寒い時期が続いていますが、体調など崩されていませんか?
外の空気が急に冷え込んできて、温度の変化に追いつくのが大変な季節ですね。
あたたかくしてお過ごしください。
本日 11/22(木)21:00 に、
『俺は弱い。だけどみんながいるから大丈夫。――繋がりは消せない』
第5話「抜け落ちた教科書」 を更新しました。
今回は、図書室と旧書庫が舞台です。
ランドセルが「背中の形」を覚えていた第4話に続き、
第5話では 二枚だけ欠け落ちた国語の教科書 が現れます。
──112ページの次が、突然115ページになっている教科書。
──そこに残る、消しきれない灰色の筆圧。
──【ゆ——】とだけ書かれた小さな紙片。
──出席パネルが《40→38→40》と一瞬だけ揺れる数字。
“呼べばいる”“呼ばなければいない”
そんな名前の重さとこわさに触れながら、
優一がそっと一行だけ、失われた頁に橋をかける回になっています。
もし、読んでくださったあなたの中で
なにか小さな温度が生まれたら、とても嬉しいです。
そして──
すきを押していただいたり、いいねをもらえると、本当に励みになります。
ひとつひとつの反応が、次の章を書くときのあたたかさになっています。
冷え込む日が増えてきますので、
どうか無理をせず、あたたかくお過ごしくださいね。
次回も「名前」と「席」の続きを書いていきます。