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廃棄衣料から作るターンテーブルの面白さと、エンタメ領域での有効活用の可能性を探る | Cocotame(ココタメ) – ソニーミュージックグループ
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サステナビリティ ~私たちにできること~

廃棄衣料から作るターンテーブルの面白さと、エンタメ領域での有効活用の可能性を探る

2026.01.08

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CDの廃棄ディスクや、使用済みペットボトルを原料とした再生プラスチックをはじめ、ソニーでは各製品における再生材の活用(マテリアルリサイクル)が積極的に進められている。そんなソニーのオーディオ機器開発チームと環境素材開発チームが、ソニーミュージックグループと協力して取り組んだのが“廃棄衣料を活用したレコードプレーヤー”だ。

意外にも思えるその組み合わせのきっかけには、“今までにない新しい再生材で音を鳴らしたい”という思いと、“無意識に捨てるのがもったいない繊維製品”との出会いがあった。

ソニーの音響デバイス技術開発部で、商品開発・設計を担当する白川弘之、素材開発を担当する藤平裕子、当プロジェクトに共鳴したソニー・ミュージックエンタテインメント(以下、SME)サステナビリティ推進部の神山薫の3人に話を聞いた。

  • 白川弘之プロフィール画像

    白川弘之

    Shirakawa Hiroyuki

    ソニー株式会社

  • 藤平裕子プロフィール画像

    藤平裕子

    Fujihira Yuko

    ソニー株式会社

  • 神山薫プロフィール画像

    神山 薫

    Kamiyama Kaoru

    ソニー・ミュージックエンタテインメント

“明らかに今までとは違う”魅力的な意匠の発見

廃棄衣料から作られたレコードプレーヤー

──“廃棄衣料品からレコードプレーヤーを作る”という発想はどのようなきっかけから生まれたのでしょうか?

藤平:ソニーの音響デバイス技術開発部のボトムアップ活動として、新しい商品や技術を提案する、年に1回の部内イベントを5年ほど前から行なっています。その活動のなかで、社内のデザイナーから“廃棄衣料を使った素敵なデザインの繊維リサイクルボードがある”と紹介を受けたのがきっかけです。

私たちはこれまで樹脂を中心に、再生材の開発を長年行なっていて、ホームオーディオでも再生プラスチックなどを採り入れてきました。でも、従来のそういった再生材は黒い無機質な色が多くて、もともと製品に使われていたバージンプラスチックと見た目がほとんど変わらないものだったんです。

いっぽう、廃棄衣料を使った再生材は、素材の見た目から明らかに今までとは違うもので、意匠的にも環境配慮の観点でも面白そうだなと感じました。そこで、廃棄衣料のリサイクルボードから、スピーカーや各種オーディオセットを作ってみることにしたんです。

袖に赤と緑のアーガイルの模様がある黒いニットを着た藤平裕子

白川:リサイクルボードは平らな板なので、まずはそこから加工しやすいものとして、箱型のスピーカーを作ることにしました。小さいものからサブウーファーぐらいの大きさのものまで作ったのですが、形がどうしてもオーソドックスな四角い箱に限られてしまって。素材自体は魅力的なのに、デザイン面ではあまり冒険ができず、もったいないと思いました。

そんななか、数年前からアナログレコードのブームが再来しているという話題が出たことから、レコードプレーヤーを作ってみることになったんです。レコードプレーヤーのターンテーブルは基本的に四角い筐体なので、素材との相性もいいですし、元の製品もボードを加工して作っているので、廃棄衣料素材の板でも同じ加工ができます。もしかしたら、そのまま移植しても作れるんじゃないかと。そこでメカ担当のエンジニアにも協力してもらって既製品の部品を組みつけてみたんです。

すると、素材の良さがちゃんと意匠としても表われてきて、見た目も手触りも温かみがある、独特な特長を持ったターンテーブルができました。完成したものを社内外でサンプルとして展示する機会も何度かあったのですが、質感の評判が良く、“これは欲しい”という声が思った以上に多かったんです。

手を使って表現しながら話す白川弘之

Tシャツやタオル、不要になった繊維製品をアップサイクルしたかった

──廃棄衣料を再利用したターンテーブルの開発そのものは、以前から始まっていたんですね。このプロジェクトが、SMEのサステナビリティ推進部と合流するまでの経緯はどのようなものでしたか?

