概要
そう思ったことありませんか?
これは、そんなあなたに向けたエッセイです。
私が実際に生み出した一つの「失敗作」をまな板に乗せ、失敗の原因を解剖して、新たな創作のヒントを探し出していきます。
なぜ、練りに練ったはずのキャラクターが輝かなかったのか。
なぜ、順調に見えた物語が、急に失速してしまったのか。
数々の「しくじり」から、あなたの創作を次のステージへ導く「7つの教訓」
これを読んだら、明日からあなたの筆が進むかもしれません。
おすすめレビュー
新着おすすめレビュー
- ★★★ Excellent!!!誰しもいきなり完璧な作品を書けるわけがないから
大前提として、殆ど全ての作家は凡人です。
何度も間違えては、それに気付いて修正し、少しずつステップアップし、段階を踏むことでやがて成功していくものです。
何もこれは執筆活動に限ったことではありません。
絵もそうですし、スポーツ全般もそう、更には営業・工業・事務などを問わずあらゆるお仕事でも、トライアンドエラーを繰り返して成長していくわけです。
そういう意味では、「失敗に気付き認めること」こそが、成功するためのまず最初の一歩だと言えます。
これ、初心者やベテラン問わず、結構勇気がいることなんじゃないでしょうか。
少なからず落胆してしまいますし、恥ずかしいという気持ちにもなりますからね。
です…続きを読む - ★★★ Excellent!!!挑戦から学ぶ創作エッセイ
創作に携わる人なら誰もが経験する“うまくいかなかった試み”。
本作『しくじりセブンと7つの創作論』は、そんな作者自身の挑戦と試行錯誤を、ユーモラスに振り返った創作エッセイです。
プロローグの是非から始まり、コメディとギャグの違い、笑いの型、キャラクター造形の落とし穴、序盤の見せ場の作り方、情報の取捨選択、さらには「作品との向き合い方」まで――創作に関わる人なら誰もが一度は直面するテーマを、軽妙な語りで解き明かしています。
決して説教臭い指南書ではなく、むしろ笑いながら共感できる「創作の舞台裏」。
読み終える頃には、不思議と次の一歩を踏み出す勇気が湧いてくるはず。
「創作の迷いも、笑いに…続きを読む - ★★★ Excellent!!!失敗作と銘打って尚かがやく、最高の創作論!
本作に登場する代表作『脳筋!追放勇者の魔法教室』は決して失敗作ではありません。
それだけは確かです。
この創作論には、それを通して得られた豊富な気づきや学びが凝縮されています。
全体を通して文章は読みやすく、冒頭から各エピソードにかけて自然に読者を引き込みます。
時に語りかけるように、時に自身の過ちを笑い話として提示しながら、それらを単なる自虐に留めず、創作を見直すきっかけへと昇華させている点が秀逸です!
小説に携わる者なら誰しも一度は感じたことのある「思わずハッとさせられる瞬間」が丁寧に表現されており、創作に向き合う読者の背を優しく押してくれる、そんな実りある内容となっています!
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