概要
恋愛なんてしょせんは人類が子孫を残すための付随行為に過ぎないだろ?
俺――加賀見修斗(かがみしゅうと)は中1のクリスマスイヴに告白された。
場所は自分の教室。
時間は放課後。
告白してきたのは釘宮夏美(くぎみや・なつみ)。
俺とは接点のない上位グループ――いわゆるキラキラグループの女の子だった。
シャイな夏美が隠れカップルをしたいと言ったので、俺たちは隠れて付き合うことにした。
基本デートは隣町、学校ではせいぜい挨拶程度。
ちょっと物足りない気はしたけど、それでも俺は幸せだった――その瞬間が訪れるまでは。
全てがウソコク、つまりは嘘の告白だったと知るまでは。
絶望した。
激しく絶望した。
が、しかし。
その瞬間こそ激しく絶望した俺だったけど、なぜか翌日になるとオレはけろっとしていた。
だってよく考えてみろよ?
恋愛なんてしょせんは人類が子孫を残す
場所は自分の教室。
時間は放課後。
告白してきたのは釘宮夏美(くぎみや・なつみ)。
俺とは接点のない上位グループ――いわゆるキラキラグループの女の子だった。
シャイな夏美が隠れカップルをしたいと言ったので、俺たちは隠れて付き合うことにした。
基本デートは隣町、学校ではせいぜい挨拶程度。
ちょっと物足りない気はしたけど、それでも俺は幸せだった――その瞬間が訪れるまでは。
全てがウソコク、つまりは嘘の告白だったと知るまでは。
絶望した。
激しく絶望した。
が、しかし。
その瞬間こそ激しく絶望した俺だったけど、なぜか翌日になるとオレはけろっとしていた。
だってよく考えてみろよ?
恋愛なんてしょせんは人類が子孫を残す
おすすめレビュー
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- ★★★ Excellent!!!「俺」と「オレ」
主人公の中に潜む2つの人格、ある出来事で多重人格に近い状況に自分を置くことになる。
ひとつはウソ告によって傷ついた「俺」
もうひとつはそんな「俺」に恋愛感情が人生においていかに無意味で空虚なものかを教えて別角度から「俺」を立ち直らせようとする「オレ」
罰ゲームでウソ告を実行してしまい罪悪感から何とか相手が「自分じゃなくてもいい」からまた恋愛のステージに戻ってほしいと思ってるヒロインNと
「絶対に彼を落として見せる」と息巻く恋愛強者で学園カースト序列トップのヒロインK
はたして「オレ」は自分の信念を貫けるのか、はたまたそんなヒロインたちが「俺」の心にぶっ刺さった氷杭を溶かしていけるのか…。
…続きを読む