左遷された元補給官、レビルス。 彼の願いは平穏に任期を終えること。 頼れる武器は、兵站管理で培った、常識外れの『計算』能力のみ。 第一部『ガリア戦記異聞』(完結済)では、 怪物――総司令官カエサルの「無茶ぶり」を嫌々ながらも計算で乗り越え、ガリアの戦局を揺るがしていく。 だが、ようやく掴んだ平穏は「元老院最終勧告」で打ち砕かれる。 第二部『内乱記異聞』(連載中)では、 主君カエサルと共に、ローマ全土を内乱の渦中へ。 戦場は、ガリアの兵站(ロジスティクス)から、国家の政治・経済へ。 これはローマ人同士の、それぞれの譲れない「Dignitas(尊厳)」が激突する戦争へ。 「計算」のみを武器に、共和政の激動を生き抜く男の物語。
11月1日に更新