概要
俺、樋口敬大は入学早々高校デビューに失敗して、ボッチ街道まっしぐら。
同じクラスには、学園のアイドル「イケてる方」と言われている、佐久良舞さん。じゃない方と呼称されている佐久良唯さんがいる。
双子の姉妹なわけだけど、その性格と見た目は大きく違う。
明るくクラスの中心的な存在の舞に対し、姉の唯は見た目から暗い印象おまけにコミュ障でいつも一人。
「ひ、樋口、くん…………きょ、今日、日直みたいだから…………そ、その、日誌取りに行かないと、だそうです……」
「わ、わかった。あ、あの、ありがとう。えっと……さ、じゃなくて、ゆ、唯さん」
「…………う、うん」
だがなぜだか、クラスメイトが誰も話しかけない中で唯だけは唯一敬大にに話しかけてくれる、
おすすめレビュー
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- ★★★ Excellent!!!偽りの仮面を脱いだとき、眠れる星が目覚める
『学園のアイドル「じゃない方」の女の子と友達になった俺は、彼女の見た目が偽装であることを知っている』を読み進めるうちに、心が静かに温まっていくのを感じました。派手で目を引く妹・舞とは対照的に、自信を失った姉・唯が心の奥に秘めた輝き。その姿が、まるで仮面を脱ぎ捨てていくように丁寧に描かれています。
敬大と唯の交流は、私にとってひとつの幻想的な物語のようでした。現実の学園生活でも、私たちは表面的な価値に惑わされ、誰かを見落としてしまうことがあるのではないでしょうか。内面を見つめ、支え合う二人の姿に、まるで鏡の中の自分が問いかけられているような感覚を覚えました。
特に印象深いのは、唯が推…続きを読む - ★★★ Excellent!!!ミステリー色が強い学園ラブコメ!
ひとこと紹介の通り、ただのラブコメではなく、ミステリー色が強い事が特徴の本作。
推理好きの主人公が、推理によってヒロインと関係を持つところから始まります。
早急に恋愛関係に発展するようなことなく、ミステリーを通じて少しずつ関係が縮まっていく様子が丁寧に描かれています。
また、それだけではなく、「理想の自分とのギャップ」や「人間としての成長」のようなテーマも感じられて、物語の厚みを出していると思います。
12話まで見ましたが、よくあるハーレム物と違い、非常にリアルな人間関係を描いている点も好感が高いです。
総じて高クオリティーなラブコメだと感じました。
ラブコメやミステリー、青春の…続きを読む - ★★★ Excellent!!!それは謎解きから始まるストーリー
不運にも高校デビューに失敗した主人公・樋口敬大。
そんな彼に唯一話しかけてくれる通称学園のアイドル「じゃない方」の佐久良唯。
そんな二人はある事件をきっかけに関係を深めていくことになる。
互いに変わりたいと思っている彼らが
勇気を振り絞って変わろうとしていく姿や、
それに伴って変化していく周りとの関係が、
読んでいてとても微笑ましく暖かな気持ちになります。
そして彼らを繋ぐ共通点としてミステリ好きというのも
この作品の面白いポイントです。
きちんと謎解き要素が描かれていて、
その点も物語を読み進めたくなるきっかけになります。
ただ、難しかったり暗いお話ではなく、
ちゃんと爽やかな「ラブ…続きを読む - ★★★ Excellent!!!「じゃない方」というパワーワードが核のミステリー風味ラブコメディ
主人公の高校生樋口敬大(コミュ障)は、入学初日から勇み足と不運がかさなってクラスから浮いたキャラになってしまう。そんなクラスの中で唯一話ができるのが学園アイドル佐久良舞……ではなく、その双子の地味な姉・唯だった。唯は敬太と同じくらいコミュ障らしく2人の会話もお互いキョドっていた。
ある日、アイドルの方の舞に盗撮写真の入った手紙が送られて来て、取り巻きたちは犯人探しに躍起になる。敬大はその写真を見て犯人に心当たりがあった。しかし、これ以上首を突っ込んで初日のようなヘマもしたくないし、推理が外れていたとこのことを思って見過ごすつもりだったが、唯と2人でいるときに犯人(と思われる)の名前をうっ…続きを読む - ★★★ Excellent!!!ミステリー要素もあり。とても丁寧に描かれたラブコメ。
一読して、文章がきちんと整っていて読みやすく、作者様はとても真面目な方なのかな、という印象を受けました。
作品全体に落ち着いた雰囲気があり、安心して読み進めることができました。
物語は、双子のヒロインを中心に展開されていきます。
性格が明るく、華やかでモテる妹。
一方、見た目も性格も暗く、ぼっちな姉。
双子とはいえ正反対で、お互い相手に対して思うところもあるようです。
序盤はミステリーの要素もあり、謎解きが好きな方にも楽しんでいただけそうです。
個人的には、地味な姉が実はすごくしっかりしていて、芯もあり、好感を抱きました。
まだ始まったばかりなので、すぐに追いつけるかと思います。
一度…続きを読む