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JP2505345B2 - 排水立て管継手 - Google Patents
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JP2505345B2 - 排水立て管継手 - Google Patents

排水立て管継手

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JP2505345B2
JP2505345B2 JP4078233A JP7823392A JP2505345B2 JP 2505345 B2 JP2505345 B2 JP 2505345B2 JP 4078233 A JP4078233 A JP 4078233A JP 7823392 A JP7823392 A JP 7823392A JP 2505345 B2 JP2505345 B2 JP 2505345B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、排水立て管に横枝管を
接続するための排水立て管継手に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、排水立て管継手(以下、単に「管
継手」という)60と、立て管61あるいは横枝管62
との接続は、図21に示すようにして行われていた。
【0003】すなわち、立て管61に円環状の締付けフ
ランジ63およびパッキン64を装着して同立て管61
を管継手60の立て管接続管部60aに挿入し、然る
後、締付けフランジ63をボルト66〜66を用いて接
続管部60aの軸方向に締め付けて、パッキン64を接
続管部60aと立て管61との間に押し付けて密着状に
装着することで、立て管61を管継手60に水密を確保
した状態で接続することができた。
【0004】また、横枝管62に袋ナット65およびパ
ッキン67を装着して同横枝管62を横枝管接続管部6
0bに挿入し、然る後、袋ナット65を締め付けてパッ
キン67を接続管部60bと横枝管62との間に押し付
けて密着状に装着することで同横枝管62を管継手60
に水漏れのないように接続することができた。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】このように従来は、締
付けフランジ63あるいは袋ナット65等の締付け部材
を用いてパッキン64,67を立て管61と接続管部6
0aとの間、あるいは横枝管62と接続管部60bとの
間に密着状に押し付けることで立て管61あるいは横枝
管62を管継手60に接続していたため、上記締付け部
材を別途用意してこれらを締め付ける作業が必要とな
り、従って同作業に手間がかかりその施工性はよくない
ものであった。
【0006】しかも、上記締付けフランジ63あるいは
袋ナット65等の締付け部材を締め付けるためのねじ孔
あるいはネジ山を形成するため、各接続管部60a,6
0bの先端外周には鍔縁68,69を張出し形成する必
要がある。
【0007】ここで、横枝管用の接続管部に鍔縁を一体
に造形する場合には同接続管部の配置される位置によっ
ては、単一の鋳型では型出しが不可能となるため、図2
2に示すように組合せ中子70を用いて鋳造を行う必要
があり、このために管継手の鋳造工程が複雑になり製作
コストが高くつく問題がある。
【0008】このため、従来は組合せ中子70を用いな
いで鋳造が可能な範囲で管継手の接続管部を設定せざる
を得ず、よって管継手の接続管部に関するバリエーショ
ンは限られ、ひいては施工性の向上を図るうえでの一つ
の障害となっていた。
【0009】本発明はこれら従来の問題に鑑みなされた
もので、上記締付け部材を締め付ける作業を排除して施
工性の向上を図ることができ、併せて製作コストを上昇
させることなく接続管部の配置に関する設計上の制約を
排除し、これにより種々態様の接続管部を備えた管継手
を用意することができ、この点でも施工性の向上を図る
ことのできる排水立て管継手を提供することを目的とす
る。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明は上記従来の問題
点を解決するため、接続管部のうち少なくとも横枝管接
続管部は、内外径ともに口元側が基部側よりも小径であ
る緩テーパ形に形成され、かつ前記立て管あるいは横枝
