概要
これは架空の存在ではない、とある『海賊王国』を統べた雄々しい女の物語
太古の昔。時は紀元前3世紀後半。場所は古代地中海に存在した小国イリュリア。
南は『かつての覇権国』だった古代ギリシアの勢力圏に接し、西はアドリア海を挟んで『新たな大国』のローマ共和国と境を接するという極めて不利な地勢に位置する同国で、ある女性が権力を掌握する。
女性の名はテウタ。
生まれも素性も定かではない人物で知名度は皆無。
しかし、確かに彼女は実在したのだ。
「ギリシアとローマの双方を相手に洋上で戦い、そして歴史の闇に消えた『海賊女王』として……。
注意:本作品は歴史を基にしたフィクションであり、また極僅かな資料を基にした物語のため、創作部分の占める比率が多くなっていることをご了承ください。
以下、本作品の登場人物の紹介となります。
テウタ
主人公。イリュリア王アグロンの妻
南は『かつての覇権国』だった古代ギリシアの勢力圏に接し、西はアドリア海を挟んで『新たな大国』のローマ共和国と境を接するという極めて不利な地勢に位置する同国で、ある女性が権力を掌握する。
女性の名はテウタ。
生まれも素性も定かではない人物で知名度は皆無。
しかし、確かに彼女は実在したのだ。
「ギリシアとローマの双方を相手に洋上で戦い、そして歴史の闇に消えた『海賊女王』として……。
注意:本作品は歴史を基にしたフィクションであり、また極僅かな資料を基にした物語のため、創作部分の占める比率が多くなっていることをご了承ください。
以下、本作品の登場人物の紹介となります。
テウタ
主人公。イリュリア王アグロンの妻
おすすめレビュー
新着おすすめレビュー
- ★★★ Excellent!!!私が、王だ!!
読了したので書きます。
海賊といえば『パイレーツ・オブ・カリビアン』のイメージが強いですが、歴史自体は古いです。紀元前のギリシア時代、古代ローマから暴れ、最盛期には国家を形成するほどの勢力を持つに至っています。ポンペイウスが討伐を強行するまでその暴威は続きました。
しかし、その中に1人の「女王」が居たということは知りませんでした。
名はテウタ。かの民族が記録を殆ど残していないため詳しいことは分かっていませんが、紀元前の地中海でギリシア都市国家、古代ローマを相手に縦横無尽に暴れました。
比較的女性に寛容だった古代ローマではあっても、基本的に「女王」という存在は珍しい。しかも、18とあまり…続きを読む - ★★★ Excellent!!!古代アドリア海に咲いた一輪の炎
紀元前3世紀、アドリア海を舞台に繰り広げられるこの物語は、イリュリアという小国とその女王テウタの生涯を描いた壮大な歴史ロマンです。南にギリシア、西にローマという二つの大国に挟まれたこの国は、海賊行為を国家的な収入源とする独自の文化を持っていましたが、ローマとの対立をきっかけにその運命を大きく変えていきます。古代地中海世界の交易や覇権争いが複雑に絡み合う中で、小国はどのように生き延びようとしたか。テウタという人物を中心に、大胆な脚色を加えたフィクションとして展開されます。
主人公テウタは若く美しく、そして「海賊女王」という言葉がふさわしい、まさにカリスマ。若くして権力を掌握した彼女は、イ…続きを読む