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この記事のサマリー
・「癖が強い」とは、言動など特有の傾向が目立ち、独特さが際立つ状態を指します。
・「癖」は無意識の偏りだけでなく、習慣や文章・味など、そのもの特有の性質にも使えます。
・恋愛では「新鮮で惹かれる」面と「理解できない」面があり、相性で評価が割れます。
大人気芸人・千鳥さんのツッコミでも有名な「癖が強い」という言葉。キャラの濃い人や変わったボケに対して「癖が強いんじゃ!」と突っ込んだことがある人もいるのでは? 当たり前のように使われるようになった「癖が強い」という言葉ですが、そもそもどんな意味なのでしょうか。
この記事では、言葉の意味や癖が強い人の特徴など、「癖が強い」について様々な角度から見ていきます。

「癖が強い」の意味とは?
「癖が強い」について理解していくために、まずは「癖」という言葉から見ていきましょう。「癖」とは、「偏った傾向や好み」や「一般的でない性質や傾向」という意味を持ちますよ。
辞書では次のように説明されています。
くせ【癖】
《「曲(くせ)」と同語源》
1 無意識に出てしまうような、偏った好みや傾向。習慣化している、あまり好ましくない言行。「爪をかむ―」「なくて七―」「怠け―(ぐせ)がつく」
2 習慣。ならわし。「早起きの―をつける」
3 一般的でない、そのもの特有の性質・傾向。「―のある味」「―のある文章」
4 折れ曲がったりしわになったりしたまま、元に戻りにくくなっていること。「髪の―をとる」「着物の畳み―(ぐせ)」→癖に →その癖
引用:『デジタル大辞泉』(小学館)
一般から外れている偏った性質や傾向を表すと考えていいでしょう。つまり、「癖が強い」は、「変わっている」「偏っている」というニュアンスになります。
キャラが濃い人や、一風変わった人に対して「あの人は癖が強いよね」などと使います。
「癖が強い人」の特徴とは?

癖が強い人は、独特の雰囲気を持つ個性的な人ということがわかりましたね。続いては、「癖が強い人」の特徴についてもう少し詳しく紹介します。周りにも癖が強い人はいるでしょうか?
ファッションや髪型が個性的
癖が強い人には、独特なセンスを持つ人が多いよう。「どこで買ってきたの?」と周囲から思われるような変わったデザインやド派手な柄の服を着て、周囲の目を引くこともしばしば。
また、奇抜なヘアスタイルやカラーリングなど、髪型も個性的なことが多い傾向です。しかし、本人は奇異の目で見られることはまったく気にしておらず、堂々と振る舞うのが特徴だといえるでしょう。
突拍子のない発言をする
癖が強い人は、想像の斜め上をいく発言をすることも多いでしょう。奇想天外なアイデアや、独自の発想力で、周囲の人を驚かせることもしばしば。周りが思いつかないようなことを発言するので、「あの人は面白い」とポジティブなイメージを持たれることもあるかもしれませんね。
一方で、予測できない発言ばかりする「癖が強い人」は、「絡みづらい」とネガティブなイメージを持たれることもあるようです。
評価が分かれやすい点が、癖が強い人の難しさですね。
マイペースで周りの目を気にしない
先述しましたが、癖が強い人は、周りからどう思われているかをあまり気にしないようです。周りを気にして見た目や言動を抑えることはなく、マイペースを貫きます。
自分の意思が強く「こう!」と決めたらそれを貫くため、周りを振り回してしまうことも…。癖が強すぎる人が職場などにいると、周りの気を使わせてしまったり、腫れ物扱いされることもあるでしょう。
独特の雰囲気を持っている
話しかけづらい感じがあり、人を寄せ付けない雰囲気を持っているのも癖が強い人の特徴。奇抜な見た目も原因の一つかもしれません。もしくは見た目は普通でも、不思議な言動する人は変わったオーラを放っているため、周囲が戸惑うことがあります。
その結果、本人の意図とは別に、周りから距離を置かれてしまうケースもあるようです。
好き・嫌いがはっきりしている
癖が強い人は、自分の好みが明確なことが多く、好きなものはとことん追いかけますが、嫌いなものには興味を示しません。そればかりか、「これは嫌い」などと自分の意見をしっかり主張することもあります。
馬が合う人にとっては居心地のいい存在かもしれません。しかし、受け手によっては「主張が強い」「譲らない」と感じることもあります。相性の良し悪しが出やすい人物だといえるでしょう。
癖が強い女性は恋愛でモテる?