管は、前記接続管部の内周面に密着可能な緩テーパ形の
円筒状をなすパッキンを介してそれぞれの接続管部に水
密に接続されることを特徴とする。
【0011】
【作用】上記構成によれば、少なくとも横枝管は接続管
部の内周面に密着して装着されたパッキンを介して該接
続管部に水密に接続される。より具体的には、このパッ
キンは、立て管あるいは横枝管の接続に先立ち、鍔縁を
接続管部の口元端面に当接させて耳状片と周面との間に
接続管部の口元を挟み込んで同接続管部の内周面に密着
状に装着され、然る後に、立て管あるいは横枝管がパッ
キンの内周側に挿入されて接続される。この際、パッキ
ンの内周側に張出し形成された舌状片が立て管あるいは
横枝管の周面の全周にわたって弾性圧接されるので、従
来のように締付け部材を用いてパッキンを立て管あるい
は横枝管と接続管部との間に押し付けることなく、同立
て管あるいは横枝管は水密に排水立て管継手に接続され
る。従って、従来の締付け部材を用意して同部材を締め
付ける作業は排除され、よって施工性が向上する。
【0012】また、従来のように締付け部材を締め付け
る必要がないので接続管部に従来のような鍔縁を形成す
る必要はなく、接続管部は緩テーパ形とされることか
ら、鋳型の取り外しが容易になる。このことから、排水
立て管継手の造形上の制約は排除されるので、種々態様
の接続管部を備えた排水立て管継手を用意することがで
き、これにより施工現場に最適な排水立て管継手を選択
して用いることができ、ひいてはその施工性を一層向上
させることができる。
【0013】さらに、接続管部の内周側を緩テーパ形に
形成し、その内周側に密着させるべくパッキンも緩テー
パ形に形成することにより、該パッキンの抜け出しが未
然に防止される。
【0014】
【実施例】次に、本発明の実施例を図1ないし図20に
基づいて説明する。図1は、本例の排水立て管継手1
(以下、単に「管継手」という。)の全体を示してい
る。
【0015】この管継手1は所定の鋳型を用いて一体に
鋳造されたもので、図示上部に上部立て管5を接続する
ための接続管部2を、図示下部に下部立て管8を接続す
るための接続管部7を備えている。上部の接続管部2と
下部の接続管部7との間は両接続管部2,7よりも大き
な径で形成されて膨拡部が設けられており、この膨拡部
の周面であって図示左右には横枝管6を接続するための
接続管部3,4が形成されている。
【0016】上記接続管部2,3,4はその基部側より
も先端に到って内外径ともに小径となる緩テーパ形に形
成されており、従来のような先端外周側に張り出す鍔縁
等の突出部はなく連続した緩テーパ形に形成されてい
る。
【0017】また、立て管用接続管部2の奥部には所定
の張出し幅で底面2aが形成されており、この底面2a
の内径は立て管5の内径にほぼ等しい径で形成され、こ
の底面2aに立て管5の挿入側端面が以下述べる立て管
用パッキン10の緩衝部13を介して当接されるように
なっている。一方、横枝管用接続管部3の奥部の図示上
部にも所定の張出し幅でストッパ縁3aが形成されてお
り、横枝管6を接続管部3に挿入した際にはこのストッ
パ縁3aに横枝管6の挿入側端面が以下述べる横枝管用
パッキン15の緩衝部19を介して当接されるようにな
っている。このように、底面2aおよびストッパ縁3a
は立て管5あるいは横枝管6を挿入する際のストッパと
しての機能を有している。
【0018】なお、接続管部4は、接続管部3よりも全
体的に若干大きな径で形成されている他は、接続管部3
と同様に構成されているのでその説明は省略するととも
に、この接続管部4に接続される横枝管およびパッキン
の図示は省略した。
【0019】次に、上記のように製作された管継手1に
立て管5あるいは横枝管6を接続する際に用いるパッキ
ン10,15について説明する。
【0020】先ず、接続管部2には、パッキン10が装
着された状態で立て管5が接続されている。このパッキ
ン10の詳細を図2ないし図4に示した。このパッキン
10は、合成ゴムを素材として一定の弾性を有する略円
筒状に形成されており、接続管部2の内周面に沿ってほ
ぼ密着して取付可能に図示上端が下端よりもやや小径で
ある緩テーパ形に形成されている。また、このパッキン
10の周面には蛇腹部14が形成されており、これによ
りこのパッキン10はその軸方向に伸縮可能となってい
る。
【0021】このパッキン10の内周側には、上部口元
