概要
短編小説
「り〜〜ん!」
友だちがスマホのカメラを構えてる。
「えぇと、今日は、卵焼きでーす」
パカッとお弁当箱を開ける。ふりかけもあるよー。デザートはね〜〜、蜜柑!
「黄色い黄色い。なんで卵焼きギッシリなの〜??」
「えっとねーー、えぇと、なんだっけ、あれ。卵焼き旨く作れる、四角いフライパン」
「卵焼きぃ、ウマクツクレール・フライパン」
ぶは!
「それそれ。それをお母さんに買ってもらいましたー!」
「練習中?」
「練習中!」
ギャラリーが増えた! 前の席の林くん。
「え〜〜、卵焼きいいな! 僕の唐揚げと一個、トレードしない?」
うひゃ!
「いっ、いいい…………いい……よ?」
「やったーー! ありがと、七沢さん」
凛は…………しにました……
友だちがスマホのカメラを構えてる。
「えぇと、今日は、卵焼きでーす」
パカッとお弁当箱を開ける。ふりかけもあるよー。デザートはね〜〜、蜜柑!
「黄色い黄色い。なんで卵焼きギッシリなの〜??」
「えっとねーー、えぇと、なんだっけ、あれ。卵焼き旨く作れる、四角いフライパン」
「卵焼きぃ、ウマクツクレール・フライパン」
ぶは!
「それそれ。それをお母さんに買ってもらいましたー!」
「練習中?」
「練習中!」
ギャラリーが増えた! 前の席の林くん。
「え〜〜、卵焼きいいな! 僕の唐揚げと一個、トレードしない?」
うひゃ!
「いっ、いいい…………いい……よ?」
「やったーー! ありがと、七沢さん」
凛は…………しにました……
私のうちにあるだけの話が、形にできる力を得るのは、貴方からの反応が私に届いたからなのです。
おすすめレビュー
新着おすすめレビュー
- ★★★ Excellent!!!この父娘、素敵すぎる✨
お母さんからのおつかいで、お父さんはスーパーに行きました。コンソメを探して彷徨っていたら、惣菜コーナーで制服姿の娘と遭遇。追加のおかずを選んでいたら、娘の友だち(好青年)が現れました。どうやらここでバイトをしている模様。
お父さん、気付きました。
娘は彼に気があると!←間違いない!
普通のお父さんと可愛い娘のお買い物のひとコマ。お父さんが時々カタコトなのがなんだか可愛らしい(*´艸`*)
娘の凛ちゃんとの関係性もすごく素敵で、こんな娘がいたらお父さん幸せだろうなぁと思っちゃうくらい、すごく仲良しなのが読んでいで伝わってきました。
ちょっとうざいお父さんの言動も、凛ちゃんは突き放したり…続きを読む