おこんばんは。家葉テイクです。
これでカバと読みます(挨拶)。
というわけで、つい三週間ほど前に投稿開始した当作品なんですが、なんともう完結しました! 今回はそんな当作品通称『ダ美肉』の後語りになります。まだ見てないよーという方は、下記URLから確認してみてください。全21話なのでさくっと一気読みできます。
ダンジョン美少女受肉配信者ですが、同級生に身バレしてコラボ配信することになりました
https://kakuyomu.jp/works/16818622170687939317
というわけで、後語りです。
今作は電撃小説大賞に応募ということで、一〇万字以上一五万字以下の尺という制約のもとに書いた作品となります。
実はこの作品、かなり超特急で作ったというか……ぶっちゃけ、殆どプロットはないような状態で書いておりました。
というのも、二月末までは全く違う作品を書いていたんですよね。現代退魔物で、異能バトルで、架空原作転生で、かませヒロインの姉に転生したのでお姉様キャラをやるという、ザ・家葉って感じのプロットでした。しかしまぁ、このプロットがあまりしっくり来ず。このまま書いてても面白くできそうな未来が見えないということで全部うっちゃりまして、三月頭に何とかひねり出したのがこちらの作品です。
〆切まで一ヵ月くらいしかないし、あんまり凝った世界観にしすぎると今度はお話が窮屈だな……と直前の制作で身に染みていたので、今度は「シンプルな現代ダンジョンを私風に再解釈して味付けして、素直に面白い現代ダンジョンものを心掛けて書いてみよう!」ということを意識して、ノープロットで書き始めたのが当作品です。
なので、当作品に形としてのプロットはありません。あるのは主人公の能力を拾ってきた能力ストック集のみです。ただ、完全に行き当たりばったりで書いていたかというとそうでもなく……一話を書いた時点で六話までの展開はだいたい頭の中にあり、六話を書いた時点で姉の心春さんの素性や終盤の展開も考えてはいました。Kaleidoさんやその他のキャラはその場で生えましたが。
そんな奔放な書き方をしていましたので、キャラ同士の掛け合いについては、当社比でもけっこう濃いめに仕上がったのではないかなと。
主人公は陰キャでツンデレなTS配信者。ヒロインは無表情ドヤ顏が似合うポンコツお調子者。私の他作品を読んだことがある方ならなんか既視感のありそうな組み合わせですが、まぁまさに『あんな感じ』で、多彩な環境の迷宮を『楽しみ尽くす』お話とマッチした作風にできたかなと思います。
お陰で、今までの私とはまたちょっと違うバランスの作劇にチャレンジできたのではないかと。その辺も楽しんでいただければ幸いです。
ではでは、今回はこのあたりで。
また次の活動報告でお会いしましょう。