付近から奥部に向かって舌状片11〜11が同内周面の
全周にわたってかつ上下方向3段に形成されている。こ
れにより、このパッキン10に立て管5が挿入される
と、同立て管5の周面に上記舌状片11〜11が弾性圧
接されて密着され、これにより同パッキン10と立て管
5との間の水密が確保されるようになっている。
【0022】また、このパッキン10の上部口元の外周
側には接続管部2の口元端面に当接される鍔縁10aが
張出し形成されており、この鍔縁10aの円周三等分位
置には、耳状片12〜12が接続管部2の外周面上に張
り出すようにして形成されている。そして、図4に示す
ようにこのパッキン10が接続管部2の内周側に装着さ
れた際には、鍔縁10aが接続管部2の口元端面に当接
されて同パッキン10の挿入量が規制され、すなわち鍔
縁10はこのパッキン10の挿入ストッパとして機能
し、しかもこの接続管部2の口元を上記耳状片12〜1
2の内周側に挟み込むことでパッキン10の抜け止めが
なされるようになっている。逆に、立て管更新の際にお
けるパッキン10の取り外し時には、この耳状片12を
把持して抜き方向に引っ張ることで同パッキン10を容
易に取り出すことができるようになっている。
【0023】さらに、このパッキン10の下端部には、
接続された立て管5と接続管部2との間の緩衝材の働き
をなす緩衝部13が設けられている。この緩衝部13
は、パッキン10の下端から内周側へ所定の幅で全周に
わたって張出して形成されて、立て管5を挿入した際に
は同立て管5の端面がこの緩衝部13の上面に当接する
ように形成されている。そして、図示するようにこの緩
衝部13の断面形状は略コ字状に折り返して形成されて
おり、これにより立て管5の伸縮が吸収されて常時立て
管5と接続管部2の底面2aとの間の水密を保つととも
に、立て管5が接続管部2の底面2aに直接当接するこ
とによる管継手1の破損あるいは異音の発生等の不具合
が防止される。
【0024】以上のようにパッキン10は形成されてお
り、このパッキン10を接続管部2の内周側に装着した
後、立て管5をパッキン10の内周側に挿入することに
より、この立て管5が接続管部2に水密に接続されてい
る。
【0025】次に、接続管部3にはパッキン15を装着
した状態で横枝管6が接続されている。なお、接続管部
3のストッパ縁3aは、同接続管部3の図示上方におい
てのみ形成されており、排水が横枝管6から管継手1に
スムーズに流入するようになっている。
【0026】この横枝管用のパッキン15も、上記立て
管用パッキン10とほぼ同様に合成ゴムを素材として一
定の弾性を有する略円筒状に形成されており、接続管部
3の内周面に沿ってほぼ密着して取付可能に図示左端が
右端よりもやや小径である緩テーパ形に形成されてい
る。そして、蛇腹部16によりこのパッキン15もその
軸方向に伸縮可能となっている。
【0027】さらに、この横枝管用パッキン15には、
舌状片17〜17、鍔縁15aおよび耳状片18〜18
が、前記立て管用パッキン10とほぼ同様にして形成さ
れている。すなわち、舌状片17は横枝管6の周面の全
周にわたって弾性圧接されて、当該パッキン15と横枝
管6との間の水密が確保され、鍔縁15aは接続管部3
の口元端面に当接されることで挿入ストッパとして機能
し、これによりこのパッキン15の挿入量が規制され、
耳状片18は接続管部3の口元を挟み込んで同口元外周
面に弾性圧接され、これにより当該パッキン15の脱落
防止がなされるようになっている。また、横枝管更新の
際におけるパッキン15の取り外し時には、この耳状片
18を把持して抜き方向に引っ張ることで同パッキン1
5を容易に取り出すことができるようになっている点も
前記立て管用パッキン10と同様である。。
【0028】次に、このパッキン15の緩衝部19は、
図7に示すように図示右端部の周縁から内周側に略三日
月状(図6参照)に張出して形成されている。横枝管6
は、この緩衝部19を接続管部3のストッパ縁3aとの
間に挟み込んだ状態にまで挿入され、横枝管6の挿入側
端部が上記ストッパ縁3aに直接当接しないようになっ
ている。これにより、横枝管6の伸縮による管継手1の
破損あるいは異音の発生といった不具合は発生せず、し
かも水密を確保した状態で横枝管6が接続される。
【0029】また、図6に示すように前記した耳片18
〜18のうち一つの耳片18(以下、「基準耳片」とい
う。)がこの緩衝部19とは周方向の位置を整合して形
