カミーユ？なんだ…12

友人の名前だ。僕の、宝物だ。

エグザべがアーガマに乗ってカミーユたちと努力を重ねていくスレ

カミーユ？なんだ...｜あにまん掲示板昔の知り合いかと思った。生きてるわけないよな。bbs.animanch.com

レス、SS、イラストなどお気軽にたくさん投稿していってください！

※ガンダムシリーズのアニメーション作品での描写以上にグロテスクな表現を含む場合は冒頭2〜3行空けてから書き始めてください

(行を空けるだけだとまだ心配だな、と書き手さんが思うときは外部のテキスト投稿サイトなどに一度掲載してからURLを貼ってくださるのでも勿論問題ないです)

【過去スレ】

カミーユ？なんだ…過去スレ一覧 | Writening過去スレ一覧です（随時更新します） https://bbs.animanch.com/board/5313680/ https://bbs.animanch.com/board/5371062/ https://bbs.animanch.com/board/5397947/ https://bbs.animanch.com/board/5418672…writening.net

※スレ画は４スレ目６９レスからお借りしました

カミーユ？なんだ…11｜あにまん掲示板友人の名前だ。僕の歩いてきた道を照らし、行く先の方角を教えてくれる。エグザべがアーガマに乗ってカミーユたちと尽力していくスレ長めのpartスレになってきたので初見さんは１スレ目 https://bbs…bbs.animanch.com

前スレはこちら！

保守に過去に投稿してくださったイラスト作品の再掲を失礼します

３スレ目１８レス

3スレ目３９レス

４スレ目３１レス

４スレ目７０レス

４スレ目１００レス

４スレ目１７５レス

>>4　こちらの線画

５スレ目４７レス

５スレ目１４１レス

５スレ目１９０レス

６スレ目５０レス

６スレ目６７レス

７スレ目６３レス

１１スレ目１４４レス

以上、イラスト作品再掲でした　素晴らしい作品をありがとうございます！

なお、今後投稿してくださるイラストについて、あるいはすでに投稿済のイラストについて、もし次スレ以降に再掲されたくないときは「再掲不可」とコメントをくださると助かります

また、スレッドで１スレから長く連載されているSSのpartと内容の対応まとめ資料の投稿が１１スレ目１３３レスにありました　こちらもありがとうございました！

デブリーフィング資料(連載ースレ対応まとめ) | Writening各スレの連載における事項を下記の順番に整理しています。 エグザベ／カミーユ／エゥーゴ関連／その他／関連SSなど 【1スレ目】 エグザベ着任。アーガマにブリーフィングとデブリーフィングの導入。初戦。 カ…writening.net

それでは引き続き皆さまよろしくお願い申し上げます

>>15

スレ立て、ありがとうございます！

エグザべ、カミーユともどもがんばります！

みんな、これからも応援よろしくお願いします！

新スレ乙
エグザベ中尉やカミーユたちの明るい明日はどっちだ

>>15

デブリーフィング資料11スレ目更新したぞ！あと10スレ目までも有志が微調整してくれてた有り難う

後半の辛いシーンの連続がひとことでまとめると「ノイエ・ジールの撃破」に収まっちまうことに戦争の虚しさを感じる　続きも楽しみ

前スレに本日分投稿しました。
短いですけど、よろしくお願いします。

本当は状況整理の為にパプテマス・シロッコ視点入れようとしたけれど
パプテマス・シロッコがガチギレしていて、文章にならなかったのでどうしようもなかった。

全部パプテマス・シロッコが悪い。

新スレ乙です！
いよいよ物語が佳境ですが、ストーリーとストーリーの間にもしかしたらあったかもしれないし、別にそんなことはなかったかもしれない、ちょっとしたパラレル的な小話です。
時系列的にはエグザベ中尉がドゴス・ギアに異動する多分数日前くらい。



