ページをめくるごとに、違うスタイル、違う味わいの歌と出会えます。 その透察力に深く頷き、時にどきどきと心弾み、思わずくすりと笑う。 そんな多彩なひとときを楽しめる短歌集です。 スキマ時間に読める手軽さも良いですね。お勧めです。
感性も優れております。それに敏感な指針も。推したい詠み人です。是非、触発されてください。
短歌という小さな器に込められた、静かな観察の力に心を打たれた。蝉や金魚といった身近な生き物が、作者の内面と対話している。特に印象的だったのは「雨」の一首だ。窓際の珈琲から零れ落ちる感情が、読む者の胸にそっと寄り添ってくる。私もまた、日常の小さな発見に立ち止まる時間を大切にしたいと思った。
もっと見る