アブノーマリティ

端的に言えば「現代科学では説明不能な未知の怪物」。

能力及び姿形はさまざまで一貫性はなく、中には「音そのもの」のような実体をもたないものもいる。もちろん人に害をなす危険なものも少なくなく、Lobotomy Corporation（L社）では社員がアブノーマリティの餌食となって殉職する事故が頻繁に起こる。

どの個体も総じてエンケファリン（作中における電力兼栄養源）を放出する性質を持っており、そんな彼らを「収容」して閉じ込め、エンケファリンを取り出すのがエネルギー供給会社・L社の主要業務。

また、他のアブノーマリティと類似した特徴を持つ亜種のような存在も確認されている。

それらは「変異体」とも呼ばれるが、この呼称は現在は公式設定ではなく、飽くまで非公式な俗称である。

続編の『Library of Ruina』『Limbus Company』でも登場するが、名称が「幻想体」に変更され、一部幻想体の名称が変更された。

Limbus Companyで、死亡した幻想体はしばらくの間「卵」と呼ばれる休眠形態になることが判明した。

全てのアブノーマリティには「O-03-03」といった個別の番号が振られている。

このタイプ分類に公式からの言及はないが、左から「根源分類」「タイプ分類」「シリアルナンバー」を表すと推測されている。

Limbus Companyでは番号の並びが一部変更されており、左から「根源分類」「タイプ分類（？）」「発見区域」「同地区でのシリアルナンバー」「その他情報」を表すと推測されている。

• 根源分類
  • F（Fairy Tale）：忘れられた伝承、神話、童話を元としたアブノーマリティ。
  • T（Trauma）：事故や事件などのトラウマから生まれたアブノーマリティ。
  • O（Original）：根源が不明なアブノーマリティ。
  • D（DLC from backers）：ゲームのスポンサーの案により誕生したアブノーマリティ。
  • M：詳細不明。「神話(Myth)」ではないかと推測されている。
• タイプ分類
  • 01：かつて人だったものや人の姿形をしているもの。
  • 02：鳥や狼など自我を持つ生物の姿形をしているもの。
  • 03：異次元や宗教にまつわる力を持つもの。
  • 04：虫や植物など自我を持たない生物の姿形をしているもの。
  • 05：機械や人工物の姿形をしているもの。
  • 06：抽象的な存在やそれらが融合したもの。
  • 07：特殊な条件を持つツール型アブノーマリティ。
  • 08：詳細不明。
  • 09：使用、装着が可能なツール型アブノーマリティ。

Limbus Companyにおいてこの法則が適用されているかは不明。

アブノーマリティにはそれぞれ危険度が割り振られている。この危険度はゲーム中においては作業によるエネルギーの生産量を表すものであるため、正確にはアブノーマリティの危険度を表すものとは言い切れない。しかし、大抵は危険度が高いほど鎮圧の難易度も高くなる傾向にある。

• ZAYIN（ザイン）：最も安全。利益をもたらすものもあるが、危険がない訳ではない。
• TETH（テト・テス）：下から2番目の危険度。このクラスから、収容違反（脱走）を起こすアブノーマリティが登場する。
• HE（ヘー・ヒー）：危険度で言えば中程度だが、何故か厄介な能力を持つアブノーマリティが多い。
• WAW（ヴァウ・ワー）：上から2番目の危険度。その危険性はHEよりも格段に高く、脱走時や能力発動時に対処を誤ると収容されている部門が壊滅する恐れもある。
• ALEPH（アレフ）：最も危険度が高いアブノーマリティ。最悪の場合、施設全体が壊滅することもあり得る。

Limbus Companyでは7.5章『LCB定期検診』にてランクの調整がされ、危険度の横に被害の最大予想値として10段階の数字が付けられるようになった。

シリアルナンバー順に掲載。

LobotomyCorporation Library of Ruina Limbus Company

試練 大罪……幻想体に類似した別の存在。