概要
死体は彼女ではない。彼女が死体であったとしても。
大学二年生、釣鐘華子。華子がバイトから帰ると、玄関には高校一年生の時に失踪した親友、橘未來によく似た死体が転がっていた。
おすすめレビュー
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- ★★★ Excellent!!!≠
読み終わった瞬間、とにかく「これはレビューしなければ」という感情が襲った。
さて、普通にレビューするなら作品の概要をまず紹介して……とするところなのだが、今回はあえてそれをしない。理由はシンプル、面白いからだ。
――これだけだとさすがに作品の魅力が伝わらないかな、と思ったので追記。
確かに死体は出てくるし人は死ぬけど、内容としてはどこまでも純粋な百合小説。
一気につかまれる冒頭から、二人の関係に心ときめかせ、気が付けば2万文字はあっという間だった。
そして読み終わった後のなんとも言えないこの感情。
悲しくないけど、悲しい話。
この感情をあえて名付けるなら「≠(ノットイコール)」だろう…続きを読む