縫い屋ちゃんは、エセサイコパス

そもそも「ぬいやちゃん」って何ですか？( *´艸｀)
そこからなんだか、「ぷ」って感じでかわいいのです。　
さてさて。
話タイトルをご覧ください。
わたしは話タイトルもいちいち、いいなって思いながら読んでおりました。
一番つぼったのは「闇メルヘンカフェ」！
なんですか、いったい（笑）。
レビューを書くためにすらっと読み直しました。
「ああ、もう、何だか知らんけど、かわいいいいいい」と思いました。
どのようにかわいいかは、ぜひお読みくださいっ。

いやいや、大丈夫なのかねこの子は？？
という印象から始まったこのお話。
進めば進むほどに主人公の可愛さがにじみ出てくる展開！
なにより、ASMR用の本として、とてもうまい。
SE（効果音）だけでなく、セリフの中にもメリハリがあり、声に出して読んだら楽しいだろうな、と思わせる。

そんなことはさておき。

わちゃわちゃと落ち着きのない、一生懸命なぬいやちゃんに、是非会いに来てください！

「壊れてるものは、だーいすきなの」

壊れたものを縫い直すお店で出会ったのは、クセのある店員さん。
彼女が気に入るものは、直し甲斐がある壊れたもの。それは物だけにとどまらず、傷ついた人の心も含んでいて――

おっとりとした優しいお姉さんから甘やかされている訳ではないのに、毒を持った可愛いボイスが天使のように心を浄化しにかかってきます。
サイコなぬいやちゃんも、違う魅力を持ったぬいやちゃんの一人語りにも、たじたじになること間違いなし。
様子のおかしいヒロインに、原形がないほど溶かされてしまいましょう。