成されており、しかもこの基準耳片18の先端中央には
目印18aが切込み形成されている。一方、接続管部3
側には、その周面の稜線に沿って基準線3bが形成され
ている。これにより、当該パッキン15を装着する際に
は、パッキン15側の目印18aが接続管部3側の基準
線3bに一致するようにその周方向の位置を調整して装
着することにより、上記緩衝部19が接続管部3の上部
に位置してそのストッパ縁3aとほぼ整合する位置に容
易に装着できるようになっている。このように緩衝部1
9を接続管部3のストッパ縁3aにほぼ整合させた状態
でパッキン15を装着することにより、排水は横枝管6
から管継手1内にスムーズに流れるようになっている。
【0030】さらに、図8に示すようにこの横枝管用パ
ッキン15の口元(図示左端下部)には、横枝管6をこ
のパッキン15に挿入する際に一旦その挿入側先端部を
載せ掛けておくためのマクラ部20が形成されている。
このマクラ部20は、上記した基準耳片18以外の他の
二つの耳片18,18間において口元の内周側に肉盛り
形成してなるもので、同口元内周側に沿って円弧状かつ
排水勾配を有した状態に形成されている。このマクラ部
20によれば、挿入側先端部を一旦このマクラ部20に
載せ掛けた状態から当該横枝管6をパッキン15に挿入
することができるので、同横枝管6の接続作業が楽にな
り施工性が向上するとともに、このマクラ部20を形成
することによりパッキン15の口元下部が補強された状
態となり、施工後における横枝管6の垂れ下がりによる
漏水を防止することができる。なお、このマクラ部20
は、上記のように口元の内周側に肉盛り形成する他に、
鍔縁15aの下側の円弧部分を横枝管側(図示左側)お
よび外周側(図示下側)へ適量だけ肉厚に形成すること
でもよい。
【0031】以上のように横枝管用パッキン15が形成
され、このパッキン15をその周方向の位置を調整した
上で接続管部3の内周側に密着状に装着した後、横枝管
6がこのパッキン15の内周側に挿入され、接続管部3
との間の水密が確保された状態で接続されている。
【0032】なお、接続管部4にも上記説明したと同様
に形成されたパッキン(図示省略)がその内周側に密着
状にして装着され、上記横枝管6とは反対側に配管され
た横枝管(図示省略)が接続される。
【0033】本例は以上のように構成したものであり、
この構成によって以下に述べるような作用効果をなすも
のである。すなわち、本例の管継手1は上部の立て管接
続用の接続管部2および左右の横枝管接続用の接続管部
3,4を備え、各接続管部2,3,4には内周面に舌状
片11〜11,17〜17を備えた略円筒状のパッキン
10,15を介して立て管5あるいは横枝管6が水密に
接続される。
【0034】このことから、従来のように立て管あるい
は横枝管と接続管部との間の水密を確保するために両者
間にパッキンを押し付ける必要はなく、締付けフランジ
33あるいは袋ナット35といった締付け部材を必要と
しない。従って、これらの締付け作業は排除されて、当
該管継手1への接続作業は大幅に簡略化されその施工性
が改善される。
【0035】また、パッキン10,15には蛇腹部1
4,16および緩衝部13,19が設けられていること
から、このパッキン10,15はその軸方向に伸縮可能
であり、このため気温等の変化による立て管5および横
枝管6の軸方向の伸縮は吸収され、常時適性な水密状態
を維持することができるとともに、上記緩衝部13,1
9は立て管5、横枝管6の端面と接続管部2,3の底面
2a,3aとの間に位置して両者間の緩衝材の働きをな
すことから両者が直接当接することによる異音の発生を
防止でき、さらには立て管5あるいは横枝管6が伸長し
て接続管部2,3の底面2a,3aに圧接されることに
よる当該管継手1のひび割れ等の破損を未然に防ぐこと
ができる。
【0036】さらに、パッキン10,15の口元にはそ
れぞれ耳状片12〜12,18〜18が設けられてお
り、各接続管部2,3にこのパッキン10,15を装着
した状態において各接続管部2,3の口元が上記耳状片
12,18の内周側に挟み込まれるので、立て管5ある
いは横枝管6をそれぞれ接続管部2,3に挿入する際に
もこのパッキン10,15は接続管部2,3の奥部に押
し込まれることなく常に適性な位置に保持される。そし
て、接続管部3の内面およびパッキン10,15が緩テ
ーパ形に形成されているので、一旦装着された後には、
