概要
『アンネリーゼは嘘をついている。とても嫌な嘘を』
ノーヴァ帝国第八皇女のアンネリーゼは、幼い頃に父である皇帝に連れられて行った敵国の王都で自分と同じ年頃の子供を拾った。時は流れて10年後、アンネリーゼはノーヴァ帝国魔法学校に通っていた。彼女の護衛はエミールという少年。ノーヴァ帝国によって滅ぼされた王国の王子であった彼は、アンネリーゼと同時に魔法学校に入学し、首席になるほどの魔法の才能を持っていた。ワガママなアンネリーゼに振り回されるエミールとアンネリーゼの間にあるのは、信頼か、恋情か、憎しみか。