アニカ(アニカ・アステリオ)
18歳、妾腹の王女。父親から翠の目を、母親から美貌を受け継いで生まれた。
たちまちに傷が治る不思議な体質で『不死の姫君』と呼ばれるが、本当に不死身ではない。首を落とされたり、病にかかれば死ぬ。王族時代は姓がなかった。
王妃に虐待されて育ったため、あまり自分の意思がない。けれど根は清らかで心優しい娘。
リグリス・アステリオ
18歳、若き辺境伯。アステリオの地を治めている。銃の名手。イケメン。
アニカを無理やり娶らされ、そのことを不満に思っているが……。
冷徹に振る舞いたい・根は優しい・口下手 の三拍子が揃っているため、アニカとの関係が大混線している。
グレン・リンデ
26歳、アステリオの数少ない医者。辺境伯家の侍医だが、他の患者も手広く診ている。
性格は明るく人好きするタイプ。父親と仲が悪い。年子の兄が居たが、10年前に亡くしている。
ナターシャ・リンデ
16歳、アステリオの名家、リンデ家の令嬢。兄ばかりの中で生まれたのでおてんば。リグリスが率いる銃士隊の一員として頑張っている。リグリスが好き。グレンの妹。
ルセニー
アステリオの貴族の一人。銃の名手。リグリスの良きバディ。飄々と働くタイプ。
ヴァリオン・リンデ
グレンやナターシャの父。他にも息子が2人いる。
10年前に跡継ぎの長男を亡くし失意にくれている。
自分たちを劣悪な環境に閉じ込めている王家に強い反感を抱いており、アニカを歓迎していない。