このパッキン10または15の脱落が防止される一方、
この耳状片12,18を把持して抜き方向に引っ張るこ
とでパッキン10,15を容易に接続管部2,3から取
り外すことができる。
【0037】また、上記説明したパッキン10,15に
よれば、従来の締付けフランジ33、袋ナット35等の
締付け部材を装着する必要はなく、従って各接続管部
2,3の先端外周に鍔縁38,39を張出し形成する必
要がない。このように従来のような接続管部の外周に張
出し形成されていた突出部は排除され、しかも各接続管
部2,3は先端部が小径となる緩テーパ形に形成されて
いることから、接続管部の配置が複雑な管継手であって
も図13に示すように組合せ中子40を用いて鋳造を行
う必要はなくなる。
【0038】すなわち、図10あるいは図11に示すよ
うな複雑な形状の管継手をコストアップすることなく容
易に鋳造することができるので管継手のバリエーション
が広がり、同管継手による施工性を大幅に向上させるこ
とができる。
【0039】ここで、図10に示すいわゆるライフルタ
イプの管継手28の場合にあっては、横枝管用の接続管
部28a,28aに張出し部を設けて締付け部材を締め
付ける必要がないので、両接続管部28a,28aを最
小のピッチで配置することができ、当該管継手28をよ
りコンパクトに設計して配管スペースの節約を図ること
ができる。また、図11に示す管継手29にあっては左
右および前後方向からの横枝管を最小の取り廻しで接続
することができ省スペースおよび施工性の向上を図るこ
とができる。
【0040】以上説明したように、本例のパッキン1
0,15を用いることにより従来の締付け部材およびそ
の締付け作業が排除されるので施工性は大幅に向上し、
しかも接続管部2,3の形状を従来の張出し部38,3
9ような外周側への突出部を排除した緩テーパ形とする
ことが可能になるので管継手の鋳造工程において組合せ
中子40を用いる必要はなくなり、従って管継手の製作
コストをアップすることなく、種々態様の接続管部を備
えた管継手を用意することができ、ひいては同管継手の
施工性の向上を図ることができるようになる。
【0041】なお、パッキン10または15の周面に設
けた蛇腹部14または16は、立て管5または横枝管6
の伸縮量が小さい場合には省略してもよいものである。
【0042】次に、図12ないし図14には別態様の横
枝管用パッキン25を示した。このパッキン25は、前
記した横枝管6よりも小径の横枝管6′を接続管部3す
なわち管継手1を変更することなく接続可能とする違径
管用パッキン25であって、接続管部3の内周側に密着
される外周部26と、この外周部26の内周側に偏心し
て設けられて、横枝管6′の外周側に密着される内周部
27と、両者26,27間を水密に遮蔽する遮蔽部25
aとを備えた一体構成とされている。
【0043】外周部26は、接続管部3の内周側に密着
可能な緩テーパ形の略円筒状に形成されており、前記し
たパッキン15とほぼ同様に鍔縁26c、耳状片26a
〜26aおよび蛇腹部26bが設けられている。一方、
内周部27には、パッキン15と同様に舌状片27a、
ストッパ縁27b、蛇腹部27cおよびマクラ部27d
が設けられている。ストッパ縁27bは、横枝管接続管
部3におけるストッパ縁3aのストッパとしての機能を
代替するもので、横枝管6′の挿入側端面が当接される
ことで、同横枝管6′の挿入量が規制される。遮蔽部2
5aは、外周部26の内周側(内周部27の外周側)に
張り出して両者間を水密に遮蔽している。
【0044】このように形成された違径管用パッキン2
5によれば、前記パッキン15の諸機能をそのまま備え
た状態で横枝管6よりも小径の横枝管6′を接続するこ
とができるので、わざわざ管継手1を交換することなく
パッキン15を違径管用パッキン25に交換するだけ
で、より小径の横枝管6′を接続することができる。そ
して、内周部27を種々口径の横枝管に合わせた違径管
用パッキンを品揃えすることで、管継手を共通部品とし
て種々口径の横枝管を接続することができ、この点で施
工性をさらに向上させることができる。
【0045】ここで、上記違径管用パッキン25には、
図15に示すようにこの違径管用パッキン25の形くず
れを防止するための補強具30を装着しておくこととし
てもよい。この補強具30は、合成樹脂の一体成形によ
り形成されたもので、図16または図17に示すように
外周部26の内周側に嵌め込まれる外筒部30aと、内