訓練宙域から戻り、宇宙の匂いの残滓が漂う格納庫内でコクピットからでると、ギャン改-II専属整備兵のイマニュエル上等兵に声をかけられた。
「お疲れ様です、おかえりなさい中尉」
「お疲れ様、戻ってすぐの相談で悪いんだけど、もうちょっと操縦の反応速度上げられないかな」
「は？
　既に割と今結構どころでないシビアな調整してますけど？」
すごい顔された、ごめん。
「…いや、でもその、反応が遅いなって…」
おそるおそる進言するとイマニュエル上等兵は途端に考え込む顔になった。
「うーん…これ以上……単純に出力上げるだけだとパラーバランスが崩れるし…
　といって制動の補助AI組み直すのも時間がかかるし…
　マニュアル制御とオートマチック制御プログラムの切り替えをいじる…いや…」
なんかぶつぶつとつぶやきだして、プログラムチェック用につないだキーボードをすごい勢いで叩き出し…あれ？
「イマニュエル上等兵って左利きだっけ？」
「え？
　ああ、これですか。
　中尉みてて、左でもペン使えれば持ち替えしなくて便利だなって思ったんで練習しました」
右手でキーボード、左手でペン型デバイスでタブレットを叩きつつ答えてくれた。
さらっというけどマルチタスク能力すごいな。
一流の整備兵になるにはそういう能力も必要なのかな？
あ、そうそう。
「そういえば、遺書は書いたかい？」
「はい。書いたというか、あんまり書き変えることもなかったのでちょっと日付更新したくらいですけど」
「まぁそうだよね」
そもそも艦に乗ってたらそんなに荷物が増えることもないし、任務内容だって部隊内で共有されている。

「…クワトロ…大尉、の遺書は結局見つからなかったんですか」
「…あったら荷物は今頃処理できてるよね…」
お互いため息をつく。
じっとりとした目でイマニュエル上等兵がこちらを見た。
「自分で自分の荷物処理させるためにも、彼は生きたまま捕縛してほしいんですけど。
　でなければ遺言がわりに私物破棄の許可もらってください」
遺書というとなんか情緒的なイメージになるが、実態は自分で自分の私用の物品類が管理できなくなった場合…ありていに言ってしまえばＭＩＡやＫＩＡになった時の、私物処理や業務引き継ぎの委託書だ。
もちろん多少の私信を書く人もいるが、それよりも重要なのは私物を破棄、あるいは相続者へ譲渡するための許可である。
クワトロ…キャスバル・レム・ダイクンの場合、遺書どころか私書すら見つからなかった所為で、借用品は返却したものの、私物はメモ用紙一枚に至るまで全てまとめて自分の執務室の奥にて保管継続中となっている。
ゲーツ大尉が他に移動できないか空いている部屋や倉庫のスペースを探してたみたいだけど、場所に限りのある艦内ではなかなかそれも難しいようだ。
流石に廃棄物と同じ場所に置くわけにもいかないし、といって通常空いている場所があるなら基本的には艦内生活に必要な物資類の保管が優先されるし…今僕が使ってる執務室も、元は営倉用に確保されていた部屋の一つだったらしい。
同じジオンだから、といういいがかりでもないような建前で僕が出撃中、つまり機体整備作業がない時間にイマニュエル上等兵はキャスバル・レム・ダイクンの私物整理担当の一人に充てられていたらしく「着用済の下着は捨ててもいいですか！」とブチ切れられながら上申された時はさすがに頭を抱えた。
念のため衣類はすべてクリーニングしてからパッキングしてもらったけど下着は捨てても良かったかな…でも勝手に捨てるとそれはそれで器物損壊罪という問題が…いくら下着とはいえ…
でも今際の際に「下着は破棄していいですか」とかこっちだって聞きたくない。
「エグザベ中尉はどなたに遺書預けたんです？
　艦長ですか？」
キャスバル・レム・ダイクンの下着の処遇についてはともかく。

