*概要
特別職国家公務員としての身分を持つ。
16の階級にわかれ、3尉以上の8階級を[[幹部自衛官]]と呼ぶ。
自衛官になるには様々な道があるが、ポピュラーなコースは以下のものがある。
-任期制自衛官
陸上自衛隊は1年9か月、海上・航空自衛隊は2年9か月という、短い年数のみ就任するコースで士からのスタート。
18歳以上27歳未満、男性は年何度か募集しているが、女性は年1回のみの募集である。
3ヶ月間「[[教育隊]]」で訓練を受け、その後各部隊に配属される。
試験を受け昇進して自衛隊に残る者もいるが、多くはそのまま退官し一般企業などに転職する。
-一般曹候補生
18歳以上27歳未満が応募可能な、所謂[[下士官]]に相当する曹を養成するコース。
-[[防衛大学校]]
幹部自衛官を養成する、高校卒業後に受験可能な学校。
-[[防衛医科大学校]]
自衛隊所属の医療職につきたい人のためのコース。かつては中央看護学院でなされていた[[看護師]]の養成も現在はこちら。
-[[高等工科学校]]
中卒で入学し、高等学校卒業資格も同時に取得する。こちらは男子のみ。在学時は正確には「自衛官」の身分ではない。
-[[幹部候補生学校]]
防衛大学校、防衛医科大学卒業後や、一般大学卒後などに入学。
-[[自衛隊体育学校]]
自衛官の中から選抜される他、[[オリンピック]]を狙えるクラスのスポーツ選手がスカウトを受けて所属する場合もある。
他にも様々な道がある。
*[[予備自衛官]]
常勤の自衛官の他に、予備要員として登録されている人員もいる。
任期が終了するなどして退職、一般企業に勤務している者がなるケースも多い。
即応予備自衛官、予備自衛官、予備自衛官補の区分があり、いずれも手当とそれぞれに決められた日数、定期的に訓練を受ける必要がある。
一般の自衛官とは違い、普段は民間企業に勤務したり家庭の主婦などをしていたりするが、有事の際常勤の自衛官の人手が足りない事態になると招集される。
[[東日本大震災]]では被災者の支援や復旧活動のため、初の招集が行われた。
*「自衛隊員」と「自衛官」
一般的には同じ意味として使われる「自衛隊員」と「自衛官」であるが、実は明確な違いがある。
「自衛隊員」は、防衛省の事務官も含めた自衛隊関係者であり、「自衛官」はその中でも制服を着て任務に従事する、いわゆる「自衛隊の人」を指す。
関係者の間では、事務官を「背広組」、自衛官を「制服組」と呼び分けている。
*自衛官の職歴を持つ有名人
-[[小川和久]](軍事評論家)
-[[佐藤正久]](政治家)
-[[田母神俊雄]](評論家)
-[[板垣恵介]]([[漫画家]])
-[[藤原さとし]](漫画家)
-[[武論尊]](史村翔)(漫画原作者)
-[[浅田次郎]](小説家)
-[[今井雅之]] (俳優)
-[[しのざき嶺]](成人向け漫画家)
-小西ゆかり(射撃選手)
-[[杉浦貴]](プロレスラー)
-[[本田多聞]](プロレスラー)
-[[B×Bハルク]](プロレスラー)
-[[青木篤志]](プロレスラー)
-[[谷口周平]](マイバッハ谷口)(プロレスラー)
-[[畠山麦]] (俳優)
-[[坂田信弘]](プロゴルファー・[[漫画>DANDOH!!]]原作者。)
-[[小原日登美]]☆(レスリング選手・[[ロンドンオリンピック]]金メダリスト。旧姓・坂本)
-江原騎士☆([[競泳]]選手・[[リオデジャネイロオリンピック]]銅メダリスト)
☆:2019年現在、現役自衛官。
*自衛官を題材にしたフィクション作品
-[[沈黙の艦隊]]
-[[守ってあげたい!]]
-[[右向け左!]]
-[[ライジングサン]]
-[[我が青春の陸上自衛隊]]
-[[GATE 自衛隊彼の地にて、斯く戦えり>自衛隊彼の地にて、斯く戦えり]]
*自衛官設定のフィクションキャラクター
※自衛隊をメインテーマとした作品以外
**現職設定
-[[鷲尾岳]]([[百獣戦隊ガオレンジャー]])
-[[鷹岡明]]/[[烏間惟臣]]([[暗殺教室]])
**元職設定
-[[西堀さくら]]([[轟轟戦隊ボウケンジャー]])
-[[信玄誠司]]([[アイドルマスターSideM]])
*関連タグ
[[女性自衛官]] [[防衛大学校]] [[防衛医科大学校]] [[高等工科学校]] [[自衛隊]]