灼熱の夜に交わった二つの人生は輝きを求めて

人生で初めてできた彼女に裏切られ、プロポーズさえできぬまま全てを失った男－－。
夢を諦めきれず、足掻いて足掻いてスポットライトを浴び続けようとしたビアガーデンの専属アイドルとして歌う彼女－－。

真夏の夜、昭和レトロな雰囲気の漂うビアガーデンで交わった二つの人生は、もう一度輝きを取り戻すための物語を紡ぎ始める。

彼女の歌声は男の心に灯をともした。
それに応えるように、男は彼女の心を燃え上がらせるため、声援を送った。

“推しは、俺が燃やす”

人生に敗北した青年と、夢を諦めかけた元アイドルが、互いを救い合い、再び輝きのステージへと駆け上がる、七転び八起きのリベンジが今始まる。

「お前の夢は、俺が推してやる」

※この作品は「わたしのアイドル」コンテスト、参加作品です