雄英体育祭だ！」
八百万「当然、全国のトップヒーローも観ますのよ。スカウト目的でね！」
上鳴「卒業後はプロ事務所にサイドキック入りがセオリーだもんな！」
耳郎「そっから独立しそびれて万年サイドキックってのも多いんだよね。上鳴、あんたそーなりそう。アホだし」
上鳴「くっ！！」
相澤「当然名のあるヒーロー事務所に入った方が経験値も話題性も高くなる。時間は有限、プロに見込まれればその場で将来が拓けるわけだ。年に1回…計3回だけのチャンス。ヒーロー志すなら絶対に外せないイベントだ！」
……………体育祭…かぁ…
相澤「何他人事みたいな顔してんだ水島」
ひっ…！？そ…そそそそんなつもりは……！
相澤「今年の選手宣誓、お前だぞ。しっかり気張っていけ」
…………え？…今なんて…
相澤「1年の宣誓は入試1位だった奴だ。今年はお前、水島着理だぞ」
……………………
緑谷「…？水島さん？」
…きゅう…
緑谷「水島さん！？」

〜昼休み〜
切島「あんなことはあったけど…なんだかんだテンション上がるなオイ！活躍して目立ちゃプロへのどでけぇ一歩を踏み出せる！」
緑谷「皆すごいノリノリだ…」
飯田「君は違うのか？ヒーローになる為在籍しているのだから、燃えるのは当然だろう！？」
蛙吹「飯田ちゃん独特な燃え方ね、変」
芦戸「…んー？」
……あばばばばばばばばば…
芦戸「水島！？大丈夫！？」
す…すみません……気を抜いたら…宣誓のこと考えちゃって…
蛙吹「頑張ってちょうだい、着理ちゃん」
うううぅぅう…！

〜食堂〜
葉隠「着理ちゃん、いつも牛乳飲んでるね。好きなの？」
……あ…いえ……ただ…
芦戸「身長伸ばす為かー！うりうりー！」
ひゃうぅ…！あ…芦戸さん…や……やめっ……ひうぅっ！？
芦戸「…………」
あ…あの……耳は……ほんとに…
芦戸「…ごめん…」
…あ…謝らないでくださいぃ…！

昼食中、芦戸さん葉隠さんと話す内容、↓2つ