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JP2015182093A - レーザー溶接装置及びレーザー溶接方法 - Google Patents
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Abstract

【課題】リモートレーザー溶接であっても一打点の打点開始と打点終了を正確に検知することができるレーザー溶接装置を提供する。
【解決手段】レーザー光を照射するレーザー照射ヘッド10と、レーザー光を集光してワーク上で走査させる光学系20と、レーザー光のワークWからの反射光を受光する受光部30と、受光部30が受光する反射光に基づいて一打点の打点開始及び打点終了を判断するコントローラ50と、を備えるレーザー溶接装置100であって、受光部30は、反射光のうちレーザー反射光及びプラズマ光のみを受光し、コントローラ50は、反射光の強度が設定強度P2以上である時間が設定時間t1以上であれば打点開始と判断し、反射光の強度が設定強度P1以下である時間が設定時間t2以上であれば打点終了と判断する。
【選択図】図3

Description

本発明は、レーザー溶接装置及びレーザー溶接方法の技術に関する。
レーザー溶接とは、レーザー光をワーク(例えば、2枚の鋼板)に照射し、ワークを局部的に溶融及び凝固させることによってワークを接合する溶接である。レーザー溶接装置では、レーザー溶接検査として、例えばワークの溶接部からの反射光に基づいて溶接した打点を照合している(例えば、特許文献1)。
近年、自動車の車体の溶接では、スポット溶接であってもリモートレーザー溶接が行われている。リモートレーザー溶接とは、長焦点のレーザビームをミラーによって溶接部を走査させて溶接するものである。
このようなリモートレーザー溶接では、一打点(一つのスポットを溶接する工程)において溶接用レーザー照射、検査用レーザー照射等の多段階のレーザー照射を行うため、レーザー照射のON/OFFのみを基準に一打点における打点開始と打点終了を検知することが困難である。
特開2011−167697号公報
本発明の解決しようとする課題は、リモートレーザー溶接であっても一打点における打点開始と打点終了を正確に検知することができるレーザー溶接装置及びレーザー溶接方法を提供することである。
本発明の解決しようとする課題は以上の如くであり、次にこの課題を解決するための手段を説明する。
即ち、請求項1においては、レーザー光を照射するレーザー照射ヘッドと、前記レーザー光を集光してワーク上で走査させる光学系と、前記レーザー光の前記ワークからの反射光を受光する受光部と、前記受光部が受光する反射光に基づいて一打点の打点開始及び打点終了を判断する制御手段と、を備えるレーザー溶接装置であって、前記受光部は、反射光のうちレーザー反射光及びプラズマ光のみを受光し、前記制御手段は、前記反射光の強度が所定値以上である時間が所定時間以上であれば打点開始と判断し、前記反射光の強度が所定値以下である時間が所定時間以上であれば打点終了と判断するものである。
請求項2においては、ワークにレーザー光を照射し、該レーザー光の該ワークからの反射光を受光し、受光する反射光に基づいて一打点の打点開始及び打点終了を判定するレーザー溶接方法であって、反射光のうちレーザー反射光及びプラズマ光のみを受光し、前記反射光の強度が所定値以上である時間が所定時間以上であれば打点開始と判断し、前記反射光の強度が所定値以下である時間が所定時間以上であれば打点終了と判断するものである。
本発明のレーザー溶接装置及びレーザー溶接方法によれば、リモートレーザー溶接であっても一打点における打点開始と打点終了を正確に検知することができる。
レーザー溶接装置の構成を示した模式図。 レーザー溶接工程の流れを示したフローチャート図。 レーザー溶接工程の作用を示したグラフ図。
図1を用いて、レーザー溶接装置100の構成について説明する。
なお、図1では、レーザー溶接装置100の構成を模式的に表している。また、図1では、説明を分かり易くするため、照射レーザー光を実線で表し、反射光を二点鎖線で表し、電気信号線を破線で表している。
レーザー溶接装置100は、本発明のレーザー溶接装置に係る実施形態である。レーザー溶接装置100は、レーザー光をワークWに照射し、ワークWを局部的に溶融及び凝固させることによって接合する装置である。