藤平:プロジェクトの当初は、既製品として売られていた廃棄衣料ボードを購入して加工していたのですが、環境に配慮した材料というものは“その素材がどこから来たものか”も重要です。ならば、ソニーグループ内で出どころがはっきりしているものを原料にしてみたらどうだろうという話になりまして。

ソニーグローバルマニュファクチャリング&オペレーションズ(以下、SGMO)の幸田サイトや稲沢サイトといった事業所に声をかけ、工場で使用した廃棄ユニフォームの提供をお願いしたところ快諾をもらい、再生材として使うことができました。

ほかにも、2024年に活動を終了した社会人サッカークラブのソニー仙台FCから、何か思い出を残す手段にならないかと相談を受け、送ってもらった横断幕などを素材に用いたターンテーブルを作りました。選手のユニフォームをそのまま取っておくというのもひとつの手ではありますが、何か製品という形にして思い出を残すというのもソニーならではということで、すごく面白いという意見をもらいました。

こうした活動を続けるなかで、音楽の再生機器を作るということは、音楽ビジネスを展開するソニーミュージックグループ由来の再生原料だと、より親和性が高いのではないかと思いついたんです。そこでSMEのサステナビリティ推進部に連絡しました。

神山:実はSMEでも昨年度あたりから、社内で不要になった繊維製品の処分方法を検討したいという声があり、マテリアルリサイクルのトライアルを行なっていたんです。

繊維製品というのは、Tシャツ、タオル、バッグなどのグッズ類を作るときのサンプルや、アーティストがレッスンで使った練習着などがあって。

カーキのシャツを着た神山薫

──捨てるに捨てられないものだったり、廃棄するにしても量が多くてコストがかかったりするものですね。

神山:はい。そこでSMEのサステナビリティ推進部では、そういった衣料品を集めマテリアルリサイクルを行なっている企業にお願いして圧縮、裁断した素材から飲み物のコースターにリサイクルする施策を行ないました。

このコースターをノベルティとして配ることで、“廃棄ではなくアップサイクルすることもできますよ”という社内啓発活動のようなことをしていたんですね。ただ、この考え方を浸透させるのはなかなか難しくて……ちょうど悩んでいたところに、藤平さんから連絡があったんです。

ソニーミュージックグループが試作した廃棄衣料を原料とする暗い赤色のコースター

ソニーミュージックグループが試作した廃棄衣料を原料とするコースター

藤平:今年の春ごろに、神山さんがターンテーブルの試作品を見た際に「実はうちもこの手法でコースターを作っていたんです」と言われたときは驚きました。アプローチは違っても、実は同じ素材に関心を持って動いていたなんて! と。そこで一気に話が盛り上がり、まずはトライアルとしてソニーミュージックグループ内で集めてもらった衣料品を原料に1台作ってみましょう、という流れになりました。

“1台1台が違う音になる”ことが面白い!

──廃棄衣料や、不要になった繊維製品などがターンテーブルに生まれ変わるまでのプロセスを教えてください。

藤平:簡単に言えば、衣料品を細かく砕いたものを圧縮して板にしていくというものですね。その工程は、廃棄衣料を使ったリサイクルボードを作っているパートナー企業にお願いしています。

板を作り上げる工程を手で表しながら話す藤平裕子

藤平:1台ずつ時間と手間をかけて丁寧に作っており、今は“1点もの”を作っている状態です。とはいえ原理としては確立できていますので、今後は効率的なプロセスを検討していきたいです。

──できあがった完成品の音質はいかがでしたか?

