概要
王座のために何を捨てますか。愛ですか、秩序ですか、それとも信念ですか。
皇王ヴィルヘルム8世の突然の崩御は、この国を空前の大渦に突き落としたと言える──誰も予期していなかったこの死によって、皇国は5人の皇子皇女が王座を争う内紛の時代に入ったと同時に、皇位交替の隙を狙った諸外国の野心にも立ち向かわねばならなくなったからである。大国とは言えないこの国にとって内憂外患の併発は国家を粉砕しかねない爆弾であり、それゆえ当初は皇国470年の歴史にもとうとう終わりが来たのだと囁く者すらあった。
戦争の火種は、まず南方にて燃え始めた。それは、西方から油を注がれている炎であった。
──────────
<皇族人物概覧>
ヴィルヘルム8世(先王。皇国471年崩御)
・※※※
・レオポルト第1皇子【宮廷派】
・アーデルハイト第1皇女【血統派】
・ルードルフ第2皇子【皇
戦争の火種は、まず南方にて燃え始めた。それは、西方から油を注がれている炎であった。
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<皇族人物概覧>
ヴィルヘルム8世(先王。皇国471年崩御)
・※※※
・レオポルト第1皇子【宮廷派】
・アーデルハイト第1皇女【血統派】
・ルードルフ第2皇子【皇
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