周部27の外周側に嵌め付けられる内筒部30bとから
構成されている。内筒部30bは外筒部30aの内周側
に内接して一体形成されており、両者30a,30bの
接合部には開口部30cが切欠き形成されている。
【0046】また、内筒部30bの上部にはストッパ縁
30dが張出し状に設けられている。このストッパ縁3
0dは、上記説明した違径管用パッキン25における内
周部27のストッパ縁27bと同様に、ストッパ縁3a
のストッパとしての機能を代替させるもので、このスト
ッパ縁30dに横枝管6の挿入側端部が当接されること
で、同横枝管6の挿入量が規制されるようになってい
る。従って、この補強具30を装着する場合には、内周
部27のストッパ縁27bは不要である。
【0047】このように形成された補強具30は、その
開口部30cに外周部26と内周部27との接合部を挿
入する状態で、外周部26の開口側から挿入され、外筒
部30aによって外周部26を、また内筒部30bによ
って内周部27をそれぞれ支持する状態に装着されてい
る。このように補強具30が装着された状態で違径管用
パッキン25が接続管部3に装着されている。そして、
この補強具30により同パッキン25の外周部26およ
び内周部27は補強されてその形くずれは防止され、こ
れによりこの違径管用パッキン25のシール性を一層向
上させることができる。
【0048】次に、図18には前記説明した横枝管用パ
ッキン15が接続管部3に装着されたままの状態で装着
可能な違径管用パッキン40を例示した。この場合の違
径管用パッキン40には、外周部40aの図示右側の周
縁に沿ってシール縁40cが設けられており、このシー
ル縁40cと横枝管用パッキン15の舌状片17〜17
とにより、この違径管用パッキン40と横枝管用パッキ
ン15との間のシール性(水密)が確保されている。ま
た、このシール縁40cは、当該違径管用パッキン40
が接続管部3に必要以上に挿入されないようストッパと
しての機能を有している。一方、この違径管用パッキン
40と横枝管6との間のシール性は、同違径管用パッキ
ン40の内周部40bが横枝管6に密着されることによ
り確保されている。さらに、この場合の違径管用パッキ
ン40にも上記したと同様の補強具41が装着されてお
り、その形くずれが防止されている。なお、この違径管
用パッキン40には、耳状片26a〜26a、舌状片2
7a(図12参照)は不要である。
【0049】次に、図19にはメクラ蓋50が装着され
た接続管部3を、図20にはこのメクラ蓋50を示し
た。このメクラ蓋50は、横枝管接続管部3(または立
て管接続管部2、以下同じ)に横枝管6(または立て管
5、以下同じ)を接続しない場合に同接続管部3の開口
部に装着するもので、接続管部3の口元端面に当接され
る鍔縁50bが形成されるとともに、この鍔縁50bの
円周三等分位置には同接続管部3の口元を当該メクラ蓋
50の周面との間に挟み込み可能な耳状片50a〜50
aが張出し状に設けられている。
【0050】このように形成されたメクラ蓋50を装着
しておくことより同接続管部3を遮蔽して排水立て管継
手1のシール性を確保することができることから、横枝
管6を接続しない場合にもこの管継手1を流用すること
ができ、施工性の向上あるいはコストの削減を図ること
ができる。また、このメクラ蓋50は簡単に脱着できる
ことから、管継手1の内部および立て枝管5あるいは横
枝管6の内側等の洗浄を容易に行うことができ、管内の
メンテナンス性が向上する。
【0051】
【発明の効果】本発明は上記構成としたことから、従来
の締付け部材およびその締付け作業は必要なくなるので
立て管あるいは横枝管を接続する際の施工性が向上す
る。
【0052】また、接続管部における従来の張出し部を
排除して同接続管部を緩テーパ形とすることができるの
で、排水立て管継手の鋳造工程において組合せ中子を用
いる必要はなくなり同排水立て管継手の製作コストをア
ップすることなく種々バリエーションの排水立て管継手
を用意することができ、ひいては施工現場に最適な接続
管部を備えた排水立て管継手を選択することにより、同
排水立て管継手の施工性を一層向上させることができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例に関し、立て管および横枝管が
接続された排水立て管継手の縦断面図である。
【図2】立て管用パッキンの一部縦断面図である。