「いや、ハマーンさんに頼んだよ、相続者名義としてはカミーユになってるけどまだ未成年だしね。
　ついでに僕がいない間の後見人役もお願いしておいた」
彼女なら悪いようにはしないと思うし。
「カミーユ君たちの身の安全がもうちょっと保障されればいいんですけどねぇ…」
カミーユが整備班に多少出入りしているらしい関係で、最近彼とも少し話すようになったと聞いた。
どうしてもジオン側からの出向という立場のせいか、イマニュエル上等兵が整備班で孤立して無いか少し心配だったのだが、本人の明るい性格とアストナージさんが気にかけてくれているおかげでなんだかんだありつつもアーガマの皆とそれなりにやれてはいるらしい。
しかしこんなにすぐ異動になってしまったのは、せっかく新しい職場になじみ始めたところだったろうに少し可哀想なことをしてしまったかもしれないな。
本人は「新しい技術を学ぶ良い機会なので気にしないでください」って笑ってたけど。
「それはこれからの僕らの頑張り次第かな」
「そうですね、ドゴス・ギアに異動するまでに一通りなんとか調整してみせます。
　パイロットに常に最高のパフォーマンスを提供できるように、担当MSを最高の状態に保っておくのが我々専属整備兵のプライドですから」
「ありがとう、よろしく頼むよ」
頼もしい声を背に、僕は格納庫を後にした。


ＭＩＡ：軍務中行方不明　ＫＩＡ：軍務中の死亡（殉職）のことです。
クワトロの私物がまとめて保管中ってなってたの、こういうことかなって…本来なら遺族や相続人に私物は返却するんですけど、なんかここのクワトロ遺書書いてそうにない…
ＧＱＸではソドンがシャアを探してたけど、あれシャア個人を探す任務というよりは、多分ソドン（シャリア・ブル中佐）自体の本来の任務がＭＩＡおよびＫＩＡの遺留品類捜索で、その一環でシャアや赤いガンダム目撃についての確認作業があるんじゃないかなと思ってます。
宇宙の匂い、正確に言うと宇宙から帰ってきた後の宇宙服等から漂う匂い（宇宙に漂う成分と宇宙船内の空気が結合した匂い）はラズベリーとかラム酒みたいな甘酸っぱこうばしい感じの香りがするらしいですよ、TenQで嗅げるらしい。

９スレめで自分が投稿したSSでちょっとだけ言及した、ギャンの専属整備兵の補足的なお話です。
MSって何人一組くらいで整備するんだろうな…戦闘機だと３人一組らしいので、MSも２～３人くらいでチーム組んでるかな？
MAは大きいから３～４人くらいかも、アクシズでもしかして深刻なのは食料もそうだけど圧倒的整備兵不足なのでは…
すごく現場猫的な匂いがしている、なんか良くわかんないけどこうしろって言われたからそうしておけばヨシ！みたいな。怖いなそんな整備された兵器。
労災起きまくってない？え？アクシズには 労働災害補償制度がないから労災もない？そっかぁ…

>>23

整備兵とか事務方とかの話、俺も大好き！！

やっぱ軍隊ってこういう組織行動があってこそ輝くよね！！

で、MSの整備ですが！そうですね、ゼータガンダム本編のアニメ描写をみても整備兵多くないよ！名前付いてる整備兵ってアストナージさんくらいか？

10～20名くらい？？モビルスーツは1年経たず新型になるし、５～６機はアーガマ艦載なるはず……よく、腕とか足とか破壊されても修理できるだけの技術力はあるみたい！パイロット達も整備に参加します！

大人の、おもちゃ会社の事情がね・・・

シャア・アズナブルの私物、つまり犯罪者の遺留品？？になるのか？憲兵さんが引き取りたがらないって１３０番さんSSあったのは、ガチでアーガマにとって迷惑行為なんだね！シャア君！めっ！！

