豊臣秀長、竹中半兵衛、黒田官兵衛を足して3で割らずに、ゲスさをひと摘み加えたような主人公。
華麗な戦術や、ドロドロした政治的駆け引きではなく。しがらみや筋目、立場など、人が人である限り逃れ得ぬものを使い、相手を排除していく珍しい作品。
華麗な戦術を”空手”、政治的駆け引きを”柔道”とするならば、この作品は相手の力を使い相手を倒す”合気道”のような作品。
主人公本人は本能寺の変からの、関白豊臣秀吉誕生により豊臣政権が誕生するから”便乗”で出世と考えているようだが。
これほど好き勝手暴れて、はたして願い通り史実のように進むのだろうか……