概要
田舎に嫌気のさした遥は、県下で唯一寮のある公立というだけで高校を選んだ。実はその高校は最近その界隈では話題になりつつある高校で、公立高校ながら県リーグで上位に食い込んでいく。
遥はこれまで披露する場がなかったその天賦の才を遺憾無く発揮しチームの勝利に貢献することになる。
これは様々な思いを抱えた凡人、変人、奇才が集まって高校サッカーの最高峰リーグである高円宮杯 JFA U-18サッカープレミアリーグへの参画を目指すお話。
本作の登場人物達の日常を描いたSS集はコチラ
おすすめレビュー
新着おすすめレビュー
- ★★★ Excellent!!!想像の中で活躍する”もし自分がサッカー少年だったら”を見せてくれる作品
面白い作品です。最新作で一区切りの完結を迎えましたので、最後まで一気読みできます(笑)
個人的な話ですが岐阜に縁があるもので、登場する高校、岐阜県代表など、地元代表を応援する目線でも楽しめました。
主人公は超田舎育ちでサッカーの試合をする機会がなかったため、”全てをパリイ”とか”片田舎の剣聖”みたいな感じで、ものすごい実力に本人さえも気づいておらず(当たり前のこと)試合で解き放たれた才能に誰もが驚かされる痛快サッカー小説です。
主人公が無双する作品が好きな方なら楽しめると思います。
試合はボールの動きを目で追うような臨場感のある描写で、スピード感と緊張感を楽しめました。
こういう作品は大…続きを読む - ★★★ Excellent!!!ど田舎のサッカー好き少年は、実は逸材だった!?フィールドを駆ける青春!
私も九州の田舎出身なので分かるのですが、結構スポーツをするのにも地域格差ってあるのですよね。
特にチームスポーツだと、そもそも物理的に人数が足りないなんて事も普通にあるのです。
この作品の主人公遥くんもそんな田舎出身(なんと中学校の総生徒6人!)。しかし、彼は諦めません。情熱とサッカーへの愛で強豪校へと進学します。
ここからの展開が熱い!当然のごとく周りのチームメイトは、サッカーエリート勢。
個性的ながらも魅力のある彼らと競い合いながら、遥くんの芳醇な才能がどんどん開花していきます。コレがもう青春スポーツ小説好きとしてはたまらんのですよ。
また遥くんは地元を離れたので寮暮らしなのですが、そこ…続きを読む - ★★★ Excellent!!!ど田舎出身で自分の実力を知らない天才サッカー少年の快進撃
テレビで紹介される田舎など比ではないほどの「真の田舎」出身の遥は、学校に生徒が6人しかいない為サッカーの試合をしたことがない。サッカー部の部員も彼1人しかいなかった。
田舎ではサッカーができないと感じた彼は、寮のある難関高へ進学しサッカー部に入部する。中学から強豪チームにいた他の新入生たちがひしめく中、得意ポジションも不明の彼は最初の練習試合のスタメンにも選ばれないが――
わたし正直サッカー詳しくないんですが、それでも面白かったです!
「遥が活躍するところ見たい!」とワクワクしながらつい読み進めてしまいました。
サッカーって何しろ11人×2チームなので試合の場面は登場人物が多いのですが…続きを読む - ★★★ Excellent!!!サッカー知らない人も惹きこまれる!田舎育ちの主人公が大活躍!
全校で6人しかいない小中合同学校に在籍する主人公七海遥(ななみ はるか)は、サッカーの才能にずば抜けていて(本人は無自覚)、中学最期にサッカーの大会に出たいと思っていたが、真の田舎の村では無理だった。
なので、遥は進学を機に村を出ることを決心し、猛勉強をして寮のある大垣高校へ入学、寮では美少女と仲良くなり、初めてサッカー仲間を得る。
サッカー部で行われた初めての紅白戦では、上級生対新入生で戦うことになり、そこで遥は、卓越したドリブルの能力Regateador=レガテアドールとしての才能を見せた。(※レガテ=相手を抜くためのドリブル)
感想:サッカーのことを全く知らない私でしたが、すご…続きを読む