夏をテーマとして、作者の心に刺さったモノを綴った連作短歌。個人的に最も強く共感できたのは「猛暑の日 汗水滴り ため息を 隣を見れば 同じ表情」でした。もはや夏の情緒を感じる余裕もないほど連日の暑さで身体をやられている私は、爽やかな夏の句にはなかなか入り込めなくて申し訳ない気がしますね……。ちょうど夏が始まった今、この十首を読めば、誰でも共感できるものが何かしらあると思います。
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