概要
誰かが犠牲になるくらいなら、僕は僕を犠牲にする──
悪魔を専門に狩る子供で構成された、平均寿命僅か十二歳の団体、悪魔殺しの子供達《ベナンダティ》。そこの雑用であるケンはいじめられて過ごしていた。ある日、悪魔の襲撃によりベナンダティはほぼ壊滅する。その時ひょんな事から悪魔憑きとなってしまったケンは、なんとかその代償である様々な衝動を抑えつつも、それには生き血が必要で、ヒロイン達に支えられながら自分だけの悪魔の倒し方を模索する。
タイトルは結構悩んだ結果今のこれになりました
何かご意見あればどしどしお願いします
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おすすめレビュー
新着おすすめレビュー
- ★★★ Excellent!!!少年よ。その身に魔を宿し、何処を目指す?
幼馴染を守るため「悪魔」を喰らった少年、ケン。而し「悪魔」は彼の身に宿ってしまい、許されざる存在として彼は生きることになる――――――
そんな冒頭から始まる本作であるが、美しい世界観とは裏腹に、非常にダークな雰囲気を全体を通して纏っている。
ただそれがノイズであるということでは全く無い。厳しい世界に根付く宗教観から非常に深い、命のあり方や人の情熱。そのようなものが緻密に描かれているのが本作だ。
ではただ昏く、黒い物語なのかと言えばそうでも無い。黒に対比するようにして、明るく軽快なコメディが和ませてくれる。私はそうして時折笑い、胸を苦しめ、感動し、本作の世界にのめり込んでいった。
為すす…続きを読む