こんちゃ。煎田どす。
今日も今日とて、涼しい図書館で駄文を認めております。
世間では、こどもたちの夏休みシーズンが始まったころですかね。
世のおかあさん方、そうめんと冷やし中華の無限供給、本当にお疲れ様です。
増えるわかめみたいに、水につけるだけで勝手に無限増殖していくそうめんがほしいですよね。わかります。
煎田も今日は暑さのあまり、近所の中華屋さんで特盛り冷やし中華を平らげたうえに、デザートのかき氷アイスまで食べちゃいました。うーん、頭が禁禁！
（関羽、偏頭痛で救急台）
夏休みということで、図書館内にも、ひまを持て余していたり、読書感想文にいち早く着手しようと推薦図書っぽい本を借りにくるボーイズ・ガールズが数多見受けられます。
こうも暑いと、おいそれとお外で遊ぶこともできないもんね。令和っ子は大変だ。
まあ煎田も、小さい頃から室内に引きこもる割合が高かった永蟄居族でしたけど。
しかし読書感想文ですか、懐かしい……。
今はもう、AIに指定の文字数でそれっぽい感想文をちゃちゃっと書いてもらえる時代ですからね。ここ数年で、作文のレベルも段違いに上がっているんじゃないでしょうか。審査員の先生方も大変そうです。
自由研究もね、もはやYoutubeにあらゆるネタが転がってるし、交通安全のポスターとかだって、AI画像でちょちょいのちょいでしょ？ なんて省エネでタイパの良い時代なのでしょう。
煎田は自由研究とかポスターとか読書感想文といった類の宿題を中々終わらせることができなかった劣等生なので、今の子供たちが本当に羨ましいです。
親御さんたちも、宿題の面倒を見る時間が短縮できて非常にグーですよね。令和のテクノロジーって素晴らしい。
学校の先生たちも、夏休みの友の採点とか、読書感想文の添削とか、全部AIでやってしまっているのでしょうか。AIで作られた文書を、AIで添削する。なんだかそこはかとないマッチポンプみ（？）を感じます。
（関羽、唐変木で大変だい）
一方で令和の高校生男子たちは、同クラの女子たちと海に出かけて、青春のリビドーを爆発させているのでしょうか。うーん、羨ましい。夏の太陽の下で、同級生の水着姿に好きなだけむらむらするがよろしい。ちくしょう、眩しいなこの野郎！
高校球児たちも、今は女子マネージャーとの甘酸っぱい約束を果たすため、夏の大会を勇猛果敢に戦い抜いているのですね。マネージャーの作ったおにぎりでおに……いや、なんでもありません。青春っていいな。尊いな♪（急なごまかし）
（関羽、甲子園で騎馬戦）
そうそう、夏休みシーズンということで、鬼滅の新作映画が公開されているみたいですね。ううむ、無限城となると……しのぶファンキッズたちのトラウマ量産が心配でなりません。
今回は、エピソードどこまでやるんですかね。上弦弐、参あたりまではいくのかな？ さすがに黒死牟まで出ないよね？ 無一郎キッズまでトラウマを植え付けられるなんて、あまりにキツ過ぎるから。
しかし、劇場、アニメだけ追ってるキッズたちは、多分最初のアニメから７年くらい経過してますわよね？ 小一だった子が中二になって……。当時は気付かなかった甘露寺ちゃんのむらりんちょ力によって、平常心ではいられないでしょうな。気の毒に……。
（関羽、映画館はチュロス派）
おお、そうこうしている間に、読書感想文キッズたちが貴志祐介の「悪の教典」を片手に、楽しそうにカウンターへと駆け出しておるわ。
……ちょいちょい、待て待てキッズたち。それはいかん。しのぶ無一郎どころじゃないトラウマを刻み込まれるから、きみたちは大人しく、エルマーのぼうけんでも読んでいなさい。
煎田も、小学生の頃は本とか全然読まないガキンチョだったので、今にして思うともったいないなあと思います。十二国記とか、もっと早い時期に読破してればよかったなー。まあ、続きが気になってしょうがなかったでしょうけども……。
小さい頃に読んだ作品は、その人の生涯を彩る、想いでの作品になりますからな。
煎田は、小学校低学年の時にパパが集めていた「うしおととら」を読んで、あまりの怖さに恐慌をきたしました。サトリのエピソードが怖すぎて布団をかぶって泣きました。
でも、大きくなってから改めて読み直した時は、サトリのエピソードのエモさに、別の意味で泣きました。あったりまえだろ！ うしお、お前ってやつは……（泣）
……まあとりあえず、世のおとうさん、おかあさん。
あなたのお子さんがちょっと背伸びして「双亡亭壊すべし」を読もうとしてたら、それはお主にはまだ早いと、そっと「月光条例」に差し替えてあげてください。
あ、悪の教典は論外ね。黒い家なんて、なおさら禁忌書物。おとなしく「新世界より」でも全巻読ませて、お子さんに夏休みの宿題の総決算として、大編十万字に渡る読書感想文を書かせてあげてね！ 煎田おねえさんとの約束だぞっ☆
以上、死の読書商人煎田の独り言でしたー。売買履歴～。