>>23

ガザCは作業用のモビルスーツに「ドデカ強つよビーム」と変形機構くっつけたお手軽簡単製作できるMSらしいよ！作りやすく、壊れやすいって他スレで聞いた！！

ミリオタさんの言う通り、アクシズでは現場猫が多発してるよね・・・・・

なんか、３～６回出撃したら壊れるくらいに脆いんだって、ガザC・・・・・

3〜6回で壊れちゃうの？！そんなトラバントみたいな機体で宇宙出たくないよぉ！

3〜6回出撃したら壊れるけど壊れる前に撃墜されることのほうが多いから、その事実をアクシズの一般兵士たちは知らないとかだとヤバいですわね!!
というか整備不良で壊れやすさに磨きがかかってる上に、ほぼ特攻機扱いで敵にある程度ダメージ与えられたら壊れても良いってくらいの使い捨て運用なんじゃないかなって疑惑も出てきたんだけど…

>>回天<<

3回出撃したら壊れるってウィキペディアに書いてあって笑った。

え？アクシズのお偉いさんのハマーン様は地球圏での初陣でガザCに乗ってた？うん、そうだよ。
え？アクシズの旗艦グワダン、ミネバ様の乗ってる戦艦グワダンの直掩なのにガザC？うん、そうだよ。

宇宙世紀はどうかしてるぜ！

先行していたムサイ級戦艦フィラデルフィアは轟沈した。
このベルサイユまで、任務を果たせず終わることなど許されはしない。
大罪を犯したのだ。我々、ジオン公国民だった人間は、決して許されず、償いようのない大罪を犯した。いや、今も犯し続けている。
アクシズに、ジオン公国の正統後継に名乗りを上げたキャスバル・レム・ダイクンを始めとした人々に全ての罪を擦り付けて、抹消しようとしている。
悪行を更なる悪行で塗りつぶそうとしている。だが、他に道はない。道が無い。
ジオン公国の軍など、暴徒の集まりでしかなかった。軍規など無いに等しく、同じ人類を殺す事しか命じなかった。民間人を虐殺してはいけない、という旧世紀の国際条約さえ、我々は教導しなかった。兵士も民間人も関係なく、殺せば殺すだけ階級を上げた。階級を授ける意味も、その責任も教えぬまま、褒め称えるだけ褒め、使い潰した。
シャア・アズナブル。彼はキャスバル・レム・ダイクンだったと聞いた。我々の、ジオン公国だった国民の間違った偏見と教育の元に育った哀れな子供。哀れだ。どうしようもなく、愚かで哀れだ。
大人しく、アステロイドベルトで過ごしてくれていれば良かったに。地球圏に戻り、反地球連邦の私兵集団を作り、ジャブローへ奇襲をかける予定だったという。ギレン・ザビの真似事をする予定だった。
我々も、ジオン共和国も危うく、その協力者になってしまうところだったのだ。許すわけにはいかない。見逃すわけには、生かしてはおけない。
「本艦直掩MS部隊に撤退命令を出せ。全兵装を正面フィラデルフィアに向けろ。本艦は、遺ったフィラデルフィアを吹き飛ばし、予定通り前進する。主砲用意、フィラデルフィアの献身にに敬意を示せ！放て！！」
フィラデルフィアの艦長だった男は知っている。先日、孫が生まれるのだと言っていた。彼は、孫の為に再び戦場へ出て来た。
私もそうだ。子供は戦後に生まれた。まだ。5歳だ。
サイド3には、ジオン共和国にはそんな子供がたくさんいる。8年前の、あのコロニーにも、地球にもたくさんの子供たちがいた。
私達が殺した子供たちがいた。

>>30

そして、奪った子供達。直掩のギャン部隊。彼らは、ジオン公国民だったことはない。人質として、ジオン公国が拉致してきた、ジオン公国が壊滅させたサイドの人間だ。子供だった。

皮肉なことに、そのギャン部隊の隊長に着任しているエグザべ・オリベ中尉がジオン共和国政府と軍の真意を理解し、行動をしてくれた。エゥーゴの、シャア・アズナブルの目的がザビ家と同じだということを看破し、地球連邦の騒乱も未然に防いでくれた。だからこそ私は、ジオン共和国軍はこの戦場に立ち、ジオン公国に対して戦えているのだ。

