概要
幽霊が見えて良かったことなんてほとんどないですよ。ほとんど。
雨切 巡(あまぎり めぐる)には幽霊が見える。日常に溶け込んでいたり溶け込んでいなかったりする幽霊たちは、何故、何のためにそこにいるのか。同じ大学に通う同級生やオカルト研究会の先輩、予知夢を見る人、心の声が聞こえる後輩、その他と、その謎を解き明かしたり解き明かさなかったりする。
【六曜編】 11/13開始
case.1[友引]かかしのはなし 完
case.2[赤口]とんでもない ←
case.3[先勝]おっておわれて 準備中
case.4[先負]いりぐちでぐち 準備中
case.5[大安]すてきないちにち 準備中
case.6[仏滅]ははのははおや 準備中
【六曜編】 11/13開始
case.1[友引]かかしのはなし 完
case.2[赤口]とんでもない ←
case.3[先勝]おっておわれて 準備中
case.4[先負]いりぐちでぐち 準備中
case.5[大安]すてきないちにち 準備中
case.6[仏滅]ははのははおや 準備中
おすすめレビュー
新着おすすめレビュー
- ★★★ Excellent!!!幽霊が見えて良かったことなんてほとんどない。ほとんど。
磔のように立つ案山子――それは死者の贖罪の姿だった。
幽霊が見える大学生・雨切巡が、秋の田んぼで出会った不思議な案山子。黒いスーツ姿で両手を広げ、交差点に立ち続ける福原さんは、生前の罪を償うため、この場所で「何か」を待っているという。
オカルト研究会の翠蓮、予知夢を見る夕夏、そして本譲綴。彼女たちと共に謎を追う中で明らかになる、死後の世界での「赦し」のシステム。だが、償うべき相手はもうこの世にいない――。
「幽霊はお喋りが面倒」と距離を置く巡が、今回ばかりは関わらずにいられない。罪と償い、そして選択。静かに進む物語の中で、登場人物たちの優しさが胸に染みます。
六曜シリーズの一編として、切なく…続きを読む