【図3】図2のC矢視図であって、立て管用パッキンの
平面図である。
【図4】立て管接続部の詳細図である。
【図5】横枝管用パッキンの全体図である。
【図6】図5のD矢視図であって、横枝管用パッキンの
底面図である。
【図7】横枝管接続部の詳細図である。
【図8】図6のE−E線断面図であって、マクラ部の作
用説明図である。
【図9】図6のG−G線断面図である。
【図10】別態様の排水立て管継手の全体斜視図であ
る。
【図11】同じく別態様の排水立て管継手の全体斜視図
である。
【図12】違径管用パッキンを用いて違径の横枝管が接
続された状態の接続管部の縦断面図である。
【図13】図12のH矢視図であって、違径管用パッキ
ンの平面図である。
【図14】図12のI矢視図であって、違径管用パッキ
ンの底面図である。
【図15】補強具が装着された違径管用パッキンを用い
て違径の横枝管が接続された状態の接続管部の縦断面図
である。
【図16】補強具の正面図である。
【図17】図16のJ−J線断面図であって、補強具の
縦断面図である。
【図18】別態様の補強具が装着された違径管用パッキ
ンを用いて違径の横枝管が接続された状態の接続管部の
縦断面図である。
【図19】メクラ蓋が装着された状態の接続管部の縦断
面図である。
【図20】メクラ蓋の側面図である。
【図21】従来の排水立て管継手の縦断面図である。
【図22】従来の排水立て管継手に関し、組合せ中子を
用いて行う鋳造工程の概略説明図である。
【符号の説明】
1,28,29,60…排水立て管継手 2,60a…立て管接続管部、2a…底面 3,4,60b…横枝管接続管部、3a…ストッパ縁、
3b…基準線 5,61…立て管、6,6′,62…横枝管 10…立て管用のパッキン、15…横枝管用のパッキン 11,17…舌状片、12,18…耳状片 13,19…緩衝部、14,16…蛇腹部 20…マクラ部 25,40…違径管用パッキン(横枝管用パッキン) 26…外周部、27…内周部 50…メクラ蓋 63…締付けフランジ、64,67…パッキン、65…
袋ナット 70…組合せ中子

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 立て管を接続するための立て管接続管部
    と、横枝管を接続するための横枝管接続管部を備えた排
    水立て管継手であって、 両接続管部のうち少なくとも横枝管接続管部は、内外径
    ともに口元側が基部側よりも小径である緩テーパ形に形
    成され、かつ前記立て管あるいは横枝管は、前記接続管
    部の内周面に密着可能な緩テーパ形の円筒状をなすパッ
    キンを介してそれぞれの接続管部に水密に接続されるこ
    とを特徴とする排水立て管継手。
  2. 【請求項2】 前記パッキンは、接続管部口元側の外周
    に沿って張出し形成されて該接続管部の口元端面に当接
    される鍔縁と、該鍔縁に適宜間隔をおいて設けられ、接
    続管部の外周面上に張り出して該接続管部の口元を当該
    パッキンの周面との間に挟み込み可能な耳状片と、内周
    側に張出し形成されて前記立て管あるいは横枝管の周面
    の全周にわたって密着される舌状片と、接続管部の基部
    側の端部から内周側に張出し形成されて立て管あるいは
    横枝管の端面と接続管部の底面との間に介在される緩衝
    部とを備えたことを特徴とする請求項1記載の排水立て
    管継手。
  3. 【請求項3】 前記パッキンの周面には蛇腹部を設け
    て、その軸方向に伸縮可能としたことを特徴とする請求
    項1または2記載の排水立て管継手。
  4. 【請求項4】 横枝管用のパッキンの口元下部は肉厚に
    形成して、横枝管を挿入する際に該横枝管の挿入側端部
    を載置するためのマクラ部を形成したことを特徴とする
    請求項1ないし3記載の排水立て管継手。
  5. 【請求項5】 横枝管接続管部には、同接続管部の内周
    側に密着される略円筒状の外周部と、該外周部の内周側
    に配置されて横枝管の外周側に密着される略円筒状の内
    周部と、該内周部と前記外周部との間を水密に遮蔽する
    遮蔽部とを備えてなる違径管用パッキンを介して横枝管
    が接続されることを特徴とする請求項1ないし4記載の
    排水立て管継手
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