かつて、私達が全てを奪った人間に、助けられた。今も奪い続けている人間に助けられた。

地球連邦政府とジオン共和国が、手を取り平和を築く可能性すら示してくれた。

その誠意と献身に、応えるために、戦場に戻ったのだ。応えられねば、人間どころか、畜生でもない。ゴミだ。

吹き飛んでしまったフィラデルフィアのその先、アクシズ最大の港湾が見える。そこに停泊しているアクシズの、ジオン公国の旗艦グワダンも。

「滅ぶべきものの為に！！」

全速で進むベルサイユをもう、止める手立てはないだろう！グワダン、MSを排出したところで最早遅い。

情けだ。共に地獄へ行こう！ジオン公国！！

閑話　　編

ジオンにはロマンチストが多いと俺は思っている。酔ってるようなロマンチスト。

本日、他県へ行くので残りの投稿遅くなります。

保守よろしくお願いします。

戦後を考え始めると、大変頭が痛い。え？どうする？どうすればいい？というか、まだ最終戦までかけてないのになんで戦後考えているんだ俺は。

書き置いていた最終章と既に齟齬が出ているんだぞ。

というわけで、あまり話は進みませんが、頑張って書きます。

>>28

艦の直掩が「回天」なのが斬新すぎるｗ

マッチ擦るつかのま海に霧ふかし身捨つるほどの祖国はありや、って感じだ
ジオン公国の0068年以降に少青年期を過ごして敗戦を迎えた若い軍人とかは日本でいうところの戦中派の感傷があるかもしれない
「以前」を知っている戦前派のように掌返して迎合することも戦後派のように戦後教育を享受して過去にすることもできずに、戦後の世界で切腹とかしちゃいかねない中々難儀な世代

中尉が決死隊の乗ったムサイ級だけは守らねばって言ってたのに突入前にフィラデルフィア堕ちてるじゃん！！！かなしい！！！

>>28

せめて桜花か震洋…!!

轟沈したフィラデルフィアに敬礼。

せめて少しでも後方支援艦に生存者救助されててほしい…

パーツだけなら3Dプリンターの進化したみたいなヤツで作れそうな気がする、今でもハンドガンくらいなら作れるらしいし宇宙世紀なら軍用の特殊素材も取り扱えるでっかいヤツがありそう。

つまり適当にさくっと動かし方だけ教えて即席作成MSに新人兵士乗せてさぁ行ってらっしゃい、は簡単なわけだ…

びっくりするほどユートピア、じゃなかった人命軽視！

ガンダリウムγはアクシズ製だから素材加工もわりと融通きくのかもしれん　そして高性能な機械より人間のほうが安いのはいつもおなじ……！

機体とパイロットのスペックを考えると本当にヤザンがガザCへの対処ってのも「エグザベの顔を立てて共和国に一番槍を譲ってやる」ってだけだなぁ

グワダンからMS部隊を出立させたのは、滅びゆくものへの、せめてもの情けだった。
目前に迫るムサイ級の戦艦はグワダンの主砲で撃った所で、そのデブリがグワダンと港湾を落とす。
グワダンの出航は間に合わなかった。巨大な戦艦だ。そしてその戦艦に乗るのは未錬成の兵士たちだ。飢餓と経済的不安と内乱に疲弊しきった兵士は、まともに出動すらできなかった。グワダンには、まだ火が入っていない、エンジンが動いていない。
ジャミトフ・ハイマンはアクシズのグワダンと共に死ぬ。ジオン公国の旗艦と共に死ぬのだ。
「シャア・アズナブルはニュータイプ、か。」
それは過ちだった。ニュータイプに、シャア・アズナブルに、キャスバル・レム・ダイクンに縋ってしまったのは過ちだった。アクシズの、ジオン公国の運命を託してしまったのが間違いだった。取り返しようのない、間違いだった。
公王即位に伴い行われたキャスバル・レム・ダイクンの、あの演説。
「私は、かつて宇宙移民者の自治権と独立を掲げ、そのためにザビ家に暗殺されたジオン・ズム・ダイクンの子キャスバル・レム・ダイクンである。父ジオン・ダイクンの遺志を継ぐ者である。ジオン・ダイクンの目指した独立とは、ザビ家のような欲望に根差したものではない。諸君、ジオン・ダイクンは、地球連邦の腐敗と増長をも見通していた。その腐敗と増長に宇宙移民を巻き込ませないためにジオン共和国を建国したのであって、ザビ家が目論んだ宇宙全てを己が手に収めるためではなかった。何故、地球に住む人々は腐敗と増長をするのか！それは、宇宙の広さというものを、そして地球の重みというものを感じる力が無い人々だからである。宇宙に出ることによって、人々は、人間は更なる能力を得ることができると信じられないからである。宇宙という無限の環境に適応できない地球に住む人々は、人の能力の拡大や進化を否定し、古い規範のまま進歩の無い生き方を肯定する。それこそが人類の、そして地球連邦そのものの腐敗と増長の根源である。今の地球環境を見れば、それは更に確かなものとしてわかるだろう。地球の人々は、地球環境の保全を謳い宇宙移民を進めておきながらも、その地球から宇宙を支配しようとした。」

