ズボラなイタリア生活雑記帖

目から鱗が落ちっぱなし。日本人がいかに色眼鏡でイタリアを見ていたかどうかがよく分かる、オモシロ情報いっぱいのエッセイです。えっ、イタリアってそういうトコロだったの？！
しかも著者橋本さまのユーモアセンスは抜群。「クッキーを焼いた話」は腹が捩れるほど笑ったし、「海外の100の質問」では淡々と語られる海外事情を「ふんふんふん、そうなのね〜」と真面目に受け止めて油断していたから、100個目のコメント部分に耐えられなかった。「もし僕が火なら」の話を読んだ時には、笑いで狂い死ぬと思った。なにその詩。すごい好き。
とにかくもう全編にユーモアの嵐が吹き荒れてます。だから読んで。読んでねみんな。

けれど、…続きを読む

こんなに楽しい生活ならば、わたしも外国で暮らしてみたい！

もちろん、日本では通じる常識も、一歩国を出れば非常識だったり、
苦労はたくさんあると思います。

けれど、それもひっくるめてイタリアでの生活を
マイペースで楽しんでいらっしゃる橋本氏。

着眼点も多様で、そこか、それか、そうくるか、毎話とても楽しい。
出汁の話も面白かったのですが……一番笑わせていただいたのは
「車内異臭騒ぎ」。

もう何度もPCで画面上下を行ったり来たりして笑い、
このレビューを書く間もひとしきり笑い、
きっとあとでまた思いだし笑いします。

エッセイも最高ですが、
作品「覚書《リコルディ》～フィレンツェ宝飾職人の…続きを読む

外国で暮らす日本人のエッセイ集は数多くあるだろうが、橋本圭似氏の「ズボラなイタリア生活雑記帖」は月並みな章など一つもなくて、ただひたすら面白いの一言！
私は何度、吹き出してしまったかわからない。そして、軽妙な文章の中できっちり見せてくれる知性と洞察力がたまらない。
文章にリズムがあって、次から次へと章を読み進めてしまう。
イタリア人を、勝手なイメージでとらえていた私は、こんなにも違うのかと目から鱗だったりすることも多かった。


それにしても、橋本圭似氏著作の推理小説、覚書「リコルディ」やシチリア島奇譚を読ませて頂いているが、それぞれ全く違う文章と世界観。
味も国籍も違うとびきり美味しいご馳…続きを読む

　ステレオタイプな人種の特性を相手に求めないということは、国際交流の基本中の基本。だということを頭でわかっていても、如何せん実際に経験を得る機会が乏しいため、自分の偏見というものがどれほどまで偏っているものなのか皆目見当もつきません。このエッセイを手に取ってよかったです。なぜなら私の心のどこかでは、すくなくてともイタリア男性の半数以上は、陽気な彼のような男たちが日々ナンパに明け暮れていると、信じていたからです。よくよく考えて、あり得ませんよね。
　面白かったです。読んでよかったです。

イタリア興味あるかた、多いと思います。みんな、ほとんど知らないと思うので、今後のエッセイも期待です。

「イタリア人ってみんなジ○ーラモみたいな感じなの？」

クリスマスシーズンには赤い下着がよく売れる？

気になる情報満載です。