概要
婚約破棄された令嬢は巨大女神像の中の人になって世界を焼くことにした
魔導王国による大陸世界統一を祝した夜会は、侯爵令嬢アリアンヌと次期国王、コマース王子との婚約を正式に告知する晴れの舞台でもあった。王国を新生し帝国樹立を高らかに宣言するコマース王子。
陶然とするアリアンヌ。だが次の瞬間、侯爵令嬢は絶望の縁に立たされる。
「我が后となる女性、パトリシアである!」――併呑した他国の王女との結婚を宣言する王子。衆目の面前で突如突きつけられた婚約破棄。
深い悲しみに沈むアリアンヌは、神殿に鎮座する創世の女神像に祈りを捧げる。
乙女の祈りが天に届いたのか、巨大神像は輝き、神秘の光で侯爵令嬢を包みこむ。
目覚めたとき、アリアンヌは女神像と一心同体となっていた。
大切な想い人が手に入らないのなら、世界すらいらない。
アリアンヌは決意する、「もういい。全部、燃やそう」と――
陶然とするアリアンヌ。だが次の瞬間、侯爵令嬢は絶望の縁に立たされる。
「我が后となる女性、パトリシアである!」――併呑した他国の王女との結婚を宣言する王子。衆目の面前で突如突きつけられた婚約破棄。
深い悲しみに沈むアリアンヌは、神殿に鎮座する創世の女神像に祈りを捧げる。
乙女の祈りが天に届いたのか、巨大神像は輝き、神秘の光で侯爵令嬢を包みこむ。
目覚めたとき、アリアンヌは女神像と一心同体となっていた。
大切な想い人が手に入らないのなら、世界すらいらない。
アリアンヌは決意する、「もういい。全部、燃やそう」と――