全く派手さの無い、日々の何でもない描写をゆっくりと脳内でイメージしながら読めるこういう作品は、激しい描写の無双系やざまぁ系の作品で疲れた頭を癒すのにぴったりです。
あくせくしない、いいお話です番外編も楽しみにしています
昼行燈のおっさんが実は最強! しかし何もしない。午前中にちょっとだけ仕事をして、あとは昼間っから飲んだくれているだけ。いわゆるサイドFIRE的な暮らしを異世界でやっているともとれる。現代日本に生きていて、突然、小金持ちになったらどうやって暮らそうかな、と妄想をしているなら、本作のゆるい異世界ライフがおすすめ。
毎日少しずつですが読み進めて読了させていただきました!転生おっさん冒険者のモノローグ、彼と登場人物の台詞のやりとりのみで進んでいくという結構大胆な構成ですが、それがいい抒情感というか味を出しています。自堕落だったり、下半身がだらしなかったり(笑)、でも実力は確か。そういうおっさん冒険者のキャラクターの味をいかんなく伝えてくる物語です。
このレビューは小説のネタバレを含みます。全文を読む(175文字)
作風は「バスタード・ソードマン」に近く、主人公が実力を匂わす程度に留め、しっかり隠して日常生活を送っている。あちらと比べると独身男の下の事情もしっかり描かれているので、個人的にはこちらの方がリアリティがあると感じた。スローライフ作品にありがちな、マンネリ感がなく、穏やかな日々を体感できる良作
チートで激動の波を進むのも良いけど、読んでいてのんびりとした気分になれる話もやっぱり良いですね。
異世界物語でチートを持っているが成り上がりでもなくハーレムでもなくフリーター状態のおじさんがのんびり日常を過ごしている作品です。こんな感じの作品を待ってました。
おっさんの趣味が良くて好きです
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