概要
小惑星とニアミスした地球と人類の運命は?
地球の自転1回転分、つまり1日は24時間です。そして1時間は60分だから1日は1440分です。そんな地球の自転が1440分の1遅くなり1日の長さが24時間と1分になったら、どんなことが起きるでしょうか? そんな思考実験を小説にしてみました。
おすすめレビュー
新着おすすめレビュー
- ★★★ Excellent!!!人類の未来の鍵を握るのは――たったの一分。
もし1日が24時間ではなく24時間1分に変わったら。そんなif世界のパラレルワールドが3話にわたり描かれる本作。
小惑星衝突が間近に迫るなか、地球は自転速度が1分遅くなったことで奇跡的に回避した。人類の滅亡が回避されたことで、人々は歓喜の渦に沸いた。
しかし政府は対応を迫られる。突然1日が24時間1分になってしまった今、うるう分を導入するか否か――。
わずか「1分」のズレをめぐり、人々の思いは様々な形で交錯します。まさに「風が吹けば桶屋が儲かる」という諺のごとく、ちょっとした行き違いからストーリーは想定外の方向へと進んでいきます。
たったの1分がこんなに世界を動かすことにな…続きを読む