Deprecated: The each() function is deprecated. This message will be suppressed on further calls in /home/zhenxiangba/zhenxiangba.com/public_html/phproxy-improved-master/index.php on line 456
ゼクノヴァ (ぜくのゔぁ)とは【ピクシブ百科事典】
[go: Go Back, main page]

ピクシブ百科事典は2024年5月28日付でプライバシーポリシーを改定しました。改訂履歴

ゼクノヴァ

44

ぜくのゔぁ

ゼクノヴァは、テレビアニメ『機動戦士Gundam GQuuuuuuX』に登場する架空の現象、架空のサイコミュ事故のことである。

アニメ『機動戦士GundamGQuuuuuuX』の重大なネタバレを含みます

概要

U.C.0079、一年戦争の末期、第二次ソロモン会戦で発生した、グラナダに落下しそうになったソロモンの一部を巻き込んで消失させたミノフスキー粒子の相反転現象、もしくはサイコミュの暴走事故を指す。

劇中ではシャア・アズナブルが搭乗した赤いガンダム がアルファ型サイコミュを搭載していたことで初めて発生した。

U.C.0085になっても、ゼクノヴァの発生原因は解明されないままで、劇中ではエグザベ・オリベが自機のGQuuuuuuXに搭載されているオメガ・サイコミュが暴走して「ゼクノヴァ」を再び引き起こすのではないかと危険視している。

劇中での発生

U.C.0079

一年戦争末期の第二次ソロモン会戦にて、敗戦濃厚となった地球連邦軍ワッケインは陥落させた宇宙要塞ソロモンジオン軍の重要拠点、月面都市グラナダに落下させる作戦、ソロモン落としを決行。

これに対し、シャア・アズナブル率いる部隊は、地球連邦軍から鹵獲した強襲揚陸艦ソドンを使ってソロモン内部へ突入した後、モビルスーツ部隊が自爆装置をつけた無人のザク4機をソロモン内部に設置し、ザクの核融合エンジンを誘爆させることで、ソロモンの軌道をそらすという作戦に打って出る。

地球連邦軍の熾烈な抵抗を潜り抜けたシャアとシャリア、そしてソドンクルーたちによる決死部隊はソロモンへ辿り着き、予定通り無人のザクを4機設置し終え作戦は成功するかに見えた。

しかし、ザビ家への復讐を目論むシャアは一機のザクの起爆装置をもぎ取り無力化する。

あえて作戦を失敗させることで、連邦の思惑どおりソロモン落としを成功させ、連邦とザビ家の共倒れを狙ったのである。

そこに第一次ソロモン会戦でビグ・ザムを駆るドズル・ザビを討った機体、連邦軍の白い軽キャノンが現れ、シャアの赤いガンダムと交戦する。シャアが軽キャノンの奇襲をいなし、撃破しようとした瞬間、ニュータイプの洞察力により、軽キャノンのパイロットが実妹のアルテイシア・ソム・ダイクンだと理解してしまう。一瞬、シャアが躊躇した隙を突き、アルテイシアは反撃に出るが、シャアの赤いガンダムに手傷を負わせることは叶わず、天井が崩落したことで勝負は有耶無耶のまま終わってしまった。(アルテイシアが意図的に崩落を狙った可能性もある)

一方、ソドンの指揮を執っていたドレンはタイムリミットが過ぎたことでシャアが帰還しないことを冷静に受け止め、ソロモンから撤退を開始する。

結果としてソロモンの落下は免れない状況にあった。

そんな中、突如として赤いガンダムのコクピットに搭載されていたアルファ型サイコミュが不可思議な挙動を見せる。直後、機体の周辺はピンク色の膨大な光に包まれ、シャアは光の奔流のような空間(後の“キラキラ”)を幻視する。

キケロガを駆りソロモンの周辺を索敵していたシャリアは、ソロモンの内部に残っているシャアへ通信で呼びかけを続ける。

ノイズ交じりの通信でシャリアの耳を打ったのは、どこかから呼びかける何者かの存在を知覚しているシャアの声であった。

シャア何ということだ…刻が…見える…! (テレビ放送版では『時』と字幕表記)

