概要
※文章作法や会話文の行空けなど、改稿作業を並行して進めています。読みづらかったらごめんなさい!
第一次世界大戦をモチーフにした戦争で魔女が活躍するファンタジー戦記です。トンデモ科学、百合要素がありますので苦手な方はご注意ください。書き溜めはありませんが結末は決めているので、気長に読んでください。
おすすめレビュー
新着おすすめレビュー
- ★★★ Excellent!!!最高にカッコ可愛い魔女たちの、最高に完成度の高い軍記モノ!
キャラクター、文章力、どれをとっても驚くほどにレベルが高い作品です!
まだ2話までしか読んでいないですが、星3つをつけるに値するクオリティであることは、充分わかりました。それほどの濃密さなのです!
ストーリーに関しては、先述したとおり、まだ2話までしか読んでいないので、どうなっていくのか私にも未知数です。しかし!確信しているため、こうしてレビューを書かせていただいているのです!最高のストーリー展開になっていくと!!!
魔法少女、魔女、そういった魔法で戦う魅力あるキャラが好きで、さらに、中身のギュッと詰まったストーリーが好物な方は、間違いなくハマると思います。もちろん、そうした方でなくと…続きを読む - ★★★ Excellent!!!真に迫った戦記。登場人物たちの心理描写や奥深い世界が見事過ぎる
ふたつの大国の戦い。
その片方の国でしか生まれないという魔女たちを主人公に描く戦争物語……なんですが、現在読書中の第四章あたりから「そもそも魔女って何だよ」みたいな世界の掘り下げも始まり、ますます深みに嵌っていく感じが実に良い。素敵な読書体験を現在進行中で楽しませてもらっています。
主人公たる「鉄条網の魔女」
鉄条網ですよ。中世にはない、だけど科学的でもないこの能力が物語の舞台背景を象徴しているようで、戦場をらしく彩っています。
敵対する帝国も、ちょいちょいオーバーテクノロジーめいた手段を用いつつ(これも徐々に設定が明らかになっていく感じで目が離なせない)全体の雰囲気は20世紀前半の銃器闘…続きを読む - ★★★ Excellent!!!魔法+戦争。ファンタジーとリアリティが共存する逸品
魔法というファンタジーと、戦争が見せるリアリティが併存する力作。
無慈悲で冷徹な戦争の中で、有力な兵器体系の一端を担う「魔女」たちの活躍を描く作品。
戦車、毒ガス、機関銃、鉄条網といった、新たな戦争の形を作った「第一次世界大戦」に酷似した世界感を背景に、強力な兵器として重宝される魔女たち。
彼女たちは兵器でありながらも、時折、年端のいかない女の子としての表情を見せる。
国家と政治の都合で「敵」と呼ぶ事になった人間。もしかしたら友人になれたかもしれない人間たちを凄まじい魔法の力で引き裂き、大量に殺す事になる彼女。
国のため?仲間を守るため? 血まみれの戦いは何の意味があるのか。
苦悩…続きを読む - ★★★ Excellent!!!近代化という魔法に翻弄された魔女たちの物語
第一次大戦の塹壕戦をモチーフに、動員された魔女たちが戦場を駆ける……と言ったら簡単に聞こえるかもしれないが、ちょっと文章がレベチ過ぎて圧倒されてしまう。これ本当に無料で読んでいいのですか……あとでお金とか取られないぃ?
主人公が「鉄条網の魔女」というのも、この戦争の本質を表していて、彼女がいるからこそ戦争が成立するというのもじつに心苦しい。いや本当、幸せになってくれよ……と思う。
しかし、シリアスな物語の中に、個性的な魔女たちの日常が展開していて、不思議とユーモラスで、命のやり取りをする戦闘とのメリハリがついている。
そして、なんと言っても好きなのが、この時代特有のレトロフューチャー的な世…続きを読む - ★★★ Excellent!!!血と硝煙と泥と諦観。リアルにクソな戦場での魔女たちの生きざま
もうね。
圧倒的です。
レビュワーも魔女が出てくる戦記物書いているんですが、完敗を認めます。
魔女が圧倒的な力を有する兵器であると同時に、一人の女の子であることを見事に描いている筆力に舌を巻きました。
主人公アメリアは戦っている最中は正義も何も無くてただ敵を無慈悲に倒します。
そうしないと自分や自分が守りたいものが死んだり傷ついたりするから。
でも、完全に人の心を失ったわけではなくて、悩んだり葛藤したりします。
戦争の酷さや愚かさをきちんと描きながら、そこで悩み傷つきもがく人は美しいという矛盾したことを成立させているのが凄い。
そして、繰り返し提示される「銃後はない」というテーマ。
…続きを読む - ★★★ Excellent!!!本能で惹きつけられたなら、泥と血に塗れた戦場から目を逸らせはしない
ストーリーや文章の巧みさについては、他のレビュワーの方が書かれているので、少し異なった切り口でこの作品の〈強さ〉を語ってみたい。
純然たる事実の持つ力というものがある。
過酷な環境で行われるペンギンの子育て。
長い距離を旅する渡り鳥。
肉食獣と草食獣の駆け引き。
全てを破壊する巨大なトルネード。
ドキュメンタリーというのは、純然たる事実に近づくほど、攻撃力が上がるようなところがある。
その点、動物や自然現象は有利だ。なんせ、演技を仕込むことが難しい。やらせの可能性が低いのだ。
探査機はやぶさが大気圏突入により幾つもの光跡となった映像は、多くの人々の心を打った。あの美…続きを読む - ★★★ Excellent!!!戦場の魔女は女神か死神か
戦争映画の情景や映像が頭の中に浮かぶ作品。
魔女と呼ばれるうら若き少女たちが兵器として扱われることを受け入れ心を殺し現実を見据えそれぞれの大切なものを守るため前線で黙々と職務をこなす姿が、読者の心を激しく揺さぶります。
初めはストライクウィッチーズのシリアスな感じかな?と軽い気持ちで読み始めてみましたがとんでもない、前述した「戦争映画のような」メッセージ性のあるストーリーと息を呑む緊迫した戦闘シーン、魔女たちの複雑な心情描写に引き込まれ、時間を忘れて一気に読み進めてしまう奥深い作品でした。
とはいえ、戦争をモチーフとした凄惨で重苦しい雰囲気がずっと続くわけではありません。登場する魔女…続きを読む