実録 某高齢者介護施設の日記

このご時世、ほとんどのご高齢の方は、施設で過ごすという選択肢を選ばれるようになったのではないでしょうか？
私の実家も、私の妻の実家の両親も、今では施設で過ごしています。

そして……自分だってもうあと数十年したら、施設で過ごすことになるのかなあ。なんて未来を想像したりします。

今ではすっかり、身近になった介護施設。
しかし……中ではどんな日常があるのか……親の話を聞いたり、院長先生の話を聞くだけではなかなわかりません。
こちらのエッセイは、そんな、知ってるようであまり知らない、だけど気になる介護施設の日常が切り取られております。


登場人物がなぜか外国の方の名前なのは、仮名ということなの…続きを読む

　過ぎた日々の輝きは、薄れて行くけれど。決して、消える事はない。優しい光だけを拾い集めて、行先を照らす。安らかに過ぎる日々の続く限り。

このレビューは小説のネタバレを含みます。全文を読む（86文字）

素敵な利用者さんの事が書かれた楽しい作品です。

介護って気難しい利用者さんを相手に四苦八苦するイメージがあるけど

こんな場所なら働きたいなと思いましたね。

きっと楽しいところなんだろうなと感じました！　面白かったです！

私の友人には介護福祉士、また姉は言語聴覚士など介護の話がよく聞く機会が多かった私の周囲では、大体話の話題に上がるのがいわゆる「気難しい利用者さん」達への対応に関する気疲れのようなもので、介護業界は大変だと思わせる話題が多い中、こちらの作品では、まさしく利用者さんとの交流がなければ描けないであろうポジティブなリアルさが際立ちます。今後の介護業界でもこのような声があがればいいなと思える希望の一作です。

当方、看護師として医療現場に属しております。

作中に出てこられるような方々のサポートをしながら、時に癒されている。

読めば読むほど「わかる！」が詰まっています。

看護介護の現場は決して楽ではありませんが、こういった状況に行きあうと、仕事の楽しさややりがいを感じることがあります。

わたしもヘルパーの資格を取り、介護施設で働いた事があります（数年ですが）
その大変さも並大抵のものではないですよね虐待などよくニュースになりますが、気持ちは分からなくないというか、本当に大変な仕事なので、こうやって一人一人の利用者様を理解し、良いところを見つけて寄り添えるというのは素晴らしい事です
仕事に対する姿勢と、楽しく過ごそうという気持ちにとても明るい気持ちになりました