その言葉を最後に、シャリアとシャアとの通信は途絶した。

ソロモンは溢れ出した光によって大きく球状に削り取られ、その影響で落下軌道が大きく変更。結果的にグラナダの真上を通過するだけに終わった。

この日を境に、赤いガンダムとシャアは共に行方不明となった。

時を同じくして、この異常な現象で難を逃れたグラナダでは地下にあった「オブジェクト」なるものが消失。

報告を受けたキシリア・ザビ「これもシャロンの薔薇の仕業か」と、意味深な発言を残した。

U.C.0085

第7話

イズマ・コロニー内で発生。

シュウジが搭乗する赤いガンダムとニャアンが搭乗したGQuuuuuuXサイコ・ガンダムの攻撃や軍警察からの追撃から逃れるため、高架下で身を潜めていた際、アマテを置いてイズマ・コロニーからの逃亡を提案するニャアンをよそに突如として赤いガンダムが発光し、小規模のゼクノヴァを発生させた。

この際、シュウジたちは機体から降りており、コクピットは無人の状態であった。

シュウジ向こう側が、見える

コロニーに穴を空けるには至らずも、内壁(地面)を一部抉り取り、シュウジと共に赤いガンダムは再び消失

現場にはニャアンとGQuuuuuuX、そしてコンチだけが取り残された。

第9話

今回は発生こそしていないものの、その実態に関わる重大な描写があった。

ソドンから脱走したマチュは地球に向かい、ある娼館にたどり着く。どうやら墜落のショックで右半身を打撲したようだが、娼館の人物に助けられたようで、マチュはその人物を探しに散策に出る。

しばらく歩いた後、彼女はブランコを漕ぎながら夕焼け空を眺める女性を見つける。その女性が言うには、赤い服を来たジオンの士官を愛しながら、しかし白いモビルスーツを駆る青年も同時に愛しているという。

しかし、どれだけ頑張っても赤い士官は白いモビルスーツの青年に殺される。何度夢を見ても、同じ結果にたどり着く。だからこそ彼女はその力を使い、彼を助けようとしていたようだ。

ここからは推測になってしまうが、ゼクノヴァとはニュータイプの力を使った強力な時空間を超えるレベルのSOSと考察できる。これまでゼクノヴァを起こした事例は、

  • ソロモン落下作戦阻止の際、「崩落したソロモン内部で赤いガンダムが生き埋めになっていた」ことがトリガーとなったことで発生。
  • サイド6にてサイコ・ガンダムの暴動発生後、「シュウジと赤いガンダムがピンチになっていた」状況でゼクノヴァが発生となっている。

もしこれが、赤いガンダムとそのパイロットを救う手段だとするなら、ゼクノヴァを発生させた直後のMSは一体どこへ消えていくのか?

果たして、ゼクノヴァの本当の正体は…?

事故の影響

大質量が短時間で消失するという現象は、当然のことながら勢力を問わず衝撃を以て受け止められており、原因調査の核となるシャア及び赤いガンダムの捜索に関しては各所の地位協定の例外としてジオンに優先権が認められているほど。その優先権のせいで大きな事件も起きており、シャリアだけでなく人類全体にとって一年戦争はまだ終わってないと言っても良い状況である。

