Deprecated: The each() function is deprecated. This message will be suppressed on further calls in /home/zhenxiangba/zhenxiangba.com/public_html/phproxy-improved-master/index.php on line 456
司書さんは無自覚でいいのです! - ルノーの帰還
[go: Go Back, main page]

表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
司書さんは無自覚でいいのです!  作者: 黒色猫


この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

15/17

ルノーの帰還

 今日はグロスアサシンウルフの討伐に向かう日です。入念な準備を重ね、作戦も共有して万全な体制を整えたそうです。さらに討伐にはプレイヤーも参加するそうで。募集したらかなりの人数が集まったらしく、担当職員がかわいそうなくらい忙しそうでした…。ちなみにルノーはレオンさんが連れまわしているらしく。他の職員さん経由で、今日は討伐隊のもとに他の魔物を寄り付かせないための立ち回りをするそうです。頑張ってくださいね…!

 私も今は忙しくしています。もはや顔見知りになった職員の方たちと黙々と作業をしている真っ最中です。


「なかなか終わりませんね…」

「まー今はグロスアサシンウルフの討伐に向けて、全部署が動いているからなー。関係がないのなんて、ウチと物資倉庫を管理している部署ぐらいじゃないかー?」

 

 そう仰っているのは一緒に働いている職員の方の1人、三つ子の兄弟の長男シエルさんです。おおらかな性格のお兄さんで、私もお世話になっております。この部屋には他に次男のメールさん、三男のテールさんも一緒です。顔はそっくりですがシエルさんは白、メールさんは青、テールさんは赤茶の髪色をしています。


「他の部署が機能していない分、しわ寄せが全部ウチのところにくるんだよにゃ」

「倉庫管理のやつらは書類仕事できないからね」

「そうなんですか。じゃあその分私たちが頑張りましょう!」

「「「…ステラはピュアだね」」」


 私は立派な大人ですよ、もう!私がお三方よりも年齢が下だからと、からかってばかりなんですから!ちなみに語尾を伸ばしているのがシエルさん、たまに猫語を話すのがテールさん、クールなしゃべり方がメールさんです。皆さん個性的なんですよね。

 話はそれぐらいにして、淡々と作業をこなしていきます。私が報告書やらメモから要点を記録し、それをもとに3人が依頼を作成し、確認作業をしてからギルドに張り出される感じですね。こんな日でもギルドは通常営業ですから。



 そんなこんなで数時間は作業していたでしょうか。小休憩で3人と雑談していたその時、いつぞやのように勢いよくドアが開かれます。これは間違いなくあの人ですね…。


「ステラー!帰ったよー!」

「ホホッー!」


 飛び込んできたのは少し薄汚れているレオンさんと、その頭に乗っているルノーです。まだ興奮が収まっていないのか、どちらも鼻息荒くしています。ちょっと落ち着いてくださいね~今お茶入れますから。三つ子は笑ってないで、お菓子の用意でもしてください!

 一息つくと、レオンさんは冷静になったようで頬を搔いています。ルノーは…お菓子に夢中ですね。


「いやー、ごめんごめん。グロスアサシンウルフは討伐されたよって言いに帰ってきたのに、ついハイテンションになっちゃった」

「レオンはよくおかしくなるから、別にきにしてない」

「うん。気にしてないよー」

「興味ないともいうにゃー」

「生意気三人組、うるさいよ。あ、そうだステラ。ルノーくんはお返しするよ。この子中々強くてね、ゴブリンが3体出てきても風魔法でスパーって首を切り裂いててさ。僕の戦い方を学習してて賢いなって感心したぐらいだ」


 レオンさんの頭の上からルノーが両手に飛び込んできました。その瞬間アナウンスが流れますが一旦スルーして、称賛の声に耳を傾けます。かなりべた褒めですね。たくさん活躍したんですね、ルノー?頭をなでると少し恥ずかしそうに首を引っ込めます。とても可愛いです!


「そういえばルノーは学習というスキルを持っていますね」

「あぁそれでか。フクロウ型の魔物は知能が高いとはいえ、覚えが良すぎるとは思ったんだ。戦闘に関しては早々に教えることがなくなってしまってね。少し自信を無くしかけたよ」

「自信家のレオンが、自信を無くすにゃんて」

「あるわけない」

「あははーないー」

「だからなんで俺にだけは生意気になるのかな、三バカ!」


 レオンさんが三つ子を追いかけまわしています。部屋がにぎやかになりましたね。


「あ、そうだ。ステラはやりかけている仕事がないのなら、依頼終了したってミリアに報告しに行っていいよ。俺がいない間、代わりにやってくれてたんでしょ?ほんっとにありがとね」

「いえいえ。それじゃあお先に失礼しますね」

「じゃあねー」

「またにぇー」

「テール、キモイ。…じゃあな」


 4人に見送られて部屋を後にします。ミリアさんは…いつもの場所ですね。


「!ステラさん」

「こんにちは。レオンさんが依頼は終わらせていいと仰ってくださったので、報告に来ました」

「そうなんですね!わかりました。報酬は5000Gになります」


 5000G?確か依頼書の作成時は1000Gだったと思うのですが…。仕事が増えたわけでも緊急の依頼が舞い込んだわけでもないのにいいのでしょうか?


「次に依頼するときは1000Gになります。ただ今回はステラさんにもある意味ご迷惑をおかけしたので…この金額にさせていただきました」

 

 苦笑いするミリアさんに、こちらも苦笑がもれます。誰のせいでもないですが、確かに急な依頼ではありましたからね…。報酬を受け取り挨拶を済ませると、足取り軽やかにギルドを後にします。やることがたくさんありますからね。まずは、ルノーと一緒に新しい仲間を迎えましょう!

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
誤字報告しましたのでお願いします(`・ω・´)ゞ
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