JP6277986B2 - レーザ溶接装置及びレーザ溶接方法 - Google Patents
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また、前記レーザ溶接装置は、単一のレーザ光を分岐して前記2つのレーザ照射部に供給するための分岐用光学素子を更に備えた。以上の構成によれば、前記単一のレーザ光の出力が変動しても、前記2つの溶接箇所における溶融量の差が広がることはない。これに対し、前記2つのレーザ照射部から出力されるレーザ光が異なる2つの光源から出力されたものである場合、何れかの光源の出力が変動すると、前記2つの溶接箇所における溶融量の差が広がる虞がある。従って、以上の構成によれば、前記2つのレーザ照射部から出力されるレーザ光が異なる2つの光源から出力されたものである場合と比較して、前記2つの溶接箇所における溶融量の差を小さくすることができる。
本願発明の第2の観点によれば、レーザ光でワークを両側から同時に溶接するレーザ溶接方法であって、前記ワークに照射するレーザ光の焦点が何れも前記ワークの内部に位置し、又は、何れも前記ワークの外部に位置するように、前記ワークに照射するレーザ光の焦点位置が設定されており、前記ワークの各々の溶接箇所から出射した戻り光の強度を検出するステップと、前記2つの溶接箇所のうちより高い強度の戻り光を出射する溶接箇所としての高強度溶接箇所が前記高強度溶接箇所に照射されるレーザ光の焦点から離れ、且つ、前記2つの溶接箇所のうちより低い強度の戻り光を出射する溶接箇所としての低強度溶接箇所が前記低強度溶接箇所に照射されるレーザ光の焦点に近づくように、前記ワークを移動させるステップと、を含む、レーザ溶接方法が提供される。以上の方法によれば、レーザ光で前記ワークを両側から同時に溶接するに際し、前記2つの溶接箇所から出射した戻り光の強度の差分が小さくなるので、前記2つの溶接箇所における溶融量の差が小さくなり、もって、溶接歪の発生が抑制され、高精度なレーザ溶接が実現される。
また、前記ワークに両側から照射されるレーザ光は、単一のレーザ光を分岐して得られたものとする。以上の方法によれば、前記単一のレーザ光の出力が変動しても、前記2つの溶接箇所における溶融量の差が広がることはない。これに対し、前記ワークに両側から照射されるレーザ光が異なる2つの光源から出力されたものである場合、何れかの光源の出力が変動すると、前記2つの溶接箇所における溶融量の差が広がる虞がある。従って、以上の構成によれば、前記ワークに両側から照射されるレーザ光が異なる2つの光源から出力されたものである場合と比較して、前記2つの溶接箇所における溶融量の差を小さくすることができる。
ビームスプリッタ3は、レーザ発振器2から出力されたレーザ光を二等分に分岐するものであるが、レーザ光を完全に二等分できるわけではない。従って、右溶接ヘッド4及び左溶接ヘッド5から出力されるレーザ光Lの出力に差が生じる場合があり、この結果、右照射領域Ar及び左照射領域Alにおける溶融量に差が生じることがある。
ワーク保持具6は、ワークWの基準面をチャックするようにしている。しかしながら、ワークWをワーク保持具6に取り付ける際、ワークWの取り付け誤差が不可避的に発生する。従って、ワーク保持具6の基準軸に対してワークWの基準軸が若干傾斜することはやむを得ない。ワーク保持具6の基準軸に対してワークWの基準軸が傾斜している場合、溶接が進むにつれて、ワークWと右溶接ヘッド4との間の距離やワークWと左溶接ヘッド5との間の距離が必然的に変動するので、右照射領域Ar及び左照射領域Alの面積が変動し、この結果、右照射領域Ar及び左照射領域Alのエネルギー密度が変動して、右照射領域Ar及び左照射領域Alにおける溶融量に差が生じることになる。
以下、図9及び図10を参照して、第2実施形態を説明する。以下、本実施形態が上記第1実施形態と共通する説明は省略する。
上記第1実施形態及び第2実施形態では、レーザ光LでワークWを両側から溶接するに際し、ワークWを右溶接ヘッド4及び左溶接ヘッド5の間で水平移動させることとした。これに対し、本実施形態では、ワークWは固定するものとし、レーザ発振器2、ビームスプリッタ3、右溶接ヘッド4及び左溶接ヘッド5の光学系をまるごと(各パーツの相対位置を変えずに)駆動させる。
4 右溶接ヘッド
5 左溶接ヘッド
6 ワーク保持具
8 リニアステージユニット
9 制御装置
11 戻り光強度検出ユニット
24 強度情報取得部
25 強度情報差分判定部
26 リニアステージ制御部
Ar 右照射領域
Al 左照射領域
f 焦点
L レーザ光
W ワーク
Claims (4)
- レーザ光でワークを両側から同時に溶接するレーザ溶接装置であって、
前記ワークを保持可能なワーク保持部と、
前記ワークを挟むように配置され、前記ワークに対してレーザ光を同時に照射可能な、2つのレーザ照射部と、
前記ワークの各々の溶接箇所から出射した戻り光の強度を検出可能な戻り光強度検出部と、
前記ワークを前記2つのレーザ照射部の間で相対的に移動させるワーク移動部と、
前記ワーク移動部を制御する移動制御部と、
を備え、
前記2つのレーザ照射部は、前記2つのレーザ照射部が前記ワークに照射するレーザ光の焦点が何れも前記ワークの内部に位置し、又は、何れも前記ワークの外部に位置するように構成されており、
前記移動制御部は、前記2つの溶接箇所のうちより高い強度の戻り光を出射する溶接箇所としての高強度溶接箇所が前記高強度溶接箇所に照射されるレーザ光の焦点から離れ、且つ、前記2つの溶接箇所のうちより低い強度の戻り光を出射する溶接箇所としての低強度溶接箇所が前記低強度溶接箇所に照射されるレーザ光の焦点に近づくように、前記ワーク移動部を制御する、
レーザ溶接装置。 - 請求項1に記載のレーザ溶接装置であって、
単一のレーザ光を分岐して前記2つのレーザ照射部に供給するための分岐用光学素子を更に備えた、
レーザ溶接装置。 - レーザ光でワークを両側から同時に溶接するレーザ溶接方法であって、
前記ワークに照射するレーザ光の焦点が何れも前記ワークの内部に位置し、又は、何れも前記ワークの外部に位置するように、前記ワークに照射するレーザ光の焦点位置が設定されており、
前記ワークの各々の溶接箇所から出射した戻り光の強度を検出するステップと、
前記2つの溶接箇所のうちより高い強度の戻り光を出射する溶接箇所としての高強度溶接箇所が前記高強度溶接箇所に照射されるレーザ光の焦点から離れ、且つ、前記2つの溶接箇所のうちより低い強度の戻り光を出射する溶接箇所としての低強度溶接箇所が前記低強度溶接箇所に照射されるレーザ光の焦点に近づくように、前記ワークを移動させるステップと、
を含む、
レーザ溶接方法。 - 請求項3に記載のレーザ溶接方法であって、
前記ワークに両側から照射されるレーザ光は、単一のレーザ光を分岐して得られたものとする、
レーザ溶接方法。
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