余談

  • ゼクノヴァはアニメ『機動戦士ガンダム』を始めとした正史の宇宙世紀には存在しなかった用語で、架空戦記である『GQuuuuuuX』から登場。劇場で販売された豪華版パンフレット「機動戦士Gundam GQuuuuuuX -Beginning- "MATERIALS"」によれば、ゼクノヴァを提案したのは『機動戦士GundamGQuuuuuuX』の監督である鶴巻和哉
    • 鶴巻は同パンフレットのインタビューで「単純な一年戦争の仮想戦記というだけでなく、『GQuuuuuuX』の物語全体に関わる設定になります。」と述べている。
  • U C.0079にゼクノヴァが発生した経緯である連邦軍のソロモン落としは「正史」における南極条約に違反しているのは明白である。
  • U.C.0085に起きた際の状況から「シャアは肉体がこれで消し飛び、赤いガンダムの中にキラキラとして意識が残った」という前作のあの子10数年も後の正史の宇宙世紀ヒロインから連想した考察がされている他、その説が合っていると仮定して「女性関係がめんどくさくなってくると発動するのでは?」というネタ混じりの考察をされている。実際、正史でのシャアは女性関係が拗れると逃げる癖があるため、シュウジの言う「ガンダムが言っている」=シャアの意識が赤いガンダムに宿っているのならやりかねない(ニャアンとシュウジの時も一旦引き上げる為に発生させた)という意見も。流石に与太話の域を出ない説だが前述の通り前科があるため、無駄に説得力を増してしまっている。
    • その一方でUC0079、UC0085ともにキシリア・ザビがピンチに陥った状態で発動しているため、劇中のキャラクターからすると、「シャアがキシリアをピンチから救うために起こしている」と思われているのでは?と、一部視聴者から言われている。
    • 冗談ではない!…と、ザビ家に恨みを持つシャアなら言いそうだが、「キシリア派に神風の如くゼクノヴァがプロパガンダとして利用されていそう」との考察もある。

参考文献

  • パンフレット「機動戦士Gundam GQuuuuuuX -Beginning-」23、24、32頁 2025年1月17日発行
  • パンフレット「機動戦士Gundam GQuuuuuuX -Beginning- "MATERIALS"」28頁 2025年1月17日発行

関連タグ

登場作品機動戦士GundamGQuuuuuuX
発生させた人物
発生させた機体赤いガンダム
関連用語(GQuuuuuuX)
正史における類似現象

さらなるネタバレ注意!!

第10話にて、シャロンの薔薇の発生させるゼクノヴァを利用した戦略兵器イオマグヌッソを発射したことで発生。

標的のア・バオア・クーは月の裏側にあるはずだったが、超大規模のゼクノヴァがア・バオア・クーを地球上空に引き寄せると、そのまま飲み込むようにして刻の彼方へと消し飛ばした。

コモリ宇宙が…光ってる?

しかし、起動時の「絶叫するララ音」という字幕や、マチュ「シャロンの薔薇が泣いている…」という発言から、シャロンの薔薇、しいては薔薇の内部にいる少女にも相当な負担がかかっていることがうかがえる。

ゼクノヴァの正体について

第11話にて、コモリからゼクノヴァは別宇宙との境界が破れ、エネルギーが交換される現象と考えられていることが明かされた。

また、シャア曰くゼクノヴァが引き起こされる原因はシャロンの薔薇の転移によりGQ世界に2つ存在することとなった試作アルファサイコミュ兵器が互いに共鳴し合うことによる不完全さによるものらしい。

ただし、作中で過去に観測された3度のゼクノヴァ「ソロモン」「サイド6」「ア・バオア・クー」この全てではGQ世界側の質量が別宇宙へ放出する形で起きている。

それと、ゼクノヴァで引き起こされるキラキラについてはシャリア曰く「向こう側」(コモリの言う別宇宙)から流れ込むミノフスキー粒子のエネルギーが光として認識される現象であり、この現象の中ではニュータイプの感知能力は極限にまで引き出されるらしい。

尚、これによって引き出される感知能力は元々読心術に特化していた古いニュータイプのシャリアがイオマグヌッソ内部に滞在するキシリアをその周辺宙域からエグザべとの交戦中であるにもかかわらず、正確に捉えられるようになる程。

真のゼクノヴァ

作中にて、マチュがララァ・スンを助け出したことによって引き起こされたゼクノヴァだが、それまでのものとは異なり、緑色の光が広範囲へ散布される。

なお、このゼクノヴァはそれまで観測されたゼクノヴァと異なり、別宇宙の質量がGQ世界へ放出される形になっている。

実際、過去のゼクノヴァで別宇宙へ放出したはずの赤いガンダムとシュウジ、そして別世界の『ガンダム』がGQ世界に現れた。

また、その力によるものなのかは不明だが、シャアは薔薇の中に眠る少女の覚えている姿に変身した。

コメント

pixivに投稿されたイラスト

すべて見る

pixivに投稿された小説

すべて見る

このタグがついたpixivの作品閲覧データ

ゼクノヴァ
44
編集履歴
ゼクノヴァ
44
編集履歴