>>37

「この阿漕な政治手法が、宇宙から地球を支配しようとするザビ家というものをも生み出し、地球に住む人々とザビ家のその葛藤の中で人類は互いに争い、地球を汚染することになったのである。いまや、地球は、あの人類同士の酷い争いの中で傷つき、人によって汚染されていない場所はない。砂漠化も海面上昇も南極の融解も気候変動も、すべての人類の過ちによって引き起こされた愚かな行いの結果である。だというのに、地球に住む人々は、地球という生命の揺り籠から離れることもせず、宇宙の無限も想像することさえせずに、ただ地球環境を汚染し続けている。人の手で、地球を汚してはならないということさえ、地球に住む人々は分かりもしない。更には、地球連邦が先の戦争に勝利したことを良いことに、宇宙移民への支配を強めるためにティターンズという宇宙移民を弾圧する組織さえも作り出した。ティターンズは地球に住む人々が作り出した、横暴と腐敗の象徴である。宇宙で人が新たな力を、能力を広げられるという事実を受け入れられない、地球の人々の怠惰さがティターンズを生んだのである。今、ここに私、キャスバル・レム・ダイクンは父ジオン・ダイクンの遺志を果たす為に公王の座にさえついた。即ち、人類がこれ以上、地球を汚すことなく、また、地球を戦場とさせないために、アクシズを地球へ落とし、戦争の根源たる地球の人々を粛清し、全ての宇宙移民をニュータイプへと導くことが私の使命である。」

この演説が、全てを敵に回した。地球連邦もジオン共和国もコロニーも当然だが、アクシズの内部のザビ家派閥も私のティターンズさえも全てを敵に回した。

ザビ家派閥はこの演説に当然反発を表明し内乱を起こした。ダイクン派閥の人間を、決戦を迎えた今でさえ殺している事だろう。モウサとアクシズの内部で、馬鹿馬鹿しい殺し合いをしている。私のティターンズは先日、エグザべ・オリベに殺された。アクシズから逃亡したところを、白い死神とパプテマス・シロッコの作ったMS部隊に殺された。

もはや、死ぬしか道が無い。何も打てる手がない。生きる道がない。

>>38

キャスバル・レム・ダイクンは、この演説の後、アクシズが開発したMS、キュベレイに夢中になり、ニュータイプは新たな能力を得た、などと嘯いていた。何が新たな能力だ。戦場で、一方的に敵を殺せる能力が、ニュータイプの能力などであって溜まるものか！ニュータイプとは、争いさえも超越できる新人類だと言ったのが、ジオン・ダイクンだろう。争いを超越するというニュータイプの力を、アクシズを戦いから遠ざけるために使いもしなかった。何故、アクシズを1つに取りまとめ、地球圏に対して和平交渉すらしなかったのだ。ニュータイプだというのならできることだろう！

