ヘリオスオーブ・クロニクル

気がつけば、そこは異世界だった。

剣と魔法が支配する世界に飛ばされた高校生・三上大和。
彼は刻印術師として、常識すら超える術を持つが、そんな彼の力をもってしても——この世界は甘くはなかった。

獣人の姫を救い、陰謀と戦乱に巻き込まれる中、彼は知る。
この世界には、刻印術を知る者は誰もいない。
魔法よりも強大で、未知なる力を秘めたその術が、この世界の理すら覆す。

唯一無二の刻印術師の物語が、今始まる！

Thank you very much for your hard work.
がんばってください

主人公は素人ではなく、地球で異能を鍛え実戦を経験していますが、
そのおかげで異世界でも実力をいかんなく発揮していきます。
また、その能力は戦闘以外でも役に立つので頼りになります。

そういった感じで話が進んでいくので面白いのですが、
序盤で世界観を描写するために設定を結構な量で説明してくるので、
そういうのが苦手な方は読むのをやめてしまうかもしれません。
しかし、よくアニメやドラマでも「３話まで見てくれ」と言う言葉を聞くかと思います。
この小説もぜひ１章までは読んでいただきたいと思います。

文面も読みやすくストーリーもまだ序盤だけしか読んでないけど好きな作品。
これだけ話数があるのに星があまり多くないのが不思議に思ったくらいにはいい作品だと思う。
ただひとつだけ欠点というか読んでいてとても気になることがあったので以下に書きます。
ギルドのランクと魔物の脅威度のランクが別々に存在しているのだけれど、よくあるアルファベット順の分け方でなく、鉱石だったりの基準でランク分けされている。それについては世界観とかを深めるためにいいと思うのだが、最初の説明以降アルファベット1文字で表していて、なおかつ魔物の脅威度ランクとごっちゃになってしまう。ランクをそれぞれ覚えていないとこれはどれくらいの…続きを読む