概要
剣と魔法の世界に在る、「呪い」についての物語。
中年傭兵のジェイルはある日、高額報酬に釣られ『中身を問わない。見ない』荷運びの依頼を受ける。
だがその荷物の正体は、草木を枯らし魔獣を腐らせる、装備も魔法も貫通する抵抗不能な現象『呪い』を封じた物だった。
そうと知らずに運んでいたジェイルは、道中で魔獣に襲われ荷をぶちまけてしまう。
そして封じられていたはずの呪いが解放され―———そこで唐突に赤子の様な妖精が現れる。
『ねえ、あれ食べて良い?』
妖精は腐敗の呪いへ躊躇なく突撃して行き、思いっきり頬張った。
この上無いご馳走の様に、きれいさっぱり食べてしまう。
しかも次はジェイルについて来ると言い出した。
どうやらジェイル自身も呪いを宿しているらしく、一緒にいけば呪いにありつける、と。
これを切っ掛けにジェイルの人生は、世界中に点在す
だがその荷物の正体は、草木を枯らし魔獣を腐らせる、装備も魔法も貫通する抵抗不能な現象『呪い』を封じた物だった。
そうと知らずに運んでいたジェイルは、道中で魔獣に襲われ荷をぶちまけてしまう。
そして封じられていたはずの呪いが解放され―———そこで唐突に赤子の様な妖精が現れる。
『ねえ、あれ食べて良い?』
妖精は腐敗の呪いへ躊躇なく突撃して行き、思いっきり頬張った。
この上無いご馳走の様に、きれいさっぱり食べてしまう。
しかも次はジェイルについて来ると言い出した。
どうやらジェイル自身も呪いを宿しているらしく、一緒にいけば呪いにありつける、と。
これを切っ掛けにジェイルの人生は、世界中に点在す
おすすめレビュー
新着おすすめレビュー
- ★★★ Excellent!!!剣と魔法、そして呪い。魔法も蝕む凶悪な『呪い』を食べてまわる冒険譚!
祟りに呪い、呪物に呪詛。
現代にも存在する(と、言われている)それらは、きっと異世界にもある筈です。
そしてそれは魔法でも防げず、魔獣もまるで歯が立たない、とっても凶悪な代物。
解呪なんてもってのほか。被害が広がらないように隠したり封じたりが精いっぱい。
そんな厄介な代物の対処をすることになった、おっさんと幼女妖精バディの物語。
その解呪方法は――まさかの食べること。
呪いを食べる希少な一族、その最後の生き残りだという幼女妖精に懐かれてしまったおっさん傭兵。
彼は、金のため、家族のため、そして、呪いの残り香があるらしい自分自身の為に世界中に点在する呪いの解呪を行っていくことになります。
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