厄介なイメージのある、「癖が強い人」。では、癖が強い女性はモテるのでしょうか?
結論からいうと、癖が強い女性は、個性的で変わった人が好きという男性からはモテることがあるようです。自分とは異なる価値観を持っていたり、想像もできない発言をしたりするため、「楽しい」「興味をそそられる」と思われるよう。
一方で、マイペースなところや、好き嫌いが激しいところなどが強く出てしまうと、「付き合いきれない」と愛想を尽かされることもあるでしょう。とはいえ、個性がはっきりしているからこそ、「この人以外、考えられない!」と特定の男性からはベタ惚れされることも少なくありません。
「癖が強い」の類語や言い換え表現は?

「癖が強い」の意味をつかめたところで、「癖が強い」の言い換え表現を紹介します。「癖が強い」の類語を覚えて、表現力を広げましょう。
独特
「独特」は、使い慣れた言葉ですね。意味をあらためておさらいしましょう。「独特」とは、「その人だけが特別に持っていること」「他の人とまったく変わっているさま」という意味。
その人だけが持つ、特有の性質や個性を表す言葉です。
一風(いっぷう)
「一風」には複数の意味がありますが、「他の人とどこか違っていること」が主な意味。「一風変わった人」「一風変わったお店」など、ちょっと変わった人や物事に対して使われます。
アクが強い
「アクが強い」の「アク」とは、山菜や野草などに含まれる「灰汁」のこと。「灰汁」には、えぐみや渋みがありますよね。この「灰汁」の性質から、「アクが強い」で、「独特のしつこさがあり、きつい感じ」「馴染みにくいさま」という意味になります。
「独特」や「一風」には、ネガティブなニュアンスは含まれませんが、「アクが強い」には「反感を買うような個性がある」といったネガティブなニュアンスが含まれるので、使う時には注意しましょう。
参考:『デジタル大辞泉』(小学館)
「癖が強い」の英語表現は?
「癖が強い」を英語で言い換えるなら、“eccentric”(風変わりな)を使うとニュアンスが近い場合があります。また、人を指して「奇妙な人」「一風変わった人」と言いたい場合は、“strange person”(奇妙な人)という言い方もありますよ。
ただし、どちらも相手を評価する言い回しになりやすく、言う相手や場面によっては失礼に聞こえることがあるので注意したいところです。
相手を立てたい場面では “unique”(独自の) のほうが柔らかく伝わりますよ。
参考:『プログレッシブ和英中辞典』(小学館)
「癖が強い」に関するFAQ
ここでは、「癖が強い」に関するよくある疑問と回答をまとめました。参考にしてください。
Q1. 「癖が強い」は結局どういう意味?
A. 言動や雰囲気など、その人(もの)特有の傾向が目立つ状態を指す言い方です。褒め言葉にも否定にも転びやすいので、前後の文脈が大切です。
Q2. 「癖」と「習慣」は同じ?
A. 重なる部分はありますが同一ではありません。「癖」には習慣の意味もありますが、「習慣」には国やある地域などでの社会生活や日常生活に関しての様式という意味もあります。
Q3. 癖が強いのは、恋愛ではプラス?マイナス?
A. プラスにもマイナスにもなり得ます。独自性が魅力になる一方、ペースの違いが負担になることもあるため、相性で評価が割れます。
最後に
癖が強いという言葉の意味や、癖が強い人に見られる特徴までを解説しました。癖が強い人はキャラが濃いため、「少し苦手…」という人もいれば、「面白い!」と好意的に見る人もいるでしょう。
友だちへのツッコミで「癖が強い!」と言うのは問題ありませんが、初対面の人に使う時には、十分に注意して使うようにしましょう。
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