シャア・アズナブルはニュータイプの能力を、己が戦場で活躍するためだけに使っている。それが当然だと考えてさえいる。

すなわち、キャスバル・レム・ダイクンは全世界に向けた演説においてさえ、虚構を、己さえ信じていない夢物語を語ったのだ。世界に嘘をついた。

私も、アクシズもそれを許した。許さざる得なかった。キャスバル・レム・ダイクンとシャア・アズナブルを別人だと騙りさえもした。

争いに疲れ切った私たちは、その程度しかできない愚かで心の弱い人間でしかなかった。ニュータイプという愚かな幻想に浸っていたい老いた人間だった。キャスバル・レム・ダイクンかシャア・アズナブル。どちらかの名前が生き残り、いずれ目を覚まし、真のニュータイプとして覚醒してくれることを祈るしかできない人間だった。

そのシャア・アズナブルはたった今、このグワダンを捨てて、アクシズを捨てて、赤いキュベレイで逃げて行った。この港湾から逃げだした。

>>39

キュベレイの調子が悪い、動かないなどと言い、戦場に出ることを渋っていたシャア・アズナブルは、目の前に敵戦艦が迫るのを見るや否や、逃げて行った。

グワダンの艦橋にいるもの全てが、呆気にとられた。シャア・アズナブルの、キャスバル・レム・ダイクンの無事に安心するよりも、呆気に取られていた。咄嗟にMS部隊を全機出撃させたことで、彼らの認識を誤魔化せただろうか？シャア・アズナブルを名乗るキャスバル・レム・ダイクンはグワダンを守るために出撃したと誤認させることができただろうか。

せめてもの情けだった。滅びゆくものの為の情けだった。

争いよりも、もっと地球や人々の為にするべきことが、できることがあったのだと気づいた私ができる、最後の施しだった。

ジャミトフ・ハイマンは死ぬ最期の瞬間まで独りよがりの老人だったのだ。

特にみんなが興味がないであろう、キャスバル・レム・ダイクンの演説内容はこうでした。　　　編

要約：自分はザビ家の被害者。

　　：ザビ家は悪いし、地球連邦も悪い。

　　：地球を人間が汚染するな。戦争するな。

　　：宇宙で生きる人間はニュータイプになれる。なれるったらなれる。

　　：だから、地球に住む人間は宇宙に上がれ（でないと、アクシズ落とすよ！）

ダカール演説もウィキペディアに載ってたけど、だいたいこんなことしか言ってない。シャア・アズナブルはアドリブが利かないのかもしれない。

えー、数週間前に、〇泉●次郎はシャア・アズナブルだとXで流れていましたが、〇泉君に失礼です。〇泉君はアドリブも演説もまともな会見もできない人間ですが、テロ組織を立ち上げたりなんかしていません！！フィフスルナだって地球に落としませんよ！まったく（日本酒2合赤ワイン2杯並の感想）

使い捨て前提のガザCに乗って前線に出て、先頭に立って兵の指揮取ってたハマーン様の株が、どんどん上がっていく。兵士も未錬成だったらしいのに。いや、訓練未了だからこそ、ハマーン様が最前線に行かなければならなかったのか…ミネバ様もアクシズから出て、最前線へ…
地獄。おい●●●●●●野郎！！あと、アナハイム！！いい加減にしろ！昔からアクシズとアナハイムエレクトロニクスが技術提携してたって言う設定はZ本編で、出てきてないだろ！！


劇場版のZは見てません。時間が取れない。申し訳ない。
でも、まあ、作られた時代から考えるに、富野監督の謝罪の意味があるのではないだろうか？「昔は大人に誑かされて考えなし（超重要）に戦争賛美したり、兵士になって人殺しするような子供はしねばいい、と考えていたけれど、言い過ぎだったね。命と心を大切にね。」
みたいな謝罪。知らんけど。
実際、本当にまだまだ「少年兵」が世界に居て、それが誘拐されたり殺し合いさせられたりして「少年兵」を強要させられている現実というものが一般人に認知されだした頃に、製作したのでは？知らんけど。
劇場版のカミーユ君とファちゃん、最後まで心は無事らしいですけど、ティターンズの残党やアクシズもまだまだいるはずなので、当然、短い休憩後、再度、最前線行なのではないでしょうか？だって、正気じゃないブライト艦長でしょ？他に誰か戦える人間、アーガマにいる？居ないと思うよ。
いくら強かろうが、ニュータイプだろうが、死ぬときは死ぬのが戦場なので。
悲しいけど、これって戦争なのよね…