なお、本実施形態のワークWは、2枚の鋼板101・102を重ねあわせたものであって、レーザー溶接装置100によって溶接用レーザー光が照射され、溶接部Yが形成されるものとする。
レーザー溶接装置100は、レーザー照射ヘッド10と、光学系20と、受光部30と、制御手段としてのコントローラ50と、を備えている。
レーザー照射ヘッド10は、レーザー発振器(図示略)によって発振され、光路11によって導かれたレーザー光をワークWに照射するものである。光路11は、ミラーによってレーザー光を折り返して伝送する、あるいは、光ファイバーによってレーザー光を自在に湾曲して伝送するものである。
光学系20は、複数枚のミラー25・25を備えている。光学系20は、複数枚のミラー25・25を調整することによって、レーザー照射ヘッド10によって照射されたレーザー光を適切なサイズへ集光し、ワークW上で走査させるものである。
受光部30は、検査用レーザー光の溶接部Yからの反射光を受光するものとする。受光部30は、複数のミラー35と、レーザー光受光部31と、プラズマ光受光部32と、赤外線受光部33と、を備えている。
レーザー光受光部31は、溶接部Yに吸収されなかったレーザー光自体(波長1060nm近傍)がミラー35によって折り返され、受光される部分である。
プラズマ光受光部32は、キーホール(溶接部Yの凹み)からの金属蒸発によって発生するプラズマ光(波長1100nm以上)がミラー35によって折り返され、受光される部分である。
赤外線受光部33は、溶接部Yの溶解金属熱の放射による赤外線(波長600nm以下)がミラー35によって折り返され、受光される部分である。
コントローラ50は、光学系20と、受光部30と、によって接続されている。コントローラ50は、光学系20を制御する機能を有している。また、コントローラ50は、受光部30に受光される反射光の強度に基づいて一打点(一つのスポットを溶接する工程)の打点開始及び打点終了を判断する機能を有している。
ここで、特記すべき事項として、本実施形態のコントローラ50は、受光部30のうち、レーザー光受光部31に受光されるレーザー光、並びに、プラズマ光受光部32に受光されるプラズマ光のみの強度に基づいてレーザー照射の打点開始及び打点終了を判断するものとする。
図2を用いて、レーザー溶接工程S100の流れについて説明する。
なお、図2では、レーザー溶接工程S100の流れをフローチャートによって表している。
レーザー溶接工程S100は、本発明のレーザー溶接方法に係る実施形態である。レーザー溶接工程S100は、ワークWの溶接部Yからの反射光より一打点の打点開始及び打点終了を判断する打点を照合する工程である。
ステップS110において、コントローラ50は、受光部30によって、レーザー光受光部31に受光されるレーザー光、並びに、プラズマ光受光部32に受光されるプラズマ光のみを受光し、レーザー光及びプラズマ光のみを取得する。
ステップS120において、コントローラ50は、取得したレーザー光及びプラズマ光の強度が設定強度P2以上であって、かつ、設定強度P2以上である時間が設定時間t1以上である条件を満たすかを判断する(条件1)。つまり、取得したレーザー光及びプラズマ光の強度が、設定時間t1以上連続して設定強度P2以上であるか否かを判断する。コントローラ50は、「条件1」を満たす場合には、ステップS130に移行し、「条件1」を満たさない場合はステップS110に移行する。
ステップS130において、コントローラ50は、一打点の打点開始と判断する。
ステップS140において、コントローラ50は、引き続き受光部30によって、レーザー光受光部31に受光されるレーザー光、並びに、プラズマ光受光部32に受光されるプラズマ光のみを受光し、レーザー光及びプラズマ光のみを取得する。
ステップS150において、コントローラ50は、取得したレーザー光及びプラズマ光の強度Pが設定強度P1以下であって、かつ、設定強度P1以下である時間が設定時間t2以上である条件を満たすかを判断する(条件2)。つまり、取得したレーザー光及びプラズマ光の強度が、設定時間t2以上連続して設定強度P1以下であるか否かを判断する。コントローラ50は、「条件2」を満たす場合には、ステップS160に移行し、「条件2」を満たさない場合はステップS140に移行する。
ステップS160において、コントローラ50は、一打点の打点終了と判断する。