白川:ソニーでは製品に環境に配慮した素材を使う場合でも、音質を含め、かなり厳しく品質評価を行ないます。そのうえで“これなら量産に使える”というものだけを採用しているので、廃棄衣料による素材についても、一般的な尺度で言えば当初は難しいだろうと感じていました。

ただ、スピーカーやターンテーブルの場合は素材の響きが音に表われるという特性があって、それがいい意味で音の“味つけ”になります。素材の違いで音が変わるという意味では、楽器のイメージに近いですね。そういう違いを面白いと感じていただけるのではないかと思い、通常の量産品とは捉え方を変えることにしました。

もともと今回の材料は、木材を細かく砕いたボードの代替材として考えていたものです。もちろん木とは違う音になりますが、素材が柔らかいからなのか、音が優しくなり、角が取れて聴きやすいという面もあって。それらは非常に良い部分だとも捉えられますので、うまくいかしたいなと。

グレーが勝った水色のターンテーブルの筐体に使用した廃棄衣料を原料とするターンテーブルの筐体に使用した廃棄衣料を原料とする再生材

ターンテーブルの筐体に使用した廃棄衣料を原料とする再生材。今回は、青みが強く出ているが、原料となる衣料品の色によって色は変わる

もうひとつ面白いのが、同じ衣料系の再生材でも、原料の出どころが違うだけで音が変わる点です。ほんのちょっとした配合の違いとか、コットンやポリエステルといった衣料素材の違いなどが原因だと思うんですが、音のキャラクターが大きく違ってくるんです。

──それは音響特性にも出るくらいの違いなのでしょうか。

いえいえ、そこまでではありません。ただ、比較して聴いてみると音の好みというレベルで確実に違いが出ることは体感してもらうことができます。アップサイクル時の原料の出どころと、ユーザーが受け取る音のイメージが結びつくことで、イメージを広げてくれる。その点が今回のターンテーブルやスピーカーと非常に相性がいいと感じました。

水色のシャツに白いパーカーを羽織った白川弘之

神山:その音の違いは、音質に詳しくない私が聴いてもわかるくらい出ますので、本当に面白いです。ちなみに、SGMOモデルとソニーミュージックモデルを聴き比べましたが、前者の音は柔らかく、優しい音色であったのに対し、ソニーミュージックモデルはパッキリとした元気のいい音だと感じました。どちらも音質は申し分なく、聴く人の好みや音楽のジャンルによって、ベストなマッチングが変わってくるのだと思います。

笑顔で語る神山薫

アーティストやIPに紐づいたグッズ化も目指したい

──本プロジェクトをベースにした取り組みの発展性について、また中長期的に描いているゴールについて教えてください。

藤平:今回はこうしてソニーミュージックグループとコラボレーションができましたので、もし可能であれば、特定のアーティストの衣装など、限定的な素材を形にすることで、その音を実際に聴いてみたいと思っています。今回のようなご縁から、ぜひ次にもつなげていければいいなと感じています。

神山:私としても、中長期的にはアーティストやIPと紐づいたグッズ化や記念品化を目指したいと考えています。量産化は難しいとしても、例えば、全国ツアーで使用した衣装から作った1台をファンの方に抽選でプレゼントするとか、周年記念のアーティストであれば、過去の衣装から作ったものをライブ会場に飾るといった施策は、アイデアとして思いつきます。

また、アイドルグループなどでよく設定されている担当カラーがあるなら、このターンテーブルは原料となる衣料品の色味が反映されるので、それぞれのカラーのターンテーブルを並べることができる。

アーティストやIPのファンの方々と、“なぜこれが作られたのか”というストーリーを共有しやすく、かつ、マテリアルリサイクルの認知を広げられる施策が実現できると思いますので、サステナブルな取り組みのひとつとして、将来的にメニュー化できればいいなと考えています。

そのためにも、試聴デモやこういった記事を活用しながら、サンプルやグッズなどで無意識に廃棄されてしまうもののアップサイクル、マテリアルリサイクルへの取り組みに対する感度を、ソニーミュージックグループ内で高めていけたらと思います。

白川:このプロジェクトは、企業が利益を追求するものとは性質が異なると思っています。このターンテーブルは集めた衣料品によって音色と色味が変わり、世界に1台しか存在しないという特別な価値を生み出すことができる。神山さんが言う通り、唯一無二のアーティスト、IPのファンエンゲージメントを高めるストーリーづくりと非常に親和性が高いと考えています。

その1台に宿る価値が、使ってくださる方にとって“絶対に手放せない”と思えるようなものにすることができたら、素晴らしいですね。

廃棄衣料から作られたレコードプレーヤー

文・取材:柳 雄大
撮影:干川 修

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