酔っぱらってるから出す裏話。

エグザべ中尉の遺書の内容
カミーユとファ宛
財産（貯金：500万円くらい）を譲渡
財産証明書と公正証書と執行役の弁護士指名


こーゆー遺書は封筒を開けたら無効になるので、もし、見つけた場合は必ず、弁護士か誰かに相談してください。（日本の場合）故人の財産横領している親戚とかいたら、返還請求もできる場合もあるからね。横領ダメ絶対。聞いてるか？シャア・アズナブル。
ヌーいなかったら、やばかった。

うーんこれは危うすぎる

誰か原稿作ってくれる奴とか外交のイロハをレクしてくれる奴とかいなかったのか

実際、シャアって政治家としての実務経験は薄いから、割と右も左も分からないレベルでもおかしくないんだよな

ほぼ未経験でいきなり政府機関のトップに立て、政治を代わりにやってくれる人とかも特に置かないから自由にやってだなんて、無責任ですらあるよ

>>40で言われてた人の支持者には、「彼はまだ経験不足だからもっと重要な大臣職をやってからトップに立ってほしい」的なことを言ってる人が割といたんだけど、シャアにそういうこと言ってくれる人もあんまりいないし…

担ぐ人間の成長を願って、そのために協力するという姿勢、担ぎ上げる者としての真っ当な責任感、そういうものに欠けた支持者ばかり集めてしまうし、それに乗せられてしまうのを止めてくれる人がいないのがシャアの不幸

本人ふくめて誰もキャスバル・レム・ダイクンやシャア・アズナブルという存在に血の通った中身を詰め込もうとしなかったのだなぁとなる

シロウズは薔薇ラァに別世界の自分の投影として色々世話された結果
「これでは道化だよ」となって自身の意志で動き出した事で血の通った中身が出来て行ってるの皮肉で面白いな

シロウズくんはレオーニ博士の所で研究者としてイチから下積みしていっただろうと思われるのも、地に足ついてるポイントなんじゃないかなって思う
軍人と違って独断専行でも功績上げれば昇進するって職場じゃないし、むしろ下っ端ならどれだけ周囲と融和してコミュニケーション取れるかってのも重要だし、研究が上手くいったところでそのまま自分の功績にできるわけでもないし。
本人の資質的に割合人懐っこいところがあるので、担ぎ上げられる下駄を履かされてなくても慕われたり好かれたりしてそうなのもシロウズくんの安定成長ポイントになってるのかも。
つまりそういう方向でスキルアップできてないし、成長するには年齢的に若いとはいえ既にちょっと遅いキャスバルくん、詰んでる。

キャスバルの演説の目の滑りっぷりヤバ
なんか良いこと言ってそうで何も言ってない…

賢くて人懐こくて名義とかポストとかについては出しゃばらない(※目立つと困るので)けど積極的に研究に取り組んで成果を出そうとする(※早く薔薇の少女を異世界に返したいので)まだ20代の駆け出し研究者とかチームメンバーからしたら可愛くて便利な後輩でしかないので悪くない環境だったかもな
まぁそれもイオマグヌッソの踏み台にして惜しんじゃいないところはシャアポイントではあるが…地道で目的に即した実態のある人間関係構築の経験値にはなってるかもしれない

こう、ガンダムファン歴が長いと自然とシャアとの付き合いが長くなるので、ついなんかどうにかしてやれんかなという気持ちになってしまうし、シロウズというシャア属の比較的なんとかなりそうな個体を高めに見積もってすがってしまう　DIOのオタクがディエゴに救いを求める現象
ごめんなシロウズ多くは求めないからアクシズもコロニーも落とさず達者で暮らせ