図3を用いて、レーザー溶接工程S100の作用について説明する。
なお、図3では、レーザー溶接工程S100の作用を一打点における反射光の光強度P(単位W)の時系列グラフによって表している。
本実施形態のレーザー溶接工程S100では、まず、溶接用レーザー光をワークWに照射して、その後、形成された溶接部Yにおいて検査用レーザー光を円形状の走査軌跡にて3周だけ走査して、反射光の強度の時間的周期変化により溶接部Yの溶接欠陥の有無を判定するものとする。
このように、一打点のレーザー溶接工程S100は、溶接用レーザー光のワークWへの照射を行う工程と、溶接用レーザー光を照射した後に検査用レーザー光のワークWへの照射を行う工程と、を有する。
まず、ワークWに溶接用レーザー光が照射される(打点開始)。なお、溶接用レーザー光の強度は、設定強度P2よりも十分大きいものとする。また、上述したように、コントローラ50によって、レーザー光及びプラズマ光のみが取得される。
そして、取得したレーザー光及びプラズマ光の強度が打点開始から増加し、設定強度P2以上となった時点から設定時間t1が経過すると、コントローラ50によって、設定強度P2以上である時間が設定時間t1以上である条件(条件1)を満たすと判断される(ステップS120)。
そして、コントローラ50によって、「条件1」を満たした時点から設定時間t1前の時点が打点開始であると判断される(ステップS130)。
次に、ワークWの溶接部Yにおいて検査用レーザー光が円形状の走査軌跡にて3周される。なお、検査用レーザー光の強度は、設定強度P2よりも十分小さく、かつ、設定強度P1よりも十分大きいものとする。
そして、取得したレーザー光及びプラズマ光の強度が設定強度P1以下となった時点から設定時間t2が経過すると、コントローラ50によって、設定強度P1以下である時間が設定時間t2以上である条件(条件2)を満たすと判断される(ステップS150)。
そして、コントローラ50によって、「条件2」を満たした時点から設定時間t2前の時点が打点終了であると判断される(ステップS160)。
レーザー溶接装置100及びレーザー溶接工程S100の効果について説明する。
レーザー溶接装置100及びレーザー溶接工程S100によれば、リモートレーザー溶接であっても一打点における打点開始と打点終了を正確に検知することができる。
すなわち、レーザー溶接装置100及びレーザー溶接工程S100によれば、打点開始及び打点終了の検知閾値と設定時間とを設けることによって、リモートレーザー溶接の複雑な反射光であっても打点開始と打点終了を正確に検知することができる。
また、レーザー溶接装置100及びレーザー溶接工程S100によれば、レーザー光及びプラズマ光のみを取得することによって、応答性の良い波形が得られ、打点開始及び打点終了の設定時間を短く設定できる。
10 レーザー照射ヘッド
20 光学系
30 受光部
50 コントローラ(制御手段)
100 レーザー溶接装置
P 光強度
P1 設定強度
P2 設定強度
t1 設定時間
t2 設定時間

Claims (2)

  1. レーザー光を照射するレーザー照射ヘッドと、
    前記レーザー光を集光してワーク上で走査させる光学系と、
    前記レーザー光の前記ワークからの反射光を受光する受光部と、
    前記受光部が受光する反射光に基づいて一打点の打点開始及び打点終了を判断する制御手段と、
    を備えるレーザー溶接装置であって、
    前記受光部は、反射光のうちレーザー反射光及びプラズマ光のみを受光し、
    前記制御手段は、前記反射光の強度が所定値以上である時間が所定時間以上であれば打点開始と判断し、前記反射光の強度が所定値以下である時間が所定時間以上であれば打点終了と判断する、
    レーザー溶接装置。
  2. ワークにレーザー光を照射し、該レーザー光の該ワークからの反射光を受光し、受光する反射光に基づいて一打点の打点開始及び打点終了を判定するレーザー溶接方法であって、
    反射光のうちレーザー反射光及びプラズマ光のみを受光し、
    前記反射光の強度が所定値以上である時間が所定時間以上であれば打点開始と判断し、
    前記反射光の強度が所定値以下である時間が所定時間以上であれば打点終了と判断する、
    レーザー溶接方法。
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