Deprecated: The each() function is deprecated. This message will be suppressed on further calls in /home/zhenxiangba/zhenxiangba.com/public_html/phproxy-improved-master/index.php on line 456
セカンド・カップ はてな店 - アジェンダいっぱい
[go: Go Back, main page]

セカンド・カップ はてな店 このページをアンテナに追加 RSSフィード

2005-11-22 アジェンダいっぱい

相場で穴を開けているチャイナの謎のトレーダーは、実は北京で拘束されているという噂が出ていた。


'Missing' China copper trader in police custody in Beijing - report

http://www.forbes.com/home/feeds/afx/2005/11/21/afx2347331.html

とはいえソースの特定なし、の記事。フォーブズ。


基本的には、チャイナのStat Reserve Bureau、国家資源備蓄局とでもいうのか、ま、その当局はLiu氏は「acting on his own」で動いていて、当局が権限を与えてたわけじゃない、と主張している、と。

The SRB said last week Liu was acting on his own and denied that it had entrusted him to take the positions.


先週あたりは、「そんなヤツいない」というなんか小説みたいな言い切りがカッコよかった?わけだが、いることはいるけど彼には権限はなかった、になってるのか。このへん微妙だ。[捕捉:この間に本人特定も出回っていたから、いない→誰だかわかった、政府関係者だった→拘束されてる、という順番。今ここ、と。]



しかしながら、だからなんだ、ではあるわけで、今の市場の関心は、

LONDON (Reuters) - Global financial markets are bracing for a second major scare in as many months as investors begin to question whether China will honour millions of dollars worth of copper futures trades.

http://today.reuters.co.uk/news/newsArticle.aspx?type=reutersEdge&storyID=2005-11-21T102943Z_01_NOA137731_RTRUKOC_0_MARKETS-FALLOUT-COPPER.xml

チャイナが銅の先物ポジションを取ってる何百万ドル分かを渡すのか、約束を守るのか否かに関心が集まってる、と。


チャイナも銅持ちだが、その5倍ぐらいを使ってるという、世界で一番大きな銅の消費者なわけで、自分んとこの騒ぎを元に、あるいはその因果関係は不明としても、とにかく銅価格が上昇しているということだけで、アチャチャ・・・ではあるんだろうと思う。現渡しできるほど余剰があるわけもなさそうだし。



どうなるんでしょう。上の記事、ロイターイギリス発なんだが、世界の経済主体としての地位、評判、信用を確立しようとしているチャイナなんだから、なんせそうなんだから、と、いろんなトレーダーとかアナリストに言わせて、持ち上げる持ち上げる。気味が悪いほど持ち上げて、チャイナは世界クラスのプレーヤーとしてそうすべきことはなんでもやるのだということを証明して、自分が本当の「G8」の8番目の一員なんだということを示そうと決意しているわけです、と投資顧問氏に語らせて終わってる。包囲網かこれは。


参考

Copper Prices Drop on Comex as Demand in China May Be Slowing

http://www.bloomberg.com/apps/news?pid=10000080&sid=aZpl7Zde1rdQ&refer=asia


中国、失踪した銅トレーダーは政府関係者

http://www.nikkei.co.jp/news/kaigai/20051119AT2M1901J19112005.html



どうでもいいのだが、朝日のこの記事(18日)、何をしたいんだろう?


LME銅価格が最高値更新中国の売り持ち観測が根強い

http://www.asahi.com/business/reuters/RTR200511180032.html

中国が抱えているとされる大量のショートポジション(売り持ち)の買い戻しに対する期待感が背景にある。


期待感って、そりゃいろんな意味で期待するけど、この場合は別にチャイナに悪意を抱くとかなんとかじゃなくて、価格を上げることでチャイナは追い込まれているということなわけで、朝日の方向からすると、「買い戻しに対する期待感が背景にある」というのは何を言いたいんだろう?


ひょっとして、高値をつけることになった、それはチャイナが原因だ、チャイナに期待してる、チャイナは偉大だ、という思考回路? まさか?? 察するに言いあぐねてあちこちはしょってるうちに訳がわからなくなりましたという編集か。


 アジェンダいっぱい 10:55 このエントリーを含むブックマーク


強権的な土地収用を批判 中国誌、日本と比較

http://flash24.kyodo.co.jp/?MID=RANDOM&PG=STORY&NGID=intl&NWID=2005112101000696

中国各地では、地方政府都市整備や開発区造成などを理由に強引な土地収用を進めて住民と当局側が衝突、社会問題化しており、同誌は日本の土地制度について「政府も住民の土地を没収する権利はない」と紹介している。


根本的に、私有財産制度ってのが確立しておらず、その上にたった政府存在していない、と、ただそう書けばよいのではないのかと思うわけだが。でもって、明治維新もそうだけど、近代社会への変化の基礎中の基礎ってそういうことでしょ、とただ単純にそう思う。

