「見下す」とは?
あなたの周りには、他人を「見下す」人はいませんか? 幸いにも、友人や上司などにこのような人がいなければ、特に悩むことはないかもしれませんが、いる場合は少し厄介。嫌な気持ちになったり、あるいは気づかないうちに、自分が相手に不快な思いをさせているかもしれません。
そうならないためにも、本記事では「見下す」人の特徴や心理状態、対処法について紹介します。
「見下す」とは、「下を見る、見下ろす」という意味の他、「相手をバカにするような態度をとったり、あなどっている様子」を指します。
立場が下の人や弱い人を対象にする場合が多いですが、上司や身分の高い人に対しても、陰でそのような態度をとっていれば、人を「見下す」という行為に違いはないといえるでしょう。そのため、他人を「見下す」人は、周囲との関係に亀裂を生んだり、人との付き合いが上手くいかなかったりする場合が多いです。
み‐くだ・す【見下す】
[動サ五(四)]
1 下の方を見る。みおろす。「山の頂上から下界を―・す」
2 相手をばかにして見る。あなどりみる。見さげる。「人を―・した態度」
出典:小学館 デジタル大辞泉
人を「見下す」人の特徴は?
では次に、普段から「見下す」という行為をする人はどんな特徴があるかを説明します。あなた自身が、無意識にそんな行動をとっているようでしたら、自分を見直すいい機会になるかもしれません。一つひとつチェックしていきましょう。

自慢話が多い
他人を「見下す」人の特徴として挙げられるのは「自慢話が多い」こともその一つ。自分は他の人よりも優れていると印象づけたいので、いかに優秀かというポイントをアピールしてくるでしょう。過去の自身の実績のみならず、自分の友人にまつわるすごいエピソードや、著名人とのコネクションなどを自慢してくる人も。要は自分のネットワークも、高く評価されたいのでしょう。
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プライドが高い
他人を「見下す」人は、プライドが高い人が多いようです。自分は他人よりも勝っていると思っている一方、誰かに負けることも好きではないため、人気者や、心の中では自分が劣っていると自覚している相手のことを目の敵にする傾向が見られます。そんな人たちのあら捜しをし蔑むような発言して、自分のプライドを保っているのでしょう。
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すぐに他人に文句をつける
自分は間違っていないという思い込みから、自分と意見が違う人に対し、持論を主張しバッサリと否定することもしばし。持論を正論として疑わず、聞く耳を持ったり違った考えを受け入れたりする寛容性が低いのかもしれません。たとえ自分が間違っていたとしても、なかなか非を認められないのも、他人を「見下す」人の特徴の一つといえるでしょう。
どうして人を「見下す」の?
他人を「見下す」という行為は、一体どのような心理状態からくるものなのでしょうか。まず一つ目は、ある種の劣等感をひそかに感じているから、ということが考えられます。何らかのコンプレックスを抱えているため、他人と比較しがちなのかもしれません。

意外と思われるかもしれませんが、周囲に虚勢を張るのは自信がないことの裏返しで、他人を「見下す」ことで、自分の立場を上に見て、自己肯定をしているだけなのです。また、承認欲求が強いことも一つの原因といえます。
これも自信のなさからくるものですが、人を「見下す」人は、他人を下に見ることで自分の優位性を強調し、周囲から「すごい人」と思われたいと考えられます。そうすることで、他人からの評価を確認しているのでしょう。しかし、このような態度をとり続けることは、健全なコミュニケーションとはいえません。
周囲は、このような行為に最初のうちは我慢できてもいずれ離れていくでしょう。そのうちに自分自身が「あの人はすぐ人を見下すんだ、大人げないよね」などと、反対に周囲から見下されてしまうかもしれません。またという時に、誰の助けも得られない状況になってしまうかもしれません。
人を「見下す」人が身近にいたらどうしたらいい?
では、あなたの周りに、もし他人を「見下す」人がいたらどうしたらいいのでしょうか。対処法を考えていきます。

真剣に受け止めず聞き流す
他人を「見下す」人は、自分が認められたいという心理からそのような言動をとるので、あまり深くは追求せず「へぇ、そうなんだ」くらいのニュアンスでさらっと受け流しましょう。「すごいね」と一言加えると、相手は満足し自慢話などはやめるかもしれません。
できるだけ深く関わらない
他人を「見下す」ような発言は、なるべく耳にいれたくないもの。聞く方は不快な気持ちになったりうんざりします。そのため、そういった言動をとる人とは、そもそも少し距離をおくのも一つの方法でしょう。
指摘してみる
職場の人間だったらビジネス上の付き合いだけで済まされるから我慢できますが、家族や友人の場合は困ってしまいますよね。長い付き合いになる人であれば、その人のためにも指摘をしてあげるのもよいでしょう。しかし、本人が自覚していない場合は特にですが、指摘することで険悪な関係になってしまうリスクもあるので、状況などによって、言い方などには気をつけて対処するのが賢明です。
最後に
他人を「見下す」人は、自分の自信のなさや誰かに認められたいという承認欲求から、そのような言動をとってしまう人がほとんどです。しかし、そのような行動は、人との正しいコミュニケーションとはいえません。それを続けていけば、いつのまにか周囲には誰もおらず、自分一人だけがぽつんと取り残されてしまう可能性も。
もし、他人を「見下す」人の特徴に一つでも当てはまってしまう人がいたら、今一度、自分の行動を見直してみてください。相手を「見下す」ことで、自分を大きく見せるのではなく、もっとポジティブなことで周囲に認められるような努力をしたいですよね。
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