昨日、文学フリマ東京41のO-11/12ブースで、売り子としてお手伝いをしてきました。
朝の会場に入った瞬間から、キャリーケースや段ボール箱を抱えた参加者の方々の熱気に圧倒されました。それぞれの本をより魅力的に見せるために、幟やサインプレートを工夫して並べていて、その光景は本当に壮観でした。
今回お手伝いしたのは、ラノベ作家のあさひな先生(X:https://x.com/asahina_shosetu
)と、幅広いジャンルの小説を発表されている日埜和なこ先生(X:https://x.com/hinowasanchi
)のお二人のブースです。
目の前でお客さんと接する姿を見て、「自分の作品をどのようにPRするべきか」という視点が自然と身につき、とても勉強になりました。
また、
・本の企画やレイアウトの工夫
・ブースの見せ方
・実際の販売の流れ
など、これまで知らなかったことを一つひとつ体験できる貴重な機会にもなりました。
さらに、作家さん同士の交流やファンの方々との会話を間近で見ることで、「自分もいつか、カクヨムや小説家になろうに掲載している作品を本にしてみたい」という気持ちが強くなりました。
自分の本を誰かに手渡す瞬間を想像すると、胸が高鳴ります。
今回の来場者数は約18,000人。コミケほどの規模ではないものの、これだけの人数が創作同人誌を求めて訪れているという事実に、イベントの魅力と力強さを感じました。
プロの作家さんや、あるミュージシャンの方も作家として参加しており、文学フリマが幅広く注目されていることを改めて実感しました。
一方で、「有名人やプロの参加は反則ではないか」という意見を聞いたこともあります。
しかし、私はそうは思いません。
イベントは人が集まってこそ成り立つものですし、参加者が増えれば、自分の作品を見ていただける機会も自然と増えます。むしろ良い相乗効果になると感じています。
世の中は経済で回っていますから、創作の場でも同じように人の流れは大切だと思います。
今回は売り子に徹していたため、私自身を訪ねてくださる方はほとんどいませんでした。
だからこそ、次回――2025年5月の文フリでは、ぜひ自分の個人誌をつくって参加してみたいと思っています。
自分の物語を本という形で届ける喜びを、次は作者として味わいたいです。