日本との比較をしてないで、原理原則から考えてみた方がいいんじゃまいかとは思うんだが、ここに来て、マーガリン・コミュニズムの影響は膨大かも。つまり、ものごとを設定するための基礎をよく理解するための基礎が薄いかも、ということ。マーガリン・コミュニズム時代の前は内戦で、その前は日本軍との戦い及び内戦時代で、その前は清朝なわけで、この中で、権威(国家など)と個人の関係の規定に関する慣習法的蓄積はどんなものが期待できるんだろう? そしてその慣習法と現在において適度に世界性を持つ法と規則との差異はどのぐらいか。差異が特定できれば漸次修正なりバッファを組み込むなりしていけばいいわけだが、しかしなぁ、その発掘作業をするそこにはマーガリンがべったりだと。


マーガリンのせいで順番に、設定、問題発生、考える、設定2、問題発生、考える、その繰り返しというサイクルを国民的にというか、社会的に経験したといえるのかというのがあるわけで、この体験値レスも結構大変だなとか思う。でもって、日本を見渡して、日本がやってることをサンプルにして、日本ができたことができないわけはない、みたいに措定したりするのかしらん、などと思ってみたりもするのだが、それは肌の基礎が違うのに、同じスキンケアプロダクツを買ってきて、同じ肌になるはずだと言っているのと同じく、だめっしょ、じゃまいかとひとしきり。



 この詳細希望 10:55 このエントリーを含むブックマーク

ついでに、10日ぐらい前に読んでびっくりしたままその後フォローしていない記事なのだが、これって、どういうことなのかよくわからずにいた。人民日報様のお達し。


義務教育の無償化計画 農村部は2010年実現へ

http://j.people.com.cn/2005/11/13/jp20051113_55081.html


中国政府2020年までの「全民教育(すべての国民を対象とする教育)」発展への戦略目標を大まかに決定した。中でも最重要課題として、農村部の教育、特に農村部における9年制義務教育の普及を挙げている。


これってつまり、なんですか、農村部においては9年生義務教育が普及していない、ってことなの・・・?

いやその内容の充実度はともかく、あるけど機能性に優れないのか、それともあまりにもお寒い限りなのか、そのへんがよくわからない。

で、次の段を見ると、

まず2007年までに、全国農村部の義務教育について、貧困家庭の学生全員が雑費(学校に納付する授業料以外の諸費用)や教科書代の免除と寄宿生活費の補助を受けられるようにし、家庭の経済事情による退学者ゼロを目指す。

とあって、これはつまり、教育を受ける施設とかは無償だが、寄宿費とか教科書代は有償でそれが貧困家庭では負担でガッコに行かせられないケースがある、という意味か、つまり自分が知ってる世界の話だ、と思えるのだが、次に、

2010年までに、全国の農村部すべてで義務教育の無償化を実現する。さらに、2015年までに、全国で義務教育の無償化を実現する。


こうあって、これを見ると、現状農村部では義務教育が無償ではないからそれを目指す、みたいにも思えてしまう。どっちなんでしょう? 


 逆行してないのか、長子優先 11:16 このエントリーを含むブックマーク


皇室典範会議皇位継承順位で長子優先を全会一致で確認

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20051121-00000103-mai-soci


この会議のひとたち、誰なのかしらないけど、なんでこんなに「長子優先」にこだわる?

下々の常識は、すでに変化を成し遂げており、親から生まれた子供ってみんな平等に財産が分与されますってのが、少なくとも建前でもそうなっているわけだが、なぜ突如長子優先なのだ?


私としては、皇室およびその一族の中で誰か適当な人に天皇さんになってもらうというぐらいのざっくりした感じでいいのじゃないのかと思うんだが。でもって、歴史的に考えればそんなものでしょ、だって、とも思う。また、あるファミリーの中の長を決めるという行為が、著しく他人によって制限されるというのがなにかへんな気がする。


職務的に、どうしてもこれがにないとまずいという資質、qualificationが客観的に存在するという職種ではないわけで、品位があって、まずそこの一門の人であるということが大きな条件がクリアされていればいい。だから余人が選定に対してそこまで文句を言う権利はあるのかと、そこにざらつきを覚える。さらにいえば、条件を後だしで決めていくというのは、この種の会議に、へんちくりんな、従来から、歴史的に、常に、だいたいいつも存在する懸念としての権限のような権能のようなものを与える、ということにも繋がるのじゃないかと思う。


なんでこんなことしてんの? 


長子優先での決着について、吉川座長は会合後の記者会見で「国民が(皇位継承者を)将来の天皇として成長を見守ることができる。分かりやすくかつ安定した制度だ」と説明。兄弟姉妹間男子優先に対しては「男子の誕生を待つ不確定な時間が長く、好ましくない」と語り、安定性を重視した結果だと強調した。


全然理由になってないと思うんだが。つまりなにか、この吉川さんという人は、なにがなんでも秋篠宮がいやだと、ただそういうことか? 


こうやって、皇位継承を巡って「派閥」ができていくのねという意味では歴史的で面白い。