妖精になれた茉莉ちゃん

もうね、甘い！
めちゃくちゃ甘ったるい！！

でもね、コレをみんな求めてたと思う！
むしろこうじゃないとってきっと思う！

甘くて良い。たっぷりミルクと砂糖で甘くした、ミルクティーを飲みながら読みたい。ロイヤルミルクティーのそれじゃない。ミルクティーの少し淡い感じがちょうど良い。そんな感じのお話。

どんな話だよって、読めばわかりますよ！最期の最期まきっちり900文字ですからっ！サクッと読めますよ！！

おすすすすすすすめです！

このレビューは小説のネタバレを含みます。全文を読む（242文字）

　読み進めるごとに幸福感が増していきます。

　シリーズ作品のハッピーエンド後の、更にその先を描いた本作。
　離れ離れになっていた茉莉ちゃんと颯くんが「個展」の場で再会。お互いに頑張り続け、相手に誇れるような「自分」になろうと努力した先で、ついに出会うことができました。

　二人は思い出のソフトクリームを一緒に食べようとしますが、「あえてその日は外す」ことを選択。「そうしないと、次に会う用事を作りづらいから」と。

　茉莉ちゃん。幼い頃のいたずらっぽさを残したまま大人になった感じがとてもいい。
　そうやって再会を喜び、お互いに「大好き」同士であることを理解し合う二人。もう胸がいっぱいなのだろ…続きを読む